ジャイロキネシスとは|NOAダンスアカデミーで習えるか解説
ダンサーやアスリートは怪我をすることがあり、そのときに利用されるのがジャイロキネシスです。また、体はクセがあるのでそのリセットによいのも、このジャイロキネシス。名前は聞いたことがあるけれど、なんなの? という方もいますよね。
そこで今回は、ジャイロキネシスについて解説します。
ジャイロキネシスとは
ジャイロキネシスについて解説します。
ジャイロキネシスとは、エクササイズの1つです。
ヨガやピラティスに似ていますが、ジャイロキネシスの特徴はダンサーのためのエクササイズだということです。
エクササイズとは書きましたが、筋トレではありません。
ダンサーはレッスンが終わったら、それですぐに休むわけではなく、ボディのメンテナンスも必要です。そこでダンサーのためにジャイロキネシスを取り入れて、踊るのに適した体作り、レッスン後の体をリセットさせています。
激しい運動ではなく、リハビリの一種としてとらえてください。
「ダンサーのためのヨガ」とも呼ばれるほど、ダンサーの間では広まっているエクササイズです。
ダンサー以外の人にもジャイロキネシスは広まっていて、ゴルフやテニスのテクニック向上にも取り入れられ、今ではダンス以外のアスリートもジャイロキネシスを利用するようになりました。スポーツをやっていない方にもジャイロキネシスはもちろんできます。
ダンサーの間では、「ジャイロ」と呼ぶことがあり、わたしやわたしの先生もジャイロと呼んでいます。(人によって違うかもしれませんが)
ジャイロキネシスは、ゆっくりとした動きが特徴なのでピラティスやヨガに似ています。呼吸もゆっくりとさせ、滑らかに動くことを意識します。ちなみにジャイロとは「螺旋(らせん)」、「円」という意味で。直線的ではなく、曲線的な動きが特徴です。
文字だけで見ると、難しいイメージを抱くかもしれませんが、座りながらでもできます。怪我をしている人でもおこないやすいのが、ジャイロキネシスのよいところです。
ジャイロキネシスの歴史
ジャイロキネシスの歴史をかんたんに紹介します。
ジャイロキネシスは1980年代にニューヨークでジュリオ・ホバスによって考案されたエクササイズです。ジュリオ・ホバスはバレエダンサーで、自分の怪我からのリハビリのために、なにかエクササイズはないかと考えていたとのこと。回転するイスからヒントを得て、ジャイロ(円・螺旋という意味)キネシスが誕生しました。
日本では、2000年以降に広がったと言えます。
今では一般の人でもジャイロキネシスを取り入れて、エクササイズや体のリセットをしますが、最初は国内でもダンサーの間のみで広まっていました。
ジャイロキネシスはNOAダンスアカデミーで習える?
ジャイロキネシスは、NOAダンスアカデミーで習えるのでしょうか。
結論からですが、NOAダンスアカデミーではジャイロキネシスのクラスがあります。
でも、こちらはインストラクターを養成するようなクラスではなく、ジャイロキネシスのエクササイズをみんなでやるというもの。
全スタジオで同じようにレッスンが受けられるのが魅力のNOAダンスアカデミーですが、ジャイロキネシスのクラスは多くありません。
ジャイロキネシスが受けられるスタジオは限られているので、注意しましょう。
わたしが調べたところ、1週間のレッスンスケジュールにまったくジャイロキネシスのクラスがないところもありました。ジャイロキネシスを受けたい方は、レッスンがあるスタジオを探してください。
ちょっと面倒ですが、NOAなら自由にスタジオを選んでレッスンが受けられます。交通費はかかりますが、少し遠出をしていつも行くスタジオではなかなか受けられないクラスに参加してみませんか。
ちなみにジャイロキネシスのクラスは、マッサージサロンとは違い、先生がなにか施術をしてくれるわけではありません。先生がお手本となって、同じ動きを生徒たちがします。先生が「ここを意識してください」のようにコツは教えてくれますが、やるのは自分です。
マッサージをしてもらうのではなく、ヨガやピラティスのようにみんなでやるクラスだとお考えくださいね。
ジャイロキネシスを習うメリット・効果
ジャイロキネシスのメリットを解説します。
- 誰でもできる
- 内臓が活性化される
- 肩こり・腰痛が軽減される
- 心が落ち着く
- 姿勢が改善される
- 柔軟性の向上
- 自分の体に向き合える
- ダンスの向上
