エイベックスダンスマスターの「オフィシャルチーム」とはなにか
国内最大級のダンススクールであるエイベックスダンスマスターにはオフィシャルチームがあります。
今回は、エイベックスダンスマスターのオフィシャルチームについて解説します。
オフィシャルチームに入る条件やオーディションに合格するコツもまとめたので、参考にしてください。
エイベックスのオフィシャルチームとはなにか
エイベックスダンスマスターには、オフィシャルチームというものがあります。
ここではエイベックスダンスマスターのオフィシャルチームについて解説します。
そもそもエイベックスダンスマスターは、170を超えるスタジオがある大規模なスクール。これらのスタジオ間の垣根を超えて結成されるダンスチーム(選抜チーム)がオフィシャルチームです。
基本的に他のスタジオの子と交流することはないので、オフィシャルチームに入ることで、違うスタジオの子と一緒に踊ることができます。
参考:avex dance master OFFICIAL TEAM
エイベックスのオフィシャルチームの種類
エイベックスダンスマスターのオフィシャルチームには複数の種類があります。
2023年8月現在のチームを紹介します。
関東のオフィシャルチームは次の4つ。
- Dream Team-Tokyo
- Shorty!!
- dino
- Little Dream Team
関西のオフィシャルチームは次の2つ。
- Dream Team-Osaka
- SLAPS
それぞれのチームには特徴があります。エイベックスダンスマスターのオフィシャルチームに入りたい方は、しっかりとチームの実績や特徴をチェックしましょう。
ここではかんたんにエイベックスダンスマスターのオフィシャルチームの特徴を紹介します。
Dream Team(Tokyo・Osaka)
Dream Teamは、ハイレベルなダンスエンターテイナー集団で、ダンススキルだけでなく、お客様を楽しませることができるダンサーが集まっています。
小学校4年生(9歳)から25歳までが対象です。
Shorty!!
Shorty!!は、女子が憧れる「かっこいい」ガールズチーム。歴代のShorty!!からは育成性が多数輩出されている生徒憧れのオフィシャルチームです。
女子が憧れるかっこいい女子になりたい子に向いています。
ダンススキルだけでなく、メイク・スタイル・ファッションなど魅せ方も学べるようです。
ガールクラッシュになりたい子にもよいでしょう。
対象年齢は小学校4年生(9歳)から20歳です。
dino
dinoは、魅せ方を追求するメンズのオフィシャルチームで、洗練されたスタイルが特徴です。
ディレクターがひとりひとりの魅力を引き出してくれるでしょう。
対象年齢は小学校4年生(9歳)から20歳です。
Little Dream Team
Little Dream Teamは、キッズを対象にしたオフィシャルチームで、幼いながらもハイレベルなダンススキルがある子たちで構成されています。おとな顔負けのダンスが特徴です。
対象年齢は4歳から小学校3年生(8歳)までです。
SLAPS
SLAPSは関西のオフィシャルチームで、自分の強みをみつけセルフプロデュースを学ぶ集団です。
対象年齢は小学校4年生(9歳)から25歳です。
このように、エイベックスダンスマスターのオフィシャルチームは、チームによって対象年齢が異なります。チームの特徴やテーマも異なるので、自分に合ったものを目指しましょう。
エイベックスのオフィシャルチームへの入り方
エイベックスダンスマスターのオフィシャルチームへは、オーディションに合格して入ることができます。
オフィシャルチームのオーディション
オフィシャルチームに入るには、オーディションに合格しなければいけません。
このオーディションですが、保護者は見学ができません。基本的にオフィシャルチームのリハーサルもメンバーのみで、保護者は参加できないため、子どもの場合は母子分離できている必要があります。
また、オーディションではダンスを披露しますが、課題のダンスは事前に振り映像がメールで送られてきます。振りをおうちでしっかりと覚えましょう。オーディション当日は振り入れする時間は用意されていないので、突然踊ることになります。必ず事前準備をしてください。
オフィシャルチームの応募資格
エイベックスのオフィシャルチームの応募資格を紹介します。
実は、オフィシャルチームには誰でも入れるわけではありません…。
- エイベックスダンスマスター・アーティストアカデミーの生徒であること
- エイベックス・プロワークス/JSDA会員であること
- 本番・リハどちらも参加できること
- ダンススキルが一定レベル以上あること
エイベックスダンスマスター・アーティストアカデミーの生徒であること
エイベックスのオフィシャルチームなので、ダンスマスターやアーティストアカデミーの生徒である必要があります。
