YTJの費用は高い?習いごとに必要な平均費用はどれくらい?

我が子にもそろそろ習い事を始めようと思いつつも、気になるのが費用ですよね。子どもの習い事って結構お金がかかるものです。

我が家ではYTJに通わせています。以前はバレエをやっていましたが、費用が気になりYTJにしてみたのです。うちの子にはとても合っていたみたいで、すごく楽しんでいて子どもの雰囲気も変わってきたような。(人見知りをしなくなってきた!)

なにか習い事をさせたい、英語を気軽にやらせたい、ダンスをさせたい。

そんな保護者さんにはうちの子と同じYTJをおすすめしたいです。

そこで今回はYTJの費用について解説します。
他の習い事の平均費用も記載しました。

YTJに限らず安い習い事を探している方はぜひご参照ください。

YTJの費用について

YTJって費用が高いイメージがあるかと思います。わたしも子どもをYTJに通わせていますが、知り合いの保護者さんから「高くないの?」とよく聞かれます。

YTJの費用ですが、原則として次の費用がかかります。

  • 2000円(月会費)
  • レッスン費約500円/時

原則としてこの2つが費用としてかかります。

レッスン代はそのスタジオによって金額が異なるため、差がありますが、だいたい1時間あたり500円。都心にある大きなスタジオによっては500円以上かかることもあるかもしれません。

月会費には次の費用が含まれています。

  • 台本に関するライセンス費用
  • 印刷費用
  • プランニング料
  • 保険料
  • 音源などのライセンス料

などです。

YTJとは?

そもそもYTJとはなんなのでしょうか。名前は聞いたことがあってもくわしく知らない方もいるかと思うので、かんたんに解説いたします。

YTJはユースシアタージャパンの略。いわゆる劇団です。若手中心の劇団で、年中さんから所属することができます。

劇団なのですが、特徴は英語の歌(ポップスなど)をうたうこと。そのためYTJに通わせることで英語の勉強になるのです。英語が楽しく学べることから小学生の保護者さんからも選ばれています。
小学校から英語教育がはじまりました。そこで我が家もYTJに入れたのです。うちの子はYTJが合っていたみたいで、英語にも抵抗なく楽しんでいます。

YTJでは英語の他にもダンスも学べます。希望者はバレエのレッスンを受けることもできます。バレエはダンスの基礎とも言えるもので、習うことで美しい所作が身につくかもしれません。

YTJに入るだけでいろいろな経験をすることができておすすめなのです。子どもの可能性が広がりますよね。

YTJの費用は安い!でも怪しい?

YTJの費用は安いと言えます。でも安い習い事って怪しい気がしませんか。実は入ってからいっぱいお金を取られるとか、怪しい話はないかとか心配かと思います。

そこでYTJの費用の安さや、怪しくないかを調べてみました。

ダンス系の習い事は費用がかかる傾向にある

そもそもダンス系の習い事の費用は結構かかります。我が家もバレエを習わせました。

お教室によって費用に差はあるかと思いますが、ちょっとバレエは高いな、という印象です。
そもそもレッスン代が他の習い事と比べるとやや高めなことが多いです。
レオタードやバレエシューズ(許可が出ている場合はトウシューズ)、タイツなど必要なウェアがありましたが、安くはありません。お教室によっては年2回の発表会があることも…。発表会では参加費、振り付け費、衣装代(自前でない場合はレンタル費用)がかかります。先生へのお礼を包むお教室もあるため、バレエの発表会で10万円かかることも少なくはありません。

ヒップホップも安くはありません。発表会のためにみんなでお揃いの衣装を買うなど、お金がかかるのですよね。
発表会参加費がかかることも多いです。

しかしYTJであれば、発表会の衣装代などのお金はかかりません。ただし、発表会や舞台の会場となる場所までの交通費はどうしてもかかります。

レッスン費用もバレエと比べればかなり安いです。YTJではダンスだけでなく英語を学べ、セリフを覚えることで暗記力もつくので子どものためになるかなと思いわたしは通わせました。

