子どもが「困った」と言えるようにする方法
生まれたばかりの赤ちゃんが、母親によって殺されてしまう悲しい事件をニュースで頻繁に耳にするようになりました。多くの母親は、誰にも相談できなかったと証言していて、困った状況に陥っても、それを周囲に伝え、必要なサポートを受けることが重要であると実感します。
我が子にも、なにかあったときに周囲にヘルプを出してほしいですよね。
そこで今回は、子どもが「困った」と言えるようにする方法を紹介します。
なかなか困ったと言えない子の特徴や、困ったと言えるようにするための注意点もまとめたので、参考にしてください。
小学生になると生じる困りごととは
園児時代は問題なく過ごせていても、小学生になると困りごとが増える子がいます。
ここでは小学生になると出てくる主な困りごとを紹介します。
- お友だち関係
- トイレ
- 勉強・宿題
- 忘れ物
- 給食
- ひとりでの通学
- 習い事
お友だち関係
子どもの困りごと1つめは、お友だち関係です。
「小学校のクラスメート=同じ園出身の子」とは限りません。地域によっては、園が同じだった子がひとりもいないということもあるでしょう。
小学校になって新たな交友関係を築くことになる子がほとんど。なかには、ちょっと合わないな…と感じる子もいるでしょう。
おとなが人間関係で悩むように、子どもでも悩むことがあります。
トイレ
子どもの困りごと2つめは、トイレです。
小学校のトイレ問題をご存じの保護者も多いでしょう。
文部科学省では、学校のトイレの改善に取り組んでいます。
参考:学校トイレ改善の取組事例集の作成について:文部科学省 (mext.go.jp)
参考:公立学校施設のトイレ状況調査結果について (mext.go.jp)
令和2年9月1日時点では、小中学校の洋式便器率は57.0%。残りは和式ということですね。
学校によっても差があるでしょう。洋式に入りたいと思ったら、和式で困ってしまう子もいます。和式を使ってみたら、汚してしまったということもあるでしょう。和式ばかり、個室が暗いことでトイレに行きたくなくて我慢をする子もいるほど。
また、小学校には時間割があり、原則として休み時間にトイレに行くことを推奨していて、授業中に行きたい場合は、「先生トイレに行きます」のように告げることを指導していて、トイレに行きたいと言えない子が困ってしまうこともあります。
勉強・宿題
子どもの困りごと3つめは、勉強・宿題です。
小学生になると本格的に勉強が始まります。園では折り紙やお絵描きなど遊びが中心でしたが、小学生になると授業中はイスに座り、教科書を見てノートを書くというスタイルで授業をします。勝手に立ちあるくことやおしゃべりも禁止で、園児時代のように自由ではありません。
これに慣れなくて困ったと感じる子もいます。また勉強についていけない、理解できない子もいるでしょう。宿題の存在意義がわからない子や、宿題の内容がわからない子もいて、これも困りごととなります。
忘れ物
子どもの困りごと4つめは、忘れ物です。
子どもが忘れ物をしてしまうこともあるでしょう。先生から「明日は赤鉛筆を持ってきてね」のように言われたのに、すっかり忘れていて、子どもがどうしようと思うことがあります。
このときに「先生、忘れました」と言えればよいですが、怒られると思って言い出せない子もいます。
そのまま赤鉛筆がない状態で授業を受けて、あとから先生が気が付いて「どうして言わなかったの?」と指摘されることも。
忘れ物をして困ったときも、授業をスムーズに受けるためには言い出す必要があります。
給食
子どもの困りごと5つめは、給食です。
園児代はおうちのお弁当を食べていた子も、小学生になると他人が作った給食を食べることになります。
お魚をひとりで食べられない子、給食の時間内に完食でいない子、好き嫌いが多い子などが困ってしまうことがあるのです。
ひとりでの通学
子どもの困りごと6つめは、ひとりでの通学です。
