ダンスの表現力の身につけ方
ダンスが上手なのに、なにかが足りないと感じていませんか。それは表現力かもしれません。もうちょっと感情を出して、表情を作ってと先生から指摘されることもあるでしょう。
そこで今回は、ダンスの表現力の身につけ方を解説します。
表現力に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
ダンスの表現力の身につけ方
ダンスの表現力の身につけ方を紹介します。
おすすめは次のとおりです。
- 振り付けを覚える
- 歌詞の意味を考える
- 曲がなにを伝えたいか考える
- 体をパーツごとに分けて踊る
- 上手な人のダンスを研究する
- 表情を管理する
- 目線を意識する
- イメージに合う衣装で踊る
- 音楽をよく聞く
- 音楽を喜怒哀楽に分ける
くわしく見ていきましょう。
振り付けを覚える
ダンスの表現力の身につけ方1つめは、振り付けを覚えることです。
まず大前提として、振り付けをきちんと覚えていないと、ダンスで表現をすることはできません。たとえば、国語の音読を例に挙げてみましょう。
読めない漢字があってつっかえていると、すらすらと読めず、感情を込めることもできませんよね。ダンスもこれと同じです。
まずダンスの振り付けを覚えましょう。ただなんとなく振り付けを全体的に覚えるのではなく、お手本となる周りのダンサーがいない状態でも踊れるくらいのレベル、体が振り付けをしっかりと覚えているレベル(自然と体が動くレベル)までもっていってください。
鏡を見なくても踊れるくらいまでまずは練習しましょう。
表現力の練習をする前に、振り付けを覚えることが必要です。
歌詞の意味を考える
ダンスの表現力の身につけ方2つめは、歌詞の意味を考えることです。
歌詞つきのダンス曲で踊る場合は、歌詞の意味を調べてみてください。歌詞はネットで調べられます。英語の曲の場合は、タイトルのあとに「lyrics」(歌詞という意味の英単語)を入力しましょう。これで歌詞がヒットします。
英語の歌詞の場合は、翻訳サイトを使用して和訳をしてみましょう。英語に自信がある方は、自分で辞書を使って訳せば勉強にもなりますよ。
歌詞の意味は、おとなっぽくて難しいこともあるかもしれません。一緒に踊る仲間と話し合ってみましょう。わからないときは、保護者やダンス講師に相談するのもおすすめです。
ざっくりと曲の歌詞が、喜怒哀楽のどれに該当するのか、明るい曲なのか暗い曲なのかだけでも判断してください。
歌詞がない曲で踊ることもありますよね。このときは曲のイメージだけでもOKです。長調か短調かでも表現ができます。転調したとき(キーが半音上がったとき)は、ダンスも少し変えると表現力が出るでしょう。転調でさらにダンスを大きくするのもおすすめです。
クラシックバレエの場合は、歌詞のない音楽で踊ります。この場合は、どんなシーンなのか考えて踊ってください。バレエのレッスンだと、バリエーションの練習はしてもストーリーまで先生から教わらないことが多いです。わからずに踊る子もいるので、キャラクターの背景や心情も考えて踊りましょう。
曲がなにを伝えたいか考える
ダンスの表現力の身につけ方3つめは、曲がなにを伝えたいのか考えることです。
歌詞がある曲の場合は、歌詞の意味を考えたあと、視聴者になにを伝えたいのかも想像してみてください。必ずしもメッセージ性があるわけではありませんが、なにか伝えたいものがある曲もあります。
体をパーツごとに分けて踊る
ダンスの表現力の身につけ方4つめは、体をパーツごとにわけて考えることです。
ダンスは全身で踊りますが、実際はパーツに分けて動きますよね。アイソレーショントレーニングをして、パーツごとに独立させるのが基本です。
たとえば、腕で柔らかさを表現、足で力強さを表現のように、パーツごとで表現は異なります。なんとなく全体で動くのではなく、体のパーツを意識してください。
見えていないパーツも体の一部です。背中、お尻も意識しましょう。
上手な人のダンスを研究する
ダンスの表現力の身につけ方5つめは、上手な人のダンスを研究することです。
「この人は表現力があるな」と思うダンサーを見つけて、その人のダンスの研究をしましょう。YouTubeなどの動画でダンスを見て、なぜ表現力が高いと思うのか、考えてみてください。
表情、体の使い方、肩の角度、目線など研究すると、ヒントが得られるでしょう。
表情を管理する
ダンスの表現力の身につけ方6つめは、表情を管理することです。
