要注意!始める前に知っておくべき習い事の見えない費用

習い事にはお金がかかりますが、その費用は月謝だけではありません。

実は月謝以外のほうがお金がかかることもあるのです。習い事を始めてから後悔しないように、
ここでは、習い事の見えない費用についてくわしく解説いたします。

習い事別に費用を記載したので、これから子どもに習い事をさせたい方はぜひ参考にしてみてください。

習い事の見えない費用とは

習い事には月謝以外に発生する費用があります。ここでは習い事の見えない費用について解説いたします。
ざっと主な費用を挙げてみると次の通りです。

  • 道具代
  • ウェア代
  • 入会費
  • 設備費
  • 発表会代
  • 交通費
  • 保護者のお付き合い費用
  • 先生へのお礼代
  • テスト受験料

などです。
習い事スクールへの交通費は、子どもの分だけでなく保護者の分も必要になることもあるでしょう。
毎週通うとなると、値段はかなりかかります。

次で、くわしく習い事別で費用を見てみましょう。

【習い事】見えない費用|水泳

水泳は人気の習い事で、さまざまな団体が実施する子どもの習い事ランキングでもほとんど1位を獲得。
学校の体育の授業ではプールがあるので、幼稚園や小学校低学年のうちから習わせる保護者が多いのです。

水泳に必要な道具は次の通り。

  • プールバック
  • 水着
  • 水泳帽
  • タオル
  • ゴーグル
  • 検定料

検定料は、級の受験するときに必要になるスクールがあります。(もちろん無料で検定を受けれるスクールもあります!)
また、夏期訓練、夏期講習など夏休みに特別クラスが設けられることもあり、夏場は通常レッスンよりも多く通う場合は、月謝が2倍になることもあり得ます。

学校のスクール水着でOKのスクールもありますが、多くのスイミングスクールではスクールオリジナルのバッグや水着、帽子を買わされることがあり、お金がかかりやすいのです。

【習い事】見えない費用|ピアノ

ピアノには次の費用が必要です。

  • レッスンバッグ
  • 楽譜代
  • 発表会代
  • 発表会の衣装代
  • ピアノ代
  • 先生へのお礼代

ピアノを習う場合は、電子ピアノやアップライトピアノ、グランドピアノを買う方も多く、その費用が発生することも。ピアノの相場は10万円から80万円。レンタルもあります。

ピアノを習うと、ほとんどのスクールで発表会がありますが、発表会に参加する場合は別途費用がかかることも。
発表会に出ると、衣装(ワンピースやドレスなど)を着用するため、衣装代がかかります。
発表会に出た際に、先生にお礼を贈る習慣のあるスクールもあるため、お礼代が必要になることも。
お礼はお金を包む場合と、お菓子などを先生に渡す場合があります。

【習い事】見えない費用|サッカー

サッカーの見えない費用は次の通りです。

  • ユニフォーム
  • ボール
  • シューズ
  • 遠征費
  • お弁当代
  • タオル

サッカーの場合は、家にあるTシャツとズボンで参加できるわけではなく、チームで指定のウェアがあるはずなので、そちらを購入させられる可能性が高いです。小学生・中学生であれば、成長期なのでサイズアウトもしやすく買い直しになることもあるでしょう。

サッカーの場合は土日に近隣のチームと試合があり、そのために遠征することも。
自転車で保護者が先導して遠征にでかけることもありますが、電車やバスで遠征する場合は交通費がかかります。

また、土日の練習や試合ではお弁当が必要になるため、お弁当代も発生します。

さらに、サッカーは洗濯ものが多い習い事。
その分、保護者に負担がかかります。

わたしの保護者仲間は、コーチのお弁当を用意することもあるそうです。スクールによって文化は違いますが、お弁当の負担は大きいかもしれません。

【習い事】見えない費用|野球

野球の見えない費用は、サッカーによく似ています。

  • ユニフォーム
  • シューズ
  • 道具(バッド、グローブなど)
  • 遠征費
  • お弁当代
  • タオル

サッカーと同様に土日に試合が多いため、遠征費がかかります。洗濯ものも多い習い事と言えるでしょう。
野球はサッカーと比べると、道具代がかかりやすく、費用をおさえたい方は、お下がりや中古を探すとよいかもしれません。

【習い事】見えない費用|バレエ

バレエの見えない費用は次の通りです。

  • レオタード・タイツ・巻きスカート代
  • シューズ代
  • 発表会代
  • DVD代
  • ヘアメイク代
  • 衣装代
  • 先生へのお礼代
  • 小物代

バレエのレッスンは、レオタードを着用して、薄ピンク色のタイツを履きます。
レオタードの相場は1着3,000円から8,000円ほど。小学生・中学生の場合はサイズアウトしやすいため、おとなと比べて費用がかかりやすいです。