園ではバスや保護者の送迎があり、ひとりで外を歩くことはほぼ皆無だったかと思います。小学生になると、ひとりでの通学がスタートします。
ひとりでの通学は困りごとの宝庫です。通学中にトイレに行きたくなった、知らない人から話しかけられた、信号のない交差点が渡りにくいなどです。
通学路では、声掛け・連れ去りなど怖い事件の被害に遭うおそれもあります。このときに「助けてください」と周囲に助けを求めることができないと、非常に危険。事件に巻き込まれないためにも、困ったことを言える子になる必要があります。
習い事
子どもの困りごと7つめは、習い事です。
小学校に入学すると、習い事を始める子も多くなります。塾に通う子もいるでしょう。今までは習い事で特に困りごとがなくても、学校生活との両立が難しくて園児時代と比べると、習い事で困りごとがでる子も珍しくはありません。
このときに学校のあとに習い事に行くのが大変だよ、などの困りごとが言えないと、子どもにストレスが溜まります。
また、習い事も困りごとの巣窟で、先生が言っていることがわからない、レッスンペースが速い、もう一度説明してほしい、などがあるのです。子どもが先生や保護者など周囲の人に言えないと、どんどん困ってしまいます。
「困った」が言えない子の特徴とは
困ったが言えない子の特徴を見てみましょう。
- 完璧主義な子
- プライドが高い子
- 引っ込み思案な子
- 人見知りする子
完璧主義な子
困ったが言えない子の特徴1つめは、完璧主義な子です。
完璧主義な子は、自分が困っている状況が悪いことだと思い込んでいて、それを周囲に明かすことができない傾向にあります。困っていると言ってはいけないと思っている子もいます。
完璧主義という性格が絶対に悪いとは言えませんが、失敗した自分を責めてしまうこともあるでしょう。精神的な負担を感じやすいので、完璧主義の子には「無理をしなくていいんだよ」、「ありのままでいいんだよ」、「無理しないようにね」、と声をかけることをおすすめします。
日頃から完璧主義な子は様子をこまめに見て、困り感がないかチェックしましょう。
プライドが高い子
困ったが言えない子の特徴2つめは、プライドが高い子です。
困っていることを自覚していても、プライドの高さから周囲に言えない子もいます。困った、助けてと言うことはかっこ悪いと思っていることもあるでしょう。
困ったと周囲に伝えることで、笑われるのではないか、バカにされるのではないかと思い込んでいる可能性もあります。
困ったと言うことは恥ずかしいことではありません。勇気を出して周囲にヘルプを出すことは、すごいことです。それを子どもに理解させる必要があります。
引っ込み思案な子
困ったが言えない子の特徴3つめは、引っ込み思案な子です。
とても今困っていて、誰かに助けてほしいのに、引っ込み思案だと「今言ったら怒られてしまうかな」、「みんなの迷惑になるかな」、「目立ってしまって恥ずかしいな」と思うことがあります。
つい最近のできごとですが、バレエ講師をしている友人がこんな相談をしてくれました。バレエの発表会の衣装を着た状態で子どもたちのレッスンをしていたら、ひとりの女の子がお漏らしをしてしまったそうで、どう指導したらいいか迷っていると。
友人曰く、発表会の衣装を着ていたこと、振り付けレッスンに熱が入っていたので、その子は「トイレに行きたい」と言い出せなかったのだろうと言っていました。日ごろから引っ込み思案でおとなしい子だったそうです。
このようにトイレの失敗をしてしまうまでは珍しくても、状況から我慢する子は多いでしょう。引っ込み事案で周囲への影響を考えて、自分を犠牲にしてしまうことはおとなしい子には起こりがちです。
人見知りする子
困ったが言えない子の特徴4つめは、人見知りする子です。
困った! と言いたくても、人見知りさんだとなかなか言えません
。たとえば、転校先でトイレがどこにあるかわからず、困っているのに誰にも聞けなくて我慢してしまう子もいます。
新しい習い事を始めて、勝手がわからないことがあっても、人見知りしやすい子だとなかなか周囲にヘルプが出せずに困ってしまうことがあるのです。
