責任感を子どもに教える方法と責任感が身につく習い事
小学校高学年になってくると、責任感が芽生えてきます。子育てをしていて「うちの子は責任感があるのだろうか、ちょっと心配」と思うシーンもときどきありませんか。
今回は、子どもに責任感を教える方法を解説します。
ぜひ参考にしてください。
責任感を子どもに教える方法
子どもに責任感を教える方法を解説します。
- 約束をする
- 約束を守るための方法を子どもと考える
- 子どもに時間管理をさせる
- 子どものお手伝いルーティンを決める(口出ししない)
- 子どもにお礼を言う
- 学校で責任のある係りや実行委員になる
約束をする
子どもに責任感を教える方法1つめは、約束をすることです。
子どもとなにか約束をしてください。
ここでの約束は、「子どもと保護者の間の取り決め」です。「約束は守るもの」と覚えている子どもであれば、「約束を守らなければ」と思うため、自然と責任感が身につきやすくなります。
たとえば、ペットを飼っているおうちで「18時になったら、〇〇にご飯を与えてね、できる?」と聞いてみましょう。子どもが「できるよ」と言ったら、「約束だよ、頑張ろうね」と声をかけてみましょう。(〇〇はペットの名前です)
このとき子どもは「自分が18時になったら〇〇にご飯をあげなくちゃ!」と思い、責任を感じます。ペットは自分よりも弱い存在と思う子どもが多く、自分がしっかりしないと責任を感じるのです。
約束を守るための方法を子どもと考える
子どもに責任感を教える方法2つめは、約束を守るための方法を子どもと考えることです。
おとなが仕事をする場合、多くのシーンで責任を負います。
たとえば、PTAで「〇月〇日までにこの書類を記入して学校に提出してください」と依頼をされることもあるでしょう。このとき、「〇月〇日までに書類を提出する」という責任があるのです。
遅れないように、スマホやスケジュール帳にメモをする方もいますよね。このように、約束を守るように工夫をします。
子どもは約束を必ずしも守れるとは限りません。幼い子なら、なおさらです。
「18時にペットの〇〇にご飯を与える」という約束をした場合、約束を守れるようにどうしたらいいのか子どもと一緒に考えましょう。
目立つところにメモを書く、手にメモを書く、付箋を使うなど、いろいろな提案をして、約束を守る方法は、たくさんあることを子どもに学ばせるとよいでしょう。
約束を守る方法のすべてが子どもに合うとは限りません。いろいろ試してみて、合わないと思ったら別の方法を試してみましょう。
ちなみにうちの子は、付箋を使わせたところ、「どこに貼ったか忘れる」そうで、あまり相性がよくありませんでした。自分で手に書いているときもありますが、お気に入りのノートに書くことで忘れないようにしています。
子どもに時間管理をさせる
子どもに責任感を教える方法3つめは、子どもに時間管理をさせることです。
子どもに目覚まし時計、タイマー、腕時計を使わせて、時間管理をさせることをおすすめします。
「18時までにペットの〇〇にご飯を与える」であれば、「何時までにテレビゲームをやめればいいのか」、「何時に公園を出て家に帰ればいいのか」を考える必要があります。
約束を守るには、時間をどう逆算すればいいのか、子どもに学ばせましょう。
「18時までにペットのご飯を与える」ために、18時に公園を出て帰宅しても間に合いません。何分前に出たら間に合うのか、子どもが時計を見ながら考えるようになるので、ぜひ時計を用いて学ばせてみてくださいね。
「レッスンに間に合わないからそろそろ準備しなさい」と声をかける保護者も多いでしょう。(我が家はかなり多いです)
子どもに自分で時間を逆算して準備させる練習をすると、時間管理が上手になり、「遅刻しないように準備しなくては」と子どもが責任感を持って用意することもあります。
子どものお手伝いルーティンを決める(口出ししない)
子どもに責任感を教える方法4つめは、子どものお手伝いルーティンを決めることです。
子どもに毎日やらせるお手伝いルーティンを決めることをおすすめします。
「毎日18時にペットの〇〇にご飯をあげる」というようなルーティンを子どもに与えてください。
そうすると子どもが「ペットの〇〇にご飯を与えるのは自分だ」と自覚するようになります。自分の仕事と認識するため、責任を持って行動をするでしょう。
テレビアニメやゲームに夢中になっていても、18時になると「〇〇にご飯をあげなくちゃ」と中断することも。
このようにルーティン化することで、そのルーティンを子どもが自分の責任ある仕事だと思うようになります。