タイツは丈夫にできていますが、穴が開いたら買い替える必要があり、数か月に1回は新しくすることもあるでしょう。

シューズはバレエシューズとポワント(トウシューズ)があり、こちらも子どもの場合はサイズアウトしやすいので、買い直し頻度が高いです。特にトウシューズは買ってみたものの足に合わずに、買い直すこともあるため、費用がかかります。(トウシューズは1足5,000円から12,000円ほど)

発表会に出る場合は、発表会への参加費だけでなく、衣装代も必要です。衣装のレンタルは1着10,000円ほどで、さらにメイク代やDVD代が必要になることも。

小物代は、ヘアピン、ネット、ヘアジェルですが、発表会に出る場合は役柄によって扇子やお花を買うこともあるでしょう。

さらにバレエの先生に発表会のお礼代を包むスクールも少なくはありません。

1回の発表会参加で10万円ほど費用がかかることも珍しくはないです。

【習い事】見えない費用|学習塾

学習塾の見えない費用は以下のとおりです。

  • 入会費
  • 設備費
  • テキスト代
  • テスト受験料

初年度は設備費が必要になる塾もあります。また塾によっては、テキスト代が必要なところも。
学習塾は、講習(春期・夏期・冬期)があるのが特徴で、講習は別料金です。講習を受けるとその分高くなりますが、だいたい講習月は月謝が2倍になります。

【習い事】見えない費用|英会話

英会話の見えない費用は、学習塾とほぼ同じです。

  • 入会費
  • 設備費
  • テキスト代
  • テスト受験料

英会話スクールのテスト受験料は、英検やTOEICなどの受験料です。
スクール経由で申し込むと団体受験料が適用され、受験料が安くなることがあります。

習い事のレンタルサービス

ここまで習い事に必要な費用をご紹介しましたが、月謝以外にかかるお金が結構ありそうですよね。
少しでも子どもの習い事の費用をおさえたい方におすすめなのが、レンタルサービスです。

野球、サッカーなどスポーツに必要な道具のレンタルサービスがあります。
楽器のレンタルサービスを実施している会社もあるので、ピアノ、バイオリン、フルートなど楽器を習わせたい方は、はじめはレンタルからでもよいかもしれません。続きそうなら、楽器を買うというのもよいですよね。

バレエの発表会の衣装もレンタルがメインですが、購入が安い場合も。
レンタル3~5回分の費用で衣装が買えるお店も多いのです。
すでに体が成長してきっている子どもの場合で、コンクールや発表会に出る予定がある子であれば、衣装を何度もレンタルするよりも買ってしまった方が安上がりかもしれません。
白やピンクのクラシックチュチュはよく使うので、着回しもできます。1着あると便利かもしれません。

レンタルのデメリット

子どもがレンタルの道具を壊してしまうこともあることがデメリットと言えます。

レンタルだから、と大切に使うあまり、実力が発揮できないこともあるでしょう。

また、習い事を続けていくと「自分のものが欲しい!」と言い出す可能性も高いです。結局は、購入することになり、「最終的に買うのであれば、最初からレンタルではなく買えばよかった」となることも。

子どもに習い事をさせる保護者のよくある悩みとは

さて、ここからは子どもに習い事をさせる保護者のよくある悩みについてご紹介します。

費用が高い、意外とお金がかかる

月謝くらいしか考えていなかったら、実際に習い事を始めてみると意外とお金がかかった! という意見はよくあります。
わたしの保護者仲間からも「思ったよりお金がかかる」、「習い事の費用が値上げされた」という声を聞きます。

感染症の影響で、習い事先が値上げることはあるみたいですね…。
子どもが習い事先で友だちができて、楽しそうにしている姿を見ると、辞めさせにくいので、費用が気になりつつもそのまま継続する保護者も多いようです。

始めてから後悔しないように、この記事でまとめた習い事の見えない費用をよく把握しておいてくださいね^^

習い事への送迎

習い事の送迎負担も悩みあるあるです。

子どもを遅刻させないように、荷物をまとめて連れて行くのは大変。
送ったと思ったら、1時間後ぐらいにはお迎えということも…。保護者は気が休まらないのですよね。

一度帰宅する保護者もいますが、そのまま近所で買い物をして時間をつぶす方もいるみたい。

仲のいい保護者仲間がいれば、送迎の協力をしあうのもよいかもしれません。
(わたしは仲間と協力しています)
協力し合える保護者がいない場合、言い出しにくい場合は、送迎代行サービスを利用するのもよいでしょう。
くわしくはこちらの記事で解説しています。