- スポーツの向上
- 冷え性が改善される
誰でもできる
ジャイロキネシスのメリット1つめは、誰でもできることです。
ジャイロキネシスは「ダンサーのためのヨガ」とも呼ばれていますが、ダンサー以外でもできるのがジャイロキネシスのよいところです。
ダンスをやっていない人もでき、怪我をしている人、車いすに乗っている人でもジャイロキネシスを受けることができます。
ゆっくりとした動きが多いので、老若男女問わず楽しめます。ジャイロキネシスは、激しさはありませんが、ゆっくりと関節や筋肉を意識すると、汗をほどよくかきます。
体力がないお年寄りでも楽しめますが、若い方でも「きつい!」と感じることもあり、やりがいもたっぷりです。
誰でもできるとは書きましたが、ジャイロキネシスなりのきつさ、しんどさはあります。
内臓が活性化される
ジャイロキネシスのメリット2つめは、内臓が活性化されることです。
ゆっくりとした動きをすることで、体の血流がよくなり、内臓が活性化されます。
便秘がちな人のお通じが改善する、胃もたれしにくくなるなど、内臓の動きもよくなるでしょう。
肩こり・腰痛が軽減される
ジャイロキネシスのメリット3つめは、肩こり・腰痛が軽減されることです。
筋肉がガチガチにかたまって、血流が滞ると肩こり・腰痛が出てしまいます。しかし、ジャイロキネシスをすることによって、体を自然な流れで動かすことができ、血流がよくなるのです。
肩こりや腰痛があると、その周囲の筋肉がこりかたまって、あまり動かしたくないですよね。無理に動かすことで痛みが増すのでは…と不安になるでしょう。
ジャイロキネシスだと、ゆっくりと自然に体を動かせるので、無理なくエクササイズができて強い痛みもありません。一般的なストレッチは反動を利用したものがありますが、反動を利用した動きは大きいため、痛みが増すことも…。
ジャイロキネシスは反動を利用しないため、肩こり・腰痛があってもチャレンジしやすいと言えます。
少しずつ体を動かすことで、血流が改善して痛みも軽減されるでしょう。
心が落ち着く
ジャイロキネシスのメリット4つめは、心が落ち着くことです。
わたしはヨガは少しやったくらいでくわしくはないのですが、ヨガも精神が鍛えられると聞きますよね。これは呼吸を意識するからです。ゆっくりと呼吸をすると、心拍も落ち着き、気分がリラックスすると言われています。
まるで瞑想のようですよね。
バレエのバーレッスンはストレッチから始めます。
スタジオによって若干異なるかもしれませんが、だいたい1番・2番・4番・5番でそれぞれプリエやカンブレで体の状態を確認して、踊る体を作っていきます。
(すぐに踊るのは危険なのです)
バレエをした方ならわかるかと思いますが、バレエも呼吸は大切で、カンブレのときも息をフーっと吐きますよね。
これにとても似ていて、ジャイロキネシスも呼吸をとても意識して、ゆっくりと動くため、高いリラックス効果が得られます。
仕事に疲れているときも、マインドリセットのためにジャイロキネシスを受けるのもよいでしょう。
姿勢が改善される
ジャイロキネシスのメリット5つめは、姿勢が改善されることです。
姿勢の悪さにはさまざまな原因があり、骨盤のゆがみ、スマホの長時間使用、視力の悪さ、筋力不足などが考えられますが、ジャイロキネシスで体を整えることで、全身がすっきりしたように感じられるでしょう。
イメージとしてはマッサージを受けたあとです。
プロのマッサージを受けると、気持ちがよくて、「ああー」とため息を出したいくらいですよね。こりが解消されて、姿勢もスッとよくなるほど。
柔軟性の向上
ジャイロキネシスのメリット6つめは、柔軟性の向上です。
体をゆっくり動かしていくため、筋肉のこりが改善しやわらくなっていきます。関節の可動域もよくなるでしょう。
ジャイロキネシスは体を柔らかくさせるためのストレッチではなく、どちらかというと体を正常にするためのもの、リセットさせるものと言えます。
しかし、運動をあまりしていない人、体がかたい状態の人であれば、ジャイロキネシスを週1でも受けることで、少しずつ体が柔らくなります。
柔軟性をよりアップさせたい方は、習ったジャイロキネシスの動きを自宅でも取り入れてみましょう。お風呂上りや寝る前に毎日取り入れることで、柔軟性が増すはずです。
自分の体に向き合える
ジャイロキネシスのメリット7つめは、自分の体に向き合えることです。