忘れていそうなときでも、「そろそろ〇〇にご飯をあげなくていいの?」と言わずに見守ってください。口出しをしすぎず、子どもが自分から行動をするまで少し待ってみてください。やるべきことをやらない様子を見ると、どうしてもピリピリしてしまいますよね。お気持ちよくわかります。
しかし、口出しや注意をすると、「パパに言われたらやればいいや」となるのです。保護者から注意をされないと「まだやらなくていもいいか」と考える可能性もあるので、なるべく見守りましょう。
しばらくしても、子どもがなかなかやらないようであれば、「いつものお仕事忘れていない?」と子どもに伝えてください。そして、約束を守らないことのデメリットを伝えましょう。「ご飯をあげないと〇〇がお腹を空いてしまうから、ちゃんとあげようね」と伝えることをおすすめします。
子どもにお礼を言う
子どもに責任感を教える方法5つめは、子どもにお礼を言うことです。
子どもがお手伝いのルーティンを守ったときは、お礼を言いましょう。
例に挙げている「18時にペットの〇〇にご飯をあげる」ことを守ったのであれば、「やってくれてありがとうね。ママ(パパ)はすごく助かったよ。〇〇もありがとうって言っているよ」と伝えましょう。
ペットにご飯を与える例を挙げていますが、お風呂掃除をする、洗い物をする、ご飯の前にテーブルを拭く、など約束はいろいろあります。
お礼を言われるって嬉しいですよね、子どもも同じように嬉しくなります。褒められるのが嬉しくて、また約束を守ろうと思ってくれるのです。最初はそんな気持ちでもよいので、約束を守らせることを意識してみてください。
学校で責任のある係りや実行委員になる
子どもに責任感を教える方法6つめは、学校で責任のある係りや実行委員になることです。
学校という教育の場でも、もちろん責任を身につけることができます。
子どもが渋っていたら、「学級委員をやってみたら?」と背中を押してみませんか。
学校で責任ある係りや委員になることで、子どもが「これをみんなのためにやらなくちゃ」と思うようになります。先生や周囲からのサポートも得られやすいので、子どもが少しでも興味を示したら係りや実行委員を勧めましょう。
責任感とは
さて、そもそも責任感とはなんでしょうか。
辞書で調べると、
「自分の任務や義務をまっとうすること」、「自分のしたことの結果について責めを負うこと」と記載されていました。
やるべきことをやることが責任ですが、もしもできなかったときはその責任を自分で負うことでもあります。
このように考えると、ちょっと厳しいですよね…。
「18時までにペットの〇〇にご飯をあげる」というルーティンであれば、ペットの〇〇にご飯をあげわすれてしまったら、それは自分のせいになる、〇〇がお腹を空かせてしまうから、忘れないようにしっかりと与えようと思うのです。
子どもに罰までは与える必要はありませんが、子どもが約束を守らないと困る人がいることを理解させましょう。
責任感がない子どもの特徴
では、責任感がない子どもの特徴はどんなものでしょうか。
責任感がない子どもの特徴を解説します。
- 失敗を他人のせいにする
- 途中で投げ出す
- 嘘をつく
- 自分を正当化する
- 自分から行動をしない
- 気分屋
失敗を他人のせいにする
責任感がない子どもの特徴1つめは、失敗を他人のせいにすることです。
「18時にペットの〇〇にご飯をあげる」というルーティンを忘れてしまったとしましょう。
「だって、公園で××ちゃんと遊んでいたんだもん」とまるで自分に責任がないかのような言い方をする子は、責任感がまだ芽生えていない可能性があります。
途中で投げ出す
責任感がない子どもの特徴2つめは、途中で投げ出すことです。
「18時にペットの〇〇にご飯をあげる」ために、ご飯の用意をしている途中で、別のことをしてしまうこともあります。
「計算ドリル3ページをやる」という宿題があったときに、だんだん面倒くさくなり、2ページで辞めてしまう子もいるでしょう。子どものなかでは「2ページやったからいいや」と満足していることも考えられます。
このように途中で投げ出してしまう子も、責任感がまだしっかりと身についていない可能性が高いです。
嘘をつく
責任感がない子どもの特徴3つめは、嘘をつくことです。
幼い子どもだと、平気で嘘をつくことがあります。まだ嘘をつくとどうなるかがわかっていなかったり、嘘が悪いことだとわかっていないことも。
「18時にペットの〇〇にご飯をあげる」というルールを決めたとき、うっかりとして忘れていたのに、「〇〇にご飯をあげた?」と聞かれて「うん、あげたよ」と嘘をついてしまうこともあるのです。
