ジャズダンスとは|エイベックスダンスマスターで習えるのか解説

ダンスにはさまざまなジャンルがあり、そのうちのひとつがジャズダンスです。ジャズダンスはどんなダンスなのでしょうか。大手ダンススクールで習えるのかも気になりますよね。

今回は、エイベックスダンスマスターでジャズダンスは習えるのか解説します。

ジャズダンスとは

ジャズダンス

ジャズダンスとはなにか解説します。

ジャズダンスは、バレエの要素を取り入れたダンスのこと。ジャズ・ヒップホップ、R&Bなどの曲に合わせて踊るダンスです。

ジャズという名前が入っているので、ピアノやウッドベースなどで演奏されたジャズミュージックで踊ることをイメージする人もいるでしょう。実際にジャズ音楽で踊ることもありますが、選曲は幅広く、ヒップホップやR&Bでも踊るのです。

ジャズダンスの歴史

ジャズダンスの歴史を紹介します。

ジャズダンスは、比較的新しいダンスジャンルで、20世紀初頭にアメリカで誕生したとされています。アフリカ系アメリカ人が、ジャズに合わせてダンスを踊っていたことから、ジャズダンスという名前がつけられました。(そのまんますぎますね笑)

テーマパークで踊られているダンスや、宝塚歌劇団でのダンスは、ジャズダンスです。
テーマパークは、みなさん一度は行ったことがあるでしょう。テーマパークのダンスって、バレエとは違いますが、しなやかで手先がきれいに見えますよね。しかし、テーマパークの曲はジャズではありません。このように、バレエの要素を取り入れたダンスが、ジャズダンスです。

ちょっと古いですが、『フラッシュダンス』で主人公が踊るダンスも、ジャズダンス。

現在は、Kポップダンスという1つのジャンルを確立していますが、Kポップダンスもジャズダンスの一種と言ってもよいでしょう。(グループにもよりますが)

エイベックスダンスマスターでジャズダンスは習える?

エイベックスダンスマスター

国内大手のダンススクールであるエイベックスダンスマスターで、ジャズダンスは習えるのでしょうか。

結論からですが、エイベックスダンスマスターでジャズダンスは習えます

ただし、エイベックスダンスマスターはヒップホップに強いダンススクールなので、ヒップホップのレッスンが中心となっています。
レッスンはエイベックスダンスマスターのスタジオによって異なりますが、多くはヒップホップです。

こちらは、とあるスタジオのレッスンスケジュールです。

エイベックスダンスマスター

Kポップダンスもありますが、ヒップホップのほうがレッスンは多いですね。他のスタジオでも、やはりヒップホップは多いです。

ヒップホップに力を入れているエイベックスダンスマスターですが、ジャズダンスにも積極的です。

エイベックスダンスマスターでは、エイベックスストリートダンス検定というものを主催しています。ストリートダンス検定は、ヒップホップの検定が毎月開催されていて、ジャズダンスは年2回です。ジャズダンスの頻度は低いですが、独自の検定を実施しているので、それだけ力も入れているということ。

ジャズダンスを大手で習いたい方は、エイベックスダンスマスターもおすすめです。

ジャズダンスを習うメリット

ジャズダンス

ジャズダンスを習うメリットを紹介します。

  • 体がしなやかになる
  • リズム感がよくなる
  • 姿勢がよくなる
  • 運動不足が解消する
  • 協調性が身につく
  • 他のジャンルのダンスにも挑戦しやすい
  • 人前に出るのが得意になる
  • 学校で活躍できる
  • バレエほどしきたりを重視しない

体がしなやかになる

ジャズダンスのメリット1つめは、体がしなやかになることです。

ダンスは体全身で感情などを表現するので、しなやかさが求められます。そのため、ストレッチが重要です。レッスンでもストレッチをする時間があり、体が硬いと、先生からご指導を受けることもあります。

