YTJの舞台を成功させるために我が子にやったこと【体験談】
我が家では子どもをYTJに通わせています。YTJでは年に何回か舞台があり、我が子はその舞台に立っているのです。子どもの舞台は成功させたいですよね。「ああ、楽しかった!」と子どもが思える舞台になってほしいものです。
そこで今回は、YTJの舞台を成功させるためにわたしが実際にやったことを記載しました。
舞台で子どもをよりよく見せるコツもまとめたので、ぜひご参照くださいね。
YTJの舞台を成功させるために親ができること
我が家では子どもをYTJ(ユースシアタージャパン)に通わせています。YTJでは舞台があるのですが、やはり我が子の大切な舞台は成功させたいですよね。
ここではわたしが親としてやったことをご紹介します。
舞台を成功させるためにやったこと|自信をつけさせる
子どもの舞台を成功させるためにやったこととして、自信をつける声かけをしました。
舞台慣れしていない子の場合はもちろん、何度も経験していてもどうしても本番前にはナーバスになることがあるのです。おとなだって同じですよね。
失敗したらどうしよう…。ちゃんとできるかな…。と考えている子どもたちはたくさんいるので、自信をつけさせましょう。
「〇〇ちゃんなら大丈夫よ」、「毎日練習してきたから自信を持ってね」と安心する言葉を伝えてください。
舞台を成功させるためにやったこと|ネガティブなことを言わない
舞台前にはネガティブなことを言わないように気を付けました。
我が子の練習風景を見ていると、どうしても苦手部分が見えてくるかと思います。
いつもここを間違えているな…と感じるところもあるでしょう。
「よく〇〇を間違えているから気を付けてね」と言うと、子どもはピリピリしてしまうことがあります。子どもなりに自分で苦手な箇所はよくわかっているはずです。親に指摘されるまでもなく、苦手箇所は理解しているので指摘をするとより焦ってしまうのです。
のびのびと舞台を楽しませるためにも、ネガティブなことは言わないようにするとよいでしょう。
舞台を成功させるためにやったこと|褒める
わたしの場合は、舞台を成功させるためによく自分の子どもを褒めました。
褒めることで子どもの自己肯定感が高まります。自信がつくので、日頃からよく褒めてあげましょう。
「毎日頑張って練習してきたね」、「よくここまで頑張ってきたね」など伝えてください。
特に公演当日は子どもが不安がっています。自信につながる声かけをしましょう。
「〇〇ちゃんは姿勢がいいからかっこいいね」など子どものよいところを見つけてよく褒めることをおすすめします。
舞台を成功させるためにやったこと|早めに会場につく
舞台当日は早めに会場に到着するようにしましょう。
舞台や発表会の当日はいろいろ忙しくてバタバタしていますよね。子どもを起こして、食事や荷物の準備をして…保護者はとても忙しいのです。
ギリギリに会場に到着してしまうと、忘れ物に気が付いてもすぐに対応ができないこともあります。
時間がギリギリだと精神的にもピリピリしませんか。保護者のピリピリが子どもに伝わってしまうこともあるのです。
ギリギリ過ぎると子どもの気持ちが整わないまま舞台に立つことも…。
舞台当日は早めにつくようにしっかりと計画立てておきましょう。
舞台を成功させるためにやったこと|我が子が映えるメイクをする
我が子が映えるメイクをするようにしてください。
我が子の顔のよさを一番理解しているのは親なことがほとんどです。
舞台当日に親がメイクをできる環境であれば、子どもがより映えるようなメイクを施しましょう。
舞台メイクの研究をしておくこともおすすめします。
舞台を成功させるためにやったこと|家で復習をさせる
YTJのレッスンで習ったことはなるべく家で復習をさせました。
毎回先生から丁寧な指導は受けられますが、自宅でもしっかりと復習することでより先生からの指導が吸収することができるのです。
YTJは保護者の見学も許可されているので、時間があるときはなるべく見学をして復習のお手伝いをしました。
舞台を成功させるためにやったこと|レッスンの動画撮影
舞台を成功させるために、レッスン動画の撮影もしました。
レッスンの動画を撮影する際は、先生の許可を得ましょう。他の子どもが映るとトラブルになる可能性もあるため、まずは先生に許可を得ることが重要です。原則として我が子のみを撮影しましょう。
レッスン動画を見ることで、自分を客観視することができます。
どこができていないのか、自分でチェックすることができて動画チェックはおすすめです。
先生のお手本を撮影させてもらえる場合は、先生の見本となる動きを撮影して動画と見比べるのもよいでしょう。
ちなみにプロのダンサーさんでもレッスン動画を撮影し、自分の動きを確認することが多いそうです。
わざわざビデオカメラを買う必要はなく、スマホの動画撮影でOKなのでやってみませんか。
舞台を成功させるためにやったこと|我が子の送迎
わたしの場合は、我が子の送迎をしていました。