アーティストアカデミーの生徒であれば、どんなクラスでもエントリーが可能です。
エイベックス・プロワークス/JSDA会員であること
エイベックス・プロワークスまたはJSDA会員である必要もあります。
エイベックスダンスマスターやアーティストアカデミーの生徒であれば、プロワークスに登録しているはずなので、こちらの条件は満たしていることがほとんどでしょう。
本番・リハどちらも参加できること
オフィシャルチームの本番・リハどちらも全部参加できることも条件のひとつです。
オフィシャルチームは、イベントやバックダンサー出演など、特別な機会のために集まった集団です。普段のスタジオレッスンとは別に集まって鍛錬をするため、本番はもちろんのことリハ練習にも参加できることが条件です。
もちろん体調不良などで欠席することは仕方ありませんが、可能な限り参加できることが望ましいです。
ダンススキルが一定レベル以上あること
オフィシャルチームは、選抜チームなので一定以上のダンススキルが求められます。
HIPHOPダンススキル初級レベル以上、エイベックスストリートダンス検定3級以上保持が条件となります。
オフィシャルチーム入りを希望する子は、ストリートダンス検定を受験しましょう。3級に合格したらOKではなく、それ以上のレベルを目指す強い気持ちを持って鍛錬してくださいね。
この条件とは別にエイベックスダンスマスターの講師から推薦状をもらっている場合は、入門クラスの生徒でもオフィシャルチームにエントリーできます。
また年齢制限も必ず確認してから応募しましょう。
また、オフィシャルチームには月謝が別途必要です。
エイベックスのオフィシャルチームのオーディションに合格するコツ
オフィシャルチームのオーディションに合格するコツをまとめます。
- 振り付けを覚える
- ダンスを撮影して客観視する
- あいさつをしっかりとする
- 表情管理をする
- 待ち時間に大声でおしゃべりをしない
- 待ち時間も審査されていると考える
- 自分の個性・強みを知る
- 止まらない
振り付けを覚える
オーディションに合格するコツ1つめは、振り付けを覚えることです。
先述したように、メールで振り付けの映像が送られてくるので、それを覚えましょう。当日は振り入れ時間はなく、急にダンスを披露することになるので、自宅でしっかりと覚えてください。
緊張すると振りを忘れてしまう子もいますよね。
頭が真っ白になっても自然と体が動くようになるまで、振りを体に染みこませてください。
忘れた!ダンスの振り付けがわからなくなったときの対処法 – 音楽・ダンス教育ママの体験日記 (kyoikumama.com)
ダンスを撮影して客観視する
オーディションに合格するコツ2つめは、ダンスを撮影して客観視することです。
ダンスの振り付けを覚えられたら、それで終わりではなく、踊る様子を動画で撮影してください。その動画を見て、もっと改善したほうがよいところをリストアップして、克服していくとダンスがよくなります。
スタジオの先生に動画をチェックしてもらうのもおすすめです。可能であれば、レッスン後に先生に実際のダンスを見てもらうのもよいでしょう。
あいさつをしっかりとする
オーディションに合格するコツ3つめは、あいさつをしっかりとすることです。
オフィシャルチームはスタジオの垣根を超えたメンバーで構成されています。この特徴から、メンバーのほとんどは初対面なので、あいさつや声掛けが必要です。きちんとあいさつをすれば、メンバー同士の仲も深まり、それがフォーメーションダンスにも活かされます。
オフィシャルチームは、その名の通りチームなので、輪を乱さず、みんなと仲良くできる力も大切です。あいさつがしっかりできる子のほうがオフィシャルチームのメンバーにはふさわしいとされるはず。
オーディションでダンスを披露する場合は、「よろしくお願いします」と元気にあいさつをして、お辞儀をしてください。踊ったあとは、「ありがとうございました」と言いましょう。
オーディション当日に受付をする際も、「よろしくお願いします」と言うことをおすすめします。
表情管理をする
オーディションに合格するコツ4つめは、表情管理をすることです。
緊張していると、顔がこわばってしまいますよね。なるべく日ごろのレッスンから表情を意識して、オーディション当日も表情管理できるように練習しましょう。
オフィシャルチームは、ただダンスが上手な子を集めたいわけではないはずです。魅力のある子がパフォーマンスをすることで、お客さまを盛り上げることを目的としているはずなので、自分の個性が出せるように表情を意識してください。
待ち時間に大声でおしゃべりをしない
オーディションに合格するコツ5つめは、待ち時間に大声でおしゃべりをしないことです。
オーディション会場に行ったら、知り合いがいて、嬉しくなって大きな声で話してしまうこともあるかと思います。周囲が緊張してシーンとしている空間で、大きな声でおしゃべりをしている子がいたら、悪く目立ってしまいます。集中している子の妨げにもなるので、大きな声でのおしゃべりはおすすめしません。
