人気の子どもの習い事一覧|始める年齢と辞める年齢

子どもに習い事をさせたいけど、どれがいいのか悩みませんか。いつまで習い事を続けさせればいいのかも気になりますよね。

そこで今回は、人気の習い事を紹介し、習い事を始めるおすすめの年齢と辞めるのに最適な時期を解説します。

受験で習い事を辞めるか続けるか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

人気の子どもの習い事一覧

子どもの人気の習い事を一覧でご紹介します。

未就学児に人気の習い事

未就学児(4歳から6歳)に人気の習い事は次のとおりです。

参考:幼児白書Web版 幼児の日常生活・学習に関する調査

学研教育総合研究所の幼児白書によると、人気の習い事は上記のようになっていました。
習い事をしていない未就学児は、43.2%となっているため、半数以上の未就学児は習い事をしているのが現状です。

人気の習い事は次のとおり。

  1. 水泳
  2. 英語塾・英会話教室
  3. 体操教室
  4. 音楽教室
  5. 通信教育
  6. サッカー・フットサル
  7. ダンス
  8. 武道
  9. そろばん

未就学児の習い事として、水泳は非常に人気があり、ほとんどの習い事ランキングで1位を獲得しています。水泳は月謝が比較的安いことと、泳げない状態だと小学校のプールの授業で不都合が生じる可能性があることから習わせる保護者が多いと考えられます。

2位の英語、3位の体操教室も小学校入学を意識した習い事と言えます。小学校では英語教育がスタートしているため、入学前に英語に触れさせる保護者も少なくはありません。また、体の成長が著しい幼少期に体操をやらせることで、動きのバリエーションを多く獲得させ、成長の発達を促す目的で、体操教室も人気があります。

小学生に人気の習い事

では、小学生に人気の習い事はなにか違いがあるのか、見てみましょう。

参考:小学生白書Web版 小学生の日常生活・学習に関する調査

学研教育総合研究所によると、習い事をしていない小学生は24.8%となっていました。未就学児と比較すると、習い事をしていない小学生の割合は大きく下がっていて、小学生になると習い事をする子どもが増えていることがわかります。

人気の習い事のトップ10は次のとおりです。

  1. 水泳
  2. 通信教育
  3. 英語塾・英会話教室
  4. 音楽教室
  5. 習字・書道
  6. 体操教室
  7. サッカー・フットサル
  8. そろばん
  9. ダンス

未就学児と同様に水泳は人気の習い事でした。4泳法をマスターするためには、数年かかるため、小学校に入っても継続している子どもが多いのでしょう。

未就学児では6位だった塾が、小学生になると2位に上がっています。小学生になると本格的に勉強が始まるため、学校の内容を先取り・フォローするために塾に通わせる保護者が増えてくるのです。中学受験など将来を見越して塾に入れる保護者も多いのでしょう。

中学生に人気の習い事

では、中学生の習い事はどう変化するのか、こちらも学研教育総合研究所のデータで見てみましょう。

参考:中学生白書Web版 中学生の日常生活・学習に関する調査

中学生になると、習い事をしていない割合は30.7%で、習い事をしない子どもは増えています
小学生と比べて大きな違いは、水泳の人気が落ちていることです。

上の画像からもわかるように、圧倒的に塾の人気が高く、44.5%の中学生が塾に通っていることになります。2位の通信教育が12.7%なので、塾の人気は非常に高いですね。

これは中学校の授業が小学生のときと比較して難易度が上がっていることや、高校受験を視野に入れていることが考えられます。

高校生に人気の習い事

では、高校生になると習い事事情はどう変わるのでしょうか。

参考:高校生白書Web版 高校生の日常生活・学習に関する調査

学研教育総合研究所によると、習い事をしていない高校生の割合は、62.5%です。高校生になると習い事をしていない割合が一気に上がりますね。

塾に通っている子どもの割合は、18.8%です。高校生になると、習い事をしていない子どもが多いのが特徴です。

習い事は何歳からするべき?

