子ども向け英会話スクールの選び方と料金相場を解説

ミキハウスのHappy-Note.comのアンケート結果では、英語・英会話が水泳に続いて2位でした。

参考:|第895回|ハッピー・ノート.com

早期から英語を学ぶ子どもが増えてきているのは、小学校の授業で英語を学ぶことも背景になるのでしょう。
社会がグローバル化しているのも後押ししているかと思います。

子ども向けの英会話スクールを探している方向けに
今回は、英会話スクールの選び方と料金相場を解説いたします。

YTJの英語レッスンや、YTJの新規メンバー募集についても記載したので、YTJに興味がある方もぜひチェックしてみてください。

子ども向け英会話スクールの選び方

最初に、子ども向け英会話スクールの選び方をご紹介します。

英会話スクールの選び方|通学・オンラインで選ぶ

英会話スクールの授業形態は大きく分けて次の2つです。

  • 通学
  • オンライン

【通学】
通学は、英会話スクールの教室に通うことです。
教室に実際に行くため、先生に直接会って英語のレッスンを受けることができます。集団レッスンや少人数レッスンであれば、同じ英会話スクールのお友だちができるかもしれません。

しかし、通学にはデメリットも…。近くに英会話スクールがない場合は通いにくいです。通学に時間がかかるため、時間を有効活用したい方には不向きかもしれません。天候が悪いと通いたくなくなることもあるでしょう。

感染症が気になる時期は、通いにくく感じることも…。

メリット
  • 講師の指導が直接受けられる
  • お友だちができやすい
デメリット
  • 通学の時間がかかる
  • 電車賃など交通費がかかる
  • 感染症のリスクがある
向いている子
  • 人見知りしない子

【オンライン】
パソコン、スマホ、タブレットを使ったオンラインレッスンをメインにしている英会話スクールもあります。

オンラインであれば、自宅で英会話レッスンが受けられるがの魅力。受講する場所を選ばないのがいいですね。雨や雪でも気にせずレッスンを受けられます。
感染症の影響から、オンラインレッスンに力を入れる英会話スクールは増えてきたので、今後もオンラインに力を入れるスクールは多くなるかもしれません。

しかし、デメリットもあります。ネット環境が整っていることが大前提なことです。画面越しで講師から直接指導を受けられないことはデメリットと言えるでしょう。

オンラインの場合は、マンツーマンレッスンが多く、習い事のお友だちはできにくい傾向にあります。

メリット
  • 時間を有効活用できる
  • 天候に左右されない
  • 自宅でレッスンが受けられる
  • 感染症のリスクが軽減される
デメリット
  • 講師から直接指導が受けられない(画面越し)
  • 安定したネット環境が必要
向いている子
  • 自宅でレッスンを受けたい子
  • 他の習い事で忙しい子

英会話スクールの選び方|オールイングリッシュかどうかで選ぶ

英会話スクールのレッスンは、オールイングリッシュの場合と、そうでない場合があります。

【オールイングリッシュとは】
オールイングリッシュとは、授業中の会話がすべて英語ということ。
オールイングリッシュの英会話スクールであれば、海外に留学した感覚で英語を学べるでしょう。日本語に頼ることができないため、英語力がアップしやすいです。

しかし、質問などもすべて英語となるので、小さな子どもの場合はハードルが高く感じることも…。質問したいことがあっても、諦めてしまうこともあるでしょう。(もちろん、状況によっては日本語でも対応してもらえることが多いです)

オールイングリッシュではないスクールであれば、説明などはすべて日本語です。いわゆる学校の英語の授業のように教えてもらえます。

オールイングリッシュかどうかでもスクールを選んでください。

英会話スクールの選び方|外国人講師か日本人講師かで選ぶ

外国人講師メインのスクールと、日本人講師メインのスクールがあります。
教室によっても在籍している講師は異なりますが、外国人講師から英語を習わせたいか、日本人講師からがいいかでも選んでみてください。

幼い子どもの場合、外国人講師を前にすると身構えてしまう、人見知りをしてしまうことがある場合も。
講師との相性が不安な場合は、体験レッスンを受けると安心です。

英会話スクールの選び方|日本語母語講師か英語母語講師かで選ぶ

日本語母語講師か、英語母語講師かでも選びましょう。
どういうことかと言うと、日本語ネイティブかどうかです。

英会話スクールの公式サイトなどに講師の紹介がされていることがあるので、調べてみてください。

英会話スクールの選び方|社員講師かアルバイト講師かで選ぶ

英会話スクールは、社員講師かアルバイト講師かでも選ぶとよいですよ。

アルバイト講師は、主に大学生が多いです。
バイリンガルの学生、留学経験のある学生、帰国子女の学生であることがほとんど。
若いので、子どもに親身になって英語を教えてくれるでしょう。

