希望通りにならなかった!YTJの配役やポジションはどう決まるの?
YTJのイベントを目指して頑張っていたのに、思ったより出演時間が短くてショック…ということも結構あるあるです笑
今回は、YTJの配役やポジションがどのように決まるのか、希望通りにならなかったときの対処法をまとめます。
学芸会や運動会、係りなどで希望通りにならず子どもが落ち込んでいるときも、参考になるかと思うので、ぜひチェックしてください。
YTJのレッスンは主に3種類
YTJのレッスンは主に次の3種類があります。
- 基礎レッスン
- リハーサル
- 直前リハーサル
くわしく解説していきます。
基礎レッスン
YTJのレッスンのメインとなるものが、基礎レッスンです。
基礎レッスンは、ストレッチ、ダンスの基礎ステップ、体力づくりなど、身体能力の向上を目的としています。
公演やイベントで歌う曲やダンスの振り付けの練習もおこないます。
この基礎レッスンは、週1回ですべてのYTJメンバー(基礎クラス・選抜クラスも!)が受講必須です。
YTJはレッスンプランが複数ありますが、基礎レッスンはどのプランにも含まれます。レッスンの要とお考えください。
子どもによっては基礎レッスンはちょっと地味に感じるかもしれません。リハーサルレッスンのほうが曲をかけて練習するため、楽しく感じることもあるでしょう。
しかし、ダンスや歌は基礎ができていないと、自分なりのパフォーマンスはできません。基礎レッスンをおろそかにする子は、YTJには不向きとされるかと思うので、しっかりと受講をするようにしてください。基礎だから、たまには休んでいいということはありません。
リハーサル
次にリハーサルです。
こちらは今後の公演・イベントなどで実施を予定しているダンスや歌の練習を中心としたレッスン。リハーサルに参加したメンバーを対象として、イベントや公演、スタジオでの発表会への出演依頼や選抜打診(選抜クラスへのお誘い)があるのです。
つまり、イベントや公演に積極的に参加したいメンバー、選抜クラスに入りたいメンバーは、リハーサルの参加が必須となります。
また、新しい演目の歌やダンスの練習だけでなく、過去におこなった歌やダンスを復習することもあります。これはレビューショーのためだと考えられます。レパートリーとして維持するためにも、過去にやった歌やダンスもリハーサルで練習します。
リハーサルは週1回。小学生と中学生が対象で、年中・年長(PK)はありません。
年中・年長は基礎レッスンのなかでリハーサルに相当することをやります。
なお、YTJに入ったばかりのメンバーや小学校低学年のメンバーは、リハーサルでも基礎レッスンに相当する内容をおこないます。経験値が浅いメンバーは、基礎に重点を置いて既存メンバーに追いつけるよう配慮されています。
直前リハーサル
直前リハーサルは、メンバーや保護者たちの間では直リハと呼ばれています。こちらは、実際に公演・イベントに参加するメンバーのみを対象にしたレッスン。キャストの決定、立ち位置などを決める重要なレッスンで、イベントに参加する際は直前リハーサルに参加する必要があります。
この直前リハーサルの参加率が悪いと、本番に影響がでます。出演時間が短くなることや、配役に影響が出るので注意が必要です。
直前リハーサルは、本番の3週間ほど前から実施されます。こちらもなるべく休まずに参加しましょう。
希望する出演時間・配役・ポジションとは限らない
YTJでは、希望する出演時間・配役・ポジションになるとは限りません。
極端な例ですが、主役をやりたいと思っても、必ずしもそうなるとは限らないのです。センターで目立つように踊りたくても、他のメンバーが抜擢されることもあり得ます。
公演やイベントへの出演打診があった場合でも、それが確約されるものではないのです…。
これってちょっと厳しいですよね。
しかし、これが舞台というものです。YTJではお客さまからお金をちょうだいして舞台を作っています。チケット代を支払って見に来てくださる方がいるのです。
(スタジオでの本番はお金はかかりませんが)
YTJの本番は、習い事の発表会ではありません。エンターテイメントとして、お客さまに楽しんでもらうために、たとえ子どもでも高い意識を持ってパフォーマンスするのです。
そのためこのような厳しい側面もあります。
よく、ダンスの発表会では、みんなが主役で、同じくらいの出演時間になるように配慮されることがあります。子どもたち同士で差が生まれると、保護者からのクレーム対象にもなりかねないからです。
