YTJの公演とは|子どものミュージカル観覧マナーとおすすめ差し入れ

YTJは年に複数回、公演を実施しています。

本格的なセットに衣装で、公演は圧巻です。でも、はじめての方であれば、ミュージカルのマナーってあるのか心配な方もいるはず。

子連れでミュージカルを観るときは、なにに注意をしたらいいのだろう…と気になりますよね。

そこで今回は、YTJの公演についてまず解説します。
さらに、ミュージカルを観劇するマナーやおすすめの服装についても記載したので、参考にしてみてください。

YTJの公演とは

YTJの公演の特徴を解説します。

【YTJの公演】内容は英語

YTJの公演は、基本的にオールイングリッシュです。

これはYTJが英語を使うミュージカル劇団だから。
YTJについてご存じではない方向けに解説すると、普段のレッスンでも英語を学ぶ劇団です。(英語のレッスンがありますが、レッスン中ずっと英語というわけではありません)

しかし、内容が英語だと、幼い子の場合、ちゃんとわかるかな…と心配ですよね。
ご安心ください。
YTJの公演には、全公演日本語字幕がつきます。

英語がわからない方でも、楽しめるように配慮されています。

【YTJの公演】子どもも観劇しやすい

YTJの公演は、子どもでも観劇しやすいようになっています。
その理由は、上演時間です。

YTJの公演は、演目によって時間は異なりますが、だいたい90分から120分がほとんど。
長時間の作品だと、子どもが飽きてしまう、疲れてしまうこともありますよね。

劇場の座席にずっと座っているのが苦痛になることもあるでしょう。
さらに、お手洗いの心配も…。

子どもでも観劇できるように配慮されているので、子連れでも安心ですよ。

またYTJの公演によっては託児サービスがあることも…。下の子を預けて、上の子と一緒に観劇することも可能です。

【YTJの公演】年齢制限なし

YTJの公演の観劇には、年齢制限は設けられていません

一般的には子ども向け公演なら3歳からとされていることがほとんど。
未就学児NGの公演もありますよね。

たしかに、幼い子どもによっては観劇が難しいことがあります。
暗い空間で、大きな音がするので、びっくりしてしまうこともあるのです。長時間席に座っていると退屈になる子も。観劇中はおしゃべりができないので、静かにするのが苦手な年齢の子には不向きとも言えます。

しかし、YTJは、なるべく小さなお子さんも楽しめるように年齢制限はせず、3歳未満の子なら保護者の膝の上での観劇を許可しています。(膝の上であれば座席チケットがなくてOK)

ただし、3歳以上の場合は、必ずチケットを申し込む必要があるのでご注意ください。

【YTJの公演】ドレスコード

一般的に、観劇ではドレスコードがあります。
YTJに限らず、劇を観に行ったことがある方は、一度は服装に悩んだことがあるのではないでしょうか。

YTJの公演では、原則として厳格なドレスコードは設定されていません
常識の範囲内で整った服装であれば問題ありません。

…とは言っても、「常識の範囲内で整った服装」とはなに? と気になりませんか。

おすすめの服装についてくわしく解説いたします。

女性におすすめの観劇ファッション

  • ワンピース+羽織もの
  • 着物
  • ジャケット+ブラウス+スカート
  • ジャケット+ブラウス+パンツ

などです。

劇場は空調がきいていることがほとんどで、ノースリーブだと寒いことがあります。ジャケットなど羽織ものがあると安心です。

注意点としては、過度な露出。座席に座ったときに太ももが出すぎないように、スカートはひざ丈がおすすめです。
キラキラしたスパンコールが多い服だと、劇場のライトが反射することがあり、おすすめしません。

真冬にタンクトップ、真夏にファーなど季節外れな服装も避けましょう。

高すぎるヒールもおすすめはしません。劇場は暗く、段差が多いのでつまずいてしまうことも…。歩きやすい靴にしましょう。

男性におすすめの観劇ファッション

  • シャツ+チノパン
  • シャツ+スラックス
  • スーツ

迷ってしまったらスーツでもありですが、YTJのミュージカルであれば気軽に身に行けるので、ここまで堅苦しくする必要はないでしょう。

ジーンズですが、一般的にミュージカルならOKとされています。ただし、ダメージジーンズで穴がたくさんあいてボロボロのものはおすすめしません。避けたほうがよいでしょう。