しかし、アルバイト講師の場合は学校を卒業すると講師のバイトを辞めてしまうことがあります。
「せっかく子どもが懐いてきたのに、先生が辞めてしまった」ということもあり得るでしょう。

社員講師は、指導経験が経験豊富な傾向にあります。しかし、英会話スクールの場合は、アルバイトや業務委託が多く、正社員の講師は数が少ないのがデメリットです。

アルバイト、社員どちらにも魅力があるので、体験レッスンなどを受けて考えてみましょう。

英会話スクールの選び方|無料体験レッスンで選ぶ

無料体験レッスンを受けてみないとスクールと子どもの相性がわかりにくいので、一度体験レッスンを受けることをおすすめします。

レッスンを受けてみて、子どもを通わせたいか検討してください。
子どもにも「英会話スクールどうだった? これからも行ってみたい?」と聞いてみることをおすすめします。

体験レッスンが複数回受けられる場合は、なるべく多くの先生の授業が受けるのがおすすめです。

英会話スクールの選び方|立地で選ぶ

英会話スクールは、立地でも選びましょう。

立地で選ぶ、と言うと、自宅から近いところ一択と思う方が多いかもしれませんが、必ずしも自宅からの距離が短ければいいわけではありません。

子どもによっては学校から近い英会話スクールがよいことも。
学校から直接英会話スクールに通いたい場合は、学校から近いほうがおすすめです。学校に近い英会話スクールだと、同じ学校の友だちが通っていることも多いのも魅力。
しかし、同じ学校の子ばかりだと、遊んでしまい勉強に集中しにくくなることもあり得ます。

雨の日でも濡れずに通えるかどうか、子どもを送迎したときに買い物がしやすいか、でも選びましょう。

英会話スクールの選び方|料金で選ぶ

英語はすぐに身につくものではありません。長く通うことを考えて、料金でも選びましょう。

収入に見合わない料金のスクールだと、継続が困難になることも…。
可能であれば3つほどのスクールの料金を比較するのがおすすめです。

きょうだいは半額、初月費用無料など、特典がある場合もあるので、英会話スクールの資料や公式サイトで料金に関する情報を調べてください。

英会話スクールの選び方|子ども慣れで選ぶ

英会話スクールは、講師の子ども慣れでも選びましょう。

公式サイトなどに講師のプロフィールなどが紹介されていたら確認してみてください。
教員免許を取得している講師、保育士の資格を取得している講師などが在籍しているスクールだと、子どもの扱いに慣れていることがあるので、安心です。

英会話スクールの選び方|教材で選ぶ

英会話スクールは教材でも選びましょう。

  • 大手の教科書出版社のテキスト
  • 学校の教科書に準拠したテキスト
  • スクールオリジナルのテキスト

上記のように、英会話スクールによって使うテキストは異なります。テキストを使わないスクールもありますよ。
どんなテキストを使うのかも調べて、テキストのわかりやすさでも選ぶのがおすすめです。

小学生からの英語学習がおすすめ

英語は5歳~7歳から学習することをおすすめします。

小学校の学習指導要領には「外国語」、「外国語活動」というものがあります。外国語というのは実際何語? と思う方もいるしれませんが、こちらは英語のこと。

参考:【外国語活動・外国語編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説

前もって英語を学んでおけば、小学校の「外国語」「外国語活動」でも困ることがないでしょう。むしろ、クラスメイトよりも英語に慣れていると成績にもよい影響がでるはず。
「英語話せるの、すごいね!」と、友だちから褒められることもあるかもしれません。

子ども向け英会話スクールの料金相場

さて、ここからは子ども向け英会話スクールの料金相場について見てみましょう。

グループレッスン 月8,000円から12,000円
少人数レッスン 月10,000円から15,000円
マンツーマンレッスン 月20,000円から25,000円
オンラインレッスン 月5,000円から10,000円

講師に対する生徒数が少なくなるにつれ、料金が高額になる傾向があります。
オンラインレッスンであれば、教室設備費、教室テナント料がかからないため、料金が比較的安いと言えます。

必要な費用は月謝だけではありません。

  • 入会金
  • 教材費
  • 設備費

などがかかることがことがあります。入会金は10,000円前後ですが、家族が先に入会していると入会金が免除される場合もあるでしょう。

事前に説明会や資料請求をして必要な費用を確認しておくことをおすすめします。

子ども向けオンライン英会話スクールってどんなところ?

