子どもにバレエを習わせるメリット・スクールの悪しき慣習と選び方
優雅な印象があるバレエを子どもに習わせたい! そう思う保護者も多いでしょう。でもバレエのレッスンってどんな感じなのか気になりませんか。メリット・デメリットも気になりますよね。
そこで今回は、バレエを子どもに習わせるメリット・デメリットやスクールの変わった慣習をまとめます。
バレエを習わせるメリット
子どもにバレエを習わせるメリットを解説します。
メリットは次のとおりです。
- 姿勢がよくなる
- 所作が美しくなる
- マナーが身につく
- リズム感がよくなる
- 友だちが増える
- 体重過多になりにくい
- 表現力が身につく
- 柔軟性が身につく
姿勢がよくなる
子どもにバレエを習わせるメリット1つめは、姿勢がよくなることです。
バレエダンサーというと姿勢がよいイメージがありますよね。
バレエダンサーは、背中を意識します。腰から首の付け根までがまっすぐだと美しいとされていて、バレエでは真正面ではなく、クロワゼ(斜め)を意識して背中をチラッと見せることが多いです。
背中がまっすぐ、お腹が引きあがっているのがバレエダンサーの特徴で、実際にバレエをやっていると姿勢がよい子も多いのですが、すぐに姿勢がよくなるわけではありません。
しかし、長くバレエを継続すれば、自然と姿勢がよくなります。子どもにバレエを習わせて、姿勢がよくなれば、お友だちから「〇〇ちゃんってバレエでもやってるの?」と聞かれることがあるでしょう。
所作が美しくなる
子どもにバレエを習わせるメリット2つめは、所作が美しくなることです。
バレエは踊ることがメインですが、マイムもあります。バリエーションの練習だけだと、あまりマイムをやらないかもしれませんが、幕物をやる場合はマイムが必要です。
バレエの作品は貴族が登場することが多く、美しい所作でマイムをします。
実際にわたしのバレエの先生も「手が汚い! やり直し!」と叱ってくださいます。指先の先端まで意識をして、美しく表現する必要があるのです。これは踊るときも同じで、妖精や姫を演じるときは、そのキャラクターに合った美しい所作で踊ります。
バレエのスタジオには鏡があるので、子どもが自分の所作を確認しながら練習するのが一般的。この特徴から、バレエを継続することで美しい所作が獲得できるのです。
マナーが身につく
子どもにバレエを習わせるメリット3つめは、マナーが身につくことです。
バレエはレベランス(礼)に始まり、レベランスに終わると言われています。とにかく礼に厳しく、お教室では先生が絶対です。
お教室ごとにマナーは異なりますが、主に次のようなものがあります。
- 発表会後は先生にお礼をする
- スタジオに入るときに一礼する
- 年上の生徒には「〇〇お姉ちゃん」、「〇〇お兄ちゃん」と呼ぶ
などがあります。
「〇〇お姉ちゃん」のような言い方は、子ども向けのスクールでありがちで、わたしも幼いときはこのように先輩を呼んでいました。「鈴木さん」のように苗字で呼ぶことは少なく、「花子さん」、「花子お姉ちゃん」と呼ぶことが多かったです。
年上の子をリスペクトする文化は、バレエにはかなり強く出ていると思います。
またバレエレッスン時のマナーだけではなく、観劇のマナーも身につきます。
バレエを習えば発表会に参加することになるため、他の子が踊っている間は舞台袖で待機することになります。舞台袖では静かにする、楽屋では騒がないという基本的なマナーが身につくのです。
お友だちの発表会やコンクールを観に行くこともあるでしょう。そのときの客席では静かにする、終わったら拍手をする、携帯電話の電源をオフにするなど、基本的なマナーも学べます。
リズム感がよくなる
子どもにバレエを習わせるメリット4つめは、リズム感がよくなることです。
バレエは音楽(主にクラシック音楽)に合わせて踊るため、自然とリズム感が身につきます。しかし、わたし個人的にはヒップホップやチアダンス、ジャズダンスの子のほうが、一般的に言うリズム感はよいのではないかと思います。
その根拠は、音楽の違いです。
バレエの多くはクラシック音楽に合わせて踊りますが、メロディに乗せて踊ることが多いので、リズムを刻むというよりも、滑らかな動きをして音程に乗って踊ります。
それに対してヒップホップやチアダンス、ジャズダンスの音楽にはビートがあり、それに合わせて踊るため、リズムを刻みながら身体を動かします。この特徴から、バレエよりもヒップホップなどのほうが、リズム感がよくなりやすいのです。
