Kポップダンスとはなに?エイベックスダンスマスターで習えるのか解説
近年は、韓国風〇〇という言葉が流行っています。ポップカルチャーでも韓国は人気。習い事でもKポップダンスがあるのです。
今回は、Kポップダンスとはなにか解説します。
国内最大級のダンススクール「エイベックスダンスマスター」でKポップダンスは習えるのかもまとめたので、参考にしてください。
エイベックスダンスマスターでKポップダンスは習える?
エイベックスダンスマスターでKポップダンスは習えるのか解説します。
こちら、結論からですが、エイベックスダンスマスターでKポップダンスは習えます!
エイベックスダンスマスターでは、
- ヒップホップダンス
- ジャズダンス
- Kポップダンス
上記3ジャンルのダンスが習えます。
しかし、すべてのスタジオでKポップダンスのクラスが開設されているわけではありません。
とあるスタジオのレッスンスケジュールを見てみましょう。
上記のスタジオでは、ヒップホップのクラスしかありません。
Kポップダンスは最近人気がでているダンスジャンルですが、まだ習い事のダンスジャンルとしてはマイナーな部類。
BTS、Black Pink、TWICEなど、Kポップアイドルグループが世界的に人気になり、Kポップダンスが広まりましたが、指導できるインストラクターはまだ少ないため、あまりレッスンが開設されていないのです。
日本で有名なKポップダンサーが多くないことも関係して、まだ他のダンスと比べると需要が高くないと考えられます。
エイベックスダンスマスターのスタジオ検索画面を開いて、右端の「キーワード検索」に「Kpop」と入力すれば、Kポップダンスを開設しているスタジオがヒットします。
Kポップダンスとは
エイベックスダンスマスターでKポップダンスが習えることはわかりました。
そもそもKポップダンスとはなんでしょうか。ここではKポップダンスの定義を解説します。
Kポップダンスとは、Kポップという音楽ジャンルでパフォーマンスされるダンスのことです。
Kポップダンスの起源
Kポップダンスの起源を見てみましょう。
ダンスにはさまざまなジャンルがあります。わたしが子ども時代からずっと続けているのはクラシックバレエで、クラシックという名前がつくほどなので歴史の長いダンスです。ルネサンス期に始まったと言われているダンスジャンルです。
Kポップダンスは、バレエと比べると新しいジャンルのダンス。
明確にKポップの歴史が決められているわけではありませんが、2000年代初頭に日本に広まったダンスジャンルと言ってよいでしょう。この頃は『冬のソナタ』がヒットして、日本で韓流ブームが起こりました。
そこから、日本ではKポップグループの東方神起、KARA、BIGBANG、AFTER SCHOOL、少女時代がデビューをして、日本人が韓国の音楽に親しむようになったのです。
そして近年は、BTSが世界デビューをして、アジアだけでなく世界でも人気が出ました。近年のKポップアイドルグループは、多国籍になっていることが多く、日本人、中国人、台湾人、タイ人など、韓国人以外がメンバーになっていることも。
日本人にもなじみのあるグループが増え、現在のようにKポップカルチャー、Kポップダンスが定着しました。
Kポップダンスの特徴
Kポップダンスの特徴を紹介します。好きなKポップグループがいる場合は、その人たちのダンスを思い出しながら、特徴を見てください。
- シンクロ率が高い
- 新しい動きが多い
- 歌詞にリンクした動きがある
- 難易度が高い
- フォーメーションがよく変わる
- 顔まわりに注目させる振り付けがある
シンクロ率が高い
Kポップダンスの特徴1つめは、シンクロ率が高いことです。
これはBTSに特に言える特徴で、身長が異なるメンバーがまるでコピペかと思うレベルで一糸乱れぬダンスをします。サビ部分や歌がなくダンスのみシーンでは、全メンバーが同じ振り付けで踊ることがKポップダンスでは多く、高いシンクロ率を誇ります。
ダンスにはそれぞれの個性が出ますが、全員で踊る部分は個性を抑えて、みんなでそろえることを優先しているのが特徴です。
新しい動きが多い
Kポップダンスの特徴2つめは、新しい動きが多いことです。
