入会前に知ってほしい!YTJの禁止事項や厳しいルール
YTJに子どもを入会させたいけど、あまりネットの情報がない…と感じる保護者も少なくはないでしょう。他の習い事と比べると厳しいという噂を聞いたことはありませんか。
正直に言うと、わたしはYTJはプチ厳しいと思っています笑
そこで今回は、YTJで禁止されていること、厳しいルールについて解説します。
入会してから後悔しないためにもぜひ参考にしてください。
YTJのルール
わたしは娘をYTJに通わせていますが、YTJってちょっと厳しいなと感じることもあります。実際YTJの保護者仲間と送迎で会話をする際に、「ちょっと厳しいよね」と言い合うことも…^^;笑
ここではまず、YTJのプチ厳しい(?)ルールをご紹介します。
YTJルール|あいさつ
YTJには、あいさつのルールがあります。
こう書くと、当たり前な感じがしますよね。社会ではあいさつは基本です。学校でもあいさつをするので、YTJにあいさつルールがあるなんてなにも特別なことではないだろう、と感じる方もいるでしょう。
しかし、実際はちょっと違うのです^^
すでにYTJに子どもを入れている方なら、ご存じですよね。おそらく入会したばかりのメンバーは、ここで最初につまずくかと思います。
スタジオの受付に行ったら、元気に「おはようございます!」とごあいさつをし、所属名と自分の名前を伝えます。このとき、声が小さいとやり直しをさせられるのです。保護者が一緒にあいさつをする、子どもが保護者に言わされている状態だと、やり直しをさせられることもあります。
きちんとあいさつができなければ受付はできないというプチ厳しいルールがあります。これは最初のYTJの関門かもしれません。
年中・年長メンバーであれば、泣いてしまうことも…。しかし、あいさつは社会で生きていくためには重要なルール。
YTJはスタッフとメンバーがパートナーシップを結んでいて、習い事ではありません。協働をするときに、相手が気持ちよく仕事ができるように、明るくしっかりとあいさつをすることを求めているのです。
このプチ厳しいルールのお陰もあって、娘はあいさつはすごく元気いっぱいにできています。
YTJルール|持ち物への名前書き
YTJからは、持ち物すべてに名前を書くように指示されます。
これ、入園準備・入学準備みたいですよね。
当時使ったお名前スタンプやお名前シールがここでも大活躍します笑。
これは子どもが他のメンバーの持ち物と自分のものを間違えないようにするためです。忘れ物をしたときも、名前が書いてあればすぐに誰のものかわかりますものね。
保護者としては面倒な作業ですが、必要なルールです。
YTJルール|クールごとに指導スタッフが変わる
YTJのルールとして、クールごとに指導スタッフが変わります。
実はこれ、わたしは最初不満がありました。せっかく子どもが慣れてきたかなと思ったところで、スタッフが変わってしまうのは残念だなと思っていたのです。やはり相性ってありますものね。
しかし、同じスタッフがずっと1つのスタジオで教えていると、スタジオによって偏りが出てきます。
あのスタジオはバレエ系に強いけど、あのスタジオは違う、などの差が出てきます。
YTJでは演目やクラスの雰囲気を見て、最適な指導スタッフを選定しているとのこと。たしかに、毎回メンバーたちに合う指導をしてくださるスタッフばかり。
でも、できたらもう少し長く教えて欲しいなーと思ってしまいます。それだけ魅力的なスタッフが多いからこそ、うちの子も長く指導を受けたいようです。
YTJルール|欠席確認がない
YTJには、欠席確認はありません。
メンバーが休んだとしても、「今日は来ていませんが、どしましたか?」という電話がかかってくることはないのです。おそらく最小限の人数でスタジオを運営しているからかなと思うのですが、塾や学校では事前連絡なしでレッスン休むと電話がかかってくるので、それが当たり前だと思っていました。YTJからは特にないので、子どものひとりで通わせている人の場合は、ちゃんとスタジオまで行けたか確認する必要があります。
到着確認はしっかりとやりましょう。しかし、YTJでは、保護者に送迎を推奨しているので、可能な限りはスタジオまで子どもを連れて行ってください。事故や事件を予防することができます。
やむなく遅刻や欠席をする際は、スタジオに電話をするのではなくYTJ公式サイトのマイページから連絡をします。電話の方が早いなと思うのは、昭和世代だからでしょうか…。YTJのスタジオには直通電話がないので、このようなルールなのかと思います。