ジャイロキネシスはほぼ全身の筋肉を使います。もちろん、体力や体の状態によってイスに座りながらでもOKです。ゆっくりとした動きをしていると、右側を動かすのは得意だけど、左側にはあまり動かないなど、体のクセがわかってくるはずです。
まったく体に歪みのない人間はほぼいません。ダンサーでも歪みはあるものです。バレエであればバリエーションレッスンをすることで、どうしても軸足を左に取りがちに。(左足を軸にして回転すると動きやすい)このように、同じ動きばかりしていると、筋肉が均等ではなくなります。これでバランスが悪くなり、クセのある体、歪みのある体になるので、ジャイロキネシスを取り入れて体のリセットもします。
ジャイロキネシスだけでなく、ピラティスを取り入れてレッスン後に偏った体をもとに戻すのです。バレエ学校でも、レッスンだけでなくピラティスの時間がありました。
片側だけ筋肉がついている、右腕が弱い、のように自分のクセもわかるので、自分の体にきちんと向き合えるでしょう。スポーツ選手やダンサーがジャイロキネシスを取り入れることで、自分の弱点もわかるはずです。
ダンスの向上
ジャイロキネシスのメリット8つめは、ダンスの向上です。
体の弱点がわかれば、ダンスでどうしたらよいかもわかってきます。また体のクセが取れて、リセットされた状態のほうが、踊りやすくもなります。
筋肉がこりかたまって緊張している状態よりも、リラックスしているほうが実力を発揮できるため、レッスンでのパフォーマンスも向上するでしょう。
スポーツの向上
ジャイロキネシスのメリット9つめは、スポーツの向上です。
体のクセがあると、スポーツでもよいパフォーマンスはできません。
たとえば、ピョンとジャンプをするとき、膝の関節がかたくなったままだと、ピーンとしてしまい高くは跳べませんよね。『アメトーーク』の運動神経悪い芸人の「ヒザ神」でおなじみのフルーツポンチ村上さんは、体に無駄な力が入りすぎてしまっています…。肩も上がり、ヒザの関節もロックされた状態なので、本来できるはずの動きが本番でできないのです。
ジャイロキネシスで体を緩めていき、リラックスをする、ゆっくりとした動きで筋肉をほぐすことで、運動パフォーマンスも向上するでしょう。
また、ジャイロキネシスはリラックス効果もあります。緊張しやすい、イップス気味で悩んでいる方にも、おすすめです。
冷え性が改善される
ジャイロキネシスのメリット10つめは、冷え性が改善されることです。
すでに記載したように、ジャイロキネシスで血流が改善され、体がポカポカと感じられることもあるので、冷え性改善につながります。また、肩こり・腰痛の改善にもよく、これらも冷えを引き起こす要因とされているため、冷えが気になる方にはジャイロキネシスもよいのです。
ゆっくりとした動きですが、1つ1つの筋肉や関節を意識しながらやると、本当にじんわりと汗をかいてきます。これが冷え改善にもよいのです。
ジャイロキネシスを習うデメリット
ジャイロキネシスのデメリットを解説します。
- 正しいのかがわかりにくい
- お金がかかる
- インストラクターが少ない
- 無資格者がレッスンする可能性もある
正しいのかがわかりにくい
ジャイロキネシスのデメリット1つめは、正しいのがわかりにくいことです。
ジャイロキネシスをやっていると、「本当にこれで合ってる?」と不安にあることがあります。
どんなスポーツにも正しいフォームがありますが、野球であればバッドでボールを遠くまで飛ばせればOKなので、自分に合ったオリジナルのフォームを見つける人も多いです。理論上の正解はあっても「自分にとってやりやすい方法」が選択されることもあります。
しかし、ジャイロキネシスの場合は、「腹筋のここに意識をして」と言われても、なかなかうまくできず、「これで本当にいいのかな?」と不安になったままやることも。
もちろん先生が見回ってもくれるので間違っていれば、アドバイスを受けられますが、正しいのかがわかりづらいことがジャイロキネシスのデメリットと言えます。
お金がかかる
ジャイロキネシスのデメリット2つめは、お金がかかることです。
習い事や学校の授業などどんなことにも基本的にお金がかかり、これは当然のこと。
たとえば体操教室であれば、続けることで逆上がりができるようになる、跳び箱が飛べるようになるなど、わかりやすい上達があります。
しかし、ジャイロキネシスは目に見えた変化がわかりにくいこともあるため、「これでお金がこんなにかかるのか」と感じる人もいます。