子ども向けオンラインスクールが、感染症の影響で増えてきています。

3歳から15歳まで習えるスクールが多く、幼い時期から子どもに英語を習わせたい方によいでしょう。

1つのアカウントで、家族やきょうだいも英会話レッスンが受けられるスクールも複数ありました。家族で英語を学べるのは経済的ですね。

レッスン時間は20分から45分ほど。幼い子どものレッスンは短く設定しているスクールが目立ちました。これは子どもの集中力の持続時間に関係しています。(子どもはおとなより集中できる時間が短い…)

講師が全員フィリピン人のスクールも多くあるようです。

オンライン英会話スクールに必要なもの

  • 安定したネット環境
  • パソコン、タブレット、スマホ

上記があれば、オンラインでもレッスンが受けられます。
パソコンなど端末の環境は英会話スクールによって異なるので、確認しておいてください。

せっかく入会したのに、家の端末では受講ができなかった、ということもあり得るので気を付けましょう。

なぜフィリピン人講師が多いの?フィリピン人講師のメリットとは

子ども向けオンライン英会話スクールは、フィリピン人講師が多いと言えます。

でもフィリピンと英語って結びつかない…という方も少なくはないでしょう。ここでは、フィリピン人講師について解説いたします。

フィリピンの公用語は、フィリピン語と英語です。
英語が公用語なのは意外と感じる方もいるかもしれません。
フィリピンは、元々アメリカの統治下にあったため、昔から英語が使用されてきました。統治下ではなくなったあとも、国が英語教育に力を入れていることから、英語が堪能なフィリピン人がたくさんいるのです。

また、フィリピン人講師の多くが、英語を学生時代に習得しているため、学習のノウハウを熟知していることがあります。

さらに、フィリピンは日本と比べて物価が安いため、フィリピン人を採用することで人件費が抑えられている可能性があります。安く英語を習いたいなら、フィリピン人講師もおすすめです。

子どもに英語はいつまで習わせるべき?

では、英語は子どもにいつまで習わせるべきなのでしょうか。

参考:博報堂 こそだて家族研究所 小学生ママの「子どもの習い事・身につけさせたいスキル」レポート

博報堂 こそだて家族研究所のアンケート結果によると、英語教室を続けさせたい平均年齢は15.0歳ということがわかりました。
これは中学3年生まで、ということですね。
高校入試では英語がほぼ避けられないため、中学3年生までは英語を続けさせたいと考えている保護者さんが多いようです。

15.0歳までというデータにはなっていますが、15歳を過ぎたら英語を習わせたくない、ということではないでしょう。
高校生になったら、学校の授業はさらに難しくなります。大学受験を目指す子もいるはずなので、一旦15歳まで英語を続けて、高校生になったら予備校や別の英会話スクールに変えることを考えて、一旦は15歳という結果になっていると考えられます。

YTJの英語レッスンの内容

ここまで英会話スクールについて解説してきました。
うちの娘は英会話スクールには通っていませんが、その代わりにYTJというところで英語を学んでいます。

ここからは娘が通うYTJの英語レッスンについて解説しますね。

YTJとは

YTJはユースシアタージャパンの略。
ミュージカル劇団です。

特徴は英語でミュージカルを披露すること。年中から28歳のおとなまで所属しています。
英語でミュージカルをすることから、普段のレッスンでは英語を学ぶことができるのです。

関東、中部、関西、九州にスタジオがあります。

では次でYTJの英語について見てみましょう。

YTJの英語のレッスン内容

YTJの英語レッスンは、基本的にミュージカル舞台のためのレッスンです。
そのため、学校の英語の成績を向上させるための英語レッスン、英語をペラペラと話すための英語レッスンとは異なります。

YTJのミュージカルでは、英語の歌や英語のセリフを話すので、歌詞やセリフから英語を学びます
さらに異文化が学べるイベントも。

うちの娘は、イースター、ハロウィーン、クリスマスなどをYTJのイベントで学びました!

YTJには英語が話せないと入れない?