YTJルール|衣装に必ず名前とスタジオ名を書く
発表会や公演の衣装には、必ず名前とスタジオ名を書きます。
洗濯対応できるように布用のマジックや、タグシールなどを使うとよいでしょう。
本番の衣装はレンタル衣装ではないので、名前書きがあるのはちょっと面倒かもしれません。
わざわざ衣装を買うの!? と思うかもしれませんが、スタジオ内でのいわゆる発表会(メンバーショーケース)では特に衣装はありません。レッスン着で参加ができます。
また、YTJでは高い衣装の購入は勧めていません。公演やJYDF、EVEで必要な衣装は保護者が安いお店で買うことが多いです。YTJの先輩保護者の方たちは、安いお店をたくさん知っていて、とても参考になります笑。
高額な衣装代はかからないので、ご安心くださいね。お名前書きルールがあるので、レンタルではなく購入を強くおすすめします。
YTJルール|ホールや楽屋へ入ると終了時間まで勝手に外出できない
発表会や公演のためにホールや楽屋に入ると、終了時間までは勝手に出ることはできません。
一度ホールや楽屋に入ると、外出が禁止となるのです。ちょっとコンビニへおにぎりを買いに行く、というのも原則としてNG。事前に軽食などを買ってから現地へ向かいましょう。
本番当日はYTJのスタッフは分刻みのスケジュールで行動するため、普段よりもメンバーの安全に配慮できない可能性があるかと思います。そんななか子どもが勝手に外に出てしまうと、危険です。
安全への配慮から終了時間までは外出がNGとされているのです。ちょっと厳しいですが、好き勝手な行動はせず、本番当日もルールに従う、ということなのでしょう。
YTJルール|原則として写真ビデオ撮影禁止
YTJのショーケースや公演は、ビデオ撮影が原則禁止です。
我が子の晴れ舞台、楽しみにカメラを持参したい保護者もいるかと思いますが、これ、ダメなんですよね…。
わたしも初めて知ったときは「えー」とがっかりでしたが、よく考えるとバレエの発表会や水泳大会も同じです。
プロのカメラマンさんが写真や動画を撮影してくださり、後日販売があることも多いので、欲しい方は(ほとんどの人が買っているかと思います^^)DVDを買いましょう。
保護者のビデオ撮影禁止は厳しくも感じますが、プロが撮影したDVDの方が仕上がりは断然わたしたち保護者が撮影したものよりもよいので、結果としてよいルールです。
本番を気軽に撮影できない、本番の画像がスマホにないので、その様子をSNSにアップすることはほぼありません。YTJをネットやSNSで検索してもあまり舞台の様子がわからないのは、撮影禁止が大きく関係しています。
YTJルール|本番はみんな一緒にではない
YTJのショーケースや公演での出演時間や配役、ダンスの立ち位置は日頃のレッスンの様子や直前リハーサルの様子で決まります。
子どもによっては、希望する役にならない、希望ポジションにならないこともあるでしょう。
これは不平等だ! と感じるかもしれませんが、
YTJスタッフが普段の受付のときの様子、日頃のレッスンの様子、直リハでの様子を踏まえて、公平・公正になるように判断しています。
子どものダンスの発表会などでは、みんなが同じで誰かひとりをセンターにせずに、全員が主役になれるようにポジションを配慮することがあります。これも平等と言えますが、休まずレッスンに参加した子とお休みが多かった子が同じというのは、不平等とも言えます。
YTJでは、努力をした子、YTJのコンセプトにふさわしい行動をした子を評価するので、場合によっては希望する役がもらえないこともあり得るのです。出演時間が大幅に少ないこともあり得ます。
YTJの禁止行為
YTJには禁止行為もあります。なんかちょっと怖そうなイメージを抱くかもしれませんが、よく考えると当たり前なことだったりも…。ここではかんたんにYTJでの禁止行為をまとめますね。
禁止行為|スタッフに個人的な質問をしない
スタッフに個人的な質問をしないことがルールづけられています。
こう聞くと、厳しいように感じますが、実際はメンバーたちはスタッフのことが大好きで、「〇〇さん、〇〇さん!」とすごくなついています。うちの娘もよくYTJのスタッフの話をするので、すごく大好きなのだろうな、と感じているほど。
少しでも個人的な質問(そもそも個人的な質問ってどこから? 線引きが難しいですよね)をしたら、厳しく叱られるということはありません。
健全な組織であるために、スタッフとメンバー間で一定の距離を保つためだと考えられます。