わたしは知人と一緒にジャイロキネシスを過去に受けましたが、知人が「これなら自分でもできそうだし、お金を払う必要はないよね」と愚痴っていました^^;
あまり体を激しく動かさないので、習った気分にならない人もいるかもしれませんが、きちんと関節や筋肉を意識すれば、ハードなことがわかります。もちろんお金を払う価値のあるエクササイズですが、お金がかかることを気にする人も、なかにはいます。
インストラクターが少ない
ジャイロキネシスのデメリット3つめは、インストラクターが少ないことです。
まだ国内ではヨガやピラティスほど広まっていないため、ジャイロキネシスのインストラクターは少ないのが現状。
都内で複数のスタジオがある有名ダンススクールであるNOAダンスアカデミーにも、ジャイロキネシスを教える先生は少なく、わたしが確認したところ、おひとりでした。
ジャイロキネシスを習いたい! と思っても、なかなかクラスを受けられないのもデメリットと言えます。
無資格者がレッスンする可能性もある
ジャイロキネシスのデメリット4つめは、無資格者がレッスンをする可能性があることです。
ジャイロキネシスのインストラクターになるには、養成コースを受けてアメリカで認定を受ける必要があります。これでGYROKINESIS®認定トレーナーとなるのです。トレーナーになるには、数十万円の費用がかかるため、なかなか気軽には受けられないようで、実際にジャイロキネシスのトレーナーは国内に多くありません。
断然、ピラティスやヨガのほうが多いです。
なかには、ジャイロキネシスを海外で受けて、その知識を活かしてレッスンをする無資格の人もいます…。
気になる場合は、先生のプロフィールを確認してみましょう。
NOAダンスアカデミーのジャイロキネシスの先生は、認定インストラクターなことを確認済みです。これなら安心ですね。
ジャイロキネシスは自己流でもできる?
ジャイロキネシスは、わりとシンプルな動きが多いです。
自己流でもできるのでしょうか。
オンラインを通じてレッスンを受けることはあっても、完全に自己流でジャイロキネシスをすると、かえって体を痛めることもあります。
自己流をおすすめするつもりはありませんが、自宅でジャイロキネシスをしたい方は、まずレッスンを受けて、コツや動き方、呼吸の方法などを学びましょう。それで同じことをおうちでやってみることをおすすめします。
完全に無知な状態でジャイロキネシスをすると、危険です。
体にクセがある状態でジャイロキネシスをすると、よりクセがつくこともあり得るので、一度プロに見てもらいましょう。
また、YouTubeでジャイロキネシスの動画を見るのもおすすめです。
ここから知識を得て、おうちで真似をするのもよいかと思います。
ジャイロキネシスを受けられる場所
ジャイロキネシスを受けられる場所を紹介します。
- NOAダンスアカデミー
- チャコット
- Rei NAGOYA DANCE & BALLET
- ヨガスタジオ
NOAダンスアカデミー
ジャイロキネシスが受けられる場所1つめは、NOAダンスアカデミーです。
すでに記載しましたが、NOAダンスアカデミーではジャイロキネシスが受けられます。
インストラクターは認定資格を保有しているので安心ですね。
チャコット
ジャイロキネシスが受けられる場所2つめは、チャコットです。
バレエなどダンス用品を扱うチャコットでは、一部のスタジオでジャイロキネシスのレッスンをしています。代官山スタジオでジャイロキネシスに力を入れているようですが、他のスタジオでもオープンや特別レッスンが開かれることもあるので、調べてみましょう。
Rei NAGOYA DANCE & BALLET
ジャイロキネシスが受けられる場所3つめは、Rei NAGOYA DANCE&BALLETです。
名古屋にあるスクールですが、ジャイロキネシスに力を入れているようなのでここで紹介します。
こちらは、Kポップダンス、シアターダンス、テーマパークダンス、ジャズダンスなどレッスンジャンルが広いのが特徴。ワークショップも開催していて、さまざまな先生からダンスを習うことができるスクールです。
お近くの方は、一度ジャイロキネシスを受けてみませんか。
ヨガスタジオ
ジャイロキネシスが受けられる場所4つめは、ヨガスタジオです。
ヨガスタジオによっては、ジャイロキネシスを取り入れているところもあります。
