ダンスの種類一覧|子どもの習い事のおすすめは?

ダンスにはたくさんの種類があるのをご存じでしょうか。日本でもいろいろなダンスを習えるのです。そこで今回はダンスの種類をご紹介します。

さらにダンスを習うメリットや、どんなダンスを習ったらいいかわからない方向けに選び方も記載しました。

これから子どもにダンスを習わせたい方、どんなダンスを習わせたらいいかわからない方はぜひご参照ください。

ダンスの種類一覧をご紹介

ダンスと言うとみなさんは何をご想像しますか? ダンスはたくさんの種類があります。すべてのダンスの種類を紹介するのは、長くなってしまうので、ここでは有名で、日本国内でも習うことができるダンスをご紹介します。

ダンスの種類|バレエ

まずはバレエです。こちらはわたしも長く習っています。

ルネサンス期から始まり、長い歴史があるのが特徴です。イタリアで発祥したとされていて、フランスで広まり、ロシアで洗練されたダンスです。

バレエというとロシアをイメージする方もいますが、ロシアが発祥というわけではないのですね。

多くのダンスがこのバレエに基づいていると言われています。

バレエはただ音楽に合わせて踊るだけではありません。「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」など、作品にストーリーがあるのです。マイムで演じるキャラクターの心情などを表現します。ダンサー同士がマイムだけで会話をすることもあるのですよ。

そのため、単なるダンスではなく演劇の要素もあります。

ダンスの種類|ジャズダンス

ジャズダンスはバレエに似ていますが、やや異なります。バレエやジャズダンスを見慣れない方であれば、区別はつきにくいかもしれません。

ジャズダンスはアメリカの黒人が生み出したジャズに合わせて踊るダンスです。

20世紀初頭に生まれたダンスなので、比較的新しいジャンルと言えます。

バレエに基づいたダンスで、非常にバレエに似ていますが、動きはクラシックというよりもコンテンポラリーです。

80年代の映画「フラッシュダンス」で踊られているのが、ジャズダンスとなります。

ダンスの種類|タップダンス

次にタップダンスをご紹介します。ダンスをあまり知らない方でも、タップダンスであればすぐにわかるはず。

特徴はタップスと呼ばれる金属製の床を、つま先とかかとを使って音を出しながら踊ることです。一度見れば忘れられないような特徴的な踊りです。

発祥はアメリカ南部の黒人のダンスとされています。アフリカやヨーロッパからの移民や奴隷たちによる打楽器ダンス、アフリカの民族ダンス、フラメンコなどが混ざっているそうです。

もともと奴隷がドラムを鳴らして踊っていたものでしたが、ドラムが禁止となりました。ドラムの代わりに足を踏み鳴らしたことが起源と言われています。

複数人が一斉にダンスをすると、タッタという音が揃っていて圧巻です。

ダンスの種類|ヒップホップダンス

ヒップホップはとても新しいのが特徴です。1970年代のニューヨークで生まれたと言われています。

ヒップホップと言っても、さまざまなジャンルがあり、R&B、アンダーグラウンド、ジャズヒップホップ、LAスタイルなどがあります。

日本でもヒップホップのスクールは増えてきました。キッズ向けのヒップホップダンススクールも多くあります。新しいジャンルで、音楽もなじみやすいのが特徴です。

ダンスの種類|ブレイクダンス

ブレイクダンスはヒップホップの一種ともされるストリートダンスの1つです。

1970年代のニューヨークで発展したとされていて、アフリカ系アメリカ人、ラテン系アメリカ人が広めたストリートダンスとされています。

また喧嘩の代わりにブレイクダンスでダンスバトルをしたとも。

背中を地面につけて回る独特のターンはかっこいいですよね。頭を下にして回ることもあります。アクロバティックな動きがあるのが特徴です。

ダンスの種類|チアダンス

近年人気があるのがチアダンス

チアダンスというと、チアリーダーを思い浮かべるでしょう。スポーツの試合の合間に、ポンポンを持ったダンサーが集まって応援するイメージがありますよね。

しかし、チアリーダーとチアダンスは異なります。チアリーディングから生まれたのがチアダンスです。

バレエ、ジャズダンス、ヒップホップなどの要素が含まれたダンスで、迫力のあるダンスと言えます。見る人を元気にするような明るいダンスが特徴です。

ダンスの種類|フラダンス

フランダンスはみなさんご存じですよね。ハワイの伝統的なダンスで、こちらはハワイではとても神聖なものと言われています。

ハワイ語のフラ(Hula)とはダンスという意味です。

あ、だったら、フラダンスっていうと、ダンスダンスという意味になってしまうのですね…^^;