さて、ここまで未就学児から中学生までの人気の習い事を紹介しました。

習い事は何歳からさせればよいのでしょうか。

習い事の種類によっても開始時期は違うので、一概に結論を出すのは難しいですが、5~7歳から始めるとよいとされています。

未就学児では半数ほどが習い事をしていたのに対して、小学生になると7割以上の子どもが習い事をしているため、この時期が大きなポイントと言えるでしょう。

習い事は〇歳までに始めないといけない、という決まりはもちろんありません。あとから始めても、遅いことはなく、先に習った子どもに追いつくこともあるのです。

有名なバレエダンサーの熊川哲也さんは、バレエを小学校4年生から始めたと言われています。本人の努力次第でいくらでも伸びるので、遅く始めたから上達しないということはありません。

ただし、習い事によっては年齢制限があるので気を付けてください。
体操教室は子ども向けクラスがほとんどで、12歳までと決まっているところもあります。リトミックも6歳までとされていることが多いので、年齢制限に注意をしましょう。

習い事は何歳まで続けるべき?

習い事は何歳まで続けるとよいのでしょうか。辞めどきって難しいですよね。

博報堂こそだて家族研究所のアンケート結果を元に解説します。

参考:博報堂こそだて家族研究所 小学生ママの「子どもの習い事・身につけさせたいスキル」レポート

博報堂こそだて家族研究所のアンケート結果によると、習い事別に続けさせたい年齢が異なっています。
未就学児や小学生に人気の水泳は、11.3歳です。小学生までで辞めさせたいと考えている保護者が多いようです。これはクロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4泳法がマスターできる時期に辞めさせたいと考えているからでしょう。

また、思春期も関係している可能性があります。11歳前後では体がおとなになってくる時期なので、この頃に子どもが辞めたいと言い出す傾向になることも背景にあると考えられます。

注目すべきは、「英語教室」、「英語の教材、通信教育」、「英語以外の外国語教室、教材」です。この3つは続けさせたい年齢が非常に高いことがわかります。英語は高校受験や大学受験に必要で、さらに社会人になっても使うこともあるでしょう。

長く習い続けて、スムーズに話せるようになって社会で困らないようにさせたい、グローバルに活躍させたい、と考える保護者が多いことから、このような結果になっていると考えられます。

上記のグラフを見ると、習い事の辞めるタイミングは、小学校卒業前後と、中学卒業前後と言えます。学校の卒業という区切りのよいタイミングだと習い事が辞めやすいのかもしれませんね。

また、学校を卒業すると、生活リズムも変わります。新入学先で部活に入ったことで習い事ができなくなる子どもも…。このようなことからも、一旦は習い事を辞める決断をする家庭が多いのでしょう。

習い事を長く続けるメリット

習い事を辞めるタイミングの多くは、小学校卒業・中学校卒業ということがわかりました。

周囲が辞めていくなかで、長く続けるメリットはなにかあるのか、解説していきます。

習い事を長く続けるメリット|一生の趣味になる

習い事を長く続けるメリットは、一生の趣味になることです。

10年ほど1つの習い事を続けていくと、ある程度実力がつき、一度辞めたとしても、おとなになって再開しやすいでしょう。ブランクがあっても、子ども時代に長くやっていた習い事だと、スムーズに再開できることがあります。

わたしもそのひとりで、バレエとピアノ、スイミングを長く続けていました。ピアノは3歳から22歳まで習っていて、25歳で結婚したときに引っ越し先の家にピアノを置いて再び弾くようになったのです。長く習っていたため、楽譜を見ればある程度は弾ける状態で、レッスンに行かずに趣味として楽しんで演奏しています。

バレエも同じで、再開したのは28歳でしたが、まったく初めてではなかったため、ポジションや基本的なパについての知識はあり、スムーズに再会できました。体はバキバキでしたが笑

このように長く習っていると、それがおとなになっても続けやすく、一生の趣味になることがあります。

習い事を長く続けるメリット|実績がつめる

習い事を長く続けるメリットは、実績がつめることです。

ある程度習い事を続けていくと、試合、コンクール、大会、コンテストなどに出場することもあるかと思います。周囲の子どもが少しずつ辞めていくなかで、長く続けている子どもたちはどんどん成長していきます。

試合やコンクールなどでよい成績をおさめることもできるでしょう。実績が積み重なり、それが子どもの自信へと繋がります。

習い事で本番を多く経験すれば、本番に強い子どもにもなるでしょう。

習い事を長く続けるメリット|進学や将来に活かせる

習い事を長く続けるメリットは、進学や将来に活かせることです。

たとえば、5歳から高校3年生までバレエを続けているとしましょう。それまでにコンクールにもたくさん出てきていて、進路について考えるときに、バレエ団やバレエ留学も選択肢として生まれることもあります。