それでもバレエを習っている子がリズム感が悪いということはなく、運動会や体育の授業でのダンスの成績もよい子が多いです。
友だちが増える
子どもにバレエを習わせるメリット5つめは、友だちが増えることです。
これは他の習い事でも言えますが、バレエを習うことで学校外の友だちができます。
たとえば塾だと、他の生徒とまったく話さないで授業を受けるということもあり得ますが、バレエだとみんなで一緒に踊るため、声を掛け合うことが多く、自然と会話が生まれます。
日頃のバーレッスンやセンターレッスンだけだとあまり話さないかもしれませんが、発表会の振り付け練習だと、話すことも多くなります。
体重過多になりにくい
子どもにバレエを習わせるメリット6つめは、体重過多になりにくいことです。
バレエダンサーってスリムなイメージが多いですよね。
女性のプロのダンサーであれば、男性にリフトをされることがあるため、体重管理をすることが多いです。また女性バレエダンサーというとポワント(トウシューズ)を想像するかと思います。こちら、本当に足指の先っぽで立つのです! 体重過多だとポワントは危険なので、安全のためにも体重過多に気を付ける子は多と言えます。
体重過多で着地に失敗をすると、アキレス腱断裂など大けがにつながります。(わたしは中学生のときと大学生のときにアキレス腱を切ってしまいました…)
またスタジオは鏡張りなので嫌でも自分の全身を見ることに…。
子どものダイエットは推奨しませんが、レッスンに支障がないように体型維持をする子も多いのです。
表現力が身につく
子どもにバレエを習わせるメリット7つめは、表現力が身につくことです。
バレエはセリフがありません。ときどき、バレエにセリフや歌があると思ってしまう方もいるのですが、一切ありません。(ミュージカルと勘違いしている多いです!笑)
セリフはマイムで表現します。
そしてダンスでキャラクターの感情などを表現するため、自然と表現力が身につくのです。
たとえば有名な『白鳥の湖』。
こちらには白鳥と黒鳥が出てくるのですが、プロのバレエ団であれば同じダンサーが踊ることがほとんどです。
白鳥と黒鳥は真逆の存在で、ひとり二役で踊り分けるのは至難の業。
黒鳥のときは、王子を誘惑するようなダンスで、自信満々、「わたしを見なさいよ!」という感じで踊ります。32回連続のグランフェッテが最大の特徴で、自分のスキルを遺憾なく発揮するのが黒鳥と言えます。
それに対して白鳥は、儚く、しおらしい踊りです。柔らかさ、控えめさも出ていて、黒鳥とは全く異なります。
このようにキャラクターを踊りわけをすることがあるため、バレエダンサーには高い表現力が求められます。
柔軟性が身につく
子どもにバレエを習わせるメリット8つめは、柔軟性が身につくことです。
バレエダンサーというと180度開脚をイメージする方も多いですよね。
足を高く上げる、高く上げた足をキープすることがあるため、柔軟は欠かせません。
柔軟性がすぐに身につくわけではありませんが、子どもの頃からレッスンを受けると、身体が柔らかくなります。
身体を柔らかくする方法は次の記事でも記載しました。ご参照ください。
子どもの身体を柔らかくする方法とメリット – 音楽・ダンス教育ママの体験日記 (kyoikumama.com)
バレエを習わせるデメリット
ここからはバレエを習わせるデメリットを解説します。
- 月謝が高い
- 月謝以外の出費が多い
- 将来につながりにくい
- ガニ股になる
- 足が太くなる
月謝が高い
バレエを習わせるデメリット1つめは、月謝が高いことです。
バレエは習い事のなかでも、かなり費用が高いと言えます。
同じダンス系の習い事でもバレエはちょっと費用が高く、週1レッスンの月謝の相場は10,000円から25,000円です。
趣味であれば、週1で習う子が多いですが、プロを目指す子の場合は週5ほどでレッスンを受けるでしょう。ちなみにわたしは現在週2でレッスンに通っていますが、わたしの知人(おとな)で週3です。そうすると月謝は20,000円から35,000円になることも。
先生とのプライベートレッスンを受けることになれば、より費用がかかります。
月謝以外の出費が多い
バレエを習わせるデメリット2つめは、月謝以外の出費が多いことです。
次のような費用がかかります。
- 発表会参加費
- 先生へのお礼代
- レッスンウェア代
- ポワント代
- メイク用品代