「どこのスタジオにいるの?」、「ダンスを始めてどれくらい?」と周囲の子に声をかけることは悪いことではありません。交流を楽しむのもおすすめですが、その場にふさわしくないボリュームでのおしゃべりは審査員にも悪い印象を与えるので気を付けましょう。
待ち時間も審査されていると考える
オーディションに合格するコツ6つめは、待ち時間も審査されていると考えることです。
オーディションはダンスを踊っているときだけとは限りません。
待ち時間も審査されている可能性もあります。待ち時間もオフィシャルチームのメンバーとしてふさわしい行動を取りましょう。
失敗した子を笑う、「もう帰りたい」と愚痴を言うことは避けてください。
自分の個性・強みを知る
オーディションに合格するコツ7つめは、自分の個性・強みを知ることです。
先述したように、オフィシャルチームには魅力的な子が合格しやすいはずなので、自分の個性を活かしたパフォーマンスをしましょう。オーディションでは、強みをアピールすることも大切です。
自分の個性や強みがよくわからない場合は、先生に聞いてみてください。
止まらない
オーディションに合格するコツ8つめは、止まらないことです。
オーディションで緊張しすぎて、振り付けが飛んでしまうことや、体が動かなくなってしまうこともありますよね。つい止まってしまうかもしれませんが、すぐに動き出してください。
審査員に「この子は緊張すると、ステージでぼーっと止まってしまう」と思われると、選考結果に悪影響です。振り付けを忘れてしまったものの、自分なりになんとかしようと努力したことがわかるように、対処しましょう。
忘れた!ダンスの振り付けがわからなくなったときの対処法 – 音楽・ダンス教育ママの体験日記 (kyoikumama.com)
エイベックスのオフィシャルチームに入るメリット
ここからはエイベックスダンスマスターのオフィシャルチームに入るメリットを紹介します。
- ステージ出演ができる
- 別のスタジオの友だちができる
- 普段とは違う先生の指導が受けられる
- カメラ映えするダンスが学べる
- スキルチェックが受けられる
- アーティスト写真の撮影をしてもらえる
ステージ出演ができる
オフィシャルチームに参加するメリット1つめは、ステージ出演ができることです。
オフィシャルチームに入らなくても、エイベックスの発表会(Dance Nationなど)に参加はできますが、オフィシャルチームに所属することで、より多くのステージ出演が可能になります。
その理由は、オフィシャルチームとして出演打診が来るからです。
エイベックス系のイベント(HASH HACKなど)にも参加ができます。
オフィシャルチームに入らなくても、ステージに立つことはできますが、チームに入ることで出演数が増えるのもメリットです。
別のスタジオの友だちができる
オフィシャルチームに参加するメリット2つめは、別のスタジオの友だちができることです。
通常であれば、1つのスタジオでレッスンを受けるため、別のスタジオの子と交流することはほぼありません。しかし、オフィシャルチームは別のスタジオの子と一緒にレッスンを受けるため、新しい友だちができるのです。
オフィシャルチームによっては9歳から25歳まで所属しているので、年齢の異なる人と一緒にダンスができることも魅力です。年の離れた友だちができるかもしれません。
普段とは違う先生の指導が受けられる
オフィシャルチームに参加するメリット3つめは、普段とは違う先生の指導が受けられることです。
オフィシャルチームには、ディレクターがいます。
そのディレクターからアドバイスを得ることもできるでしょう。
いつも同じ先生から習っていると、注意点も同じ内容になることもありますが、別の先生から指導を受けることで、異なった視点からのアドバイスを受けることもできるのです。
新鮮な注意を得ることもあるでしょう。
別の先生からの指摘やアドバイスで「いつものスタジオで注意されているのは、こういうことか!」と注意点への理解が深まることもあります。
カメラ映えするダンスが学べる
オフィシャルチームに参加するメリット4つめは、カメラ映えするダンスが学べることです。
通常ダンスはステージで踊り、客席にいるお客さまを楽しませるエンターテイメントです。
オフィシャルチームでは、プロカメラマンを招待して、ダンサーやアーティストのようなPV撮影もしてもらえるのがメリット。
カメラの前でパフォーマンスする力も磨かれるでしょう。
スキルチェックが受けられる
オフィシャルチームに参加するメリット5つめは、スキルチェックが受けられることです。
オフィシャルチームでは、レッスンの途中で何度かスキルチェック会があり、そこでダンスの強みや弱みもわかるでしょう。アドバイスを受けることもできるので、上達につながります。
