YTJの選抜クラスとは?基準は?選ばれるためにやるべきこと一覧
YTJで日々レッスンを頑張っている子どもであれば、選抜クラスに憧れを持つかと思います。どうしたら選抜クラスに入れるのでしょうか。
今回は、YTJの選抜クラスとはなにか、選抜クラスに入るためにはどうしたらいいのかをまとめました。
選抜打診があったときに考えるべきことや、基礎クラスと選抜クラスの違いについても記載しています。選抜クラスに入りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
選抜クラスとは
YTJには、選抜クラスというものがあります。
選抜という名前からもわかるように、選び抜かれたメンバーのこと。でも、この説明ではちょっと乱暴ですよね。もう少しくわしく解説します。
YTJの選抜クラスは、Sクラス(S5~S2があります)と呼ばれています。
選抜クラスは、リハーサルレッスンに参加して公演やイベントに積極的に参加しているメンバーを中心に打診があります。
これはあくまで打診で、決定ではありません。選抜打診は、「選抜クラスに行ってみませんか」という連絡があり、選抜クラスに勝手に移動されることはないのです。
家庭でよく相談した上で、選抜クラスに移動するかどうかを決定します。
選抜クラスは、ダンスや歌、英語などのスキル面だけでなく、リーダーシップ力や積極性、思いやりがあるメンバーで構成されています。
なお、この選抜打診は、YTJのクールが切り替わるタイミングがメインです。
(まれにクールが切り替わるタイミングではないときもあるようですが)
キリのよいタイミングで選抜クラスに移動できるように配慮されています。
ちなみに、特別選抜クラスというものもあります。特別選抜クラスは、特選やTSと呼ばれています。小学校5年生以上が対象で、YTJの活動に深くコミットして、公演やイベントへの出演や参加を通じて、力を発揮していくクラスです。
選抜クラスも特別選抜クラスもYTJのメンバーの憧れです。一生懸命レッスンを受けている子からすれば、「入りたい」と思っているはず。
最初はみんな基礎クラスから
YTJには、特別選抜クラス、選抜クラス、基礎クラスがあることがわかりました。YTJは選考試験に合格した子のみが入ることができますが、さまざまな子がいます。
ダンス経験者ですぐに活躍できるような即戦力になりそうな子もいれば、ダンスや歌は未経験でも本人の努力次第でスキルが伸びる素直な子も。
最初からみんなレベルがバラバラでも、全員基礎クラスからスタートです。
基礎クラスを経験しないと、選抜クラスや特別選抜クラスに入ることはできないので、基礎クラスのレッスンはしっかりと受講する必要があります。
基礎クラスは、YTJのメンバーとして活動するための基礎を固めるクラス。舞台パフォーマンスに必要な歌やダンス、英語のスキル面だけでなく、社会人・舞台人のマナーとして必要なあいさつや、レッスン受講の姿勢、公演・イベントへの心構えやパートナーシップのあり方を学びます。
わたしはこの基礎クラスで、普通の子どもたちがYTJの一員になっていくと思っています。基礎クラスはとても重要なので、「早く選抜に行きたいから」、「自分にはレベルの低いレッスンだ」と思って手を抜くことなく、真摯に受講をしましょう。
選抜と基礎は何が違う?
ではYTJの選抜クラスと基礎クラスは、なにが違うのでしょうか。なんとなく選抜クラスの方がレベルが高そうなイメージですよね。難しいことをやっていそうな雰囲気もあります。
そもそも選抜クラスと基礎クラスでは、レッスン時間が異なります。
基礎クラスよりも選抜クラスのほうがレッスン時間が長いため、その分上達もしやすくなります。選抜クラスが基礎をやらないというわけではありませんが、レッスン内容がより高度になることが多いです。
このことから、どうしても本番で優先的に出演しやすい、出演時間が長いのは選抜クラスのメンバーの可能性が高いと言えます。
(もちろん、基礎クラスのメンバーも、舞台に立つ機会は用意されているのでご安心ください!)
選抜クラスの基準は?