ジャズダンスに限らず、ダンス全体で体の柔軟性は必要ですが、バレエの要素が強いジャズダンスは、特にしなやかになります。ダンスの動きでも、ふんわりと踊る、手足をやわらかく長く見せる踊り方をするため、自然としなやかなボディになるでしょう。

リズム感がよくなる

ジャズダンスのメリット2つめは、リズム感がよくなることです。

ダンスは音楽に合わせて踊ります。音楽に遅れてしまっては、悪目立ちしますよね。そのため、リズムをつかんで、タイミングよく踊る必要があります。

ちなみに、音の取り方は、ダンスのジャンルによって差があり、クラシックバレエとヒップホップでは大きく違います。ジャズダンスは、バレエとヒップホップのちょうど中間のような音の取り方をしていると、わたしは感じています。

リズム感がよくなれば、他のダンスのジャンルも踊りやすくなるでしょう。また、リズム感がよいと楽器にも強くなるので、学校の音楽の成績が向上する可能性もあります。

姿勢がよくなる

ジャズダンスのメリット3めは、姿勢がよくなることです。

ジャズダンスは、バレエの要素が強いので、背中をまっすぐ、膝を伸ばして足をまっすぐきれいに見せるように踊ります。そのため、背筋がピンと伸びて姿勢がよくなるのです。

姿勢をよくするなんて、ダンスをわざわざ習わなくても…と思いますよね。
はい、たしかに一時的に姿勢をよくするのはかんたんで、ダンスを習う必要はありません。しかし、長時間姿勢をよくするのは大変です。気が付いたら、体が元に戻っていることもあるでしょう。

姿勢をよくするためには、筋肉を使うのです。慣れていない人が、姿勢をよくしようとすると、疲れてしまいます。筋肉痛になることもあるでしょう。そこでダンスがよいのです。

ダンスは、レッスン中に先生に姿勢を注意されるので、長くジャズダンスを習うことで、通常の姿勢もピンとまっすぐになります。実際にプロのダンサーを見れば、姿勢がよい人がほとんど。

すらっとした印象の見た目になるかもしれません。

運動不足を解消できる

ジャズダンスのメリット4つめは、運動不足を解消できることです。

ダンスは全身運動で、これはジャズダンスも例外ではありません。ダンスでは手足を動かすイメージがあるかと思いますが、腹筋を引き上げたり、背中をまっすぐにするために力を入れたり、素早く顔を左右に切ったりします。

そのため、ダンスは全身運動であり、日常生活では使用しない筋肉も使うのです。1回のレッスンでも、大量に汗をかくこともあります。週1回のレッスンでも、毎週決まった時間にダンスを踊ると、運動習慣が身につきます。また、発表会前になれば、振り付けを自宅で練習することもあるため、自然と体を動かす機会が増え、運動量も増すと言ってよいでしょう。

協調性が身につく

ジャズダンスのメリット5つめは、協調性が身につくことです。

ダンスは、協調性がないと踊れません。ひとりで踊るのではなく、みんなで振り付けを合わせて踊るもの。先生に注意をされて、「わたしはわたしのやり方があるから、ほっといてください」と、協調性なく自由にレッスンをしていると、ダンスは上達はしません。みんなと同じ動きをしなくてはいけないのに、全然違うことをしていては、迷惑になることも…。

また、レッスンでは、ダンスがうまく踊れない子もいて、その子がミスをするとレッスンが一時中断をすることもあります。そのときに、イライラしてしまうこともありますが、思いやりを持って、みんなで力を合わせることが必要です。

助け合う、理解し合う、みんなに合わせる力が身に付きます。

他のジャンルのダンスにも挑戦しやすい

ジャズダンスのメリット6つめは、他のジャンルのダンスにも挑戦しやすいことです。

先述したように、ジャズダンスはバレエやヒップホップなど、さまざまな要素が含まれているため、ジャズダンスを経験していると、その後にバレエやヒップホップが踊りやすいのです。