Kポップアイドルグループのダンスには、曲ごとにテーマがあることが多く、「今回の曲は〇〇ダンスです」と特徴的な新しい動きに名前をつけていることも。KARA『ミスター』のお尻ダンスが代表例です。
歌詞にリンクした動きがある
Kポップダンスの特徴3つめは、歌詞にリンクした動きがあることです。
Twiceの『TT』は、手で「T」を作り、絵文字の泣く表情を表現。同じくTwiceの『SET ME FREE』は手首の鎖を口でほどく仕草で自由になることを表現しています。少女時代の『Mr. Taxi』ではハンドルを回す振り付けもありますね。
このように、曲の歌詞とリンクしている振り付けがあるのも、Kポップダンスの大きな特徴です。
難易度が高い
Kポップダンスの特徴4つめは、難易度の高さです。
Kポップアイドルグループのメンバーのほとんどは、事務所に練習生として入り、ダンス、歌唱、アイドルとしてのふるまい方、語学など、さまざまなことをしっかりと学び、非常に完成された状態でデビューをします。
この練習生時代のレッスンは非常に大変とのこと。
そのため、Kポップアイドルのダンスは難易度が高いのです。
フォーメーションがよく変わる
Kポップダンスの特徴5つめは、フォーメーションがよく変わることです。
3人以上のアイドルグループは、フォーメーションを変えながらダンスをすることが一般的。自分が歌うパートのときに、センターになるように移動することも多いです。
Kポップダンスは、このフォーメーションチェンジが頻繁で、さらにポジションの切り替えが非常に速いのも特徴です。フォーメーションチェンジは、移動しながら踊るため、接触する危険性もありますが、Kポップダンスの場合は、一瞬で立ち位置が変わるのです。周りを見ずに移動をするので、ぶつからないための練習を何度も重ね、互いの動きを把握し、信頼をした上で移動していることがわかります。
顔まわりに注目させる振り付けがある
Kポップダンスの特徴6つめは、顔まわりに注目させる振り付けがあることです。
アイドルは、テレビカメラの前でパフォーマンスをするため、カメラに顔をアップで映されることも多いです。顔がより映えるように、手を顔の近くに持っていき動かす振り付けがあるのも特徴です。
ITZYは王冠ポーズが有名で、頭の上に手を持って行き、まるで王冠をかぶっているように見えるポーズを曲の最後にします。先述したTwiceの『TT』も顔に手を当てます。
このように顔まわりに手を持って行く振り付けが多いのも、Kポップダンスの特徴です。
Kポップダンスが上達する方法
Kポップダンスが上達する方法を紹介します。
- アイソレーショントレーニングをする
- リズムトレーニングをする
- 筋トレ・ストレッチをする
- 反復練習する
- 鏡の前でポージングを研究する
- 歌詞を口パクする
- 表情管理をする
- 動画を撮影して客観視する
- プラクティス動画を見て学ぶ
アイソレーショントレーニングをする
Kポップダンスの上達方法1つめは、アイソレーショントレーニングをすることです。
これはKポップダンスに限ったことではなく、ダンス全般でアイソレーションは非常に重要。これができていないと、踊りはキレイではありません。
パーツごとに独立させて動かせるように、おうちの鏡の前に立ってアイソレーショントレーニングをしましょう。これはダンスの基礎です。
リズムトレーニングをする
Kポップダンスの上達方法2つめは、リズムトレーニングをすることです。
Kポップダンスは、メロディではなくビートで踊りますが、曲に録音されていないリズムで踊ることもあるため、リズム感が求められます。
どんなダンスでも音楽に合わせて踊るため、リズム感は大切ですが、特にKポップダンスでは高いリズム感が必要です。音から遅れる、早いと、一気にズレて見えます。先述したようにKポップダンスはシンクロ率が高いのも特徴なので、周囲と一致するようにリズムを合わせなくてはいけないのです。
筋トレ・ストレッチをする
Kポップダンスの上達方法3つめは、筋トレ・ストレッチをすることです。
Kポップダンスは激しい振り付けもあります(特に男性アイドル)。難易度が高いダンスに対応するためにも、筋トレ・ストレッチをしましょう。特に体幹は鍛えておくことをおすすめします。
これはKポップダンス以外にも言えることなので、他のジャンルのダンスを学んでいる方もぜひ筋トレ・ストレッチをしましょう。
反復練習する