信頼関係はよいですが、友だちのように距離が近すぎるのも…ですよね。
これから入会する方は、このルールをよく把握しておきましょう。
禁止行為|個人的な連絡先を聞かない
スタッフへの個人的な連絡先を聞くこともNGとされています。
これは塾や学校でも同じことかと思います。先生と生徒の個人的なやりとりは不平等を生む可能性もあるので、多くの習い事で禁止されています。劇団であるYTJも同じです。
「〇〇ちゃんはスタッフと仲がよくてLINEも交換しているから、いい役に選ばれた」ということがないように、個人的な連絡先の交換は禁止されています。
もしも個人的なつながりがあると、プライベートレッスンを受けてしまうかもしれません。これってちょっとズルいですよね。公平性が保たれません。
公平性の観点からも、保護者がYTJスタッフと個人的な連絡先交換をすることはありません。
禁止行為|サインを求めない
スタッフへサインを求める行為も禁止されています。
憧れのスタッフが自分たちのクラスの担当になったら嬉しいですよね。サインをもらいたい気持ちもわかります。
しかし、ひとりがサインを求めると、「わたしも」、「ぼくも」とどんどん群がってしまうこともあり、スタッフが困ることも。
レッスンに支障が出ることや、公平性が保たれないこともあり得るため、禁止されているようです。
禁止行為|カメラ撮影を求めない
YTJではスタッフへのカメラ撮影を求める行為も禁止されています。
サインを求める行為が禁止な理由と同じで、公平性を保つためや、スタッフとの一定の距離を保つためだと考えられます。
禁止行為|スタッフとスタジオ外で個人的に会わない・一緒に帰らない
YTJスタッフとスタジオの外で個人的に会うこと・一緒に帰ることは禁止されています。
こちらも塾や学校のルールと同じですよね。健全性を保つためにも大切なルールです。
YTJはスタッフ教育もしっかりとしていて、正社員も多いので、特に不安視しているわけではありませんが、どうしても学校の先生よりもスタッフが若いことで、メンバーたちが親近感を抱くことはあり得ます。
年齢が近いと距離も縮まりやすいので、一定の距離を保つためにもこのようなルールがあるのでしょう。
禁止行為|私語でレッスンの邪魔をしない
私語でレッスンの邪魔をすることも禁止です。
これはYTJに限らずどの習い事にも当てはまることです。「そこおしゃべりしないの!」と言われるよりも、「今はなんの時間かな?」と子どもに考えさせるような指導がYTJには多いようです。
周囲を見て今がどんな状況か判断する力が身につくでしょう。当たり前のルールですが、言い聞かせるのではなく、子どもに考えさせてルールを自分から守らせるような指導がされています。
禁止行為|ホールや会場で騒がない
YTJで禁止されている行為は、ホールや会場で騒がないことです。
こちらもYTJだけに限ったルールではなく、一般常識です。
楽屋や、舞台袖でも同様。おしゃべりの会話はコソコソでも目立つものです。また騒いでしまうと、大切な伝達事項が聞こえない可能性もあります。
ホールや会場で騒がない、ということをYTJで幼いうちから身につけておけば、別の劇団やバレエ団などの舞台を観劇する際も役立ちます。観劇マナーを自然と学べてよいですね。
なぜ?YTJが一方的なクレームを受けない理由とは
ここまでYTJの厳しい一面が見えたかと思います。「もっとこうして!」という要望がある人もいるかと思います。場合によっては、クレームを入れたくなる人もいるでしょう。
YTJでは、一方的なクレームを受けていないそうです。
このブログでも何度も記載していたように、YTJは習い事ではありません。教育サービスを提供する期間でもなく、YTJのコンセプトに同意したメンバーとパートナーシップ契約をして活動する団体です。
事前にYTJのコンセプトに同意していることから、一方的なクレームは受け付けていないということでしょう。
実際にクレームを伝えている保護者は、今のところまだ見たことがありません…。しかし、不満を持つ保護者もいるかと思います。レッスンの出席率によっては、本番の出演時間が大幅に減ることもあり、それを不平等だ! と思う保護者もいるでしょう。しかし、これは質のよいパフォーマンスをお客さまに見てもらうためです。お客さまはチケット代を支払ってくれているので、最善のメンバーでのパフォーマンスが求められるのです。
このようなYTJの考えを理解していないと、大きな不満を抱くかもしれません。