YTJは、英語を使ってパフォーマンスをするミュージカル劇団です。

この特徴から「英語を話せないと、入れないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、英語が話せない子でも問題はありません。

スタジオによっては、英語ネイティブの子もいるかもしれませんが、うちの娘の周りの子はみんな英語が初めてな子ばかりです。

英語が苦手な子でも、ご安心ください。
ちなみに、YTJのレッスンは、オールイングリッシュではありません。日本語で指導をしてもらえます。

また、YTJは、オーディション制です。
いつでも誰でも入れるわけではなく、選考試験をしているときに申し込んで、選考に通った子のみがYTJのメンバーになれます。(選考試験はいつでも開催しているわけではありませんが、このブログ投稿時は新規メンバーを募集しています)

二次選考では、YTJの審査員が対面で適正を見てくれるので、英語が不安な方は一度選考試験を受けてみるとよいですよ。

YTJの英語の先生は外国人?

YTJの英語の先生は、スタジオによって異なります。
外国人の先生、ハーフの先生、日本人の先生が在籍していて、みなさん英語の指導のプロです。

なかには、英語ネイティブではない先生もいるようです。
英語ネイティブではない先生の指導なら、英語は身につかない! と思う方もいるでしょう。

英語ネイティブではない先生の場合は、生まれながらに自然に身についているわけではないため、努力をして習得しています。努力をして英語を身に着けた先生のほうが、英語学習のコツは知っているはず。
英語ネイティブではない先生にも魅力はたくさん。

普段のレッスンでは物足りない方向けに、英語のフォローレッスンもあります。

上の画像は、YTJのスタジオのスケジュールです。(スタジオによって異なります。)

基礎以外にも英語のレッスンがあるので、もっと英語を学びたい方は追加することができます。ただし追加料金が発生するのでご注意ください。
スタジオによって異なりますが、英語は基礎・台本歌詞があり、希望するほうが選べます。もちろん両方受講するのもOK。

うちの娘に英語を教えてくれたYTJのスタッフの方は、ハーフの方。大きく口を開けて、発音がわかりやすいように指導してくれ、英語が初めての子にもわかりやすい指導方法に感じました。

YTJに入っていれば英会話スクール・英語塾は必要なし?

YTJに入っていれば英会話スクール・英語塾は必要ないのか気になりますよね。

結論から言うと、YTJと英会話スクール、英語塾は異なるため、YTJに通いつつさらに英会話スクールや英語塾に通っている子もいます。

子どもに英語を話せるようにさせたい場合は、YTJよりも英会話スクールのほうがよいでしょう。
英文法を学ばせて受験に備えたい場合も、英語塾に通った方が座学が多く勉強になります。

YTJは、楽しみながらセリフや歌詞から英語を学ぶスタイルなので、必ずしも受験勉強や学校の成績につながるとは限りません。YTJは塾ではないので、英会話スクール、英語塾とは違うとお考えください。

うちの娘は、YTJの入ってほぼ初めて英語を学びましたが、「英語は楽しい」ということを知りました。
アルファベットにも興味があるので、率先してローマ字で名前を書くこともあります。
「早く学校で英語をいっぱい学びたい」と言うほどです。

英語の導入、英語慣れさせたい方、ダンスや歌と一緒に英語を学ばせたい方に向いています。

ちょうど2022年6月現在、YTJでは新規メンバーを募集しています。
空きのないスタジオでは募集はしていないので、ご注意ください。
ダンス・歌・英語を一緒に学ぶ!2022年9月活動開始新メンバー募集 – ユースシアタージャパン (ytj-studio.jp)

応募締め切りは、2022年7月24日(日)です。
一次選考はネット上での応募で、合格した子のみ二次選考(対面)に進めます。
一次選考は無料ですが、二次選考のみ受験料として1,000円が必要です。
この選考を通過しないと、YTJのメンバーにはなれないので、興味がある方はまず受けてみてくださいね。

まとめ

子ども向け英会話スクールは、通学、オンラインのタイプがあるのでまずどちらがいいかをお選びください。
先生は英語ネイティブと非ネイティブ、外国人講師と日本人講師がいるので、先生でも選びましょう。
無料体験レッスンがある場合は積極的に受けて、子どもとも相性を確認することをおすすめします。

他にもオールイングリッシュかどうか、社員かアルバイトか、通いやすさ、料金、講師の子ども慣れ、教材でも教室を選びましょう。

子どもと相性がいいスクールが見つかるといいですね。

学習

Posted by eri