YTJに入会する前に知っておくべきこと|YTJメンバーの実力は?
YTJに入会したものの、「こんなじゃなかった…」と感じて辞めてしまう子もまれにいます。ちょっともったいないですよね。
そこで今回は、YTJに入会する前に知っておくべきことをまとめます。
YTJに入っている子どもたちの実力はどのくらいなのか、学校では活躍できるのか、もまとめました。
これからYTJに子どもを入れようか悩んでいる方、選考試験を受けさせるか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
YTJに入会する前に知っておくべきこと
YTJに子どもを入会させる前に知っておいてほしいことがいくつかあります。娘をYTJに入れているわたしがよく聞かれることなどもまとめてみました。
宗教団体ではない
YTJをネット検索すると、「YTJ 宗教」と出るときがあります。わたしも以前、検索してみてドキっとしたのですが、結論から言うと、YTJは宗教団体ではありません。安心してくださいね。
YTJが宗教と思われてしまう理由は、おそらく費用の安さが原因ではないかと思われます。
YTJのメンバーになると、週1~2回のレッスンに参加しますが、週1で受ける場合は、1か月あたりの費用は6,500円ほど。なお、レッスン時間は1回あたり2時間です。
それとは別に年会費26,400円がかかりますが、他のダンス系の習い事と比べると費用がかなり安いと言えます。
安いので、なにか怪しいのでは? 宗教が絡んでいるのでは? と思う方もいるようなのです。
YTJが怪しいと言われる理由についてはこちらの記事でもわかりやすく記載したので、興味があればご参照ください。
YTJが怪しいと言われる理由がコレ!入ってみたら怪しくなかった! – 音楽・ダンス教育ママの体験日記 (kyoikumama.com)
安い理由は宗教ではなく、企業の協賛金です。
YTJに入っても、なにか宗教を勧められることは一切ないのでご安心ください。
自主性を重んじる
YTJは自主性を重んじています。
なんでもYTJのスタッフの方がやってくれるわけではありません。子どもたちの自主性が芽生えるよう指導をされるので、他の習い事とは違うかもしれません。
一般的な習い事だと、生徒はお客さまですよね。
しかし、YTJでは子どもたちは生徒ではなく「メンバー」として扱われます。YTJのメンバーとしてふさわしい行動が求められることを認識してください。
スタジオのラウンジに行くと、自主性を重んじでいることがよくわかります。
YTJのスタッフは子どもたちに「これをやりなさい!」と指示を出すことは少なく、
「じゃあ、次はどうしたらいいだろう? 考えてみよう」とヒントを出すだけ。
答えを与えずに、子どもたちに自主的に考えさせるように指導しているのです。
わたしはこのYTJの考えにとても共感できたので、娘を入れていますが、
合わない保護者にとっては苦痛かもしれません。
子どもに自主性を身につけさせたい方には向いていますが、とりあえずダンスや歌、英語のスキルだけを身につけさせたい方には不向きかもしれません。
プチ厳しい(?)
YTJ、プチ厳しいです笑!
わたしはそう感じました。まずYTJにはあいさつのルールがあります。
YTJのスタジオの扉を開けると、子どもが「おはようございます!」と元気にごあいさつ。頭を下げて礼をします。
まず、これがきちんとできていないと、やり直しです。
うちの娘は、今でこそごあいさつができますが、最初は苦戦していました。やり直ししたこともあります! 保護者に言われてあいさつをしていてもダメで、自分からあいさつができるまで、やり直しになることも…。
幼い子どもであれば、なかなかあいさつができないこともありますよね。わたしも「YTJってちょっと厳しいな」と思ったことがあります。
しかし、あいさつって社会に出る上では必要なこと。早めにあいさつ習慣を身につけておく必要があるので、わたしはYTJであいさつの指導があってよかったと考えています。
「よろしくお願いします」、「ありがとうございました」という基本的なごあいさつは、お腹から声を出していて、しっかりとごあいさつができている子がYTJにはたくさん。
はじめてYTJのスタジオに娘を送ったときは、びっくりしたほど。年上のメンバーの子を見て、「子どもなのにしっかりとごあいさつしている!」とおとなのわたしでも感心しました。