スタジオの運営について気になることがあれば、スタジオマネージャーに要望を伝えることをおすすめしますが、一方的なクレームは受け付けていないので、コンセプトを理解した上で入会することを強くおすすめします。
ちなみにYTJ公式サイトのマイページから要望を伝えることができます。
YTJが厳しい理由とは
さて、ここまでYTJのルールなどを紹介して、独特の厳しさを紹介してきました。
厳しいとは言っても、怒鳴られることはないです^^
なんでもかんでもスタッフがやってくれる、ということはなく、子どもの自主性にゆだねている部分は大きいかと思います。それがYTJを厳しいと感じるゆえんでしょう。
また、繰り返しますが、YTJは学校や習い事教室などの民間団体とは異なります。
ひとりひとりとパートナーシップ契約を結び、対等に活動する団体なので、YTJメンバーとして相応しい行動が求められるのです。
厳しい部分もありますが、これは社会に出るために必要なこと。
以前、YTJのスタッフと話したことがありますが、そのときの印象的な言葉があります。
YTJを卒業したあとも、YTJの経験を活かして社会で活躍して欲しい、と言っていました。そのためにも、あいさつ、人が話しているときはきちんと聞く、困っている人がいたら助けるなども教えてもらえます。
また、自主的に子どもが行動できるよう、日頃のレッスンから自主性を重んじるのです。
保護者がなんでも子どもにしてあげていて、常に受け身の子どもであれば、YTJの環境は合わないかもしれませんね。
いつか社会にでるときに、自信を持って羽ばたいていけるようにという思いがあるため、厳しいとも言えます。
YTJが厳しいと感じつつもわたしが娘を通わせる理由
YTJが厳しいなというのは、入会する前からなんとなく聞いていました。しかし、それでも娘を入会させているのは、学校や塾では得られない学びがあるからです。
YTJに入るために二次選考を受けたときに、先輩YTJメンバー(現役メンバー)がストレッチやダンスの見本を披露してくれました。そのときの振る舞いがとても娘と数年しか違わないお姉さんとは思えないくらいしっかりとしていたのです。
先輩メンバーはごあいさつもしっかりとしていて、二次選考でYTJがどんなところなのかなというのはだいたい理解ができました。娘もこんな先輩たちのようにさせたい! と思い厳しいだろうなとはある程度覚悟しながら入会させました。
最初こそ、緊張からかスタジオでなかなか自分が出せなかったようですが、お友だちができたこと、スタッフの配慮があったことで、最初のクールでなじむことができました。
今ではすっかり楽しみの1つに。「今日はYTJだから、〇〇ちゃんに会える!」と喜んでいます。学校が違うお友だちができたのも嬉しいのかな。2学年が一緒にレッスンをするので、お姉さんメンバーとも出会えます。ひとりっ子の娘にはこれも斬新だったのかもしれません。
YTJに入るにはどうしたらいいのか
さて、ここまでYTJの厳しい一面をご紹介しました。我が子にこんな環境で頑張らせたい! 舞台の楽しみを味併せたい! と思った方もいるでしょう。
でも、ごめんなさい…。YTJはいつでも入ることができるわけではないのです。
習い事であれば、お金を払えば基本的にその場で入会できますよね。途中からでも参加できるのが特徴ですが、YTJはそうではありません。
まず選考試験があり、その試験に合格した子どもでないと入会できないのです。
選考試験は年に数回開催されていて、このブログを公開時期(2022年9月)で一番近いのは、1月入会の選考試験です。おそらく年内に選考試験が開催されるかと思うので、情報をお待ちください。
なにかあれば、このブログでもお知らせします!
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ちなみに選考試験は前回までは二次まであり、一次選考はウェブ選考で無料で応募が可能です。二次選考は指定された場所に行き、歌やダンスなどをチェックされました。おそらく1月募集でも同じかと思います。
入会希望の方は選考に備えておきましょう。
まとめ
YTJの厳しさや禁止ルールなどを解説しました。
入会前から覚悟はしていましたが、子どもに対するあたりがキツいということはなく、愛情を持って接してくださいます。厳しいというのは、子どもたちにYTJのメンバーとして誇れる行動を求めること、舞台人としての行動を求めることです。
習い事感覚で始めたい方は続かないかもしれないので、事前にコンセプトを理解した上で選考試験を受けましょう。