共働きで子どもに習い事をさせるのは無理?送迎代行サービスとは – 音楽・ダンス教育ママの体験日記 (kyoikumama.com)

保護者との付き合い

保護者との付き合いも悩みの種となることがあります。

あくまで子どもの習い事が同じ保護者同士というだけなので、友だちともちょっと違いますものね。
習い事に送迎したついでに、ちょっと立ち話。これが苦痛という保護者もいます。

個人的には平日の学校のあとの習い事だと、送迎の際に保護者が立ち話をする時間は短いかと思います。
「夕ご飯の支度があるので」と帰っていく方も多いです。
平日の昼間のレッスンだと、立ち話や、ちょっとお茶でも…ということはあるかも。

付き合いが気になる方は、レッスン時間を気にして選ぶとよいかもしれません。

保護者との温度差

保護者との温度差に悩むという方も。

スポーツ系の習い事だと、熱心な保護者もいて、保護者でお揃いのTシャツを作りたがる方もいます。
これが面倒に感じる方であれば、温度差を感じてしまいますよね。

ダンス系の習い事だと、何が何でも自分の子どもが主役ではないと嫌! という保護者もいて、保護者同士でトラブルになることもまれにあるようです。

最初は仲がよくても、自分の子どもがレギュラーに選ばれて以降、そっけなくされてしまったという方もいるみたい。妬みもあるのかな…。

子どもの行き渋り

子どもの行き渋りに悩む保護者も少なくはありません。
これは小学校低学年、園児の子どもに多く、場所見知りや、先生や友だちと相性が悪いと行きたがらないことがあるのです。

スクールへ連れて行っても、入口で大泣きして大変! という経験をした保護者はたくさんいるでしょう。

行き渋りは悩みの種になりますが、子どもが習い事に慣れることで解消することが多いです。

子どもの伸び悩み

子どもの成長に悩む保護者もいます。

習い事先に同い年の子がいると、どうしても比べてしまい「あの子はあんなに上手なのに…」と悩む保護者も…。
成長は個人差があるとわかっていても、お金をかけている分、気になってしまうのですよね。

他の子どもとは比べず、1か月前の自分の子ども、1年前の自分の子どもと比べましょう。そうすると、成長が見えてくるはずです。
それでも伸び悩みがある場合は、スクールの先生に相談することもおすすめします。

辞めるタイミング

習い事を辞めるタイミングで悩む保護者もいます。

わたしも幼い頃からおとなになるまで、さまざまな習い事をしましたが、辞めたいと思ってから実際に辞めるまでは時間がかかりました。
「辞めたいな」と思っても、「いつ辞めたらいいんだろう」と考えてしまうのですよね。
さらには、辞める理由(言い訳)を考えてしまったり…。

辞めるタイミングは、辞めたいと思ったらすぐで問題はありません。
スクールや他の生徒、講師のことを考えるのであれば、発表会の直前は避けましょう
期が変わる時期がおすすめです。

YTJに必要な費用とは

さて、ここからはYTJに必要な費用について解説します。

YTJに必要な費用は次の通りです。

  • レッスン費
  • 会費
  • 交通費
  • レッスンウェア
  • シューズ
  • 合宿代

レッスンは週1~2回で、週1であれば月6,500円くらい。
会費として26,400円と安全維持管理費2,200円、オンラインサービス費1,280円(←毎月払います)が必要です。

1回のレッスンが2時間なので、子どもをまるまる2時間預かってもらえてこの費用と思うと、安いと言えます。
さらに、YTJはミュージカル劇団なので、歌や英語、ダンスが学べ、かなりお得かなと。

気になる見えない費用ですが、ウェアは買わなくてもOKで、Tシャツやジャージで参加可能。
しかし、YTJの公式ウェアを欲しがる子は多いので、結局買う可能性が高いでしょう笑

公演に関する費用はかからず、高額な衣装代も発生しません。
ピアノやダンス系の習い事にありがちなチケットノルマがないのも特徴です。

ちなみに合宿代と記載しましたが、こちらは任意参加。参加率はクラスによって違いますが、7割から9割ほど。こちらは別途費用が発生し、だいたい30,000円くらいです。
合宿に子どもが参加すると、かなり保護者はゆっくり過ごせます。ご飯の支度もありませんからね^^

わたしは娘を以前参加させましたが、自分の時間をゆっくり過ごせました。こんな風に過ごしたのって何年ぶりだろう…というくらい。もしかして、子どもが生まれてから一度もなかったかも!
お金はどうしてもかかりますが、ゆっくりできる時間を買うと思うと安いかもしれません。

合宿についてはこちらの記事でも記載したので、ご参照ください。

YTJの合宿とは|娘が参加した感想 – 音楽・ダンス教育ママの体験日記 (kyoikumama.com)

YTJの安い理由は?何か裏がある?