バレエの経験を活かして、スクール講師や振付師、バレエショップの店員という選択肢もあるでしょう。舞踏科のある大学に進学するという選択肢もありますよね。

このように習い事を長く続ければ、趣味の域を超えて、仕事に活かすこともできます。

習い事を長く続けるメリット|習い事仲間との絆が深まる

習い事を長く続けるメリットは、習い事仲間との絆が深まることです。
(習い事をすぐに辞めてしまうと、絆が生まれないということではありません)

長く習い事をした経験のある方であれば、習い事先の仲間は、よき友人であり、よきライバルであり、よき戦友だったりしませんか。

発表会を一緒に乗り越えた、一緒に試合で悔しい思いをした、などさまざまな思い出があるかと思います。長く続けていれば、辞めたあとも連絡し合う深い仲になることも少なくはありません。

実際にわたしも子ども時代のバレエ仲間とは連絡を取り合っています。

このように長く習い事をすれば、一生の友だちができるかもしれません。

習い事を長く続けるメリット|忍耐力が身につく

長く習い事をするメリットは、忍耐力が身につくことです。

習い事を5年以上続けていれば、よいことばかりではありません。悔しい気持ち、辛い気持ちを感じることもあるでしょう。場合によっては「もう辞めたい」と思うこともあります。

続けていれば実力が身につき、結果につながるとは限りません。コンテストや試合で思うような結果が残せないこともあるのです。それでも目標を掲げて、夢を実現するために習い事を継続すれば、忍耐力が自然と身につきます。精神的にも強いおとなになれるでしょう。この忍耐力は受験や就職でも役立つため、可能な限り継続するのもよいでしょう。

長く続けるメリットはこのようにたくさんあります。

 

ここまでメリットを記載しましたが、デメリットもあります。これは費用です。習い事は無料でできるわけではありません。習い事を長く続けるということは、その分費用がかかるのです。長く継続するためには、ある程度の経済力は必要です。また、長く続けるごとに費用がよりかかる可能性もあるので、理解した上で継続しましょう。

受験で習い事はどうするべきか?

習い事を長く継続することのメリットを記載しました。長く習わせたくても、中学・高校・大学受験では一時的に辞めたほうがよいのでしょうか。辞めるか悩みますよね。

ここでは受験でも習い事を続けるメリット・デメリットを紹介します。

受験でも習い事を続けるメリット

受験でも習い事を続けるメリットを解説します。

【気分転換になる】
受験でも習い事を続けるメリットは、気分転換になることです。
ずっと毎日勉強は辛いですよね…。習い事の時間だけは、勉強から一旦離れて習い事に没頭することができます。受験の年にもピアノを続けていれば、勉強で疲れたらピアノを弾くなどをしてリラックスもすることができます。

【学校・塾以外の居場所ができる】
受験でも習い事を継続するメリットは、学校・塾以外の居場所ができることです。
受験生だと、学校と家、塾と家の往復ばかりになってしまうこともあります。習い事を継続していれば、習い事先に行くことになるため、勉強以外の居場所を確保できるのです。

習い事先の友だちなら、勉強以外の話もできて、気持ちも解放されるかもしれません。

受験でも習い事を続けるデメリット

受験でも習い事を続けるデメリットは、次のとおりです。

【レッスンに集中できない】
受験でも習い事を続けるデメリットは、レッスンに集中しにくいことがあります。
気分転換に習い事に行っても、頭の片隅に受験のことがあると、なかなか集中できないこともあるのです。

【習い事先に理解を得る必要がある】
場合によっては、習い事先に理解を得る必要があります。
受験生だと、塾や模試などでレッスンを休むこともあるでしょう。発表会や大会、コンクールには出ずに、通常レッスンのみで受ける子どもも多いです。そのためには、習い事先の講師に受験があるから勉強を優先させたいと、事前に伝えて理解を得る必要があります。

子どもの習い事の辞め時は?

子どもの習い事の辞め時について解説します。

おすすめの辞め時は、すでに解説したように学校卒業のタイミングです。

小学校・中学校・高校を卒業するタイミングだと、辞めやすいでしょう。
なかなか習い事先の講師に辞めると伝えにくいですよね…。学校の卒業のタイミングであれば、「進学をするので、辞めることにしました。今までありがとうございました」と伝えて辞めやすいでしょう。

また習い事スクールのタームが終わった時期もおすすめです。3ヶ月更新のスクールであれば、契約更新のタイミングに辞めるのがおすすめです。

発表会や試合が終わったあとなど、イベントのあとだとキリがよいので、この時期に辞めるとスムーズです。

YTJは人気の習い事?