踊っているとき、どんな表情をしていますか。踊ることに精一杯になると無表情になっていることもあります。無表情で踊るダンスもありますが、ほとんどのダンスでは表情をつけたほうがよいでしょう。
ダンスの表情はそう単純ではありません。終始ニコニコしていればいいわけではなく、かっこいい振り付けのときは、クールな表情にするなど、シーンによって表情を変えましょう。
この表情管理はとても重要です。
音楽はパッと切り替わることが多いですが、笑顔から急にシリアスな顔って難しいものです。なんとなくまだ笑顔が残っていたりすることもあるので、表情の切り替えの練習も必要です。
目線を意識する
ダンスの表現力の身につけ方7つめは、目線を意識することです。
ダンスを習っていると、先生から顔の向きを注意されることもあるでしょう。
みんなで同じ方向を向いていても、目線が違っているとバラバラに見えます。優れたダンサーは、目線の使い方もとても上手です。
わたしがとても上手だなと感じるのは、BTSのジミンさんです。ふと目線を下にしたときは、ただ下を向いているのではなく、あえて下に目を落とすことで感情を表現しているのだなと感じています。ジミンさんの場合は、目線も振り付けの1つとして踊っているのだろうと思うほどです。
このように、「この人はこの表現が上手だな」と感じるダンサーを見つけましょう。目標や理想があると上達しますよ。
イメージに合う衣装で踊る
ダンスの表現力の身につけ方8つめは、イメージに合う衣装で踊ることです。
キュートなダンスのときは、キュートな衣装で踊る、クールな印象のダンスはクールな衣装で踊ることが基本。発表会では、先生から衣装の指示が出るので、指示通りの衣装を着ればイメージに合う服装で踊ることができるでしょう。
これだと、曲と見た目の雰囲気も合うかと思います。
曲と衣装のマッチを普段のレッスンからやりましょう。曲のイメージに合う練習着で踊ると、やる気も出るものです。単純なことですが、やってみてください。
発表会で踊るダンスのイメージに似ている服装を普段からしてみることで、自分そのものが曲のイメージに近くなることも。やってみてくださいね。日ごろからなり切ることもおすすめです。
音楽をよく聞く
ダンスの表現力の身につけ方9つめは、音楽をよく聞くことです。
スタジオのスピーカーだと、響きすぎて細かな音が聞けないこともあります。そこでおすすめしたいのが、イヤホンやヘッドホンを使って音楽を聴くことです。普段スタジオで聞くダンス曲とは違ったように聞こえるはず。
「あれ、ここにこんな音あったっけ?」とこまかな音に気が付くこともあるでしょう。
通学の電車の中や隙間時間にダンス曲を聴いて、ダンスのイメージをしませんか。
聞き続けることで、自分のテーマソングのようになるはずです。音のタイミングも体に染みつくので、踊りやすくなりますよ。
曲を聴いていると、頭のなかに振り付けも浮かぶはず。その場で踊れなくても、振り付けの復習にもなります。自分のテーマソングのようになると、気分も上がりますよ。
わたしはバレエでバリエーションが決まると、スタジオまでの道中でバリエーションの音楽を聞いています。ワクワクした気持ちでスタジオに行けるのでおすすめです。
可能であれば、先生から音源を借りてください。
同じ曲でも演奏する人が違うと、テンポや音のタイミングが微妙に違います。本番とは違う音源をずっと聞いていると、タイミングがずれてしまうこともあるので、なるべく本番と同じ音源を聞きましょう。
音楽を喜怒哀楽に分ける
ダンスの表現力の身につけ方10つめは、音楽を喜怒哀楽に分けることです。
音楽に表情や感情を付けてみましょう。
最初の部分は、「喜」だけど、途中から「哀」に変わる曲もあるはずです。曲をざっくりと喜怒哀楽に分けてみて、それをダンスや表情で表現すると、表現力のあるダンスになるでしょう。
喜怒哀楽に分けるのが難しい場合は、「明るいか暗いか」だけでもよいので分けてください。
ダンスの表現力とは
さて、ダンスの表現力の身につけ方を紹介してきましたが、そもそもダンスの表現力とはなんでしょうか。
ダンスの表現力とは、イメージしたものを踊りという形にすることです。感じたことをダンスにしてあらわす力のことも表現力と呼びます。
たとえば、ジェスチャー伝言ゲームをするとしましょう。
お題が「タコ」だったら、口をとがらせて手足をクネクネ動かして表現する人が多いと思います。