しかしYTJの場合は、このような忖度は一切ありません。良くも悪くも実力主義。そのため、子どもに、目標を目指して頑張る力が育まれます。ときには挫折をすることや、悔しい思いをすることもあるかと思いますが、それで精神的に成長できることも。
実際にYTJの中学生のお兄さんお姉さんたちを見ていると、すごくメンタルも強いように感じます。いつでも笑顔で明るくパフォーマンスできる子たちは、それなりにいろいろなものを乗り越えているのだと思われます。
YTJの配役やポジションの決まり方
さて、YTJの配役やポジションはどうやって決まるのでしょうか。YTJにはある程度の基準があるので、ご紹介します。
決まり方は次のとおりです。
- リハーサル・直前リハーサルに参加している
- 出席率がよい
- 練習態度がよい
- スキルがある
- 適正がある
リハーサル・直前リハーサルに参加
まず、この役をやりたい、このポジションで踊りたいと明確に考えている場合は、リハーサル・直前リハーサルに参加する必要があります。
公演やイベントの参加メンバーは、リハーサル・直前リハーサルの参加者から決まるので、この2つのレッスンに参加しましょう。これは大前提です。
なるべくレッスンを休まないことをおすすめします。
(もちろん風邪などの体調不良の場合は無理をする必要はありません)
無断欠席もNGです。無断でお休みをすると、スタッフからの信頼度が下がります。もしかすると本番も無断で休むのでは…と思われてしまいかねないので、公演やイベントに出演したい方は、無断欠席は避けましょう。
怪我や病気はやむを得ませんが、体調管理も仕事の1つだと考えられています。
怪我をしないように日頃からストレッチをしておく、病気をしないように健康に気を付ける(手洗いうがいをする)など、注意をすることで、出席率が上がるかと思います。ぜひ実践してみてくださいね。
ちなみに、YTJでは「具合が悪かったなら仕方がないね」と他のメンバーと同じように配慮してもらえることはほぼありません。休会が明けた子であればレッスン時間は短く、他の子と役や出演時間が同じということはないでしょう。
出席率
すでに記載しましたが、配役・ポジション決定には、出席率は大切です。
実力主義ではあっても、出席率が低い子がよい役をやることはほぼないかと思います。
基礎レッスン・リハーサルレッスン・直リハ、可能な限り休まず参加をしてください。
振替が受けられるときは、なるべく受けてクラスに遅れないようにしましょう。
練習態度
配役・ポジション決定で、練習態度も重要です。
舞台はひとりで作るものではありません。
YTJのメンバー、YTJプロの方、外部の方や、スタッフ、照明などの舞台をサポートしてくれる方々がいて成り立ちます。
みんなで1つの舞台を作るためには、気持ちのよい関係を構築する必要があります。態度が悪ければ、よい人間関係ができず、舞台に関するコミュニケーションが悪くなり、思いもよらないミスにつながることもあります。
YTJでは練習態度もしっかり見られています。
正確なことまではわかりませんが、選抜打診は、ダンスや歌、英語のスキル面だけでなく、メンバーの内面も考慮しているそうです。
友だちとの関わり方、スタジオに来たときのあいさつの仕方、相手の目を見て話せるか、人の話をよく聞けるかなど、チェックされているそうですよ。
聞いた話ですが、荷物の置き方まで見ているスタッフもいるのだとか! 物を大切に扱える子かどうかもチェックしていると聞いたことがあるので、希望する役やポジションにつきたい場合は、練習態度を意識しましょう。改めるべきところは、改めてください。
YTJのメンバーとしてふさわしい行動を取ると、よい役に恵まれるかと思います。
スキル
スキル面でもポジションや配役が決まります。
これは当然のことですよね。ミュージカルでよい役・よいポジションに選ばれる人は、歌・ダンスのスキルが高い必要があります。
希望する役を獲得するために、スキルを磨きましょう。
わからないことがあれば、レッスン最後の10分にスタッフに質問をしてください。自宅でも音源を聞いて歌の練習をする、ストレッチをして柔軟性を上げる、など、スキルアップするように努力してみませんか。
YTJのスタッフはプロです。おうちで練習している子はすぐにわかると思います。
実際にわたし自身もバレエを長くやってきましたが、レッスンのときだけしか踊らない人と、自宅でもストレッチやかんたんなトレーニングをしている人は、素人目でもすぐにわかりました。
YTJのスタッフなら、その努力に気が付いてくれるはずです。
適正
配役・ポジション決定は、適正も大切です。
スキルがあってもキャラクター的に合わないという理由で、希望通りの役にならないこともあります。