YTJの費用が安い理由とは

バレエなど他の習い事と比べるとかなり安いYTJ。

会費2000円とレッスン代(だいたい1時間500円くらい)で成り立つってなんか怪しいと思いませんか。

…はい、わたしは最初怪しいと思いました。
パンフレットなどをもらい、いろいろホームページを調べるうちに安いのは嬉しいものの、あとからお金をいっぱい請求されないか、怪しい団体ではないか心配でした。やっぱり大切な子どもを通わせるわけですから、不安になりますよね。

運営が怪しいのかなと思い調べてみたところ、
継続的な企業協賛金や助成金などで運営ができているそうです。
他にも公演や外部事業などで得る収益からYTJは成り立っていることがわかりました。

企業協賛金がかなり大きいのでしょう。

わたしなりに怪しくないと納得できたので、今でも続けています。

費用について不安のある方や怪しいし直接聞かないと心配…という方は直接YTJに相談することをおすすめします。

継続するために必要な費用は?

でも、YTJに入ってから結局お金がかかるんじゃないの? と気になりますよね。

うちの子が通ったバレエでは、年1だった発表会がいつの間にか年2になったんです。つまり発表会の費用が2倍になってしまったのです。ええー、なんで突然? と思いつつ先生のおっしゃることは絶対! という雰囲気のお教室だったのでやむなく参加。

バレエを始める前に考えていなかった費用が始めてからいろいろかかったので、結局辞めてしまいました。

YTJもバレエのようにあとからいろいろお金がかかるのかも…と最初心配したのですが、入ってからも基本的にはあまりお金はかかりません。

発表会や公演の参加費用や衣装代はかからず、必要なのはレッスン費用(1時間500円から750円)、会費です。

ただし、追加でレッスンを受けるとその分の費用などはかかりますが、他の習い事と比べると安いかと思います。

YTJでは合宿などのイベントがあります。この場合は宿泊費やバス代、食事などが家庭負担です。
これは任意参加なので必須ではありませんので、参加しなくてもOK。

最低限の会費、レッスン費だけで続けやすいのが魅力ですね。

YTJはダンス、歌、英語を学べてこの値段であれば、安いのではないかなと思います。

レッスン着などは必要?

ここまでYTJが安いことを記載しましたが、より怪しさ満点! と感じる方もいるかと思います。

あまりにも安さをアピールされたら身構えてしまいますよね。結局どこかでお金を払わされると思いませんか。よくあるのがウェア・レッスン着です。

レッスン代は高くても、ウェアやレッスン着でお金を取ってしまうパターンがありますよね。

YTJには公式のジャズシューズ、バレエシューズ、ダンスパンツがあります。

ほら、やっぱり! と思った方もいるでしょう。

こちら、もちろんみんなとお揃いで買う子もいますが、レッスン着は自分が持っているものでもOKです。
買わされることはないのでご安心を。

ちなみにYTJではチャコットとの提携があるため、ちょっと安く売られているそうです。
我が家はバレエをやっていたこともあり、家にあるもので済ませています。

費用が安いYTJに通わせるメリットとは

費用が安いYTJに通わせるメリットについて解説します。

他の習い事と両立できる

YTJは費用が安いため、塾など他の習い事と両立しやすいメリットがあります。

どうしても習い事ってお金がかかるし、何かを始めるなら何かをあきらめるということもありますよね。経済的な都合で子どもの趣味を減らすのは気が引ける方もいるでしょう。

学年が上がるにつれ、塾を優先する子もいます。塾に通うから他の習い事は辞めるということもあるでしょう。

YTJであればそもそもの費用が安いため、塾をはじめとした他の習い事とも両立がしやすいのです。家計にも嬉しいですよね。

きょうだいを通わせやすい

費用が安いので、きょうだいを通わせやすいというメリットもあります。

上の子がYTJに入っていて舞台を下の子と一緒に見に行ったら「やってみたい!」と言い出すこともあるでしょう。高い習い事であればきょうだい一緒に習わせるのは大変ですが、安いYTJであれば一緒に通わせやすいのです。

続けやすい

習い事はどんなものでもお金がかかります。続ければその分だけお金がかかるのです。
これ以上の出費はできないと習い事を辞めることもあるでしょう。

費用が安いYTJであれば続けやすいのです。

いくら物覚えが早い子どもだからといっても、ダンスや英語、歌は何年も続けることで身に着けていきます。芸ごとってそうやって長くやってこそですものね。

続けやすいYTJは習い事としてもおすすめです。

習い事の平均費用はどれくらい?