ジェスチャー伝言ゲームは、名詞を表現するのでかんたん。ダンスの場合は、もっと複雑で感情、誰かの人生、恋愛などを表現します。しかし、根本はこのジェスチャー伝言ゲームのように、言葉を使わず、体の動きで表現するのです。
ちなみに、ダンサーはジェスチャー伝言ゲームがうまい人が多いですよ。
表現力を身につけたいのであれば、お友だちと伝言ゲームで遊ぶのもよいかもしれません。
ダンスの表現力がアップするメリット
ダンスの表現力がアップするメリットを紹介します。
- お客さまに伝わる
- ダンスが上手に見える
- ソロでも踊りやすくなる
- 仲間に差をつけられる
お客さまに伝わる
表現力をつけるメリット1つめは、お客さまに伝わることです。
ダンスは人前でパフォーマンスするもので、エンターテイメントの1つです。ただダンスを披露するだけでなく、そのダンスにどんな意味があるのか、お客さまに何を伝えたいのかを表現する必要があります。
バレエであれば、お話のなかのダンスなので、姫や妖精などの感情を表現することになります。有名な『白鳥の湖』のワンシーンである「瀕死の白鳥」は、振り付け自体はとてもシンプル。ブレブレで移動をして、手をパタパタと羽ばたかせるだけですが、これを踊るのはとても難しいです。
「瀕死の白鳥」を踊るだけであれば、子どもでもできるでしょう。しかし、オデットの気持ち、はかなさを表現するためには、表現力の高いトップダンサーが踊る必要があるのです。
このようにお客さまの心に伝わる踊りをするためには、表現力が必要。
表現力がアップすれば、見に来た家族やお客さまの心にグッと刺さるものがあるでしょう。
ダンスが上手に見える
表現力をつけるメリット2つめは、ダンスが上手に見えることです。
表現力があるダンサーは、目を引きます。ダンスにくわしくない人や未経験の人でも、表現力の高いダンサーを見ると、「この人は上手だな」と思うものです。
表現力はときにスキルをカバーできることもあります。もちろんスキルもしっかりと身につけるべきですが、表現力があることでカバーできることも。
ダンスが上達したい方は、表現力もしっかりと練習しましょう。
ソロでも踊りやすくなる
表現力をつけるメリット3つめは、ソロでも踊りやすくなることです。
アンサンブルで踊るときは、良くも悪くも周囲に合わせる必要があります。本当はもっと高く足をあげられるのに、周囲に合わせるためにあえて少し低くする、ということもあり得るのです。
表現力が高いダンサーだと、ひとりでダンスを踊ってその感情をお客さまに伝えやすくなるため、ソロにも抜擢されやすいでしょう。
同じスキルであれば、表現力が高い子のほうがソロやセンターに選ばれやすいのです。
仲間に差をつけられる
表現力をつけるメリット4つめは、仲間に差をつけられることです。
先述したように、スキルが同じであれば、表現力が高いダンサーのほうが目がいきます。表現力がある子のほうが、上手に見えるからです。
表現力があると、ダンス教室の仲間にも差をつけられるので、ぜひ身につけましょう。
ダンスの表現力を身につけるための練習方法
ダンスの表現力を身につける練習方法を紹介します。
- お手本をコピーする
- 自分のダンスを撮影する
- 表情のみの練習をする
お手本をコピーする
練習方法1つめは、お手本をコピーすることです。
ダンス曲を踊ると決まったら、そのダンスをYouTubeなどで探して、お手本となる動画をまず見つけてください。「このダンサーはお手本になる!」と思うような動画を見つけたら、それをコピーしましょう。まずは真似でOKです。
このとき表情も真似しましょう。お手本のダンサーがしているのと同じ表情も自分ですることで、練習になります。
誰かのコピーをするだけでも、スキルは身につきます。まったく同じように踊ることを意識して、練習してみてください。
自分のダンスを撮影する
練習方法2つめは、ダンスを撮影することです。
お手本のダンスを真似して踊る様子を撮影しましょう。まず前から撮影して表情は作れているか、見てみましょう。
表情の練習に慣れていないと、ぎこちない顔になっていることもあります。怖い顔に見ることも…笑
動画を見て、表情の研究をしてくださいね。
ダンスはあらゆる角度で撮影するとよいですよ。後ろから撮影するのもおすすめです。後ろに客席がある舞台はほぼありませんが、背中は意識できているかもチェックできます。
表情のみの練習をする
練習方法3つめは、表情のみの練習をすることです。