ただし、先述したように、ジャイロキネシスを教えられる認定講師は少なく、ヨガスタジオによってはレッスンは受けられません。
基本的にはヨガスタジオはヨガの指導専門です。
近くにNOAやチャコット、Rei NAOYAない方は、近くのヨガスタジオでジャイロキネシスが受けられないか、調べてみましょう。
ジャイロキネシスの服装
ジャイロキネシスを受けるときにおすすめの服装を紹介します。
一般的には「動きやすい服装で」と言われることがあるのですが、おすすめはヨガやピラティスでよくあるようなスパッツです。
伸縮性のあるスパッツのほうが、動きやすいのでよく伸びるタイプがおすすめ。
ピタッとしたスパッツだと、ヒザの向き、骨盤の向きがわかり、指導がしやすいのです。トップスは長袖やダボッとした服装だと、肘や腕の伸ばし具合がわかりにくいので、ピタッとしたトップがおすすめ。
ノースリーブに1枚羽織ものを持って行くとよいでしょう。
ノースリーブのほうが肩甲骨を動かしやすく、先生も体の動きをよく見てくれます。しかし、空調によって寒く感じることもあるので、1枚羽織ものがあると便利。
よくあるヨガウェアでレッスンは受けられ、最近ではユニクロやGU、ギャップでもスポーツ用のウェアが売られているので、買ってみてくださいね。
ジャイロキネシスとピラティスの違い
ジャイロキネシスとピラティスの違いを紹介します。
ジャイロキネシスは動きが曲線的で、ピラティスは直線的です。
ざっくりとした違いですが、このような動き方に違いがあります。
また、そもそもジャイロキネシスはダンサーのためのリハビリとして生まれたもの。対してピラティスは、戦争負傷兵のリハビリのために開発されたもの。
内容はよく似ていて、どちらも体のリセットや、リハビリで体を回復させて本来の動きができるようにさせるためのエクササイズですが、そもそも機嫌が違います。
YTJのではジャイロキネシスが受けられる?
ここまで、ジャイロキネシスについて解説しました。
うちの娘は、YTJ(ユースシアタージャパン)というミュージカル劇団に所属しています。
YTJではジャイロキネシスが受けられるのでしょうか。
結論からですが、YTJではジャイロキネシスのレッスンはしていません。
しかし、ストレッチを含めたレッスンをしているので、おうちでストレッチをする子もいます。
YTJはミュージカル劇団なので、歌やダンスパフォーマンスをします。
YTJの選抜クラスに選ばれるためには、歌やダンスのスキルも必要ですが、英語力も。
英語でセリフや歌をうたうので、英語のレッスンもあるのです。
それだけではなく、ストレッチもきちんとできているかチェックされます。
選抜クラスに入るため、ステージでメインキャストとしてパフォーマンスするためには、内面性も見られるので、ストレッチでも手抜きしない子のほうが評価されるのです。
うちの娘は最初こそストレッチをそこまでしていませんでしたが、選抜クラスに入りたくておうちでもスタジオでも一生懸命ストレッチするようになりました。
現在、YTJでは新規メンバーを募集しています。
ダンス・歌・英語を一緒に学ぶ!2024年1月活動開始新メンバー募集 | ユースシアタージャパン (ytj-studio.jp)
募集しているのは、年中から中2まで。
子どもをYTJに入れてみませんか。
応募締め切りは2023年11月26日までです。
まとめ
ジャイロキネシスについて解説しました。
ジャイロキネシスはエクササイズのひとつで、ダンサーのリハビリのために開発されたものです。ゆっくりとした曲線的な動きと、呼吸を意識することが特徴で、1980年代に誕生しました。当初はダンサーの間のみでしたが、今ではダンサー以外もジャイロキネシスを取り入れるように。
ジャイロキネシスのメリットは、次のとおりです。
- 誰でもできる
- 内臓が活性化される
- 肩こり・腰痛が軽減される
- 心が落ち着く
- 姿勢が改善される
- 柔軟性の向上
- 自分の体に向き合える
- ダンスの向上
- スポーツの向上
- 冷え性が改善される
ジャイロキネシスのデメリットは、次の4つ。
- 正しいのかがわかりにくい
- お金がかかる
- インストラクターが少ない
- 無資格者がレッスンする可能性もある
ジャイロキネシスが習える場所は主に次の4つ。
- NOAダンスアカデミー
- チャコット
- Rei NAGOYA DANCE & BALLET
- ヨガスタジオ