さて、ここまでYTJが安いと何度も書いてきました。そもそも習い事の相場っていくらくらいなの?と気になるかと思います。ここでは習い事の平均費用について解説します。

子どもの習い事の平均費用は?

文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査の結果について」によると、子どもの習い事年間費用(学校外活動費)は次のようになっています。

公立幼稚園 私立幼稚園 公立小学校 私立小学校
83,895円 165,658円 214,451円 646,889円

参考:文部科学省

公立に通う子、私立に通う子でも費用が大きく異なりますね。私立に通う子のほうが早くから複数の習い事をしていると判断できます。

子どもの年齢が上がるにつれてお金がかかります

子どもが幼稚園の場合の習い事の費用と、小学校のときの習い事の費用では倍以上の差があります。

習い事そのものが値上がりするというよりも、小学生になると習い事を増やすことがあるため、お金がどうしてもかかるのです。

YTJであれば他の習い事と比べて費用はあまりかかりません。そのため、小学生への進学や進級で、習い事の数が増えても続けやすいのです。「うちはお金がないから諦めてね」と言わなくてもいいこともあるかもしれません。

少しでも安い習い事を探すコツ

さて、ここからは少しでも安い習い事を探すためのコツについて解説します。YTJ以外にも安い習い事を探している方は参考にしてみてください。

複数の教室で価格比較をする

まずは基本中の基本で、複数の教室間で価格比較をしてみてください。

ピアノ教室であれば、3つくらいお教室のパンフレットをもらって比較しましょう。
お教室のホームページを見れば費用が書いてあることがあります。それを参考にするのもよいでしょう。

最初に見つけたお教室が子どもにとってベストというわけではありません。
ぜひ複数のお教室で比較をして、安くてよいお教室を選びましょう。

直接費用を聞く

直接お教室で費用を聞くこともおすすめします。

ホームページやパンフレットに書いてある金額は基本料金で追加でいろいろ費用がかかるかもしれません。

うちの子のバレエの場合はまさにそうで、年1だと思っていた発表会が入ってみたら年2回に増えていて、えー聞いてないよ状態。

不安な場合は、お教室に費用を直接聞いてみてください。

「費用は〇〇以外でなにかかかることはありますか」、「他にかかる費用はありますか」と聞くとよいでしょう。

個人経営のお教室は安い傾向にある

カルチャースクールはさまざまなことが習えていいですよね。

しかし、講師がカルチャースクールに雇われている都合上、どうしても講師の先生に直接習うよりも費用がかかることがあるのです。

どういうことかというと、受講生が払うお金は直接先生に渡されるのではありません。カルチャーセンターがいくらか取るのです。つまりマージンがかかる分だけ、習い事費用が高くなるのです。

個人経営のお教室であればこのようなマージンがないため、費用が安いこともあり得ます。

バレエ、ピアノ、英語など自宅レッスンをしているお教室もあるので、探してみませんか。

区民センターなど公共の場所で習えるものを探してみる

区民センターなど公共の場所で習えるものもあります。

公共の場所では利用料がとても安いのです。
区民センター、体育館などでレッスンがないか探してみるとよいでしょう。
ホームページで募集していることもあります。

区民センターで利用許可が出るレッスンはある程度審査をされていることが多いので、高すぎる習い事、怪しい習い事はあまりないでしょう。

シルバーさんによるボランティア同然の習い事もあるので、安くなにかを子どもに習わせたい方は探してみてください。

安い費用ではじめられる子どもの習い事

ここでは安い費用ではじめられる習い事をご紹介します。ぜひYTJと両立しませんか。

そろばん

そろばんは習い事のなかでは費用が安いと言えます。

今時そろばんなんて…と思う方もいるかもしれません。たしかにスマホの機能に電卓もあるし、現代ではそろばんは使いませんよね。しかし、そろばんを習うことで繰り上がり(9から10になって桁が上がること)が理解しやすくなります。小学生低学年の算数でひっかかりやすいのは繰り上がり。そろばんをやっていると、繰り上がりの概念が理解しやすくなるでしょう。