表情の練習をしても、なかなかうまくできないこともあるかと思います。顔のみの練習もおすすめです。音楽を聴いて、手鏡などを机に置いて、顔のみつくってみましょう。
くわしい表情のつけ方・作り方は、後述いたします。
ダンスの表現力を身につけるときの注意点
ダンスの表現力を身につけるときの注意点を紹介します。
- 型を崩しすぎない
- 勝手にアレンジしない
- 周囲に合わせる
型を崩しすぎない
注意点1つめは、型を崩さないことです。
表現力をつけることは、周囲と違うことをするというわけではありません。型を崩しすぎると、めちゃくちゃな踊りになってしまいます。
型は必ず守ってください。守らないとただの自由な踊り、好き勝手に踊っていることになるので、型は崩しすぎないようにしましょう。
勝手にアレンジしない
注意点2つめは、勝手にアレンジしないことです。
表現をするために、自分で解釈することはよいですが、振り付けを勝手にアレンジするのはやめましょう。勝手に振り付けを変えると、トラブルにもなるのでご注意ください。
あくまで振り付け通り、型が崩れないギリギリのところで自分なりの表現、自分らしい動きをすることが、表現力のあるダンスです。
周囲に合わせる
注意点3つめは、周囲に合わせることです。
アンサンブルで踊る場合は、身勝手にならずに周囲に合わせましょう。みんなで練習するときは、表情も合わせてください。みんながシリアスな表情のときに笑っていれば、悪目立ちします。
目立つためにあえて違うことをするのではなく、周囲に合わせることも大切です。
独りよがりにならないように気を付けてくださいね。
ダンスの表情の作り方のコツ
ダンスの表情の作り方のコツを紹介します。
- 恥ずかしがらない
- どんな表情があるのか知る
- イメトレをする
- 自信を持つ
- ダンスを楽しむ
- 歯を見せる
恥ずかしがらない
表情づくりのコツ1つめは、恥ずかしがらないことです。
今まで表情の練習をしていない人の場合は、表情をつけるって恥ずかしいかと思います。笑顔になるって慣れていないと難しいですよね。
恥ずかしがっていると、どうしても下を向いてしまいます。モジモジして踊っている人を見ると、見ているほうまで恥ずかしくなるものです。
堂々としているほうがかっこいいので、まず表情をつけるときは恥ずかしがらないようにしましょう。
日ごろのレッスンから表情をつけていると、恥ずかしくなくなります。ぶっつけ本番で当日のみ表情をつけると、うまくできないのでご注意ください。
とは言え、ある日のレッスンで突然表情をつけて踊ったら、周りの仲間に「あれ?」と思われるのではないか…と不安になるでしょう。たしかに、ある日、無表情だった人が表情を付けるようになったら、「ん?」と思うものです。
しかし、それは初日のみです。悪いように受け取られることもありません。周囲は、「表情をつける練習をしているんだな」と好意的に受け取ってくれるはずなので、恥ずかしがる必要はありません。
どんな表情があるのか知る
表情づくりのコツ2つめは、どんな表情があるのか知ることです。
感情は喜怒哀楽とざっくりとわけて4つですが、実際はもっとありますよね。表情も同じで、たくさんあります。テレビドラマや映画を見て、表情の研究をするのもよいでしょう。
研究と言いましたが、ただドラマや映画を見るだけでもOKです。演じるとはどういうことなのか、作品をたくさん見ることでわかってくるでしょう。
演技が上手な俳優さんは、たくさんの作品を見ているそう。小説をたくさん読んで、感情を学ぶ人も多いそうです。子役としてデビューした芦田愛菜さんも読書家で知られています。テレビドラマや映画だけでなく、小説をたくさん読むのもよいでしょう。
イメトレをする
表情づくりのコツ3つめは、イメトレすることです。
ダンスの練習ってなかなか自宅ではできませんよね。表情のイメトレは、イスに座っていてもできます。
音楽をかけて、手足は動かしているイメージをします。お顔だけ動かすのです。ヘッドホンなどで音楽を聴きながら、表情だけ作りましょう。
ただしこの練習は、変な人だと思われがち笑 座っているのに、コロコロと表情が変わるので、「あの人大丈夫?」と思われることもあるのです^^;
誰にも見られない場所で練習することをおすすめします。
自信を持つ
表情づくりのコツ4つめは、自信を持つことです。
自信がないと表情にもあらわれます。自信がない人は、伏し目がちになって、下を向いていることが多いので、まずは自分に自信を持ちましょう。