ごあいさつルールなどやや厳しく感じることもあるので、入会前に理解しておきましょう。これが苦痛で嫌がる子、辞めてしまう子もいるかと思います。
本番が多い
YTJは本番が多いです。多くの習い事では年1~2回ほどの発表会かと思いますが、YTJは3回以上あることもあります。
地元のイベントに出ることや、YTJのスタジオで見学会を行うことも。
本番が多いので、土日に子どものYTJの舞台を観に行くので大変…と感じる方もいます。
発表会などイベントの場所まで子どもを送ることもあるため、本番の日はなかなか休まりません。
実際にわたし自身も、一時期は「なんだか毎月YTJの本番がある気がするな」と思ったほど。YTJのために生活しているんじゃ…? と思ったこともあります笑
働いている保護者であれば、土日がYTJのイベントでつぶれることもあり得るので、事前に理解をしておいてください。
本番参加はほぼ必須
本番が多いと紹介しましたが、この本番への参加はほぼ必須です。
ごくまれに、一切発表会に出ない子どももいますが、基本的に本番を意識したレッスンをするため、本番への参加率は非常に高いです。本番に出ないと、どうしてもレッスンへのモチベーションが下がってしまいます。
リハーサルレッスンもあるため、参加するレッスンが減ってしまうことも…。
YTJの発表会は任意参加ではなく、ほぼ必須だと思っておいたほうがよいでしょう。
女の子が多い
スタジオによって差はあるかもしれませんが、全体的にYTJは女の子が多いと言えます。
うちの娘のスタジオも女の子ばかり。
男の子は非常に少ない可能性があることを理解しておいてください。
男の子がせっかくYTJに入っても、同じスタジオに男の子の友だちがいなくて、すぐに辞めてしまうこともあるようです…。
しかし、男の子が少ないということは、男の子メンバーは貴重な存在。
すぐに選抜入りすることもあるので、有利かもしれませんね。
スタジオの垣根を超えたイベントも多いのがYTJの特徴です。地域によっては、いくつかのスタジオで合同のイベントが開催される場合も。YTJには合宿があるのですが、この合宿に参加すると、他のスタジオのメンバーと出会うこともあります。男の子のメンバーは、スタジオの枠を超えて連帯感を持っているイメージです。孤立することはないかと思いますが、女の子が半数以上いると事前に想定しておいて、男の子のお子さんにはそのことを伝えておくと安心です。
選抜になると費用が上がる
1つ前で「選抜」という言葉が登場しました。
YTJには、選抜という制度があります。選抜クラスに入ると、ミュージカル公演やコンサート公演に優先的に打診してもらえます。
選抜メンバーになるには、YTJスタッフからの打診が必要で、選抜打診があるとそれを受けるか、断るか決めることができます。(たいていの保護者が選抜打診を受けて、選抜入りしているかと思います!)
選抜入りを決めると、選抜のレッスンが増えるため、費用が上がることがあるので、ご注意ください。
保護者の負担は比較的軽い
習い事って、保護者の付き合いもあり、結構負担がかかりますよね。
洋服を買ったり、発表会のためにチケットを手売りしたりと…。精神的に負担に感じる方もいるでしょう。
YTJの場合はこの負担はかなり小さいと言えます。
発表会の衣装代は高額になることはありません。写真撮影費用が高額になることもないので、ご安心ください。
送迎負担はありますが、YTJのスタジオは駅に近い場所にあることが多いため、送迎もしやすいはず。うちの娘のスタジオも商業施設のなかにあり、送迎はとても楽です。
YTJメンバーの実力は?学校では活躍できる?
YTJに入会させる前に気になるのは、YTJの実力ですよね。YTJのメンバーの子たちは、どのくらいの実力なのでしょうか。
結論から言うと、学芸会や運動会で活躍している子が多いです。
YTJはダンスレッスンがあるので、ダンスが得意になる子どもがたくさんいて、学芸会や運動会でかなり目立つよう。
運動会で1学年みんなで踊る際は、先生から振り付けを教えてもらい覚えることがありますよね。YTJの子は覚えるのが早い傾向にあります。うちの娘も、運動会の練習で先生から褒められて、嬉しそうに帰ってきました。
また、学校によってはダンス発表会があることも。ダンス発表会では特にYTJの子が大活躍。
娘より年上のYTJのメンバーの保護者と話したときに、「学校のダンス発表会で、リーダーに選ばれて娘がとても嬉しそうにしている」と言っていました。
ダンス系の学校行事ではかなり活躍できるかと思います。
ダンススクールに通う子に劣る?