忘れていたことを保護者に怒られるのではないか、という子どもの不安が背景にあります。
頻繁に嘘をつく子は、責任感がまだ身についていない可能性が考えられます。
自分を正当化する
責任感がない子どもの特徴4つめは、自分を正当化することです。
言い訳が多くて自分を正当化してしまう子も、まだ責任感が身についていない可能性も…。
「18時にペットの〇〇にご飯をあげる」ことを忘れていて、保護者に指摘されたときに「だって、宿題をやっていたんだもん!」と言うことがあります。
たしかに宿題をやることはよいことです。しかし、18時にペットのご飯をあげることを優先しないと、約束が守れません。一旦宿題を中断してからご飯を与えるべきでした。
言い訳が多い、自分を正当化してしまう子も、まだ思考が未熟で責任感が理解できていない可能性があります。
自分から行動をしない
責任感がない子どもの特徴5つめは、自分から行動をしないことです。
誰かに言われないと、18時にペットの〇〇にご飯をあげられない子は、責任感がまだ身についていないか、そもそもペットにご飯を与えるのは自分の仕事だと認識できていない可能性があります。
気分屋
責任感がない子どもの特徴6つめは、気分屋です。
ある日は、きちんとペットにご飯をあげても、別の日は気乗りしないので後回しにする、やらないような気分屋も、責任感がまだ理解できていない可能性があります。
ここまで責任感がない子どもの特徴を記載しました。我が子が当てはまる…ということもあるでしょう。ただし、子どもは成長と共に責任を学んでいきます。
無責任というよりも、責任を理解できていない、責任感がまだ身についていないということです。過度に心配せず、少しずつ身につけていきましょう。
子どもに責任感がない原因とは
1つ前で、責任感がない子どもの特徴を記載しました。
なぜ子どもに責任感がないのでしょうか。
ここでは責任感がない理由を記載します。
- 楽観的だから
- 未熟だから
- 失敗を認めたくないから
楽観的だから
子どもに責任感がない原因1つめは、楽観的だからです。
子どもによっては楽観的な子もいるでしょう。
「やらなくても大丈夫」、「怒られたっていいや」。そんな気持ちから約束や決まり事を守らずに、責任感がないように感じられることがあります。
また子どもはそもそも経験値が浅く、約束を守らないとどうなるかを理解していません。おとななら、仕事の納期を守れなかったら、仕事を減らされるかもしれない、職場での信頼を失うかもしれない、と思って注意深く仕事をするでしょう。
しかし、子どもは経験が浅く、約束を守らないときに生じるトラブルをわかっていないため、無責任に感じることがあるのです。
未熟だから
子どもに責任感がない原因2つめは、未熟だからです。
これが一番大きな原因と言えます。
幼い子どもは、責任とはなにか、まだ理解できていません。ルールを守る大切さをしっかりと理解できていない未熟な子どもであれば、まだ責任感が芽生えていないことも多いのです。
これは成長と共に解決することが多いです。
幼いうちは、責任感がないからと悲観せず、そっと見守りましょう。
失敗を認めたくないから
子どもに責任感がない原因3つめは、失敗を認めたくないからです。
完璧主義な子の場合は、失敗を受け入れることを嫌がります。
うっかり18時にペットにご飯をあげるのを忘れてしまい、嘘をつくことやごまかすこともあるのです。これは自分の失敗を認めたくないからと考えられます。
このような子は、失敗を極端に嫌うため、次回からは失敗しないように気をつける可能性が高いです。しかし、嘘はよくないので、「失敗は仕方がないから、次忘れないように気をつけようね。嘘はついてはいけないよ」と子どもに伝えましょう。
責任感があるメリット
子どもに責任感を身につけさせるメリットを紹介します。
メリットは次のとおりです。
- 周囲から信頼が得られる
- 最後までやり遂げる力が身につく
- 任せてもらえることが多くなる
周囲から信頼が得られる
責任感があることのメリット1つめは、周囲から信頼が得られることです。
責任感が強いということは、周囲が「この子ならやってくれるだろう」と期待をして、信頼を得ることができます。
これはお友だちだけではありません。
習い事の先生や、学校の先生からの信頼も得られるでしょう。
責任のある係りや委員に任命されることもあるかと思います。
責任感がある子がそのまま成長すれば、社会でも高い評価を得られるでしょう。社会人になったときに「あの人なら任せられる」と信頼をしてもらえる可能性が高いのです。