もちろん、すぐに他ジャンルのダンスに慣れるわけではありません。ダンスのジャンルごとに動きも違うので、苦戦することも多いです。
一般的には、バレエ経験者がヒップホップをやる、ヒップホップ経験者がバレエをやると、そのギャップに悩みがち。

しかし、ジャズダンスだとヒップホップやバレエの要素を含んでいるため、似ている部分が多く、バレエにもヒップホップにもある程度なじみやすいのです。

ちなみに、わたしの友人はバレエを始め、その後ジャズダンスに進み楽しんでいます。以前仕事で関わっていた方は、チアダンスの講師をしていますが、幼いときはジャズダンスだったそうです。

人前に出るのが得意になる

ジャズダンスのメリット7つめは、人前に出るのが得意になることです。

これはダンス全般に言えることです。
ダンスには発表会があります。発表会は任意参加ですが、参加する生徒がほとんど。年1回は発表会として舞台の上に立つことになるので、人前に出る、舞台に立つのに慣れてくるでしょう。

わたしは、バレエ歴が長いですが、何度経験しても舞台やコンクールは苦手でした…。しかし、場数を踏むと、だんだん慣れていきますよ^^

ジャズダンスを始めると、発表会に強くなるだけではありません。学校でみんなの前に出て発表することもありますよね。このときにも、ダンスの発表会を何度も経験することで、場慣れするのです。緊張を自分でうまくコントロールできるようになるでしょう。

学校で活躍できる

ジャズダンスのメリット8つめは、学校で活躍できることです。

学校でダンスを踊る機会もあります。まずは、運動会です。運動会って徒競走や大玉転がしだけでなく、ダンスのようなお遊戯があり、ダンス経験者はみんなから一目置かれます。うちの娘も、運動会でダンスのリーダーになったことがあり、大喜びしていました。

運動会だけでなく、体育の授業や学芸会のダンスでも目立ちます。実際にわたしも子どもの運動会や学芸会を見たことがありますが、「ああ、この子ダンス経験者だな」という子には、ついつい目が行くのです。

そして、ダンスが上手な子はよいポジションにいたり、場合によってはソロを踊ることも。学校でも目立つことができるのです。

バレエほどしきたりを重視しない

ジャズダンスのメリット9つめは、バレエほどしきたりを重視しないことです。

バレエは、歴史が長く、伝統を大切にします。そのため、しきたりがいろいろあるスクールが多いのです。

まず、バレエの世界では、先生が絶対です。対等な関係ではなく、先生はとっても偉い存在。大げさですが、神さまのような存在でもあるので、逆らうことはできません。気軽に質問ができないこと、クレームが言えないこともあります。

また、明朗会計ではないスタジオもまだまだあります。近年では、現代の考えになじんでいるスタジオも増えてきていますが、今でもまだ「発表会代10万円ね」と先生から言われ、領収証ももらえないまま、発表会に参加することも珍しくはありません。

発表会代のうち何円がホールに支払うものなのか、何円が衣装代なのか、謎なこともありました。

伝統的なしきたりや古いルールがあるのが、バレエとも言えます。

しかし、ジャズダンスは比較的新しいジャンル。バレエほどしきたりは重視していないことが多いので、未経験でも気軽に始められるでしょう。保護者がダンス経験がなく、ダンス特有のルールにくわしくない方でも、ジャズダンスなら比較的なじみやすいです。

ただし、ジャズダンススクールに、まったくしきたりがないわけではありません。きちんとお教室のルールには従ってくださいね。

ジャズダンスを習うデメリット

デメリット

ジャズダンスを習うデメリットを解説します。

  • 人口が少ない
  • コンクールが少ない
  • レッスン代が高い
  • 外部イベントが少ない

人口が少ない

ジャズダンスを習るデメリット1つめは、人口が少ないことです。

ジャズダンスは人気のあるダンスと言えますが、子どもで習っている子は少ないです。バレエ、ヒップホップがとても人気。最近ではKポップアイドルの活躍から、Kポップダンスを習う子も増えました。またチアダンスも映画やドラマの影響で人気が出てきています。(チアダンスは衣装もかわいいですよね!)