ここまで読んでいただいて、選抜メンバーになりたい! と感じた方も多いのではないかと思います。実際に現在YTJに通っていて、選抜メンバーに選ばれるように頑張っている子も少なくはないでしょう。
選抜クラスってかっこいいですものね。ネーミングも!^^ 選び抜かれた精鋭たちという感じで憧れる気持ちもよくわかります。
まず前提条件として、歌やダンス、英語のスキルがあることが挙げられますが、それだけではありません。
選抜クラスの説明ですでに記載したように、スキル面だけでなく、メンバーの内面も選抜打診に関係します。
次でYTJの選抜クラスに入るためのポイントをまとめるので、参考にしてみてください。
選抜クラスに入るために押さえるポイント
YTJの選抜クラスに入りたい方は、次のポイントをしっかりと押さえましょう。
自分勝手な行動をしない
まずは、自分勝手な行動をしないことです。
自分勝手な行動をしてしまう年齢もありますが、YTJでは周囲に迷惑をかける行為は禁止されています。
これは、YTJのメンバーズマニュアルの禁止行為に記載されているので、ぜひご確認ください。
他人に迷惑をかけないって当然なことですが、なかなか子どもだと難しいですよね。
結果的に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。少しでも迷惑をかけたら、厳しく叱られる、退会させられるということはないかと思います。さすがに相手は子どもですもの。
本人が、迷惑をかけないように気を付けているか、意識的に迷惑をかけないように日頃から行動しているか、が見られていると考えられます。
極端な例ですが、勝手に振り付けをアレンジして踊ってしまえば、周りのメンバーに影響が出ることがありますよね。特にみんなで揃えて踊るシーンであれば、悪目立ちしてしまいます。振り付けをアレンジできるくらいにダンスが上手だとしても、周囲への配慮ができていないとYTJの選抜クラスには相応しくありません。
発表会直前に無断欠席を繰り返していては、全体練習が進みません。これだと同じクラスのメンバーに迷惑がかかるのです。無断欠席を繰り返す子は、選抜クラスにはなかなか選ばれないでしょう。
どんなにスキル面に申し分はなくても、周囲への配慮ができていないと選抜クラスには入れないでしょう。
他のメンバーの様子を見る
選抜メンバーになりたいのであれば、自分のことだけでなく、他のメンバーのことも気にしてみましょう。
舞台はひとりで作るものではありません。みんなで力を合わせて作るものですよね。自分ひとりだけよければいいわけではないのです。
周りのメンバーのことを見てみてください。困っている子がいませんか。もしもいたら助けてあげましょう。
緊張でセリフが飛んでしまう子もいます。そのときにシーンとするのではなく、時間稼ぎをする、小さな声でヒントを与えるなどサポートができる子のほうが、YTJの選抜クラスに相応しいと言えます。
レッスン時間になったときに、なかなか準備ができていない子がいたら、「大丈夫? 手伝おうか?」と一声かけるなど、他のメンバーに気配りできる子のほうが選抜クラスに向いています。
日頃のレッスンから、仲間のことを気にかけたいですね。自分のことだけでなく、視野を広く持ってレッスンを受講しましょう。
自宅で復習をする
これは選抜クラスに限ったことではなく、基礎クラスにも必要なことですが、YTJのレッスンで習ったことはそのままにせずに復習することが大切です。
わたしも一応ダンス歴があり(バレエですが)、復習している人、日々トレーニングをしている人、前回のレッスン以来何もしていない人の違いはわかるので、YTJのダンススタッフであれば、もっとわかるはずです。
レッスンをしていて「あ、この子はやってきていないな」、「家で復習しなかったな」と気が付くはずなので、可能な限り自宅で復習をしましょう。
スペース的に自宅でダンスを踊れない家もあるかと思います。大きな声で歌をうたうのも近所迷惑になりますよね…。しかし、家でできる練習は必ずあります。
自宅でダンスを踊ることはできなくても、振り付けを覚えることはできるはずです。思い出しながら覚える、座りながらでもよいので手足を軽く動かしながら振り付けを覚えるのがおすすめ。
子どもでも数日動かないと体が硬くなることがあるので、お風呂上りにストレッチもおすすめです。関節の可動域が広がればダンスもよくなりますよ。
レッスンノートに振り付けを書くのもよいでしょう。
歌も家で大きな声でうたえなくても、歌詞を覚える、歌詞の意味を考えることはできます。
その日にYTJのレッスンで習ったこと、注意されたこと、新しく覚えたことはノートなどにまとめるだけでもよい復習になります。次のレッスンの前にも、もう一度レッスンノートを振り返りましょう。
英語の発音の練習もしましょう。スマホで録音をして再生してみるだけでも、自分の発音を確認することができます。
あいさつをしっかりする
あいさつをしっかりすることも、選抜クラスに選ばれるために必要なことです。
あいさつについては、基礎クラスでもしっかりと学んでいるかと思います。