かつて文字を持たなかったハワイの人々が、神への信仰の表現や出来事などを後世に伝える手段としてフラダンスが広まったそうです。

ダンスの種類|ロックダンス

ロックダンスというジャンルもあります。こちら、音楽のロック(Rock)ではありません。ロック音楽で踊ると思ってしまいますよね。

こちらはをかけるLockが語源です。実際に手をくるっと回して、ピタっと鍵をかけてから体をロックする動きがあるのが特徴です。

緩急があり、はっきりしたダンスなのが特徴です。ここでご紹介しているダンスのなかではややマイナーかもしれません…。習えるお教室は少ないです。

ダンスの種類|フラメンコ

最後にフラメンコをご紹介します。こちらもご存じの方が多いでしょう。スペインが発祥で、ギター、歌、そしてダンスで構成されています。

とても情熱的な踊りが特徴で、おとなっぽい印象があります。カスタネットの音も印象的ですよね。

どうしても歌も必要になるため、なかなかお教室がないのがデメリットです。

ダンスの習い事は子どもにおすすめ?

子どもの習い事にダンスはおすすめです。

その理由はダンスが必修化されているからです。中学生になると体育の授業でダンスがあります。踊れないと体育の成績にも影響するのです。

参考:文部科学省

それだけではありません。中学生ではない小学生でも、運動会学芸会でダンスを踊ることもあるでしょう。小学校でやるダンスであれば、あまり難しいダンスではありませんが、ダンスを習っている子とそうでない子では差があるでしょう。

学校行事でも役に立つのでダンスはおすすめです。

次でダンスを習うメリットを具体的に紹介していますので、チェックしてみてくださいね。

ダンスを習うメリット10選

ダンスを習うメリットをご紹介します。

ダンスのメリット|運動不足解消になる

ダンスを習うことで、運動不足解消となります。

まず子どもの体力や筋力は低下しているとされています。

参考:文部科学省

昭和60年の平均と比べて平成30年の平均は、身長・体重は増えているものの、ソフトボール投げ、握力は下がっています。

近年は、ボールの使用が禁止されている公園も多くあります。そのため、ボールを投げる機会が減ってきているのかもしれません。

さらに、感染症予防で外で遊べない子どもたちも増えてきました。思うように学校の体育で運動できないこともあるでしょう。

そのため、運動不足になる子どもたちも増えていると考えられます。ダンスをすれば運動不足解消につながりおすすめです。肥満予防にもなりそうですね。

運動不足だとストレスもたまりやすいです。精神面にも影響するので、運動不足解消のためにダンスをやってみませんか。

ダンスのメリット|ストレス発散になる

ストレス発散にもつながります。体を動かすことはストレス解消によいのです。

子どもなんて、ストレスはないのでは…と思うかもしれませんが、毎日学校に行く子どもたちは多少なりとも負担があります。

子どものストレスが気になる方にもダンスはよいでしょう。

ダンスのメリット|協調性が身につく

ダンスのメリットは、協調性が身につくことです。

ダンスはひとりで踊ることもありますが、基本的にはチームで踊ることがほとんど。周囲との協力が必要不可欠なのです。

ダンスメンバーとタイミングを合わせて踊ることで、協調性が身につくと考えられます。特に発表会に参加すると、より協調性が身につくでしょう。

ダンスのメリット|観察力が身につく

ダンスを習うことで観察力が身に付きます。

誰のことも見ずに、ダンスのレッスンを受けることはできません。お手本となる先生の動きや、仲間の動きを見て踊るはず。

上手な子の動きを見て「〇〇ちゃんはここが上手だから真似をしてみよう」と思うこともあるでしょう。

観察力がある子どもになるかもしれません。

ダンスのメリット|リズム感が身につく

ダンスのメリットとして、リズム感が身につくことが挙げられます。

音楽のなかのリズムをとらえて、それに合わせて踊るのがダンスです。リズム感が身につくと、音楽の授業でも活かせるかもしれません。

リズム感がよいということは、動かしたいと思ったときに体がついてくるということ。体育の授業にもよい影響があるかもしれませんね。

ダンスのメリット|忍耐力が身につく

ダンスを習うことで忍耐力が身につくでしょう。

一度習ったらその場ですぐに踊れるわけではありません。先生のお手本を見て、覚えることからはじめます。できないところは、繰り返し練習する必要があるダンスを習うことで、忍耐力がつくのです。