このように子ども人気があるのは、バレエ、ヒップホップダンス、Kポップダンス、チアダンスがメインで、ジャズダンスは若干劣ります。人口がやや少ないことから、同じ学校で習っている子もあまりいないのです。スクールに、年齢が近い子もあまりない可能性も…。

人口が少ないということは、スクールも多くないということになります。
(人口が多ければ需要があるため、スクールも多いのです)
そのため、ジャズダンススクールが自宅近所で見つからないこともあるでしょう。

人口が少ないことをデメリットとして記載しましたが、これはメリットにも変えられます。
人口が少ないということは、それだけライバルが少ないのです。また、学校で習っている子も少ないので、珍しがられて覚えてもらえるでしょう。

プロになるのはとても大変ではありますが、人口が少ないので、他のジャンルよりかはプロを目指しやすいと言えます。

コンクールが少ない

ジャズダンスを習るデメリット2つめは、コンクールが少ないことです。

すでに記載したように、ジャズダンスはバレエやヒップホップと比べると、人口が少ない傾向にあります。そのため、ジャズダンスのコンクールは少ないです。

ヒップホップだと、ダンス大会がたくさん開催されています。バレエもです。地域のコンクールもあれば、国内の新聞社などが主催しているようなコンクール、世界的にも有名なコンクールなど、たくさんあり、コンクール上位になると、プロになりやすい、履歴書に書けるなどがあるのです。

ジャズダンスでもコンクールはもちろんありますが、そもそもコンクール数が少ないのがデメリットと言えます。

レッスン代が高い

ジャズダンスを習るデメリット3つめは、レッスン代が高いことです。

ダンス系の習い事は、全体的にレッスン代が高い傾向にあります。安いのは、書道教室・スポーツ少年団・スイミングスクールで、1回にレッスンをする人数が多いからと言えます。

ダンスはマンツーマンは少ないですが、1クラス10人以上になることはまれで、レベル分けして、指導が行き届くように、生徒を放置しないように、きめ細やかな指導をするため、どうしてもレッスン代が高くなりがち。

バレエだと、かなり高額傾向です。
人口が少ないジャズダンスであれば、レッスン代は高くなりやすいのです。もっと安いスクールがいいな…と思っても、スクールが少ないため、レッスン代を妥協して通うこともあるでしょう。

外部イベントが少ない

ジャズダンスを習るデメリット4つめは、外部イベントが少ないことです。

バレエだと、「〇〇バレエ祭り」のように、スクールとは関係のない外部のイベントが開催されていて、そこで5分枠、10分枠のように枠を借りてバレエを披露することができます。発表会ではありませんが、『上野バレエホリデイ』というイベントも人気。

ヒップホップも、エイベックスダンスマスターの発表会や、ダンス大会など外部で開催されているイベントは多数あります。(一般的にダンス大会というとヒップホップなことが多いほど)

しかし、ジャズダンス専門のイベントは少ないと言えます。全国ジャズダンスフェスティバルが有名ですが、それ以外だとジャズ全般(ジャズミュージックとジャズダンス)となり、ジャズダンスだけのイベントというのは少ないのです。

ジャズダンスが習える場所

ジャズダンス

ジャズダンスは人口が少なく、スクールも多くはないと記載しましたが、もちろん習うことは可能です! ここでは、ジャズダンスが習える場所を紹介します。

  • ジャズダンス専門スクール
  • 総合ダンススクール
  • 個人スタジオ
  • スポーツジム
  • カルチャーセンター

ジャズダンス専門スクール

ジャズダンスが習えるスクール1つめは、ジャズダンス専門スクールです。

数は少ないですが、「ジャズダンス スクール (地名)」で検索すれば、スクールがヒットするかもしれません。専門スクールは、ジャズダンスのみを指導しているため、より深くジャズダンスを学ぶことができます。

