エイベックスダンスマスターの先生はどんな人？レベルは高いのか解説

2023年7月7日

これからエイベックスダンスマスターに子どもを通わせようと考えている方もいますよね。ダンススクールは、スタジオの広さ、綺麗さなど設備や月謝だけでなく、先生でも選ぶことをおすすめします。

今回は、エイベックスダンスマスターの先生について解説します。

入会してみて、先生と相性が悪いなと感じたときにできることもまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

エイベックスダンスマスターの先生はどんな人？

エイベックスダンスマスターの先生の特徴について解説します。

ストリート系ダンスに強い
若い人が多い
エイベックスのインストラクターの資格を持っている
プロダンサーなど実績がある人が多い
エイベックスのアーティストのバックダンサー経験がある
発達発育・児童心理学を学んでいる
コーチングについて学んでいる
生徒の年齢に応じた成長サポートができる

ストリート系ダンスに強い

エイベックスダンスマスターの先生の特徴1つめは、ストリート系ダンスに強いことです。

そもそもエイベックスはストリート系ダンスに強い芸能事務所で、そのエイベックスが運営しているエイベックスダンスマスターも、ストリートダンスに強いと言えます。

エイベックスダンスマスターの先生の多くは、ヒップホップやブレイク、ロッキングなどストリート系ダンスを学んでいます。

反対にクラシックバレエや社交ダンスを極めた先生は、エイベックスダンスマスターに少ないと言えます。これはエイベックスダンスマスターでバレエや社交ダンスのクラスがほとんど開講されていないからです。

若い人が多い

エイベックスダンスマスターの先生の特徴2つめは、若い人が多いことです。

エイベックスダンスマスターの先生は、20代から30代の先生が多く、全体的に若い印象があります。キッズダンスに通わせる場合は、保護者世代または保護者より若いということもあるでしょう。

ストリートダンスにも種類があるので、ジャンルによって起源は若干異なりますが、ストリート系は新しいダンスと言えます。

たとえば、クラシックバレエはイタリアのルネサンス期が起源で、歴史のあるダンスです。そのため、国内でも習い事として古くから確立されました。故・谷桃子さんは、1940年代でクラシックバレエの作品の主役を踊っています。森下洋子さんも戦後すぐにバレエを習い、日本のトップバレリーナとなっているのです。

バレエに対してストリートダンスは誕生してまだ日が浅いため、インストラクターも比較的若い傾向があります。

エイベックスのインストラクターの資格を持っている

エイベックスダンスマスターの先生の特徴3つめは、エイベックスのインストラクターの資格を保有していることです。

エイベックスの先生になるには、エイベックスが定めたインストラクターの資格を取得する必要があります。「エイベックス」という看板を背負って指導をするため、教え方が先生によって違いがある、先生のスキルがバラバラだとよくないため、一定のレベル以上の先生を採用するためにインストラクター認定制度を採用しているのです。

インストラクターの資格はかんたんに取得できてしまうと、経験の浅い人も先生になれてしまいます。これだと、スキル不足の先生も出てきてしまい不安ですよね…。
エイベックスのインストラクター養成講座は、非常に日程が長く設定されています。半年以上かけて、週1回75分2コマの授業を受けて、エイベックスダンスマスターの先生になれます。

インストラクター養成講座を受講すれば誰でも先生になれるわけではなく、そもそも授業を受けるための選抜試験があり、合格しないと授業が受けられません。そのため、ある程度スキルのある人、合格に自信がある人が集まるので、一定レベルのダンススキルを持った人がインストラクターとなります。

さらに、エイベックスダンスマスターのインストラクター養成講座は30万円以上の費用がかかることから、真剣にインストラクター業をする人が集まるとも考えられます。

ちなみに、ダンスのインストラクターは国家資格ではありません。スタジオが定めた認定試験に合格することで先生となるのですが、スクールによっては所定のレッスンを5回受けるだけで先生になれるなど、基準が低いことがあるのです。

エイベックスダンスマスターのインストラクター認定講座はレッスン期間が長く、費用も高額なことから、かんたんに取得できるわけではありません。
このことから、選りすぐりのダンサーがインストラクターになっていると言えます。