「困った」が言えるようにする方法
子どもが「困った」と周囲に言えないと、我慢してしまうことやトラブルに発展することがあります。不利益をこうむることもあるでしょう。
ここでは困ったが言えるようになる方法を紹介します。
- こまめに子どもの感情を聞く
- 子どもの気持ちを代弁する
- 保護者が手本となる
- 子どもが相談したことに感謝する
- 人に頼ることは悪いことではないと説明する
- 子どもにお手伝いをお願いする
- 困っている人を助けようと伝える
- 家庭での会話時間を増やす
こまめに子どもの感情を聞く
1つめは、こまめに子どもの感情を聞くことです。
日頃から困ったとなかなか言えない子には、こまめに子どもの気持ちを聞き取りましょう。「どう? 大変?」、「痛くない?」、「嫌だなと思うことはある?」など聞いてください。
子どもが「ママ、どうしよう…」と言うときは、イエローではなくすでにレッドゾーンになっていることも少なくありません。子どもの「おしっこしたい」は「今すぐ漏れそう」だったりしますよね。
ギリギリまで悩んでいて、本人がもうだめだと思ったときに「困った」とヘルプを出してくることが多いので、早めに子どもの状態を確認することをおすすめします。
子どもの気持ちを代弁する
2つめは、子どもの気持ちを代弁することです。
たとえば、「トイレに行ったほうがいいんじゃない?」よりも、子どもの気持ちになって「トイレに行きたい?」、「おしっこ出そう?」と聞いたほうが、子どもはYESと答えやすいです。
子どもの視点に立って、気持ちを代弁しましょう。
保護者が手本となる
3つめは、保護者が手本となることです。
保護者が完璧主義で、困ってもあまり周囲にヘルプを出さない性格だと、子どもも「困っているのはいけないんだ」、「周囲に頼ってはいけないんだ」と思ってしまいます。
保護者も率先して、困り感を周囲に伝えましょう。完璧主義になりがちな方は、完璧にこだわりすぎず、子どもの前でありのままの自分を出しましょう。
子どもに「ママはちょっと疲れたから休憩するね」と言うとよいですよ。
疲れたら休んでいいことを、保護者のふるまいで教えてください。
子どもが相談したことに感謝する
4つめは、子どもが相談したことに感謝をすることです。
子どもが「実は、学校でお友だちとこんなことがあったんだ…」と困りごとを話してくれることもあるでしょう。そのときに、「えー!」と大きなリアクションはせずに、まずは落ち着いて「そうなんだね、話してくれてありがとう」と言うことがおすすめです。
子どもは勇気を出して困りごとがあるとヘルプを出しています。このヘルプをもらわないと、保護者が知りえないこともありますよね。困ったと言ってくれたからこそ、解決へとつながるのです。
また、困りごとを話すということは、その相手を信頼している証拠です。子どもが「この人なら話しても大丈夫」と思ってヘルプを出しているので、それに対して嬉しい気持ちを伝えるとよいです。
「話してくれてありがとう」、「教えてくれて、ありがとう」と言うと、子どもが安心します。困りごとを話してもいいんだと思うでしょう。
人に頼ることは悪いことではないと説明する
5つめは、人に頼ることは悪いことではないと説明することです。
先述したように、困りごとを話すことは悪いことだと思っている子も多いです。困っているのは自分が未熟なせいだ…と思う子も。
しかし、自分で解決できないことは周囲に頼ってアドバイスやヘルプをしてもらう必要があります。他人を頼ることは決して悪いことではなく、解決するための方法の1つです。
また、すでに記載したように、頼る行為は相手を信頼・尊敬していないとできません。頼れる人がいるということは素晴らしいことだとも伝えましょう。
子どもにお手伝いをお願いする
6つめは、子どもにお手伝いをお願いすることです。