声優の山口勝平さんは、アニメ「ワンピース」の主人公ルフィ役のオーディションを受けたそうですが、残念ながら落ちてしまったと聞いたことがあります。その後決まったのはウソップ役です。
山口勝平さんの声、ウソップによく合っていますよね。やさしいけれど、少し抜けているところもあるウソップの声は、山口勝平さんならではだと思います。
このように、スキルの高い人でも適正を加味して、希望通りの役にならないこともあり得ます。
希望する役やポジションにならなかったときの対処法
YTJに限らず、学芸会や部活などで希望が通らないこともありますよね。
学芸会で主役をやりたかったのに選ばれなかった、運動会でダンスのリーダーになりたかったのになれなかった、ということもあるでしょう。
希望する役やポジションにならなかったときの対処法を解説します。
おすすめの対処法は、次のとおりです。
- 頑張ったことを褒める
- 新たな目標を設定する
- ポジティブな声をかける
- 大切な役だということを伝える
- どうして別の役になったのか考える
- 他の子と比べない
頑張ったことを褒める
子どもが希望通りの役やポジションになれなかったときの対処法1つめは、頑張ったと褒めることです。
YTJの子の場合は、配役やポジションが決まるまで基礎レッスンやリハーサル・直リハレッスンを頑張ってきました。自分の希望する役になれるように、一生懸命練習したことでしょう。その努力をしっかりと褒めてあげてください。
「ここまでよく頑張ったね。休まずレッスン行けたの、パパは誇らしいよ」と子どもに声をかけましょう。
結果として希望する役になれなくても、それまでに努力をしたことは認めて褒めてあげてください。結果よりもその過程に注目しましょう。
新たな目標を設定する
子どもが希望通りの役やポジションになれなかったときの対処法2つめは、新たな目標を設定することです。
これまでは、希望する役になるという目標を掲げて、レッスンをしてきたと思います。おうちでもトレーニングをして頑張ってきたのでしょう。
配役やポジションが決まったら、新たな目標を定めてください。
わかりやすい例を挙げると、桃太郎の演劇で、主人公の桃太郎をやりたかったのに、鬼の役なったとします。それまでは「桃太郎に選ばれる」という目標でしたが、新たに「観客が怖がるくらいの怖い鬼を目指して頑張る」という目標を定めることをおすすめします。
子どもの気持ちが切り替わるように、保護者が一緒に目標を作ってください。
ポジティブな言葉をかける
子どもが希望通りの役やポジションになれなかったときの対処法3つめは、ポジティブな言葉をかけることです。
「残念だったね」、「悔しいね」という声かけが多くなりすぎると、子どもが落ち込むことがあります。「残念だ」、「悔しい」という感情が高まるからです。
もちろん、悔しさをバネにすることもできます。思いっきり悔しがって、それをパワーに変えてまた次のレッスンを受ければいいのですが、ネガティブなワードが繰り返されると、子どもの立ち直りが遅れることにもつながります。
そこで「残念だったけれど、今回もらった役もとっても素敵だね。一生懸命練習して、いい舞台にしようね」とポジティブな言葉に変えて、子どもを鼓舞しませんか。
大切な役だということを伝える
子どもが希望通りの役やポジションになれなかったときの対処法4つめは、大切な役だと伝えることです。
YTJのメンバーであれば、どんな役も重要で端役なんてものはないと理解しているはず。
しかし、まだ入会して間もない子の場合は、目立つ役以外はやりたくないと思っていることも…。
子どもが希望する役以外はやりたくない! と言っている、落ち込んでいる場合は、「どんな役もとても大切で、その役がなければお話は成り立たないんだよ。もらった役もとっても素敵だから、これから練習しようね」と伝えましょう。
どうして別の役になったのか一緒に考える
子どもが希望通りの役やポジションになれなかったときの対処法5つめは、どうしてその役になったのか一緒に考えることです。
子どもが希望する役以外になった場合は、「どうして希望する役になれなかったのか、なぜ今の役になったのか」子どもと一緒に考えましょう。
わたしの話になりますが…
大学生のときに就職活動で銀行のリテールを希望していました。内定をもらったときも「窓口でリテールをやりたい」と言っていたのですが、配属されたのは法人部門。企画のお仕事でした。
「あ、希望と違うな」と感じつつ、学生時代に金融系の資格もとり、すっかり個人のお客さまの相談に乗る気満々だったので、少しショックだったことがありました。