【発表会参加費】
多くのバレエ教室では、発表会への参加は必須で、参加費用が別途発生します。(スクールによっては、積み立てをしていることもあります。)
衣装代を含めて、3万円から10万円ほどかかります。
スタジオによって値段は異なりますので、参考程度にお考えください。
1回の舞台で複数の役を演じる子であれば、衣装を着替えることになり、費用が高くなります。またソロで踊る子も費用が高いです。
【先生へのお礼代】
先生へのお礼代が必要なスクールも多いです。発表会後に先生にお金を包む慣習があるお教室も。わたしの子ども時代に通っていたお教室では3万円でした。これは先生から言われているのではなく、保護者会のリーダー的なお母さんから指示があったそうです。(母談)
お礼代を先生が指示を出しているのかはわかりません…。
コンクールに参加したときも、お礼をすることも多く、お菓子を贈る、お金を贈るなどいろいろなお礼があります。
【レッスンウェア代】
レッスンウェアもバレエは結構高いです。Tシャツとジャージでレッスンを受けるわけにはいかず、レオタードを着用します。
レオタードは高いものが多く、子どもだとすぐにサイズアウトするので、ウェア代もばかにできません。
【ポワント代】
ポワント(トウシューズ)も普通の靴と比べると高くて、1万円前後します。
安いもので済ませようと思っても、子どもの足に合うとは限りません。しっかりフィッティングをしないと痛めてしまうので、値段よりも足に合うかどうかで選ぶ必要があります。
レッスン頻度が高いとすぐに履きつぶしてしまうため、頻繁に購入します。
【メイク用品代】
普段のレッスンではメイクは必要ありませんが、発表会ではメイクをします。
舞台メイク用を購入するため、保護者が持っているものを使うことはあまりありません。
いつも同じものが使えるわけではなく、
今回はこの色のパウダーを使ってね、と先生から指示が出ることもあり、買い足す必要も。
将来につながりにくい
バレエを習わせるデメリット3つめは、将来につながりにくいことです。
どんな職業にも言えることなのですが、プロバレエダンサーは狭き門と言えます。
たとえば英会話スクールであれば、英語を仕事で活かすことができ、留学に興味を示す子も出てくるでしょう。プログラミングも趣味や仕事に活かせるのが特徴です。
しかし、バレエだとなかなか将来に活かすことが難しいのです。
バレエ講師、ダンス講師という道があっても、収入が得られにくいことも…。
ガニ股になる
バレエを習わせるデメリット4つめは、ガニ股になることです。
バレエをやっている子は姿勢がよいイメージがありますよね。それだけでなく、ガニ股歩きになる子も多いです。
普段からレッスンではアンデオール(外旋)を意識しているため、日常生活でも足が外側になって歩く子もいるのです。プロのダンサーになると、太ももの筋肉が発達し、自然と外側に向きやすくなります。バレリーナ歩きになることがデメリットです。
足が太くなる
バレエを習わせるデメリット5つめは、足が太くなることです。
バレエダンサーは華奢なイメージがあるかと思いますが、足には強靭な筋肉がついています。上半身と比べると、足ががっちりしているダンサーは多いのです。
長く続けることで、足が太くなることもあり得ます。
バレエは人気のある習い事なのか
バレエは人気のある習い事なのでしょうか。
2022年9月調査の「小学生白書」では次のようなアンケート結果になっていました。
バレエを習っている小学生は2.3%でランキングにすると14位でした。注目すべきは10位に「ダンス(バレエ以外)」がランクインしていることです。
バレエ以外のダンスを習っている子のほうが多いということがわかりますね。
バレエはダンスジャンルの中で人気が低い傾向にあるようです。
これにはさまざまな背景がありますが、個人的に思うのはTIKTOKやK-pop人気があるのかなと。アーティストが披露しているダンスの多くがジャズダンスやヒップホップなので、これらのダンスに憧れる子どもは多いです。
またバレエの月謝が高いことから、今後もチアダンスやヒップホップダンスなど他のジャンルと比べると人口が減るとも考えられます。
ここが変だよ!バレエ教室の変わった習慣やルール
バレエ教室にはちょっと変わったルールや習慣があるところも少なくはありません。教室によってルールが大きく異なるので、ここで記載する内容がすべてのお教室に当てはまるわけではありません。