子どもに「ちょっとママは忙しいから、洗い物のお手伝いをして」と言うのもおすすめです。子どもがお手伝いをしてくれたら、「ありがとう、とても助かったよ」と感謝の言葉を伝えましょう。
困りごとを助けてもらったら感謝をすることが、学べます。
助けてもらったら、感謝をすると子どもに教えましょう。
困っている人を助けようと伝える
7つめは、困っている人を助けようと伝えることです。
困る側ではなく、困った人を助ける側の気持ちも子どもに理解させましょう。困っている人がいれば、助けるのは当たり前だ、という考えを子どもに教えてください。
言葉では理解できていても、なかなか行動に移せないことがあります。保護者が手本となって、周囲のお手伝いをしましょう。
困っている人を助けることが当たり前だと理解できれば、自分が困ったときもヘルプを出しやすくなります。
家庭での会話時間を増やす
8つめは、家庭での会話時間を増やすことです。
すでに家族の会話時間が確保できるように工夫している方も多いかと思いますが、なかなか時間が持てていない方は、1日20分でもよいので、子どもと話をする時間を作ってください。会話をする時間があれば、困り感を子どもが伝える機会も増えるからです。
可能であれば、子どもとの会話の時間はスマホを見ないようにして、ながらで会話はしないようにしましょう。
「困った」と言えるように育てる注意点
「困った」と言えるようにするときの注意点をまとめます。
- 他人に迷惑をかけてはいけないと厳しく言わない
- 「困った」と言いなさい!と圧をかけない
- このくらいできるでしょ、と言わない
- 感情的にならない
他人に迷惑をかけてはいけないと厳しく言わない
注意点1つめは、他人に迷惑をかけてはいけないと厳しく言わないことです。
可能であれば、他人に迷惑をかけずに生活したいですが、それは現実的ではありません。未熟な子どもなら、迷惑をかけるのは当然です。
悪いことをして、他人に迷惑をかけるのことはいけませんが、なんでも自分で解決しようと無理に頑張る必要はないのです。
他人に迷惑をかけてはいけないと厳しく言うと、子どもが困りごとを伝えられなくなります。自分のことは自分でなんとかしなくては、と思うからです。日ごろからあまり厳しく言い過ぎないように注意しましょう。
「困った」と言いなさい!と圧をかけない
注意点2つめは、「困った」と言いなさいと圧をかけないことです。
ここで記載したように、困りごとがある場合はヘルプを出すことが大切で、ひとりで抱え込まないことをおすすめしてきましたが、だからと言って厳しく「いい? 困ったら絶対に誰かに言いなさい!」と圧をかけると、子どもが萎縮してしまうため、NGとされています。
今まで完璧主義でなかなかヘルプが出せなかった子が、急に困ったと言えるようになるとは限りません。ほとんどの子が少しずつ言えるようになってくるので、圧をかけすぎず、見守りましょう。
このくらいできるでしょ、と言いすぎない
注意点3つめは、「このくらいできるでしょ」と言いすぎないことです。
ついつい「もうお兄ちゃんなんだから、このくらいひとりでできるでしょ?」、「もう〇年生なんだから、自分でできるよ」と言ってしまうこともあるかと思います。
しかし、これだと子どもが「お兄ちゃんなのに、これができない自分はダメなんだ…」、「〇年生でできないって恥ずかしいことなんだ」と劣等感を覚えて、困り感を周囲に伝えられなくなります。
子育てをしていると、どうしても言ってしまうことはありますよね…。(わたしも言っています笑)言い過ぎないことをおすすめします。
感情的にならない
注意点4つめは、感情的にならないことです。
子どもが困り感をギリギリまで伝えなくて、「なんでもっと早く言わなかったの!」と感情的になると、子どもが萎縮します。また、困り感を話してくれて、「そんなこともできないの?」と大きなリアクションをすると、子どもが「できないって恥ずかしいことなんだ」と感じます。すると、余計に困りごとを話さなくなるため、感情的になりすぎないことをおすすめします。
YTJに入ると「困った」は言える?