暗算にも強くなるので、そろばんはおすすめです。

【相場】2,000円から5,000円(月)

スイミングスクール

小学校の体育の授業では水泳があることがほとんど。泳げないと子どもが体育の授業で辛い思いをすることもあります。

園児、小学校低学年のうちにスイミングスクールに通う子がほとんどです。ニーズが高いことからレッスン費用は高くはありません。

【相場】4,000円から6,000円(月)

書道

書道も費用があまりかからない習い事の1つです。

書道を習うことで字が綺麗になります。習うことで学校の書初め展で賞をもらうこともあるかもしれません。字が綺麗だとお友だちから一目置かれることもあるので、おすすめです。

正座をして心を落ち着かせてから始める書道。集中力が身につくこともあるでしょう。

【相場】3,000円から5,000円(月)

少年野球

少年野球も費用が高くはありません。習う費用は安いですが、ユニホームや道具(バット、グローブなど)にお金はかかります。上の子のお下がりがある場合は、かなり安く始められるでしょう。

試合の遠征費や引率などで費用や手間がかかることがあります。

【相場】2,000円から5,000円(月)

少年サッカー

少年サッカーも野球同様に費用が安いです。近所のボランティアの方が教えてくれる教室も一部あるので探してみませんか。

ただしこちらもウェアや道具(スパイクやボールなど)にお金がかかります。遠征費がかかることや、お弁当を用意する手間が出てくることも。

少年野球も少年サッカーも、学校の友だちとは違う子に出会えるきっかけになります。子どもが上下関係を学ぶきかっけにもなるので、おすすめです。

【相場】2,000円から5,000円(月)

お描き教室

お絵描き教室、アート教室、絵画教室も習い事のなかでは安いです。

独創性豊かな子になる、美術や図工が得意な子になるでしょう。小学生だと絵が上手な子は一目置かれやすいです。お絵描き教室で新たな才能を発見することもあるでしょう。

【相場】2,000円から5,000円(月)

YTJが新規メンバーを募集中

最後にうちの子のお教室で得た情報です。

現在YTJが新規メンバーを募集しているとのことでした。
YTJでは選抜試験があります。試験に受かった子のみがメンバーになれるのです。やや厳しい印象がありますが、合わない習い事を続けるのは辛いですよね。親がやらせたくても本人にやる気がない場合は子どもにとっても苦痛なことがあります。一定のレベルを保つためにも試験が設けられているのです。

応募の締め切りは2022年3月5日(土)まで。

ギリギリだと焦ってしまったり、間に合わないこともあるため、なるべく早めに応募することをおすすめします。

対象は2022年4月2日の時点で年中から中学2年生の子どもたちです。

応募はウェブからできます。

参考:YTJ公式ホームページ

応募は無料で、ウェブで一次審査が行われます。写真を添付する必要があるので、用意しておくといいですよ。

二次審査は受験料として1,000円かかります。ご注意ください。合格して一緒に活動できるといいですね。

まとめ

YTJの費用は他の習い事と比べると低く、会費月2000円とレッスン費(1時間あたり約500円)のみが基本です。

YTJは費用が安いため怪しいと思われがちですが、企業協賛金や助成金、公演の収益などで成り立っているのです。わたしの子どもも入れましたが、特に怪しいことはありませんでした。

入会してからかかる費用はあまりなく、舞台の衣装代や出演費用もかからず低価格な習い事と言ってよいでしょう。YTJのウェアなどもありますが、特に買わなくても問題なしで、自宅にあるTシャツなどでレッスンを受けることも可能です。

発表会や舞台がある会場までの交通費は家庭負担となります。さらに追加でレッスンを受ける場合や合宿に参加する場合はお金がかかります。最低限のレッスンでよい場合はほぼ追加費用がかからないと言えるでしょう。

お金をかけずに英語、ダンス、歌、演劇をやらせたいならおすすめです。