総合ダンススクールだと、ジャズ経験があるバレエの先生が教えることもありますが、ジャズダンス専門スクールなら、本当にジャズダンスを長く学んできたプロの先生から学べるでしょう。

総合ダンススクール

ジャズダンスが習えるスクール2つめは、総合ダンススクールです。

総合ダンススクールとは、エイベックスダンスマスターのように複数のジャンルのダンスレッスンをしているスクールのこと。

総合ダンススクールの中には、ヒップホップ、クラシックバレエのように人気のあるダンスジャンルのクラスがあり、スクールによってはジャズダンスクラスも開講されているので、総合ダンススクールもおすすめです。

総合ダンススクールだと、ジャズダンス経験のあるバレエの先生が教えてくれることもあります。ジャズでプロのダンサーを目指す場合は、総合ダンススクールよりも、専門スクールがおすすめです。

個人スタジオ

ジャズダンスが習えるスクール3つめは、個人スタジオです。

「鈴木はな子ジャズダンススクール」のように、個人でスクールを開いている方もいます。個人スクールだと、先生の自宅の一部をスタジオにしてレッスンをおこなっている場合も。

アットホームでていねいな指導をしているスクールが多い傾向ですが、先生の人数は少なく、場合によっては、先生がひとりなことも。(ちなみにわたしが初めて通ったバレエスクールは個人でやっているところで、当時は先生がおひとりでした)

レンタルスタジオを借りてレッスンをする個人の先生もいます。

個人スタジオだと、やや独特の文化やあることも多いので、入会する前に体験レッスンを受けたり、質問をするなどがおすすめです。

スポーツジム

ジャズダンスが習えるスクール4つめは、スポーツジムです。

スポーツジム内にダンスプログラムがあることも。
特にエイベックスダンスマスターは、スポーツジムと提携して、たくさんのクラスを展開しています。ジャズダンスだけでなく、筋トレなどトレーニングをしたい方には、スポーツジムでジャズダンスを習うのもおすすめです。

スポーツジム内のジャズダンスクラスのほとんどは、数か月更新制で、多くは3ヶ月です。合わない場合は辞めやすいのがメリットと言えます。

カルチャーセンター

ジャズダンスが習えるスクール5つめは、カルチャーセンターです。

地域にあるカルチャーセンターでも、ジャズダンスクラスが開設されていることがあるので、探してみましょう。カルチャーセンターも、3ヶ月更新が多く、気軽に習え、辞めやすいです。

カルチャーセンターの場合は、やや生徒の年齢層が高い傾向にあり、実際にわたしも何か所か見学に行きましたが、40代から60代の方がいらっしゃいました。

気軽に習えるのは魅力ですが、カルチャーセンターの場合はクラスはとても少ないです。入門・初級クラスのみで、中上級はほぼありません。

カルチャーセンターでも、発表会はあるので、目標を自分なりに設定して、モチベーション高くレッスンができますよ。

ジャズダンスとヒップホップ・バレエの違い

ジャズダンス

ジャズダンスとヒップホップ・バレエの違いを解説します。

ジャズダンスとヒップホップの違い

ジャズダンスとヒップホップの違いを紹介します。

ジャズダンスとヒップホップは、どちらもアメリカで生まれました。どちらも新しいジャンルのダンスです。

冒頭でも記載したように、ジャズダンスは、バレエの要素を取り入れて踊るため、動きがやわらかくエレガントな印象です。指先までやわらかく動かします。

それに対してヒップホップは、上下、左右に激しく踊り、やわらかくエレガントというよりも、力強くかっこいい印象です。ヒップホップは、ヒップホップ音楽に合わせて踊るので、そもそもジャズダンスとは音楽のジャンルも違います。

ヒップホップのジャンルにもよりますが、あまりボディラインが出ない服装で踊ることが多く、ジャズダンスは体のしなやかさを出すため、ラインがわかりやすい服装で踊ります。このように、ヒップホップとジャズダンスでは、服装も異なります。