最後に、わたしの娘が通うミュージカル劇団YTJ(ユースシアタージャパン)についてです。
YTJについては、公式サイトもご確認ください。
国際的に活躍する若者を輩出するユースシアター(劇団)-ユースシアタージャパン(YTJ)
さて、YTJの子どたちは、困ったが言えるのでしょうか。
こちらも個人差はあるのですが、困ったが言える子が多いかと思います。
YTJの子たちは助け合いの精神が強く、絆もしっかりあるからです。
その理由として挙げられるのは、レッスンの頻度。
クラスによっては週2~3回レッスンを受けるので、一般的な習い事と比べると一緒にいる時間が長いのです。信頼関係が築けている子たちが多いので、困ったときは助けてもらえることも理解していて、ヘルプが出せる子もたくさんいます。
2つめの理由として、ミュージカルという性質が挙げられます。
たとえば、学習塾って自分のことは自分でというスタンスですよね。自分のために勉強をします。
しかし、ミュージカルは自分のことは自分でと考えすぎていると、よい舞台にはなりません。なぜなら、ミュージカルはひとりで作るものではないからです。誰かが欠席をしてダンスの振り付けやセリフを覚えきれていなければ、ミュージカルは成り立たないので、みんなでサポートする必要があります。
実際にYTJを休んだ子がいると、「この前はこんなことをやったよ」と仲間が教えることがあるほど。うちの娘もお友だちに「ここがわからないから、教えて」と言うことも。自分はYTJの一員だというプロ意識を持つ子もいて、わからないことは積極的にYTJのスタッフや仲間に相談しているようです。
3つめの理由として、合宿などで年上の子のふるまいを見る機会があることです。
うちの娘はYTJの合宿で中学生のお姉さんと交流をしました。そのお姉さんはリーダーシップを発揮して、チームをまとめてくれたそうです。ダンスの練習では「ここまで大丈夫? わからなかったら聞いてね」と頻繁に声をかけてくれ、そのふるまいに娘は感動し、すっかり憧れています。
YTJは合宿以外でも他学年の子と触れ合う機会があります。クラスには他の学年の子もいるので、年上の子たちの行動のよいところを取り入れやすい環境なのです。
YTJに入ったことで、もともと引っ込み思案だったのに積極的になった子もいます。YTJで活動することで、勇気を出して人に頼れる子になれるとよいですね。
ダンス・歌・英語を一緒に学ぶ!2023年9月活動開始新メンバー募集 | ユースシアタージャパン (ytj-studio.jp)
現在、YTJでは新規メンバーを募集しています。締め切りは2023年7月23日までです。ふるって応募してみてくださいね。一緒に活動しましょう!
まとめ
困り感を言えるようになる方法を紹介しました。
小学生になると困りごとが増えます。代表的なものは次のとおり。
- お友だち関係
- トイレ
- 勉強・宿題
- 忘れ物
- 給食
- ひとりでの通学
- 習い事
困ったとなかなか言えない子の特徴には、次のものがあります。
- 完璧主義な子
- プライドが高い子
- 引っ込み思案な子
- 人見知りする子
困ったが言えるようにするための工夫として、次のことをやってみてください。
- こまめに子どもの感情を聞く
- 子どもの気持ちを代弁する
- 保護者が手本となる
- 子どもが相談したことに感謝する
- 人に頼ることは悪いことではないと説明する
- 子どもにお手伝いをお願いする
- 困っている人を助けようと伝える
- 家庭での会話時間を増やす
ただし、次のような注意点があります。
- 他人に迷惑をかけてはいけないと厳しく言わない
- 「困った」と言いなさい!と圧をかけない
- このくらいできるでしょ、と言わない
- 感情的にならない