本気でダンスのプロを目指すのであれば、日々のトレーニングは欠かせません。毎日のストレッチも必須です。コツコツと努力を続けることで、忍耐力のある子どもに成長するでしょう。

ダンスのメリット|学芸会や運動会で役立つ

すでに記載しましたが、ダンスを習うことで学芸会や運動会でも役立ちます。

学校の体育の先生は基本的に担任の先生です。先生は必ずしもダンスが得意とは限りません。先生が一生懸命教えても、なかなか伝わらないこともあるかもしれません。

先生がダンスが苦手な場合でも、ダンス経験者の子であれば、スイスイと踊れるのです。習っている子とそうでない子では差がついてしまうことも…。

小学校でもダンスはとても役立つので習っておくとよいかもしれないですね。

ダンスのメリット|自信がつく

ダンスを習うメリットは自信がつくこと。

発表会に出ると撮影してもらい、DVDをもらうこともあります。子どもであれば1年で大きく成長するでしょう。自分の成長した姿を見て自信がつくはずです。

さらに、発表会に出れば踊ったあと拍手をしてもらえます。頑張った成果が評価されることで、子どもの自己肯定感が増し、自信がつくと考えられます。

ダンスのメリット|記憶力が身につく

ダンスを習うメリットとして、記憶力が身につくことが挙げられます。

先生から指導を受けたことを記憶して、同じミスを繰り返さないように気を付けるでしょう。自宅に帰って練習するときも「先生はなんて言っていたかな…」と振り返るはずです。

さらに、発表会で踊る振り付けを覚えなくてはいけないため、記憶力がつくと期待されます。

実際にわたしは幼いころ、よく振り付けノートを書いていました。発表会で踊る振り付けをメモしていたのです。我が子にもレッスンノートをつけさせています。

ダンスを習うことで自然と記憶力が身につくでしょう。

ダンスのメリット|学校以外の友だちができる

ダンスを習うメリットとして、学校以外のお友だちができることが挙げられます。

これは、他の習い事でも言えることです。
学校とは違うお友だちができると嬉しいですよね。

学校では同じ学年の子と接することがほとんど。しかし、ダンススクールでは、年が違う子と同じレッスンを受けることもあります。

同い年以外の子とも、友だちになれるチャンスなのです。

きょうだいがいる子であれば、年齢が違う子と接する機会もありますが、ひとりっ子であれば同い年の友だちばかりになるでしょう。

年齢が違う子と交流できるのが習い事の魅力とも言えます。

どのダンスを習う?ダンスの種類の選び方は?

さて、ここまでさまざまなダンスがあるということをご紹介しました。ダンスのメリットもたくさんありましたね。

しかし、どのダンスを習えばいいのか…と悩みませんか。ここではダンスの種類の選び方をご紹介します。

ダンスの種類の選び方|好みで選ぶ

ダンスの種類の選び方で一番いいものは、好みです。

子どもが「ヒップホップ習いたい」、「バレエやりたい」と言ったら、それを習わせるのが一番よいかと思います。

お友だちの発表会を見たり、テレビで何かしらのダンスを見たりしたときに、やりたいと言い出したジャンルのダンスがあれば、それを習わせてあげるのが一番よいですよね。

子どもの好みであれば、長く続けられるはずです。

ダンスの種類の選び方|教室が近くにあるかどうかで選ぶ

ダンスの種類の選び方は、教室が近くにあるかどうかで選ぶのもよいでしょう。

たとえば、ヒップホップを習いたいとします。ヒップホップを習うために片道60分以上かかり、最寄り駅にはチアダンス教室しかないとしましょう。この場合は、ヒップホップではなくチアダンス教室でもよいかもしれません。

幼い子どもの場合は、まずは音楽に合わせて体を動かすレッスンが中心です。もちろん、ヒップホップもチアダンスもダンスのジャンルは大きく異なりますが、幼いうちはレッスンが似ています

幼い子の場合で、どうしても近くに教室がない場合は、通いやすさ優先で選ぶのもよいでしょう。

ある程度上達してから、チアダンスからヒップホップ教室に移るということも選択肢の1つです。

ダンスの種類の選び方|スタジオ見学で選ぶ

スタジオ見学でダンスの種類を選んでみましょう。

フラダンス、ヒップホップ、チアダンス、バレエなど、いろいろスタジオ見学してみてください。イメージしていたものと違う可能性もあり得ます。

たとえば、フラダンスをやりたいと思っていたものの、実際に見学してみたら「バレエがいい」、と言い出すこともあります。いくつかダンス教室の見学をしてみて、子どもに選ばせてみるとよいでしょう。