プロダンサーなど実績がある人が多い

エイベックスダンスマスターの先生の特徴4つめは、プロダンサーなど実績がある人が多いことです。

エイベックスダンスマスターの公式サイトを見ると、インストラクター紹介があります。
キッズのインストラクター一覧はこちからチェックできます

インストラクターの経歴も観られますが、ダンスで海外留学していた人、プロダンサーとして舞台に立っていた人、元有名劇団出身の人など、輝かしい実績がある人が多いです。

プロダンサーとしての実績を活かした指導が受けられるので、プロを目指している子にもよいでしょう。

エイベックスのアーティストのバックダンサー経験がある

エイベックスダンスマスターの先生の特徴5つめは、エイベックスのアーティストのバックダンサー経験があることです。

エイベックスのアーティスト（浜崎あゆみさん、倖田來未さん、大塚愛さんなど）のバックダンサーを経験している人も多いです。
…というのは、エイベックスには、アーティストアカデミーというスクールがあり、こちらに通うと、アーティストのバックダンサーとして出演できることもあるのです。
エイベックスのインストラクターになる人は、アーティストアカデミー出身なことも多く、バックダンサー経験がある人もたくさんいます。

発達発育・児童心理学を学んでいる

エイベックスダンスマスターの先生の特徴6つめは、発達発育・児童心理学を学んでいることです。

未就学児向けに幼稚園・保育園でエイベックスのダンス指導をする場合は、発達発育・児童心理学を学んでいることがあるそうです。おそらく、インストラクター養成講座の授業のひとつとして、これらを学んでいるのでしょう。

ただダンスを教えるだけでなく、ダンスを通じて子どもが健全に成長できるように専門知識を身に着けています。

コーチングについて学んでいる

エイベックスダンスマスターの先生の特徴7つめは、コーチングについて学んでいることです。

【コーチングとは…】
コーチングは、生徒の指導・育成をするための方法論のひとつ。ただ指導をするのではなく、インストラクターがアプローチすることで、生徒の学習や成長・変化を促し、生徒の潜在能力に働きかけて、能力を最大限に発揮させる指導方法のことです。

近年は、部活の指導者やダンスインストラクターの多くはコーチング論を学んでいます。

なんでも手取り足取り指導をしていると、生徒の成長が妨げられることがあります。コーチングを学んだ先生に習うことで、生徒の主体性も伸びます。より成長しやすいと言えるでしょう。

生徒の年齢に応じた成長サポートができる

エイベックスダンスマスターの先生の特徴8つめは、生徒の年齢に応じた成長サポートができることです。

一般的にダンスの先生は、ただダンスを教えるだけではありません。特にキッズクラスの場合は、ダンスを通じて心や体の健全な成長をサポートする指導をしています。これはエイベックスダンスマスターの先生も同じです。

幼い子どもの場合は、接したおとなの影響を大きく受けるため、子どもの成長に害が出ない指導（極端な思想を植え付けないなど）を心掛けています。

エイベックスダンスマスターで若い先生から習うメリット

エイベックスダンスマスターには若い先生もたくさんいます。若い先生って大丈夫なの？　と心配になる保護者もいるかもしれません。ここでは若いダンスの先生から学ぶメリットを紹介します。

流行のダンスに敏感
現役ダンサーのことがある
子どもが親しみやすい
体力がある

流行のダンスに敏感

若いダンスの先生から習うメリット1つめは、流行のダンスに敏感なことです。

ダンスには、流行があります。また、新しい技術もどんどん生まれていくため、新しい知識も必要です。

これは学校でも同じですよね。昭和と令和では学校の指導も異なります。昭和では当たり前だった指導方法が令和ではNGだったりすることも…。
指導方法や指導方針も時代によって変わってきます。ダンススキルもどんどんレベルアップしていくので、若い先生のほうが流行に敏感な傾向があり、変化にも柔軟に対応しやすいです。

また、ダンスの発表会では音楽に合わせて踊りますが、若い先生だと流行の音楽をしっかりと押さえていて、おしゃれに曲をつないで編集できる人が多いです。これも若い先生の強みと言えるでしょう。

現役ダンサーのことがある

若いダンスの先生から習うメリット2つめは、現役ダンサーをしていることです。

すべての先生が現役ダンサーとは言い切れませんが、人によっては現役でプロダンサーをしながら、エイベックスダンスマスターで指導もしている人もいるはずです。

現役ダンサーだと、高いパフォーマンススキルを維持しています。先生自身がパフォーマーなので、流行りのステップなども把握しています。

レッスン中に先生のお手本を見る機会がありますが、現役ダンサーのお手本はとてもかっこよいいです。（ダンサーとして活動していない指導専門の先生のお手本も素晴らしいですが…）目の前で現役ダンサーのダンスを見られることも、メリットと言えます。

わたしの知人は、某アーティストのバックダンサーをした経験があり、自分が出演するコンサートに生徒さんを呼んでいました。（生徒さんが無料でコンサートを観たわけではないです）生徒さんにもよい刺激になったはず。

子どもが親しみやすい

若いダンスの先生から習うメリット3つめは、子どもが親しみやすいことです。

年齢で人を判断することは、あまりよいとは言えません。しかし、子ども時代って学校に若い先生がいると、人気だったりしませんか。教育実習の先生が来ると、生徒たちは興味津々ですよね。