子どもにおすすめの観劇ファッション

  • 学校の制服
  • ワンピース
  • シャツ+ズボン

子どもの場合は、よそ行き用の服装がおすすめです。学校の制服がある場合は制服でもOK。
幼い子どもの場合は、着慣れた服でもよいかと思います。

着慣れない服装のまま1時間ほど座席でじっとしているのは、子どもには苦痛なことも。幼い子の場合は、過ごしやすい服装をおすすめします。

未就学児のおすすめ観劇ファッション

YTJの公演であれば未就学児も公演を観ることができます。
幼い子の場合、よそ行きの慣れない服である必要はありません。

着慣れた服装で参加してもよいでしょう。

いつもとは違う服だと、子どもがぐずってしまうことがあります。
観劇のためにわざわざ服を買う必要もありません。
落ち着いた色合いのもので着慣れている服があればそちらを選んでください。

靴は、キュッキュと音がなるものはおすすめしません。光る靴も目立ってしまうので、避けてましょう。

【YTJの公演】堅苦しくない

YTJの公演に、自分の子どもが出ている、知っている子が出演している場合もありますよね。

手を振りたくなることもあるでしょう。

YTJの公演であれば、手振り応援はありです。周囲のお客さまの迷惑にならない範囲であれば許可をされることが多いですが、状況によっては手振りがNGとなることもあります。

現在予定されているYTJの公演とは

YTJの公演は現在(2022年6月投稿時)上記の3つがあります。

  • ALICE in Wonderland
  • WORLD MUSIC
  • wordplay

YTJのメンバーたちの年齢によって参加する公演が異なります。

みんな公演を目指して、努力してきました。最高のパフォーマンスが楽しめるので、お子さんをYTJに通わせようか悩んでいる方も一度観に行ってみませんか。

オーディションを受ける前に、YTJの公演を見ておくとどんな劇団なのかがわかるかと思います。

子どもとの観劇のマナーと注意点

子どもと観劇する際のマナーと注意点をご紹介します。YTJの公演に限らず、観劇をする際は参考にしてみてください。

スマホの電源を切る

スマホの電源は必ず切ってください。
これは基本中の基本で、ミュージカルだけでなく、映画、落語、バレエ、オペラ、オーケストラ、ピアノなどすべての共通ルールです。

マナーモードならいいのでは…と思う方もいるかもしれませんが、マナーモードもNGです。

たしかにマナーモードなら音は鳴らないですよね。しかし、画面が光ることがあるのです。これでは暗い客席で目立ってしまいます。ブブ…とバイブレーションも、静かなシーンでは非常に目立つので、必ず電源を切ってください。

対象年齢を確認する

チケットを購入する前に、必ず対象年齢をチェックしましょう

子どもが対象年齢の基準を満たしているか、ご確認ください。
「うちの子は静かにできるから、対象年齢に満たないけれどちょっとくらい大丈夫だろう…」と思う保護者さんもいるかと思います。

しかし、この対象年齢は、「静かに観劇できるか」、「じっとしていられるか」という基準ではありません。
作品の内容によって対象年齢が設定されていて、性的なおとなっぽい表現や、暴力的な表現、過激な表現などがあれば対象年齢が高く設定されるのです。

対象年齢に満たないと、作品本来の楽しさを味わえないことがあるため、必ず対象年齢の基準を確認し、満たしている子のみ、観劇することをおすすめします。

開演時間には余裕を持つ

開演時間には余裕を持って行動しましょう。

子どもと一緒の外出ってただでさえバタバタしますよね。

  • 忘れ物をしたら取りに戻る時間
  • パンフレットを買う時間
  • トイレを済ませる時間
  • 写真を撮る時間

上記などを考慮して、早めに出発しましょう。

劇場のトイレは混むので、待ち時間も加味しておくとよいですよ。
ホールの看板の前などで記念撮影をすることもあります。
記念撮影はする方が多く、待つこともあるので、その時間も考えて行動してください。

到着してすぐに着席して観劇をする方は少ないです。
会場に到着してから、いろいろやることがあるので、逆算して余裕を持って家を出てくださいね。

座席クッションを借りる

子どもの場合は、座高が低く舞台が見れないこともあります。

必要に応じて、受付で座席クッションを借りましょう
劇場によってクッションの規定があります。

  • 1階席のみ
  • 身長〇センチ以下のみ

などルールがあるので、劇場に問い合わせましょう。
クッションの持ち込みは、許可されているホールとそうでないホールがあります。
こちらも劇場に問い合わせをしてください。

食べ物・飲み物を買う

劇場に到着するまでに、食べ物、飲み物を買っておきましょう

基本的にホール内は飲食厳禁です。
しかし、水分補給は必要ですよね。休憩時間に飲めるように飲み物を買っておくことをおすすめします。
90分ほどの劇を楽しんだあとは、お腹が空くこともあるので、開演前に飲食ができるスペースで軽く食べておくのもよいですよ。