Kポップダンスの上達方法4つめは、反復練習をすることです。
まず曲をパートごとに区切って練習をしましょう。
イントロがまだ踊れていないのに、AメロやBメロの練習はしないことをおすすめします。
イントロがある程度できるようになってから、Aメロの振り付けを覚え、Aメロの振り付けができるようになったら、イントロ+Aメロを通しで踊る。イントロ+Aメロを通しで踊れるようになったら、Bメロの振り付けを覚える。
- イントロ
- イントロを覚えたらAメロを練習
- Aメロを覚えたら、イントロ+Aメロを練習
- Bメロを練習
- Bメロを覚えたら、イントロ+Aメロ+Bメロを練習
上記のように確実に覚えていきましょう。
ある程度踊れるようになるまでは、次に進まずに反復練習することをおすすめします。
鏡の前でポージングを研究する
Kポップダンスの上達方法5つめは、鏡の前でポージング研究をすることです。
Kポップダンスには曲ごとにテーマがあり、それに基づいたポーズをします。
先述したITZYの「王冠ポーズ」、Twiceの『TT』の「TTポーズ」や、Black Pink『Kill this love』の「銃を撃つポーズ」など、特徴的な動きやポーズがあり、それは見せ場です。
鏡の前で研究をして、よりよく見えるように練習しましょう。
歌詞を口パクする
Kポップダンスの上達方法6つめは、歌詞を口パクすることです。
Kポップダンスは、Kポップアイドルの曲のダンスのことなので、アイドルはその曲を自分たちで歌いながら踊ります。
この特徴からも、Kポップダンスを踊るときに、口パクをするとよいでしょう。
韓国語で歌詞を発音できなくても、見せ場やサビ部分で口ずさむように口を動かすと、本物のアイドルっぽくなります。(本当に歌わなくてもOKです)
表情管理をする
Kポップダンスの上達方法7つめは、表情管理をすることです。
Kポップアイドルは、とても完成されていますよね。曲調に合わせて表情が変わります。ITZYのリュジンさんは表情管理がとてもうまく、ときには挑戦的な表情を取ることも。
日本のアイドルだと、常に笑顔なことが多いですが、Kポップアイドルはシリアスな表情で踊るなど、表情のバリエーションが多数あるので、表情管理を意識しましょう。
表情管理は、鏡の前で練習するのをおすすめします。まずは顔だけで喜怒哀楽を表現して、ダンスの表情バリエーションを増やしましょう。
動画を撮影して客観視する
Kポップダンスの上達方法8つめは、動画を撮影して客観視することです。
Kポップダンスを踊って、その様子を動画撮影してください。その動画を自分で見ながら、よいところ、ダメなところ(直したほうがよいところ)をリストアップしましょう。
なにをどうしたらよりよく踊れるのか、研究しましょう。
撮影した動画は、スマホで見るのではなくパソコンで見ることをおすすめします。よいところも悪いところも、大きな画面で見ることで、よくわかりやすいのです。
プラクティス動画を見て学ぶ
Kポップダンスの上達方法9つめは、プラクティス動画を見て学ぶことです。
KポップアイドルグループのPVは、ほとんどの場合、複数種類あります。
通常PVとダンスPV、プラクティスPVがあるので、プラクティスを選びましょう。
通常PVはストーリー仕立てになっていたり、別カットが入っていたりするため、振り付けを完全に見ることができません。しかし、プラクティス動画だと、スタジオで通しで踊るアイドルの様子が見れるので、振り付けを覚えやすいのが特徴。
テンポを調整して、自分が踊りやすいスピードで練習しましょう。
(YouTubeは設定で再生速度を変えることができます)
初心者でも完コピしやすいKポップアイドルの振り付け
ここからはKポップダンス初心者向けに、踊りやすいKポップアイドルの振り付けを紹介します。
- KARA『ミスター』
- TWICE『TT』
- TWICE『KNOCK KNOCK』
- MAMAMOO『HIP』
KARA『ミスター』
初心者におすすめのKポップダンス1つめは、KARA『ミスター』です。
ここ数年のKポップダンスは非常に難易度が上がっていますが、ブーム初期の振り付けは踊りやすく特徴的なものがたくさんありました。代表的なものが、KARAの『ミスター』。