そのときに人事の方が「キミは希望通りにならなかったね。でも、希望とは違っても、それを受け入れてちゃんと頑張れる子だと思って期待した上で配属を決めたんだよ」と言ってくださいました。それが自信となったことがあります。
希望が通らずに落ち込む人もいます。このときの人事の方は、わたしが「それでもへこたれないだろう」と思ってくださったようでした。
YTJの配役決定にも、さまざまな要素があるかと思います。「この子ならこの役を上手に演じてくれるだろう」と期待してくれていることもあるのです。
ぜひ子どもと一緒に、どうして今の役に選ばれたのか考えてみてください。
他の子と比べない
子どもが希望通りの役やポジションになれなかったときの対処法6つめは、他の子と比べないことです。
育児ではよく「子どもには個性があり、その子なりのペースで成長しているので、他の子と比べないでください」と言われることがあります。
たしかにそうなのですが、実際に子育てをしていると、やっぱり比べてしまうのですよね。
他の子ができて自分の子ができないと、保護者としては焦る気持ちがあります。
しかし、子どもはとても敏感。その焦りに気が付くことがあるのです。
「〇〇ちゃんはもっと頑張っていたからこの役に選ばれたんだよ。あたなも負けないように頑張ってね」と伝えることで、子どもが悔しさをバネに頑張ることもありますが、「〇〇ちゃんの方が上なんだ」と思って落ち込む可能性も。
「今回は残念だったけれど、ぴったりな役をもらえたんだよ。本番に向けて全力で頑張ろう」と言ったほうが、子どもが前向きな気持ちになっておすすめです。
YTJのスタッフに質問することはアリ?
希望の役やポジションにならないことは多々あります。そのときに自分なりに理由を考えるでしょう。保護者も一緒に考えることもあるかと思いますが、「どうしてうちの子の出演時間はこんなに短いのだろう。同じクラスの〇〇ちゃんはもっとこうなのに…」と疑問を抱くことがあるかもしれません。
「どうしてうちの子は舞台に立つ時間が短いのですか?」とあまり聞きすぎると、モンペに思われるんじゃ…と不安になりますよね。YTJに質問しないままだとモヤモヤすることも。
個人的には、納得がいかない場合や、配役やポジション決定に疑問がある場合は、YTJに質問してよいと思います。
文句を言うのではなく、理由を聞いてみましょう。
その理由から、希望通りの配役になるためのヒントが隠されていることがあります。
たとえば、「〇〇ちゃんの場合は、練習時間が短くて、他のメンバーと差があったため、今回はこうなりました」と説明されることもあるでしょう。その場合は次からはなるべくレッスンに参加できるように工夫すればよいのです。
感情に任せて質問をすると、それこそモンペっぽくなってしまいます…^^;
疑問がある場合はスタッフに聞けば、真摯に対応してくれるはずなので、ぜひ質問してみましょう。
YTJは上手な子はとても上手。公演やイベントは、選抜メンバーが中心となり、基礎の子たちはの他大勢っぽくなってしまうことがあります。いつまで経ってもいい役なんてできないんじゃないか…と不安になることもあるでしょう。実際にこんな話を保護者仲間とすることはよくあります。
しかし練習は裏切りません。上達すればよい役に選ばれるはずなので、頑張りましょう!
どうしても気になる点、改善すべきと思う点はYTJに直接伝えることもおすすめします。より良いYTJを作るためにも、意見することは大切です。
YTJの新規メンバーを募集しています
努力する子は報われ、スキルがあっても努力ができていない子、練習しない子はその影響を受けるYTJ。ちょっと厳しいですが、諦めない精神、目標に向かって頑張る強さが育まれます。
興味がある方はぜひ一緒に活動しませんか。
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ダンス・歌・英語を一緒に学ぶ!2023年1月活動開始新メンバー募集
まとめ
YTJで希望通りの役がポジションにならなかったときの対処法をまとめました。
役やポジションの決定には、次のことが関係しています。
- リハーサル・直前リハーサルに参加している
- 出席率がよい
- 練習態度がよい
- スキルがある
- 適正がある
特にレッスン出席率は大切です。しっかりと参加しましょう。
子どもが希望通りにならず、落ち込んでいたときの対処法は次のとおり。
- 頑張ったことを褒める
- 新たな目標を設定する
- ポジティブな声をかける
- 大切な役だということを伝える
- どうして別の役になったのか考える
- 他の子と比べない
いただいた役を精一杯頑張れるよう、サポートしてあげてくださいね。