ホールに自販機があることもありますが、割高なことも少なくはありません…。
スーパーなどで買って持参すると経済的です。

トイレは別の場所で済ませておく

トイレは別の場所で済ませておくことをおすすめします。
すでに記載したように劇場のトイレは混みます。施設が古いこともあるので、トイレが綺麗だとは限りません。大勢が使っていて、トイレットペーパーが切れていることもあり得るでしょう。

スムーズにトイレに行けるように、駅など公共施設でトイレを済ませておくのがおすすめです。
事前にどこにトイレがあるのか、ネットで調べておくと安心です。
子連れで入れるトイレの有無なども見ておくとよいでしょう。

パンフレットやグッズは先に買う

パンフレットやグッズなどは、売店で先に買うことをおすすめします。

演目が終わると、一斉にみんな退出します。ぞろぞろと移動するため、売店に行きにくいことがあります。
列に従ってぞろぞろと歩いていたら、売店を通り過ぎてしまうこともあるほどです。

さらに、大勢がパンフレットやグッズを買うことがあるので、レジが長蛇の列になっていることも…。
売り切れになることもあるので、パンフレットやグッズは開演前に買うとよいですよ。

内容を予習しおく

子どもと一緒に劇を見る場合は、内容を完全に理解できないことがあります。

事前に内容を予習しておくと安心です。

どんな内容の作品なのか、見どころなどを公式サイトなどでチェックしてください。

わたしは、クラシックバレエを長く続けてきたので、子どもの頃にバレエを観ることがありました。
バレエはセリフがないので、知らない作品を初めて生で見てもわからないことがあるのです。
「え、今のはなんだったの?」、「結局、〇〇さんは死んじゃったの?」、「どれが主人公?」と感じた経験がありました。

子どもだけでなく、おとなも、最低限のあらすじや見どころを理解してから観ると、すっと頭に入りやすいかと思います。

荷物を預ける

子連れの場合、保護者が子どもの荷物を持つことが多いですよね。
客席が混んでいると、荷物を足元に置きたくなりますが、バッグが倒れて中身が転がってしまうことも…。
蹴ってしまうこともあるので、荷物はクロークに預けることをおすすめします。

おしゃべりはNG

開演中はおしゃべりNGです。

これは当然のことなのですが、子どもは理解していないことがあるので、おしゃべりができないことを伝えておきましょう。
小さなコショコショ話でも気になる方もいます。声は聞こえなくても、話している人は頭が動くため気にする人もいます。
子どもにはあらかじめおしゃべりはできないことを伝えておいてください。

途中入場する場合は係の人に相談

前もってしっかりと準備していても、どうしても開演時間に間に合わず遅刻してしまうこともあるかと思います。
扉が何度も開くと、外からの光が入って客席の人が気にしてしまうことがあるので、係の人に入るタイミングを案内してもらうとよいですよ。

座席までは前かがみになり、お客さまの邪魔にならないように気を付けてください。

座席は背中をつける

座席の背もたれに背中をつけて座ってください。

浅く座ると、座高が高くなり、後ろの人の邪魔になってしまう場合もあるので、座席は深くゆったりと座ることをおすすめします。

背もたれを蹴らない

子どもに多いですが、前の席を蹴ってしまうことがあります。

事前に席を蹴らないように子どもに注意をさせておきましょう。

 

ここまで子連れで観劇する際の注意点やマナーを記載しました。マナーはたしかに守るべきですが、ピリピリしすぎる必要はありません。一回だけちょっと前の席を蹴ってしまっても、大きなトラブルにならないことがほとんど。

ピリピリすると演目が楽しめなくなってしまうので、気軽に考えてくださいね。

【バレエ・ミュージカル・ピアノなど】差し入れのマナーと注意点

知り合いが舞台に立っている場合、差し入れを持っていくこともあるでしょう。
ここではおすすめの差し入れとマナー、注意点をご紹介します。

おすすめの差し入れ

演者へのおすすめの差し入れは次のものです。

  • お花
  • お菓子
  • バルーンフラワー
  • 写真立て
  • 飲み物

お花は、プリザーブドフラワーがおすすめです。
たくさんお花をもらうと、花瓶がなくて対応できないことがありますが、プリザーブドフラワーなら花瓶がなくてもOKです。

相手との関係によりますが、相場は3,000円から5,000円ほど。

お菓子は日持ちするものがよいでしょう。
ケーキのような生ものではなく、クッキー、おせんべい、チョコレートなど日持ちするものをお選びください。常温保存できるものだと安心です。