YTJの費用はかなり安いと言えますが、何か裏があるんじゃないかと心配になる保護者もいます。
このブログでも何度も記載していますが、安さの秘密は、企業の協賛や自治体の助成金です。
さらにミュージカル劇団なので、公演を実施し、その売上を教室運営に充てているのです。

もちろんボランティアではないので、無料でレッスン! とまではいきませんが、ダンス系の習い事のなかでは非常に安いと言えます。

YTJに通わせるわたしの悩み

わたしは娘をYTJに数年通わせていますが、もちろん悩みもあります。ここからはYTJに対する悩みを本音で記載しますので、気になる方は読んでみてください。

送迎

うちの娘は週2でレッスンに行くことがあります。基礎レッスンと、追加で受けることがあるバレエのレッスンなどです。

そのため週2で送迎をすることがあるのですが、これがちょっと面倒に感じてしまいます。送迎バスがあったらいいのに…と思うことも。

送迎は子どもの安全のため。もしものことがあっては大変なので、もちろん継続してやっています。
2時間ほど子どもをYTJが預かってくれていると思うと、それでもとても楽。2時間近く自由な時間が得られるので、送迎もしかたないかなと思えるようになってきました。

YTJの保護者仲間と協力することもあります。近所に住む保護者同士で、近くまで送ってもらうということはときどきあるのです。他のスタジオの保護者でもこのような協力はあるみたい。

発表会が多い

発表会が多いことも、一時期はわたしの悩みでした。

発表会が多いのってすごくよいことなのですよね。娘の晴れ舞台なのですから。
しかし、その舞台はだいたい土日。発表会を観に行くのに、わざわざ出かける必要があります。
娘が遅れないように急かしたり、荷物の用意を手伝ったり。
日頃のレッスンではあまり荷物の用意の手伝いはしませんが、さすがに発表会当日に忘れ物をしたら大変なので、出かける前はピリピリです。しかも発表会は朝が早い。ほぼ丸一取られるのです。

1つの発表会が終わったら、また次がやってきてめまぐるしい時期も。
しかし、娘が楽しそうにしている姿を見ると、この悩みはすぐにふっとびますが、疲れることもあります。

それでも、前回の発表会よりも成長している姿を見ると、応援してきてよかったなと思えるのです^^

伸び悩み

娘をYTJに通わせていると、伸び悩みが気になることもありました。
わたしは送迎の際に、スタジオにあるラウンジでモニターから娘たちを見ています。
「周りの子は器用にできているのに、うちの子は…」と思ったことが何度かあるのです。

YTJには選抜クラスというものがあり、とても上手な子が所属しているのですが、その子たちを見て、「すごいな! うちの子もこんな風になれるのかな」と感じることも。

ついつい他の子どもと比べてしまうのですが、もしも気になる部分があれば、家で練習させるようにしています。
それでもなかなかできないこと、苦手なこともありますが、本人が楽しくやってくれていればよいかなと。

保護者の温度差

YTJに入ったばかりの頃は、保護者との温度差を感じました。
わたしは当初は気軽な気持ちで、「英語とダンスが安く学べるなんて、お得~」くらいに考えていたのですが、保護者の方たちは、いわゆるダンス教育ママ・教育パパという感じで。

「もうちょっとここを練習しようね」と子どもに言っている様子を見て、「わ、うちとは全然違うな」と思いましたが、すっかりわたしもダンス教育ママになってしまいました笑

YTJに子どもを通わせるととても楽しくて、家族ぐるみでレッスンを受けているかのようなのです。
発表会のイベントはもちろんのこと、歌唱コンクールやダンスコンクールも開催されるので、家族一同で子どもを応援しています。チームでコンクールに出るときは、チームを応援するので自然と他の子も応援。他の子と、他の保護者と絆が生まれて、楽しくなってきて「みんなで上手になろうね!」という気持ちが自然と芽生えました。

これはYTJマジックなのでしょうか^^ 不思議と熱心になってしまうのですよね。
必死というよりも、楽しい感じなので、最初に温度差を感じても大丈夫かと思います。

まとめ

習い事に必要なお金は、月謝だけではありません。
習い事選びでは、それ以外の費用も調べておきましょう。

特に発表会がある習い事は要注意。
お金が万単位で必要になることもあるので、事前に調べておいてくださいね。

YTJは、公演に参加する費用や衣装代は発生しません。
スタジオでの発表会であればお金はほぼかからないので、安心です。
他の習い事と比べてもかなり費用がやすいので、興味のある方はぜひ。