アーティスト写真の撮影をしてもらえる
オフィシャルチームに参加するメリット6つめは、アーティスト写真の撮影をしてもらえることです。
いわゆる「アー写」の撮影をプロのカメラマンにしてもらえます。
オフィシャルチームでの集合写真だけでなく、個人撮影もしてもらえるのです。
撮影したデータは配布してもらえるので、エイベックスプロワークスのプロフィールに設定するのもよいでしょう。外部のオーディションを受けるときにも使えるので、よいですよね。
…とは言っても、撮影ってどんなポーズを取ればいいのか悩みませんか。
オフィシャルチームのディレクターがポージングや魅せ方の指導もしてくれるので、よりよい撮影ができます。
エイベックスのオフィシャルチームに向いている子
エイベックスのオフィシャルチームに向いている子の特徴を解説します。
- 人前に出るのが好きな子
- プロダンサーを目指している子
- よりレベルの高い環境でダンスを学びたい子
人前に出るのが好きな子
オフィシャルチームに向いている子の特徴1つめは、人前に出るのが好きな子です。
ときどき子ども本人は嫌がっているのに、保護者の希望で選抜チームのオーディションやコンクールを受けさせることがありますが、人前に出るのが苦手な子にとってステージに立つのはとても辛いことです…。
発表会や運動会、学芸会など人前に出るのが好きな子、目立つのが好きな子にオフィシャルチームはよいでしょう。
プロダンサーを目指している子
オフィシャルチームに向いている子の特徴2つめは、プロダンサーを目指している子です。
オフィシャルチームからは、のちに活躍するダンサーやアーティストを多数輩出しています。実際にバックダンサー出演やイベント出演もあるので、そこからお仕事につながるかもしれません。
オフィシャルチーム内には、ダンサーを目指す子もいるはずなので、よい刺激にもなるでしょう。
よりレベルの高い環境でダンスを学びたい子
オフィシャルチームに向いている子の特徴3つめは、よりレベルの高い環境でダンスを学びたい子です。
オフィシャルチームに入ると、ステージ出演が前提となっているため、普段のスタジオレッスンよりもやや厳しめの指導が受けられるでしょう。オフィシャルチームのディレクターは実績が豊富で、指導レベルも高いため、より難しい環境でダンスを学びたい子に向いています。
YTJにオフィシャルチームはある?
ここからはYTJについてです。うちの娘が入って活動しているユースシアタージャパンというミュージカル劇団なのですが、オフィシャルチームはあるのか解説します。
まず結論からですが、YTJにオフィシャルチームという名前の集まりはありません。
しかし、YTJではスタジオの垣根を超えて活動する機会があります。
YTJはミュージカル劇団なのでミュージカル公演をしますが、公演にはスタジオ関係なく参加できるのです。
つまり、公演には近隣のAスタジオ、Bスタジオ、Cスタジオから選抜されたメンバーが集まり、一緒に練習をして活動するのです。公演には選抜されたメンバーが参加するので、よい刺激を得ることができるでしょう。
スタジオを超えて交流する機会はYTJにもあるので、興味があればYTJで活動してみませんか。
ただし、YTJは芸能事務所ではないため、テレビ出演やPV出演をあっせんすることは基本的にありません。あくまでミュージカル劇団で、習い事スクールでもないことをご理解ください。
国際的に活躍する若者を輩出するユースシアター(劇団)-ユースシアタージャパン(YTJ)
まとめ
エイベックスダンスマスターのオフィシャルチームについて解説しました。
エイベックスの現在(2023年8月)あるオフィシャルチームは次のとおり。
- Dream Team-Tokyo・Osaka
- Shorty!!
- dino
- Little Dream Team
- SLAPS
オフィシャルチームに入る条件は次のとおり。
- エイベックスダンスマスター・アーティストアカデミーの生徒であること
- エイベックス・プロワークス/JSDA会員であること
- 本番・リハどちらも参加できること
- ダンススキルが一定レベル以上あること
オフィシャルチームに合格するコツは次のとおり。
- 振り付けを覚える
- ダンスを撮影して客観視する
- あいさつをしっかりとする
- 表情管理をする
- 待ち時間に大声でおしゃべりをしない
- 待ち時間も審査されていると考える
- 自分の個性・強みを知る
- 止まらない
オフィシャルチームに入るメリットは次のとおり。
- ステージ出演ができる
- 別のスタジオの友だちができる
- 普段とは違う先生の指導が受けられる
- カメラ映えするダンスが学べる
- スキルチェックが受けられる
- アーティスト写真の撮影をしてもらえる
オフィシャルチームに向いている子の特徴は次のとおりです。
- 人前に出るのが好きな子
- プロダンサーを目指している子
- よりレベルの高い環境でダンスを学びたい子