未就学児から中学生の人気の習い事を解説しましたが、YTJはどうなのでしょうか。

YTJはミュージカル劇団で、年中から28歳までが所属しています。英語でパフォーマンスをするのが特徴で、歌、英語、ダンスのレッスンが受けられます。

しかし、YTJでは習い事ではありません。一般的な習い事のように、お金を払えば習えるというわけではなく、選考試験を受ける必要があります。

この特徴から、YTJは人気の習い事とは言えませんが、近年はミュージカルやドラマのレッスンに人気が出ています。

YTJなら、子どもの習い事として人気の歌やダンス、英語が1か所で学べるので、お得と言えます。ダンススクール、英会話教室、ボーカル教室それぞれに通うのは大変ですものね。

ちなみに、YTJは他のダンススクールなどパフォーマンス系の習い事と比べると、費用が安いです。

これは、YTJが企業からの協賛や助成金を得ているから。さらに公演の収益もあるため、レッスン費がかなり抑えられています。安くダンスや歌、英語を子どもに学ばせたい方にYTJはおすすめです。

YTJは何歳まで続ける?

YTJは何歳まで続ければよいのでしょうか。入会したら、いつまで続ければいいのか気になる方もいるでしょう。

まず、YTJは28歳まで所属することができますが、一旦は中学3年生までを目指してレッスンを受けることをおすすめします。YTJの通常メンバーは、中学3年生まで。中学3年生になると、YTJを卒業するのです。そのため、YTJは中学3年生まで続けることをおすすめします。

その理由は2つです。
まず、中3になると卒業イベントがあります。「the prom」と呼ばれるイベントがあり、今までのレビューショー形式でパフォーマンスをする場が設けられていて、これはYTJのメンバーたちが楽しみにしている大イベント。

このイベントに憧れている子どももいるので、可能であれば中3までは続けるとよいでしょう。

もう1つの理由は、休会制度があることです。
YTJは手続きをすれば、休会することができます。怪我をした、受験があるなどで一時的に休会することができます。最大で1年間お休みできるので、すぐに辞めると結論を出すのではなく、まずはお休みがよいでしょう。

ちなみに「the prom」は休会しているメンバーも参加できるようです。(ごめんなさい、YTJに確認を取ったわけではありません。保護者から聞いたお話です)受験の年はお休みをして、「the prom」のみ参加をするというのもよいかと思います。

YTJは将来に役立つのか

さて、YTJも長く続けることができる習い事です。
しかし、YTJに長く所属してなにか将来に役立つのでしょうか。

結論から書くと、YTJは将来に役立ちます!^^

わたしの娘がお世話になったYTJのスタッフの何人かは、元YTJメンバーでした。つまり、長く通っていると、スタッフとして活躍できることもあるのです。

YTJを卒業したあと、高校や大学でミュージカルサークル、ダンス部などに所属する人もたくさんいます。
YTJでたくさんのステージを経験したことで、本番に強くなり、就職や受験に活かせることもあるでしょう。YTJの活躍を自己PRに使うこともできるかと思います。

ミュージカルなど舞台の分野で活躍する人もいます。著名人として活躍する人も。興味のある方はぜひYTJに入ってみませんか。

下の記事も確認してください。

YTJのメンバーの進路とは|芸能人になるの?就職には有利?将来に役立つ? – 音楽・ダンス教育ママの体験日記 (kyoikumama.com)

まとめ

未就学児、小学生、中学生、高校生に人気の習い事を解説しました。

未就学児、小学生に人気の習い事は、水泳です。中学生になると塾など学習系の習い事に人気がでてきます。高校生になると、習い事する子どもは一気に減りますが、やはり塾は人気です。

習い事は5歳から7歳に始めるのがおすすめですが、何歳から始めても遅すぎるわけではありません。本人の努力次第でどんどん上達するので、子どもに合う習い事を始めさせましょう。

習い事を辞めるおすすめのタイミングは、学校卒業のタイミングです。

受験で習い事を続けるか辞めるかで悩むかと思いますが、
メリットも多くあります。

  • 気分転換になる
  • 塾・学校以外の居場所ができる

上記のようなメリットがありますが、レッスンに集中できない、習い事先に理解を得る必要があるなどのデメリットも。

受験で習い事を辞めるか続けるかはよく考えましょう。

学習

Posted by eri