最後までやり遂げる力が身につく
責任感があることのメリット2つめは、最後までやり遂げる力が身につくことです。
責任感がある子は目標を達成のために、やり遂げる力があり、途中で投げ出すことはほぼしません。
最後までやり遂げる力が身につくということは、
宿題を最後までできる、問題がわからなくても自分で考えて時間をかけても解こうとする、など何事も最後まで自分でやろうとする傾向にあります。
最後までやり遂げる力が身につけば、学校の成績がアップする可能性も大いにあるでしょう。
任せてもらえることが多くなる
責任感があることのメリット3つめは、任せてもらえることが多くなることです。
わたしの親友は中学生の頃からとても責任感がある子で、面倒見がよく、吹奏楽部時代は中1ですでにトレーナーというポジションを任されていました。
責任感があると、周囲からの信頼を得られるだけでなく、若くして任されることも多くなります。これが負担になるというデメリットもあり得ますが、周囲も「この子ならやり遂げられるだろう」とよく考えての結果です。
任されることが多くなると、子どもができることも増えていきます。スキルも獲得できることがメリットとも言えます。
強すぎる・過剰な責任感にはデメリットがある
強すぎる・過剰な責任感にはデメリットがあります。
責任感があることはよいことです。しかし、責任感が強すぎると、デメリットもあります。
【自責の念が強くなる】
まず責任感が強すぎると、自責の念が強くなる可能性が考えられます。自分に非がなくても「あのときこうしなかったら…」、「ボクがいけないんだ…」と思ってしまうこともあるのです。
このような状態が長く続くと、精神的な疾患になる可能性も…。
周囲がフォローをして、困ったときは頼ることの大切さも伝えましょう。
【失敗を極端に怖がる】
責任感が過度に強いと「絶対にやり遂げなくては」と思うことがあります。しかし、必ずしもいつもで成功できるとは限りません。
万が一に失敗をしたときに、それで大きく落ち込むこともあるでしょう。
さらに、失敗を非常に嫌がることもあります。
【ひとりで抱え込むことがある】
責任感が強すぎると、ひとりで悩みを抱え込むことがあります。
責任感が強いので、「自分で何とかしなければ」と考えるため、他人を頼らずにひとりで抱えてしまうこともあります。
【周囲に厳しく当たることがある】
責任感が強いと、絶対に目標を達成したい、失敗したくないという強い気持ちから、周囲に厳しく当たってしまうこともあり得ます。
他人に対して高いレベルを求めることや、自分ができることを他人ができないと「どうしてこんなこともできないの?」と責めてしまうこともあり得ます。
子どもがなにかに挑戦しているときなどは、適度に進捗状況を聞く、大丈夫? と声をかけるなどをして、子どもが他人を頼れる環境を作ることをおすすめします。
責任感を持って行動をすることは大切ですが、無理をする必要はないこと、困ったら周囲に相談することを伝えましょう。
子どもの責任感が芽生える習い事
子どもの責任感が芽生える習い事を紹介します。
- ボーイスカウト
- 書道
- 将棋
ボーイスカウト
子どもの責任感が芽生える習い事1つめは、ボーイスカウトです。
ボーイスカウトの活動では、年上の子が年下の子の面倒を見るシーンも多くあります。キャンプに行って、炊事係りになれば、みんなの食事を作るという責任があるのです。
年下の子が困らないようにフォローをすることもあるため、自然と責任感が身につきやすい習い事です。
書道
子どもの責任感が芽生える習い事2つめは、書道です。
書道は、一度書いたらやり直しはできません。
毛筆では修正はできないのです…。
半紙をいくらでももらえるスクールもあるかもしれませんが、子どもが集中的に文字が書けるように、半紙は3枚まで、と決めているスクールも多いです。
3枚書いて、うまくできないと「本当はもっと上手に書けるので、もう1枚ください!」と言うことはできません。うまく書けなくても、それで先生に提出する必要があるのです。
このようなスクールが多いことから、責任を持って文字を書くため、責任感も身につきやすいと言えます。
将棋
子どもの責任感が芽生える習い事3つめは、将棋です。
将棋は一度指したら、やり直しはできません。
駒を置いたら「あ、間違えちゃったから、今のなしにして!」ということはできないのです。書道に似ていますね。
この特徴から、子どもがよく考えて、「これは自分の手でやり直しはできない」と思いながら駒を置くため、責任感が身につきやすいと言えます。
YTJでは責任感が芽生える?学べる?