わたしの経験とバレエ仲間の経験をまとめてみます。
- 父母の会には参加必須
- バーの位置が決まっている
- ペアを組む男性ダンサーの衣装のサイズ直しをする
- 先生が受け入れないと名前を呼ばない
【父母の会には参加必須】
父母の会(保護者会)があるスクールもあります。会費があり、それを発表会にあてるスクールも多いです。この父母の会で発表会でのお手伝いの役割(受付・チケット管理・子どものメイクの手伝いなど)を割り当てるのですが、なぜかおとなの生徒も参加が必須なことも。
わたしの知り合い(おとな)は、子どもが習っているのではなく、おとな本人が習っているのに父母の会に強制参加でした。保護者でもないのに子どもたちのお手伝いをやらされて、なんだかな~と言っていたほど。
スクールによってはこのような決まりもあるようです。
【バーの位置が決まっている】
なぜかバーレッスンの立ち位置が決まっているスクールもあります。子どもだと、学校の座席みたいな感覚で、「ここがわたしの場所」と覚えていることがあるのですが、おとなでもバーが決まっていることも。
入会したばかりで勝手にバーについてしまうと、「そこはわたしのところよ!」と言われてしまうこともあるかもしれません。(まれに怖い生徒さんもいます…)
【ペアを組む男性ダンサーの衣装のサイズ直しをする】
ある程度スキルが高くなると、男性とペアを組んでパドドゥを踊ります。
スクールに男子がいる場合はよいですが、男子がいないスクールが多いため、適役がない場合は外部の男性ダンサー(プロ)を招きます。
なぜか男性ダンサーの衣装のサイズ直しをするスクールもあります。
さらに男性ダンサーへのお礼も包みます。
【先生が受け入れないと名前を呼ばない】
これはわたしが今通っているスクールのことです。
わたしの先生は、入会したばかりの方は名前を呼びません、というか名前を覚えようとすらしません笑
ある程度、クラスに馴染んできて、先生に受け入れられてから下の名前で「花子さん」のように呼ばれます。名前で呼ばれるまでは、あまり指導も少なく、正式な生徒として受け入れていないということみたいです。
…これはちょっと厳しいですよね笑
このような先生はとっても少ないかと思いますが、スクールによっては厳しい先生も多いです。
ここで紹介したことがすべてのスクールに当てはまるわけではないので、ご注意ください。スクールによって個性がありますが、バレエは独特なルールがあるお教室は割と多いと言えます。
バレエスクールの選び方
バレエスクールの選び方をまとめます。
- 発表会の頻度で選ぶ
- 月謝以外の出費で選ぶ
- 先生の口コミで選ぶ
発表会の頻度で選ぶ
バレエスクールの選び方1つめは、発表会の頻度です。
先述したように発表会参加費はかなり高額です。10万円かかることも珍しくはありません。さらに衣装をレンタルすることや、男性ダンサーにペアを依頼する場合はよりお金がかかります。
お金がかかる発表会が頻繁だと、出費がかなりかかります。
2年に1回の頻度のスクールもあれば、年2回のスクールも。
入会前に発表会の頻度を確認しておきましょう。
月謝以外の出費で選ぶ
バレエスクールの選び方2つめは、月謝以外の出費です。
スクールのホームページやパンフレットを見て、月謝をチェックする方も多いですよね。しかし、それだけで判断するのは早いと言えます。先述したようにバレエには月謝以外の費用もかかるので、それ以外のお金も見ましょう。
実際にそのスクールに子どもを通わせている保護者に相談することをおすすめします。
たとえば、発表会に出ない子でも、発表会の費用の一部を負担することもあります。
オヤツ代を徴収して、レッスン後に糖分補給をするスクールも。
月謝以外の負担もチェックしておくと、後悔なくすっきりとバレエを楽しめるはずです。
先生の口コミで選ぶ
バレエスクールの選び方3つめは、先生の口コミです。
これはかなり難しいですが、一度子どもを通わせている保護者に「どんな先生?」と聞いてみましょう。
厳しい先生や若干いじめっ子気質な先生もいます。
悲しいことですが、バレエの世界ではえこひいきも珍しいことではありません。
気に入らない生徒にそっけない態度を取ってしまう先生もいるのです。(先生がわざとなのか無意識なのかはわかりませんが、こういう先生もときどきいらっしゃいます)
バレエの先生にも個性があるので、子どもとの相性がよい人を選びましょう。
YTJでバレエは習える!