YTJはミュージカル劇団で、ダンススクールとは異なります。ダンススクールに通う子とスキルは劣るのかも気になりますよね。
個人差があり、一概にどちらが上と言い切ることはできませんが、わたしは差はないかと思います。
多くのダンススクールは週1ほどのレッスン。YTJも週1~2回のレッスンなので、ダンス専門のスクールの子と比べても踊る頻度に差はありません。
YTJのメンバーの子は、ダンス専門のスクールに通っているのかなと思うほど、高いスキルを持っていることが多いのです。その理由は本番の多さと言えます。たくさん本番を経験することで、上達も早いのです。
下のリンクはYTJの公式YouTubeの動画。子どもたちが踊る様子が映っています。ダンスレベルもわかるかと思うので、ぜひチェックしてみてください。
【YTJ ShortClip】YTJメンバーが地域イベントに出演!|WBGダンスパーク2022 – YouTube
英語は英会話スクールに通う子に劣る?
YTJでは、英語指導があります。その理由は、YTJが英語でパフォーマンスをするミュージカル劇団だから。レッスンでも英語を教えてもらえるのが特徴ですが、英会話スクールに通う子と比べてどうなのでしょうか。
結論から書くと、英語は英会話スクールに通っている子のほうがアドバンテージがあるのではないかなと思います。もちろんこちらも個人差があります。YTJでは、舞台で話す英語のセリフや英語の歌の練習をするため、日常会話の英語をみっちりと指導されるわけではありません。
レッスン中の会話も日本語なので、外国人講師から英語を学ぶ子と比べれば英語に触れる頻度は下がります。
そのため、英語を話せるようにさせたい方は、YTJよりも英会話スクールがよいでしょう。
しかし、YTJのレッスンで英語に触れることで、「英語=楽しい」というイメージを持つようで、学校の英語の授業も楽しんでいる子が多いようです。娘の友だちも学校の英語の授業が大好きだと言っていました。
人前で歌うのが好きな子が多い
YTJのメンバーは、人前で歌うのが好きな子が多く、音楽の歌のテストでも活躍しているようです。
歌のテストって緊張しますよね。ドキドキして上手く声が出ない子も。
娘は、音楽の歌のテストで上手に歌えたと、喜んでいたことがあります。
学校の音楽の授業でも活躍できる子が多いと言えます。
YTJは歌・ダンス・英語のスキルアップ以外も期待できる
YTJは歌・ダンス・英語のレッスンが受けられますが、それ以外のスキルアップも期待できます。ここからは、うちの娘がYTJに入って変わったことをまとめます。あくまでのわたしの娘(小学生)に起きた変化であり、変化には個人差があります。体験談として読んでいただければと^^
持ち物を自分で用意するようになった
うちの娘の場合は、持ち物を自分で用意するようになりました。これはYTJメンバーあるあるかなと思います。
YTJでは忘れ物をしないように指導されます。持ち物もなるべく自分で用意しようという指導を受けているため、わたしも娘が幼い頃は、「忘れ物ない? 大丈夫?」とよく聞いていました。
YTJのスタジオでも、道具を用意するときにスタッフが手伝うのではなく、メンバーたちに自主的に用意するように指導しています。
この指導から自然と持ち物の用意をするようになりました。
YTJのレッスン直前にバタバタと用意をしていると、忘れ物をしてしまうので、娘は前日に余裕を持って用意するように。
学校の持ち物も、前日の夜にランドセルに入れてきちんと準備するようになったので、忘れ物も非常に少ないです。
あいさつができるようになった
こちらのブログでも何度か書いていますが、娘はしっかりとあいさつができるようになりました。
近所の方、お友だちの保護者などに「こんにちは!」と元気にごあいさつ。
その声がよく通るのですよね。ボソボソという声ではなく、お腹から声を出しているような、いわゆる舞台用の声の出し方であいさつをしているので、何度か近所の方に褒めていただいたこともあります。
積極的になった(音読が得意になった!)