「おはようございます」、「ありがとうございます」、「よろしくお願いします」など基本的な言葉を発するだけでなはなく、お腹から声を出してハキハキと話すと、相手も気持ちがいいはずです。
さわやかなあいさつを心がけましょう。あいさつをするときは、相手の目を見ることをおすすめします。そして、明るく元気にあいさつをしてください。笑顔だと、あいさつされた側も嬉しいですよね。
うちの娘は、YTJに入ってからあいさつがかなりできるようになりました。
昔は人見知りだったので、あまり目を見てあいさつをすることがありませんでしたが、YTJに入ってからはハキハキとしています。レッスンのお迎えに来た他の保護者さんに、「こんにちは!」と自分からあいさつをしているときは、成長したなと感じたほど。
あいさつはYTJだけのルールではなく、一般社会でも必要になります。選抜のためだけでなく、常識として身につけさせたいですね。
感謝の気持ちを持ってレッスンを受ける
感謝の気持ちを持ってレッスンを受けることも大切です。
こちらも非常に基本的なことなのですが、なかなかできなこともあるようなので記載しました。最近はYouTubeが流行っていますよね。ながらで視聴をして、見逃したところ、聞き逃したところを戻るボタンを押せばもう一度聞くことができるのが、子どもたちには当たり前になっています。
リアルタイムのオンライン授業ではこのようなことは難しいですが、録画授業であればわからなかったところをもう一度再生できるのがメリットです。
しかし、生のレッスンはそうはいきません。集中力が切れていて、レッスン中にボーっとしていても、「聞いていなかったのでもう一度お願いします」とは言えませんよね…。
他のメンバーにも迷惑がかかるのです。
同じレッスンは基本的に二度と受けられないので、今教えてもらえることに感謝しながら受講することをおすすめします。
物をていねいに扱う
YTJの選抜クラスに選ばれたいのであれば、物をていねいに扱いましょう。
たとえば、スタジオにあるメンバー共有のものであれば、自分以外も使うので大切に扱う必要がありますよね。自分の持ち物も同じです。保護者さんが買ってくれた大切なもののはず。
長く使えるようにていねいに扱いましょう。
舞台で使う小道具や衣装、レッスンウェア、シューズなどにはすべてお金がかかっています。感謝の念を持って扱いたいですね。
YTJの日頃のレッスンに行ったら、荷物を置くかと思いますが、こちらもバーン! と乱暴に置くのではなく、ていねいに。上着を脱いだら邪魔にならないように畳む、ハンガーにかけるなどをすることも大切です。
物の扱い方も、YTJのスタッフは見ているはずなので、見直してくださいね。
日頃の生活でも、子どもが物を大切に扱うように保護者が注意をしてください。
忘れ物をしない
こちらも基本中の基本ですが、忘れ物をしないように心がけましょう。
どんなに歌や英語、ダンスのスキルがあっても、頻繁に忘れ物をする子どもに舞台は任せられません。たまたま1回だけうっかりと忘れ物をしてしまうこともありますが、繰り返すときは忘れ物対策をしていない証拠です。
忘れ物をしないように工夫することが大切です。
我が家では、TODOリストを使用して持ち物をリストアップしています。
持ち物の用意できたらチェックを入れるようにしていて、なるべく早めに荷物は用意することを口を酸っぱくして言っています。YTJに入ってからは、娘は学校の準備も自分でするようになりました。忘れ物はたまにはしていますが、自立してきたと感じています。
忘れ物防止策は子どもの特徴によっても異なるかと思いますが、やはりタスクを可視化するのがおすすめです。紙に書きだすとよいでしょう。
最初のうちは、保護者さんが「~~は忘れずに持った?」と確認するのがおすすめ。よくYTJの入り口でこのようなシーンは目にします笑^^
手に書く、連絡帳のようなノートに書く、メモ帳に書くなど、子どもと一緒に工夫をして忘れ物を予防しましょう。
常に本番を意識して練習する
常に本番を意識して練習することも、おすすめします。
普段のレッスンは本番ではありません。YTJの鏡があるスタジオで練習するかと思いますが、目の前にお客さまがいないので、なんとなく本番ほどの意気込みがないことはあるかもしれません…。
しかし、レッスンでも全力を出すべきです。
常に本番のつもりで、スタジオにもお客さまがいるつもりで練習することで、本番の緊張が和らぐなどメリットがあります。
どんなにスキルがあっても、日頃のレッスンで手を抜いていれば選抜クラスには上がれません。
日頃の練習から、「見られている」という意識を持ってレッスンに励みましょう。可能であれば120%の力を出してレッスンを受けて、わからないことがあれば、その日のうちに解決するようにしてください。
人が話しているときはしっかりと聞く
これも基本的なことですが、選抜クラスに上がりたい場合は、誰かが話しているときは最後まで話を聞くことをおすすめします。