わたしの娘が通っているミュージカル劇団のYTJ(ユースシアタージャパン)ではバレエのレッスンがあります。
バレエのフォローレッスンを受ければ、バレエを学ぶことができます。
…とは言っても、バレエスクールのバレエレッスンとは違います…。
あくまでYTJはミュージカル劇団で、ミュージカルダンスに活かせる要素としてバレエを習うのです。多くのダンスはバレエの要素が取り入れられていて、バレエはダンスの基礎と言っても過言ではありません。ミュージカルでもバレエの動きが入ることもあるので、舞台パフォーマンス向上のためにレッスンを受けることが可能で、バレエダンサー育成のためのレッスンではありません。
そのため、YTJのバレエレッスンではポワントを履くことはありません。
バレエダンサーを目指したい子、ポワントに憧れがある子には不向きでしょう。
必ずしもYTJのスタッフがバレエ経験者とは限らず、バレエのプロから学べるというわけでもないのです。
YTJでもバレエは学べますが、本格的なバレエは期待しないほうがよいでしょう。
【番外編】おとなのバレエの大変なところ
子どもと一緒に保護者もバレエを楽しみたい! ということもありますよね。最後におとなバレエの大変なところを解説します。
(わたしはおとなになってもバレエを続けているので^^)
- 人間関係
- スキルがバラバラ
- 先輩ダンサーを立てなくてはいけない
【人間関係】
おとなバレエは結構人間関係が大変なこともあります。どうしても女性の生徒が多いため、女性ならではのいろいろなものがあります。
人間関係が円満なスクールもありますが、ちょっとトラブルがあること、派閥があるスクールなどは珍しくはないです。
【スキルがバラバラ】
おとなからバレエをゼロから始める人もいれば、子ども時代に習っていた人がおとなになって再開する人もいます。20代で体力がある人もいれば50代以上の生徒も。
スキルや体力がバラバラなので、「レッスンについていけない」と感じる人もいれば、「かんたんすぎて物足りない」と感じる人もいます。
【先輩ダンサーを立てなくてはいけない】
おとなバレエだと先輩を立てる必要があります。以前から長くスクールに通っている先輩生徒さんは、ソロが多く、後から入った生徒さんのほうがスキルが高くても、先輩のほうがよい役をやることが多いです。
まとめ
バレエを習わせるメリット・デメリット・スクールの習慣や選び方を紹介しました。
バレエを習うメリットは次のとおりです。
- 姿勢がよくなる
- 所作が美しくなる
- マナーが身につく
- リズム感がよくなる
- 友だちが増える
- 体重過多になりにくい
- 表現力が身につく
- 柔軟性が身につく
バレエを習わせるデメリットは次のとおりです。
- 月謝が高い
- 月謝以外の出費が多い
- 将来につながりにくい
- ガニ股になる
- 足が太くなる
ガニ股や足が太くなることは、長く続けることで感じる場合があります。
変わったバレエスクールの習慣は次のとおり。
- 父母の会には参加必須
- バーの位置が決まっている
- ペアを組む男性ダンサーの衣装のサイズ直しをする
- 先生が受け入れないと名前を呼ばない
独特な慣習があるスクールもあるので、バレエってどんな世界か調べてから入るとよいでしょう。
スクールの選び方は次のとおりです。
- 発表会の頻度で選ぶ
- 月謝以外の出費で選ぶ
- 先生の口コミで選ぶ
お子さんに合うスクールで、楽しくレッスンしてくださいね。