娘は家ではとても元気な子で、YTJに入る前から家で歌ったり、踊ったりしていました。しかし、祖父母など毎日顔を合わせない人の前ではちょっとモジモジ。祖父母の家に行ったときに、「いつものダンスを見せてあげてよ」と言っても、園児だった娘はおとなしめに踊っていました。
彼女なりの恥じらいかもしれませんが、親としてはちょっともったいないと思っていたのです。
YTJに娘を入れてからは、人前で踊る、声を出す楽しみを覚えたようで、今では祖父母の前でも「見てみてー」と言って踊っています。
学校では国語の授業の音読が楽しいそうです。
みんなの前で文章を口に出して読んで、聞いてもらえる。これが楽しい経験になってる様子。
担任の先生からも「音読が得意で、積極的に読んでくれています」と伝えられたときは嬉しくなりました。
整理整頓ができるようになってきた
娘はYTJに入ってから、整理整頓を意識するようになりました。
娘によると、スタジオに入って鞄など荷物を置くときにぐちゃっとしていると、注意されるそうなのです。
娘は選抜クラスに入りたいと考えているので、なるべくスタッフの方に注意されないように、荷物を綺麗に置いて、物を丁寧に扱うように心がけています。
自宅ではリビング学習をしていて、よく教科書やノートを散らかしていますが、「そろそろご飯にしよう」と声をかけると、自分から道具をまとめて部屋に持ち帰っています。
【YTJ】新規メンバー募集
ここまで、YTJのメンバーの実力や、YTJに入る前に知っておいてほしいことを記載しました。
YTJでは、ダンス、英語、歌を習うことができますが、それ以外のスキルを身につけることもできます。
子どもをYTJに入れたいと思った方に朗報です!
ちょうど現在(2022年7月上旬)、YTJが新規メンバーの募集をしています。
ダンス・歌・英語を一緒に学ぶ!2022年9月活動開始新メンバー募集 – ユースシアタージャパン (ytj-studio.jp)
7月24日が応募締め切りですが、気になる方はなるべく早めに応募することをおすすめします。
その理由は、一次選考で写真添付が必要だから。締め切り当日になって、慌てて写真を用意するとドタバタしてしまうかもしれません。応募は余裕を持ちましょう。
また、YTJに応募する際は、家族の同意を得ておくことをおすすめします。
YTJに合格したものの、家族に反対されて泣く泣く辞退したという保護者もいるようなので、事前に相談しておきましょう。相談する際は「なにそれ、怪しい!」となることもあるので、費用が安いのは企業の協賛などがあるからと伝えておくと安心です。YTJのホームページに企業のロゴが書いてあるので、それを見せるとよいかもしれません。
わたしの娘の場合、二次選考では、歌やダンスを披露しました。
YTJの二次選考|どんなことをした?合格基準は? – 音楽・ダンス教育ママの体験日記 (kyoikumama.com)
二次選考の内容を思い出せる限り書いてみたので、上記の記事もご参照ください。
合格してYTJのメンバーになったら何ができる?
晴れてYTJに合格してメンバーになったら、何ができるのでしょうか。メンバーになったらできることをまとめます。
まず、週1~2回のレッスンに通います。
基礎レッスンだけでなく、希望者には英語、バレエの追加レッスンも。追加レッスンは別料金ですのでご注意ください。
うちの娘は、わたしがバレエをずっとやっていることもあり、バレエを追加することがあります。
バレエの追加レッスンは、バレエ専門のスクールとはやや異なり、レオタードを着用することもありませんが、基礎的な部分は教えてもらえるので、気軽にバレエを始めたい方にもよいでしょう。
年に複数回の本番を経験できます。スタジオで開催するような小さな発表会もあれば、ホールで開催するミュージカル公演も。
異文化学習になるイベントもあります。うちの娘の場合は、ここ数年でハロウィン、イースター、クリスマスのイベントを体験しました。
どんなイベントなのか英語で学びながら、歌やダンスを通じて楽しんでいきます。
また、全国レベルのイベントもあります。
EVEと呼ばれる歌唱コンクール、JFDFというダンスコンクールも。
コンクールはYTJ主催ですが、一般の参加者もいて大規模です。大きなコンクールを目指すことで、モチベーションもアップするでしょう。競争心も刺激されるかもしれません。
ただレッスンをするだけの習い事とはちょっと違った角度で楽しめることが多いので、興味のある方は、ぜひ選考に応募してみませんか。
まとめ
YTJの選考試験に合格したものの、家族の反対にあって辞退する子もいます。合格して入会したあとに、「こんなじゃなかった!」と後悔してすぐに辞めてしまう子も。
自主性を求められること、プチ厳しい指導もあること、費用、年に複数回の発表会があることなどを事前に理解しておきましょう。
YTJのメンバーたちは学校でも活躍しています。
音楽、国語、体育、運動会、学芸会、ダンス発表会などで活躍して、みんなの中心になることもあるので、ぜひ子どもを入れてみませんか。