ダンスの種類の選び方|体験教室で選ぶ

体験教室でも選んでみてください。近くにあるダンス教室に体験レッスンがあれば参加してみましょう。

子どもがそのダンスを気に入ったか、先生との相性はよいか、他の生徒との相性はよさそうかを見てみてください。スタジオの広さなど設備もチェックしてみましょう。

レベルが合っているかどうかも確認してください。

女の子ばかりのクラスに男の子が入ると、すぐにやめてしまうこともあります。子どもが楽しめそうなお教室か、長く続けることができそうなお教室か見てみてくださいね。

ダンスの種類の選び方|プロのyoutube動画で選ぶ

ダンスの種類はプロのyoutube動画を子どもに見せて選ばせるのもよいでしょう。

たとえばバレエ。「バレエ習いたい?」と聞いたときに、子どもは「バレエってなに?」となります。見たことがないダンス、知らないダンスであれば当然ですよね。

プロのyoutube動画をチェックを見せて、子どもにやりたいダンスを選ばせるとよいかと思います。

ダンスの種類の選び方|衣装で選ぶ

衣装で選ぶのもおすすめです。

発表会で踊る衣装はどんなものかでも選ばせましょう。

ヒップホップであれば、身近な服装で踊ることが多いです。バレエであれば特徴的な衣装ですよね。チュチュを着ることが多く、普段はレオタードで踊ります。これが苦手な子の場合は辛いでしょう。

フラダンスは種類にもよりますが、一般的には長いスカートを着用して、首にはレイ、頭には花をつけてナチュラルな雰囲気の衣装が特徴的。

こんな風にダンスは衣装が異なります。子どもがどんな衣装を好むかでもダンスを選ぶとよいですよ。

ちなみに、わたしの知り合いは、ベリーダンスの衣装を着てみたいからという理由で、ベリーダンスを習っていました。衣装で選ぶって動機が不純に思うかもしれませんが、その方は10年以上続けています。

衣装が好きだと、発表会も楽しみで頑張ってレッスンを受けられるかもしれませんね。

YTJって何?ダンスは習えるの?

うちの子はダンス教室には通っていません。以前はバレエを習わせていたのですが、費用が高いことと、先生へのお礼代(先生の食事代、先生へのお礼代)など発表会やレッスン以外で支払う費用が多かったのでやめてしまいました…。

しかし、わたしのダンス経験からも娘にはダンスを習ってほしいなと思っています。そこでYTJに入れたのです。

YTJってなに? という方向けにかんたんに解説しますね。

YTJとは

YTJとは、ユースシアタージャパンの略です。YTJはミュージカル劇団で、子どもが中心になって活躍しています。

ミュージカルを見たことがある方ならわかるかと思いますが、舞台上でセリフを話して演技をします。それだけはなく、をうたったり、ダンスをしたりすることも。

この特徴から、YTJに入ると歌やダンスを学べるのです。しかし、それだけではないのですよ。YTJでは、英語も学べるのです。

英語の歌をうたうため、英語が身近に感じられるようになるのです。

指導をする先生はみんなプロ。ダンス、英語、歌をしっかりと学べるのでいろいろ習い事をさせたい方にも向いています。

YTJは、安い費用で習えるのも魅力です。会費は月あたり2,000円。ここにスタジオ使用料として1時間あたり約500円ほどがかかります。

結構安いですよね。これは企業の協賛や助成金などがあるからやっていける金額とのこと。実際にYTJ、安くて評判なので費用負担を気にせず習えますよ。

費用についてはこちらでも解説しています。

YTJとバレエの費用を比較してみた!YTJは怪しいって本当?調べてみました
YTJの費用は高い?習いごとに必要な平均費用はどれくらい?

まとめ

バレエ、ジャズダンス、タップダンス、ヒップホップダンス、ブレイクダンス、チアダンス、フラダンス、ロックダンス、フラメンコと、ダンスの種類はたくさんあります。

これらは日本で習いやすいので、ぜひ候補にしてみませんか。

ダンスは中学校の授業で必修化されています。それだけではなく、学芸会、運動会でも踊ることがあるため、小学生でも踊れるとアドバンテージがあるのです。

運動不足解消、ストレス発散にもなるなど、ダンスを習うメリットはたくさん。ぜひ習わせてみませんか。うちの子はYTJでダンスを習っています。YTJであれば、ダンス以外にも歌、英語も学べます。

幅広く習いたい方はYTJが向いていますよ。