みなさんは自分の話をしていると途中に相手が「わかるー! わたしもね…」と会話をさえぎられた上に、相手に自分の話をされた経験はありませんか。きっと一度はあるかもしれません。これって、いい気はしないですよね。わたしなら、「あ、話取られちゃった。まだ途中だったのにな」とさみしい気分になります。
これは子どもの世界でも同じです。
相手が話しているときは、話し終わるまでは最後まで聞くことをおすすめします。どんなに反論したいことでも、まずは最後まで聞いて話をさえぎる行為はやめましょう。
そして、相手が話をしているときは、相手の目を見ることをおすすめします。YTJのメンバーなら大丈夫でも、スタッフさんだと緊張してしまうこともあるかもしれません。
なかなか目を見ることができない場合は、眉間あたりを見るのがおすすめです。
リハ練に参加する
選抜メンバーになりたいのであれば、リハ練(リハーサル練習のこと)に参加しましょう。おそらくですが、選抜メンバーはリハ練に参加していることが前提かと思われます。(ごめんなさい、わたしはYTJの中の人ではないのでくわしくはわからないんです…)
リハ練は、公演やイベントなどで予定されているダンスや歌う曲の練習を中心としたレッスンです。こちらは週1回開催されています。原則として参加必須なので、リハ練もしっかりと集中して受けましょう。
ここまでYTJの選抜メンバーになるためのポイントを記載しましたが、すでに記載したようにわたしはYTJのスタッフではありません。おそらくこんな基準だろうなとYTJに通わせていて思われるポイントを記載しているので、実際の基準とは異なることもあるかと思います。
また、選抜打診はYTJのスタッフがします。人間ですから、どうしてもばらつきはあるかと思います。おそらくスタッフの方も、主観を入れすぎずに判断しているはずですが、ダンスや歌、英語って数値化できないため、選抜打診をするかどうかはスタッフの判断次第です。
入試のように〇点以上なら合格など明確にあればよいのですが、そうはいきません。そのため、選抜打診の基準はベールに包まれているというか、わかりにくい部分はあるかと思います。
選抜の打診があったときに考えること
晴れてYTJから選抜打診があったら、嬉しいですよね。すぐに選抜クラスに移動を希望するのではなく、よく考えてからにしましょう。
子ども本人と相談する
選抜打診があったら、子どもと相談をしましょう。場合によっては家族会議を開催です!笑
選抜クラスに入れば、その分レッスン時間が増えます。YTJ以外の習い事をしている子であれば、子どもの生活がかなり忙しくなる可能性があるのです。
放課後にお友だちと遊ぶ時間が少なくなることもあるでしょう。
また、基礎クラスのメンバーとは別クラスでレッスンを受けることになるので、いつもの仲良しの子とはなかなか会えなくなることもあります。
さらに選抜クラスに入れば、レッスンのレベルも高くなり、求められるものもあります。よりYTJメンバーとしての自覚が求められることも子どもに理解させておきましょう。
費用が上がる
YTJの選抜クラスに入れば、レッスン時間が長くなるため、施設利用料も上がります。つまりYTJの費用が高くなるのです。
週2回、2時間のレッスンで、本番も年に複数回あることを考えると、それでもかなりYTJの費用は安いほうかと思います。(他のダンススクールであれば月2~3万かかることもあるので…)
費用については、パートナーとも相談をした上で決めましょう。
本番が増える
YTJの選抜クラスに入れば、本番が増える可能性が高いです。
そもそも立てる舞台の数が増えることもあれば、1回の出演時間が増えることもあるのです。
本番が多いということは、その分リハーサル練習も必要になり、レッスンが大変になることもあります。子どもの本番を観に行くために、週末は毎回ホールに行く、ということもあるでしょう。
時期によっては毎月のようにYTJの本番がある、ということもあり得ます。
さらに他にも習い事をしていれば、より大変に。
YTJの選抜メンバーに入って、きちんと本番をこなせるか、保護者が本番を見に行くことができるかも、考えてみましょう。
人によっては、毎回発表会があることが負担になります。共働きの保護者だと、土日はゆっくり安いみたい気持ちもあるでしょう。あまりにも頻繁に本番があると、家族もついていくので大変なことがあるので、このことも踏まえて選抜打診を受けるかどうか検討してください。
まとめ
今回は、YTJの選抜クラスについて解説しました。
YTJの選抜クラスは、本番に優先的に出演できるなどメリットがあります。ただし、レッスン時間が長くなり、レッスン内容のレベルも上がるので、選抜打診があれば、しっかりと考えてからクラス移動をしましょう。
選抜クラスに選ばれるためには、次を押さえることをおすすめします。
- 自分勝手な行動をしない
- 他のメンバーの様子を見る
- 自宅で復習する
- あいさつをしっかりする
- 感謝の気持ちを持ってレッスンを受ける
- 物をていねいに扱う
- 忘れ物をしない
- 常に本番を意識して練習する
- 相手の話を最後まで聞く
- リハ練に参加する
手を抜いていればYTJのスタッフが必ず気が付くはずなので、常に全力で頑張れるようにしたいですね。