相場は1,000円から3,000円ほど。

バルーンフラワーは近年人気があります。
子ども向けの差し入れにおすすめです。大きくて派手で華やかですが、軽いので持ち帰りしやすいのです。
相場は3,000円から6,000円ほどです。

公演で記念撮影したものを入れてもらえるような写真立てを贈ると喜ばれます。ひとこと、「公演の思い出の写真を入れてね」と伝えておきましょう。
相場は1,000円から3,000円

飲み物は、ワインもいいですが、体によいドリンク(野菜ジュース、デトックスウォーターなど)も喜ばれます。
疲れがたまっているはずなので、体が喜ぶ飲み物を差し入れてください。
相場は1,000円から2,000円です。

以前、わたしがいたバレエのグループに、栄養ドリンクを差し入れてくれた方がいて「ナイス!」と思った経験が。「疲れてたんだよねー嬉しい」と喜んだメンバーはたくさん。

相手を思いやった差し入れを心がけてくださいね。

差し入れの注意点|分け合えるものを贈る

演者同士で差し入れを分けることがあるので、お菓子であれば小分けできるものがよいでしょう。

個別包装になっているほうが、ゆっくり自分のペースで食べやすいので喜ばれますよ。

差し入れの注意点|手紙を添える

差し入れと一緒に手紙を添えましょう

演者によっては、たくさんの方から差し入れをもらうことがあります。
帰宅したあとに「これ、誰からもらったんだっけ?」となることも…。
手紙を添えて「〇〇より」と書いておけば、差し入れが誰のものかわかりやすいのでおすすめです。

長文が苦手な方は、メッセージカードが向いています。
演目のよかったところ、率直な気持ちをつづってくださいね。演者の励みになります。

差し入れの注意点|渡し忘れのないようにする

演者に知り合いがたくさんいる場合は、差し入れを渡し忘れのないように注意をしてください。
〇〇さんだけもらえなかった…というのはちょっと寂しいですよね。
帰宅してから「わたし、〇〇さんにちゃんと渡したっけ?」と気になることもあるはず。

小分け袋にお菓子など差し入れを入れて、マスキングテープを貼って名前を書いておくのがおすすめです。

わたしの場合は小分け袋に「Aさん」、「Bさん」、「Cさん」と名前を書いておきます。
手元に「Cさん」と書かれた袋が手元に残っていたら、まだCさんに渡していないことがすぐにわかるのです。
これだと渡し忘れがないので、安心ですよ。

差し入れの注意点|手作りお菓子は避ける

演者への差し入れは、手作りお菓子は避けましょう

感染症の時期は、手作りのお菓子は敬遠されがちです…。
心がこもっていてよいのですが、人によっては手作りが苦手な方もいるので、既製品をおすすめします。

差し入れの注意点|後日渡すのもあり

差し入れは、当日が一番よいですが、荷物になることも多いので、後日渡すのもおすすめです。

たとえばピアノの発表会。
子どもの友だちのピアノの発表会を観に行ったら、次に会うときに差し入れを渡すとよいでしょう。
次のレッスンのときや、家に行ったときに渡すなど、別の機会に贈ることも選択肢としてください。
舞台のために衣装やメイク道具など演者は大荷物なこともあるので、少しでも負担をかけないように後日贈るのもおすすめ。

差し入れの注意点|ルールを確認

習い事や公演、団体によっては、差し入れを禁止していることがあります。

大切な人の晴れ舞台だから、どうしても差し入れを渡したい気持ちもわかりますが、禁止されている場合はそのルールに従ってください。

差し入れ禁止ルールの背景はさまざま。

たくさん差し入れをもらって困ってしまった、アレルギーに気が付かずに子どもが差し入れのお菓子を食べてもらってトラブルが起きたなど、何かしら理由があるはずなので、必ずルールを守りましょう。

まとめ

YTJの公演は子どもでも楽しめるように、年齢制限は設けられていません。日本語字幕もあるので、安心です。
演目時間も長すぎないので、子どもも集中して楽しめるでしょう。

YTJの公演に限らず、会場には余裕を持って到着するように行動をしてください。
パンフレットは先に購入し、トイレも済ませておきましょう。
子ども用クッションも借りられるか確認し、飲み物も事前に買っておくと安心です。

スマホの電源は切り、おしゃべりNG、座席を蹴ることはNGだと子どもに観劇マナーを事前に伝えておくとよいですよ。

ぜひ子連れでミュージカルをお楽しみくださいね。