お尻を動かすのが特徴ですが、ただ左右に振るだけではありません。回すように動かすのがコツ。ぜひやってみてください。
TWICE『TT』
初心者におすすめのKポップダンス2つめは、TWICE『TT』です。
現在も人気のTWICEは、近年出している曲では何度の高いダンスが多いですが、初期の頃は踊りやすいものが多かったと言えます。その1つがすでに紹介してきた『TT』です。
曲のテンポがゆっくりで踊りやすく、リズムも取りやすいのが特徴。TTポーズをするサビはキメたいところですね。手の動きよりもステップが多いダンスです。
「눈물 날 것 같애 아닌 것 같애 내가 아닌 것 같애」(ヌンムル ナルゴガテ アニンゴガテ ヌガ アニンゴガテ)というMOMOさんが歌うパートは、手で顔の涙をぬぐう動作があります。
ここは腰を引いて、かわいく踊るとよいですよ。(ぶりっ子っぽく)
TWICE『KNOCK KNOCK』
初心者におすすめのKポップダンス3つめは、TWICE『KNOCK KNOC』です。
こちらもTWICEの初期のほうの曲で、テンポは速いですが、比較的踊りやすい曲。動きは小さく、小刻みに動くため、初心者向けと言えます。
この曲は、顔まわりに手を持って行く振りが多いのが特徴です。サビの「Knock knock my door」では、上半身を前に出してノックをしますが、背中をまっすぐにすることがポイント。猫背になると、かっこ悪いです。
かわいい曲なので、アイドルになった気分で踊ってくださいね。
MAMAMOO『HIP』
初心者におすすめのKポップダンス4つめは、MAMAMOOの『HIP』です。
こちらは、かっこいい系の曲です。
振り付けはそこまで難しくないですが、ピタっと止まれないとぬるぬるして見えて、MAMAMOOのかっこよさを出せません。素早く動いて、ピタっと止まることを意識して踊ってください。
サビの「머리 어깨 무릎 HIP」(モリ オッケ ムル ヒップ)では、頭・肩・膝をダンスでアピールします。ここはかっこよく決めましょう。速い曲ですが、足はそこまで動かさないので、振り付けは覚えやすいかと思います。
YTJでKポップダンスは習える?
さて、ここまでKポップダンスについて記載してきましたが、YTJではKポップダンスを習えるのでしょうか。
結論からですが、YTJではKポップダンスのレッスンはありません。
YTJはダンススクールではなく、ミュージカル劇団です。
ミュージカルには歌とダンスが必要なので、ダンスレッスン、歌のレッスンがあります。
さらに演技の指導と、英語のレッスンも。
YTJは英語でセリフを話したり、英語の歌をうたったりするため、英語レッスンがあるのです。
ミュージカルの舞台で踊るダンスは、ジャズダンスの要素が強いため、YTJに通う子はKポップダンスも得意な子も多いでしょう。
しかし、ミュージカルダンスとKポップダンスはまったく違います。
ミュージカルは舞台の上で演じるもので、お客さまは離れています。そのため、大きく踊る必要があるのです。
それに対して、Kポップダンスはカメラが近づくことを想定しているため、顔まわりに手をもっていくなど、カメラを意識した振り付けが多いです。
Kポップダンスを習いたい子は、専門のスクールに通うことをおすすめします。
演技も学びたい子は、YTJで一緒に活動しませんか。
まとめ
Kポップダンスを解説しました。
Kポップダンスは、Kポップ音楽に合わせて踊られるダンスのこと。
エイベックスダンスマスターでも習えますが、すべてのスタジオにKポップダンスクラスがあるわけではありません。
Kポップダンスの特徴は次のとおり。
- シンクロ率が高い
- 新しい動きが多い
- 歌詞にリンクした動きがある
- 難易度が高い
- フォーメーションがよく変わる
- 顔まわりに注目させる振り付けがある
Kポップダンスを上達させるコツは次のとおり。
- アイソレーショントレーニングをする
- リズムトレーニングをする
- 筋トレ・ストレッチをする
- 反復練習する
- 鏡の前でポージングを研究する
- 歌詞を口パクする
- 表情管理をする
- 動画を撮影して客観視する
- プラクティス動画を見て学ぶ
初心者におすすめのKポップダンスは、次のとおり。
- KARA『ミスター』
- TWICE『TT』
- TWICE『KNOCK KNOCK』
- MAMAMOO『HIP』