ダンスの先生が若いと、子どもも親しみやすく、話しやすい人というイメージを抱きやすいです。特に保護者より若いと、お兄ちゃんやお姉ちゃんのような感覚で、話しやすいと子どもが感じるでしょう。

体力がある

若いダンスの先生から習うメリット4つめは、体力があることです。

体力には個人差がありますが、一般的には年齢が若いほうが、体力があります。1日3コマのレッスンだと、体力がかなり必要ですが、若い先生なら最後のコマまで体力があり、しっかりと手本を見せてくれるでしょう。

また、発表会も体力がとっても必要です。振り付けを考えるのは、レッスン中ではなく、レッスン以外の時間にすることがほとんど。多くの先生が自宅などプライベートの時間に振り付けやフォーメーション、発表会の音楽を考えています。さらに、衣装の発注も先生自身がやることが一般的です。生徒ひとりひとりのサイズに合ったものを発注して、発表会のプログラムを作成し、分刻みのようなスケジュールを作成して、発表会の準備をします。

ホールに持って行くために必要な道具（小道具やメイク道具など）を用意して会場まで自ら運ぶ先生も珍しくはありません。出演時間の数時間前には楽屋に行って、生徒たちのメイクや着替えの手伝いをすることもあるのです。発表会は先生も体力勝負と言えます。若い先生のほうが、体力があるため、発表会への熱量も多く、さまざまなことをしてくれるでしょう。

エイベックスダンスマスターの先生はレベルが高い？

エイベックスダンスマスターの先生は、レベルが高いのか解説します。

結論から書くと、エイベックスダンスマスターの先生は高いダンススキルを持っています。
エイベックスが定めたインストラクターの資格を保有していて、これは知識だけでなく、スキルも求められるため、ダンスが上手な先生ばかりです。

子ども時代に少しだけダンスを習っていた人、ダンス部に所属した経験がある人、というよりも、エイベックスダンスマスターの先生は本格的にダンスを習っていて、プロとしても活動している人など、実績のある先生が多いです。

また、エイベックスアーティストアカデミー出身の先生もいるでしょう。エイベックスダンスマスターの姉妹校のようなエイベックスアーティストアカデミーは、将来的にダンサーを目指す人など本気でダンスを学びたい人向けのスクール。

エイベックスアーティストアカデミーを卒業して、同じ系列のエイベックスダンスマスターに先生として働いている人も多いでしょう。

上の画像は、エイベックス・ストリートダンス検定の合格目安です。インストラクターは、検定の頂点に位置しています。
インストラクターの1つ下のアドバンスで「表現力・リズム感・バランス・テクニックをマスターし、ソロパフォーマンスの表現力・想像力・個性を備え、自信のダンススタイルを確立できているレベル」と記載されています。これってかなりのハイレベルです。スキルがあり、上手に踊れる人は多いですが、ダンスで自分のスタイルを見つけることはとても難しいのです。

その上に位置するインストラクターは、プロレベルと言ってよいでしょう。

エイベックスダンスマスターの先生は、非常にレベルが高いと考えられます。

先生と相性が悪いときにできること

エイベックスダンスマスターの先生は、とてもレベルが高いことがわかりました。コーチング、児童心理学などを学び、人間的にも素晴らしい先生がたくさんいますが、人間ですから、相性が悪いこともあるのです。

相性が悪いと感じる原因は、さまざま。苦手な学校や園の先生に似ているというだけで、ダンスの先生を怖がることがあります。先生の声が大きくて、びっくりしてしまう、怒っているのではないかと思って怖いと感じる子も。

エイベックスダンスマスターの先生と相性が悪いと感じたときの対処法を紹介します。

同スタジオの他のクラスに移動をする
他のスタジオに移動する
受付に相談する

同スタジオの他のクラスに移動をする

対処法1つめは、同スタジオの他のクラスに移動をすることです。

同じスタジオで、他にもダンスレッスンがある場合は、他の先生のクラスに移動することで、問題が解決する可能性があります。

他のスタジオに移動する

対処法2つめは、他のスタジオに移動をすることです。

同じスタジオに、他の先生のレッスンがない場合は、他のスタジオに移動することも選択肢の1つとして考えましょう。
ただし、エイベックスダンスマスターの提携校は、入会制度がスタジオによって異なります。
他のスタジオに移動すると、一度今のスタジオを退会して、再度入会することになる可能性があります。