「いやいや、このレベルで自信なんて持てない!」
そんな風に思う方もいますよね。しかし、どんなレベルでも自信は持ってよいのです。
キッズダンスでまだスキルが未熟でも、自分に自信を持っている子とそうでない子はよくわかります。自信がある子のほうが惹きつけられるものです。
これはおとなでも同じ。どんなレベルであろうと、自信を持って踊ってください。
ダンスを楽しむ
表情づくりのコツ5つめは、ダンスを楽しむことです。
楽しくないのに、表情まで作るのって大変ですよね。まず、ダンスを心から楽しむことが大切です。自分に自信を持って、自分のダンスを好きになりましょう。
表情も演じているのではなく、心からにじみ出る表情のほうが自然です。自分のダンスが好きであれば、自然な笑顔になれるはず。自分が踊っている動画を見て、よいところをチェックして、自分のダンスを好きになってくださいね。
歯を見せる
表情づくりのコツ6つめは、歯を見せることです。
笑顔って難しいですよね。本番のステージに上がると、緊張してしまい顔の筋肉がこわばることもあります。
こういうときは、とにかく歯を見せることをおすすめします。ちなみにわたしは子どものときからバレエを続けていて、舞台の上で踊ることもあります。
長くやっていても、やっぱりステージの上では緊張するものです。とりあえず、歯だけは見せよう! というつもりで踊っているのですが、最後のほうになると歯茎がカピカピに笑
それでも、最後まで歯は見せるようになんとかしています。(カピカピになるとむしろ唇が元に戻らず、歯が出たままになるのですが^^;)
笑顔は特に難しいものです。目を細めてしまうと顔のパーツが小さくなります。バレエの場合は、目はぱっちりと開けて、歯を見せることが多いです。
ダンスのジャンルによって、曲によっても違いますが、笑顔では目を細めるかどうかもよく研究しましょう。
理想の表現力のあるダンサーを見つけよう
自分の理想となるダンサーを見つけてください。
おすすめは、次の人たちですが、好みは人それぞれです。参考程度にお考えくださいね。(一部フィギュアスケートの選手も入っています)
- BTSのジミンさん
- 菅原小春さん
- スベトラーナ・ザハロワさん
- 森山未來さん
- エフゲニア・メドベデワさん
- 高田茜さん
わたしは上記の人たちが特に表現力があるなと感じています。
上手なダンサーはたくさんいますが、ひとりに絞ってください。その人がなぜ上手なのか、徹底的に考えてみましょう。
ダンサーのPVを見るのもよいですね。BTSのジミンさんであれば、アイドルなので動画がたくさんアップされています。衣装をちらっとめくる動作も、ジミンさんの良さだと思います。
菅原小春さんもYouTubeでダンスが見られます。彼女は表情が上手なだけでなく、恵まれたスタイルも後押しになっています。女性ダンサーですが、男性的な踊りもとても上手。なぜ女性なのに男性的に踊れるのかも、よく観察してみてください。
このように、表現力の高いダンサーには、「ここがいい!」というポイントがあります。何度も繰り返し見て、ダンスの研究をしましょう。
まとめ
ダンスの表現力について解説しました。
ダンスの表現力とは、イメージしたものを踊りという形にすること。
表現力を身につけるための練習方法は次のとおりです。
- 振り付けを覚える
- 歌詞の意味を考える
- 曲がなにを伝えたいか考える
- 体をパーツごとに分けて踊る
- 上手な人のダンスを研究する
- 表情を管理する
- 目線を意識する
- イメージに合う衣装で踊る
- 音楽をよく聞く
- 音楽を喜怒哀楽に分ける
ぜひやってみてください。
表現力を身につけるメリットは主に次の4つ。
- お客さまに伝わる
- ダンスが上手に見える
- ソロでも踊りやすくなる
- 仲間に差をつけられる
表現力を身につけるコツは次のとおりです。
- お手本をコピーする
- 自分のダンスを撮影する
- 表情のみの練習をする
表現力を身につけて踊ることは、身勝手に踊ることではありません。ある程度ルールに従って踊らないと、悪目立ちします。次の3つに注意してください。
- 型を崩しすぎない
- 勝手にアレンジしない
- 周囲に合わせる
表情の作り方のコツは次のとおりです。
- 恥ずかしがらない
- どんな表情があるのか知る
- イメトレをする
- 自信を持つ
- ダンスを楽しむ
- 歯を見せる
表情がないと、表現力があるようには感じられないので、顔もつくりましょう。