しかし、両者を明確に分けるのはとても難しいです…。
ヒップホップジャズという、ヒップホップの要素を取り入れたジャズダンスもあります。反対にジャズヒップホップという、ジャズダンスの要素を取り入れたヒップホップもあるのです。つまり、両者がミックスされたダンスもあるため、違いを明確にすることは難しいと言えます。

ジャズダンスとバレエの違い

ジャズダンスとバレエの違いも見てみましょう。

ジャズダンスはバレエの要素を取り入れたダンスなので、とても動きが似ていますが、クラシックバレエの場合は、『眠れる森の美女』のオーロラ、のように役柄を演じます。ただ踊るだけではなく、キャラクターの心情を表現するのです。まずここに大きな違いがあります。

また、クラシックバレエの場合は、衣装もクラシック。クラシックチュチュ、ロマンティックチュチュなどを着ます(ちなみにパンツもありますよ)が、ジャズダンスでは着用しません。このような服装の違いがあります。

またジャズダンスは、ジャズダンス用のシューズを履きますが、バレエはトウシューズを着用するので、靴の違いも。

クラシックバレエの場合は、クラシック音楽で踊りますが、ジャズダンスはジャズだけでなくモダンな曲でも踊ります。曲の違いもあるのです。

このようにジャズダンスとクラシックバレエには違いがありますが、バレエにはモダンバレエというものもあります。モダンバレエは、クラシックバレエの型苦しさを取り除いたダンスと言え、ジャズダンスに近いものもあります。このことからも、明確にジャズダンスとバレエを分けることは困難です。

YTJで習えるダンスジャンル

YTJ

最後にわたしの娘が通っているミュージカル劇団YTJ(ユースシアタージャパン)についてです。YTJでは、ダンス、歌、演技、英語のレッスンをしていて、レッスンは1回2時間、週1~3回ほどあります。

YTJで習えるダンスは、ミュージカルダンスです。
ミュージカルダンスは、歌いながら踊るので、バレエ、ヒップホップ、ジャズダンスからは独立したダンスですが、わたしが娘たちのパフォーマンスを見ている感じだと、ミュージカルダンスはジャズダンスにとても近いです。

また、YTJでは任意レッスンですが、バレエを習うこともできます。
ミュージカルダンスは、ジャズダンスの要素が強いため、バレエのレッスンもしているのでしょう。そもそも多くのダンスはバレエを基礎にしていることも関係しています。

ジャズダンス=ミュージカルダンス、ではありませんが、歌がなければジャズダンスと言っていいほどなので、ジャズダンス好きな子にもYTJはよいかと思います。

興味がある方は、こちらもご確認ください。
ダンス・歌・英語を一緒に学ぶ!新メンバー募集 | ユースシアタージャパン (ytj-studio.jp)

まとめ

エイベックスダンスマスターでジャズダンスは習えるのか解説しました。

ジャズダンスは、バレエの要素を取り入れたダンスで、ジャズ音楽などをバックに踊ったアメリカのダンスが起源です。

ジャズダンスは、エイベックスダンスマスターで習うことができます。
ジャズダンスを習うメリットは、次のとおりです。

  • 体がしなやかになる
  • リズム感がよくなる
  • 姿勢がよくなる
  • 運動不足が解消する
  • 協調性が身につく
  • 他のジャンルのダンスにも挑戦しやすい
  • 人前に出るのが得意になる
  • 学校で活躍できる
  • バレエほどしきたりを重視しない

ジャズダンスのデメリットは、次のものが挙げられます。

  • 人口が少ない
  • コンクールが少ない
  • レッスン代が高い
  • 外部イベントが少ない

ジャズダンスが習える場所は、次のとおり。

  • ジャズダンス専門スクール
  • 総合ダンススクール
  • 個人スタジオ
  • スポーツジム
  • カルチャーセンター