さて、YTJでは責任感が芽生えるのでしょうか。
結論から書くと、個人差はあるかと思いますが、YTJには責任感が強い子が多いです。
わたしの娘のスタジオ発表会(メンバーショーケース)で、緊張からかセリフが飛んでしまった子がいました。そのとき、周りの子のひとりがコソコソとセリフを教えてフォローをしていたのです。
「お友だちが困っているから自分が助けなくちゃ」と思ったのでしょう。思いやりだけでなく、責任感も感じました。
また、中学生のメンバーになるとかなり責任感が強いみたいで、うちの娘(小学生)が合宿に参加したときは、中学生のお姉さんがよく面倒を見てくれました。
合宿中にお腹が痛くなった子がいたそうで、YTJのスタッフに伝えないとと仲間がスタッフの部屋に言ったそうです。しかし、それは深夜だったので、スタッフを起こしたら悪いなという気持ちもあり、すごく悩んだそう。結局悩みながらも、きちんとスタッフに伝えたとのことでした。
合宿後半では、スタッフの声が枯れていて、それに気が付いた中学生のお姉さんメンバーが、「みんな、集中しよう」など積極的に声をかけていたそうです。娘の話によると、選抜メンバーたちが特に責任感を感じながら行動をしていたようです。
実際にYTJでは、「~をしなさい」というようにたくさん指示を出すことはなく、子どもたちの自主性に任せています。チームに分かれて目標を立てて行動をするメンバーたちが多く、目標が達成できるように責任を持って行動します。
また、YTJは受付が結構厳しいです笑
これで挫折をする子がいるほど。「おはようございます!」と元気にあいさつをして、スタジオ名、クラス名、自分の名前を伝えるのですが、これは保護者が変わりにしていたらやり直しです。
幼ければこれで泣いてしまうこともあるでしょう。厳しいようですが、レッスンを受けるのは保護者ではなく、子どもです。保護者はYTJのメンバーではなく、子どもがメンバーなので、子ども自身がきちんと名前を名乗ってあいさつをする必要があるのです。
毎回のレッスンの受付時にこのようなことがあるため、YTJのメンバーたちは自分が劇団の一員だと自覚が芽生えます。それと同時に責任感も沸くのです。
さらに、YTJは忘れ物にも厳しいです。
忘れ物をしたのは自己責任。YTJには選抜クラスがありますが、選抜クラスに上がれるのは、ダンスや歌のスキルがあるだけでなく、忘れ物をしない、レッスン時の態度が適切など内面もチェックされます。憧れの選抜クラスに入るためにも、みんな忘れ物をしていないか自分でチェックするようになります。うちの娘も忘れ物しないように気を付けるようになりました。
自分で名前を名乗ってしっかりと受付をするシステム、持ち物は自分で用意をして忘れないようにするシステムがあるため、責任感が芽生えやすいかと思います。
まとめ
責任感を身につける方法を解説しました。
子どもに責任感を教える方法は次のとおりです。
- 約束をする
- 約束を守るための方法を子どもと考える
- 子どもに時間管理をさせる
- 子どものお手伝いルーティンを決める(口出ししない)
- 子どもにお礼を言う
- 学校で責任のある係りや実行委員になる
責任感がない子どもの特徴には次のようなものがあります。
- 失敗を他人のせいにする
- 途中で投げ出す
- 嘘をつく
- 自分を正当化する
- 自分から行動をしない
- 気分屋
責任感がない主な原因は次の3つ。
- 楽観的だから
- 未熟だから
- 失敗を認めたくないから
多くの場合は、幼いこと・未熟なことが原因で、成長とともに責任感が芽生えてくるので、幼い子どもの場合は極端に気にすることはありません。
責任感が強いことで次のようなメリットがありますが、デメリットも。
- 周囲から信頼が得られる
- 最後までやり遂げる力が身につく
- 任せてもらえることが多くなる
自責の念が強くなる、ひとりで抱え込みやすくなることのないよう、おとながフォローしましょう。
責任感が強くなる習い事としておすすめなのが、次の3つです。
- ボーイスカウト
- 書道
- 将棋