同じエイベックスダンスマスターのスタジオでも、スタジオ間の移動は「退会→入会」というステップを踏むことになる可能性が高く、手間を感じることはあるでしょう。

受付に相談する

対処法3つめは、受付に相談することです。

先生との相性は、感覚的なものが多いかと思いますが、先生の言葉遣いなど気になることがあれば、受付に相談することもおすすめです。

エイベックスダンスマスターの先生は、きちんと研修を受けているため、ほぼ問題はないかと思いますが、気になることがあれば、受付のスタッフに相談をしましょう。

エイベックスダンスマスターの公式サイトには、「問い合わせフォーム」がありますが、ここからクレームや問い合わせをしても、あまり解決にはならないと言えます。
特に提携校の場合は、直接エイベックスが運営しているわけではないので、各スクールに直接問い合わせをしないと解決できないのです。

まずは、スタジオの受付や教室長などに相談してみましょう。

先生との相性は体験レッスンで確認

先生との相性はとても大切です。

たった週1回のレッスンでも、相性が悪ければ子どもが「ダンス教室に行きたくない」と言い出すことも。相性が悪いと、先生の指導も吸収しにくいこともあるので、可能な限り子どもと相性のよい先生に指導してもらうのがおすすめです。

エイベックスダンスマスターの先生との相性は、体験レッスンに参加してチェックしましょう。
体験レッスンについては、スタジオごとに対応が異なるので、通いたいスタジオで体験はないか調べてみてください。
ホームページやスタジオの前に置かれているリーフレットなどを見ることをおすすめします。

体験レッスンの料金も、スタジオごとに異なります。

見学会より体験レッスンがおすすめ

レッスン見学会もあるかと思いますが、おすすめは体験レッスンです。
見学しているときは、特に気にならない先生の注意の仕方でも、いざ自分が言われると子どもの受け取り方は変わってきます。

見ているときはなんとも思わなくても、自分が当事者になると感じ方が変わることは、おとなでもありますよね。
レッスンを見学して、子どもが「やってみたい」と言っても、なるべく体験レッスンに参加させてください。

YTJの先生

ここからは、YTJの先生について解説します。

YTJは、ユースシアタージャパンというミュージカル劇団です。
英語パフォーマンスをする劇団なので、歌・ダンス・演技のレッスンだけでなく、英語のレッスンをしているのも特徴。

YTJの先生の特徴は次のとおりです。

元YTJメンバー
正社員が多い
有名劇団出身
海外にルーツがある
異動が多い

元YTJメンバー

YTJの先生の特徴1つめは、元YTJメンバーなことです。

YTJの先生全員が元YTJメンバーではありませんが、元メンバーの人もいます。
元メンバーの先生だと、活動する子どもたちの気持ちをよく理解していて、寄り添ってくれるでしょう。実際に自分が現役メンバーだったときの経験を元にアドバイスをしてくれるかもしれません。

メンバーとして活動していて、その後スタッフとして戻ってくるというのは、YTJの環境を好んだ証拠。元生徒が多い職場は、満足度も高いと言えます。

正社員が多い

YTJの先生の特徴2つめは、正社員が多いことです。

わたしはYTJのスタッフではないので、そこまでくわしくはないのですが、保護者仲間に聞くと、YTJの先生は正社員が多いとのこと。
フリーランスやアルバイトの先生だと、辞めてしまう人も多いですが、正社員が多いと責任を持って長期的にYTJに関わるため、保護者としても安心できるはずです。

有名劇団出身

YTJの先生の特徴3つめは、有名劇団出身なことです。

こちらも人によりますが、某有名劇団からYTJのスタッフになった人もいるそう。元YTJでなくても、ミュージカル劇団出身でミュージカルパフォーマンスに熟知しているスタッフもいます。

海外にルーツがある

YTJの先生の特徴4つめは、海外にルーツがあることです。

生まれや育ちが海外である先生もいて、英語がネイティブ並みに話せることがあります。先述したようにYTJは英語パフォーマンスをする劇団なので、英語に長けた先生がいます。

ちなみに現在のYTJの劇団代表は海外の方です。

異動が多い

YTJの先生の特徴5つめは、異動が多いことです。

基本的にYTJの先生は一定期間が過ぎると、別のスタジオに異動をします。子どもたちが先生に慣れてきたなと思った頃には、先生が異動してしまうこともあるのです…。

YTJは全国にスタジオが40か所以上あり、エイベックスダンスマスターのように提携校ではなく、すべてが直営。
先生がずっと固定されていると、スタジオ間でレベルの差や特色が出ることがあるのです。
YTJのダンス大会や歌唱コンクールで「あそこのスタジオはバレエっぽいダンスばかりする」、「あそこのスタジオの衣装はいつも派手だ」と思うことがないように、こまめに異動をして、子どもたちがさまざまな先生に出会っていく仕組みになっているようです。