スタジオで汗を流して頑張っている我が子。疲れて帰ってくるはずなので、なるべく送り迎えをするように心がけました。
舞台を成功させるためにやったこと|なるべくレッスンは欠席させない
舞台を成功させるためにも、なるべくレッスンは欠席させないようにしました。
上達のためにもレッスンは毎回参加することをおすすめします。1回でも休んでしまうと、他の子に置いて行かれてしまうことがあるのです。
舞台はみんなで作り上げるものです。みんなのレベルに合わせる必要もあるので、遅れを取らないように可能な限り休まないように気を付けました。(もちろん体調が悪いときは欠席させましょう)
なるべく休まないよう、体調を整える、マスクを着用させるなど工夫をしています。
ときには「今日は行きたくない…」と言うこともあるかもしれません。励ましながら送り迎えをして、ほぼ休まず通わせることができました。
舞台を成功させるためにやったこと|レッスンノートを付けさせる
舞台を成功させるために、レッスンノートを書かせました。
習い事用にノートを購入をして、次のことを書かせたのです。
- 新しく習ったこと
- 先生から注意されたこと
- 振り付け
- レッスンでいつもよりできたこと
などです。
ノートを親子で振り返ることで、「ここをもっと頑張ろうね」と家で復習をすることができました。
舞台の当日にこのノートを振り返ることで、「こんなに頑張ってきたのだから大丈夫よ」と伝えて勇気づけると、我が子もほっとしたような表情に。
このノートはもちろん楽屋にも持参しています。我が家ではレッスンノートはお守りのような大切なものとなっています。
舞台を成功させるためにやったこと|振り覚えのサポート
舞台前にはレッスンで本番の振り付けを教わります。
これをしっかりと覚えないと舞台では踊れません。振り覚えのサポートをしました。
先生の許可を得て動画を撮影し、時間があるときに本番の振り付けをわたしも覚えたのです。
「次は右脚だよ」などアドバイスをして一緒に覚えたので、子どもも楽しそうでした。
舞台を成功させるためにやったこと|セリフのサポート
舞台を成功させるために、台本の読み合わせをしました。
子どもには子どものセリフ部分(自分のセリフ)を読ませ、私は台本を見ながらそれ以外のセリフを読むことで流れを覚えさせました。
ご飯のあとにセリフ合わせなど決まった時間にやるとルーティン化できます。
舞台を成功させるためにやったこと|ストレッチ
体が柔らかいと動きもよくなります。
関節の可動域も広がるため、ダンスなど動きが大きくなるのです。舞台では大きな動きを求められます。客席の奥や二階席からもよくわかるような動きをしなければいけいません。
そのためにもストレッチをやらせました。
「もうすぐ舞台だからストレッチしなさい」と言うと嫌がります。コツは一緒に楽しくやることです。お風呂上りに「ママと一緒にストレッチやろうよ」と誘い出すと、楽しそうにやってくれました。(お風呂上りは筋肉が柔らかくなっているのでストレッチのベストタイミングです)
【YTJ】舞台は結局二人三脚状態でした
ここまで記載したように、子どもの舞台のためにサポートすることが多かったです。ほぼ二人三脚状態だったような気も…。
舞台の前から、レッスンで習ったことを一緒に復習して、自宅で頑張る我が子を見て「頑張ってるね」とほめてきました。当日は会場まで一緒についていき、「こんなに頑張ってきたのだから安心していつも通りにね」と伝え、成功のサポートをしました。
ちょっとステージママっぽいかもしれませんね。
舞台を終えて我が子は晴れ晴れとした表情。わたしも達成感がありました。自分の子があんなに一緒に頑張って、こうして成果を出してくれたのだと思うと、感極まってしまいます。
子どもの舞台ではありますが、親としても成長できた気がします。
大変なこともときにはありますが、YTJに子どもを通わせてよかったと思えました。
【YTJ】舞台上でよりよく自分を魅せるためのコツ
舞台上でより我が子が輝いてほしいと思いませんか。ここでは舞台上で自分を魅せるためのコツをご紹介します。
舞台上でのコツ|会場・ホールの奥のお客さまに届くような表情
スタジオと比べて会場やホールはとても広いです。
会場やホールの奥までお客さまがいるので、その方たちにも表情がわかるようにするとよいでしょう。
大げさくらいがちょうどいいです。
舞台上でのコツ|会場・ホールの奥のお客さまに届くようなマイム
表情だけでなくマイムも会場・ホールの奥にいるお客さまにも伝わるように大きくしましょう。
舞台当日に「いつもよりマイムを大きくしよう!」としても失敗してしまうことがあります…。スタジオにいるときから舞台を意識してマイムを大きくするとよいでしょう。
舞台上でのコツ|自分が自分だということを忘れる
舞台上では自分が自分だということを忘れるようにしましょう。
どういうことかというと、役になりきるということです。
我が子がAちゃんでも、舞台に上がればAちゃんではありません。その役柄の人物だと思って立ってください。
自分をいったん捨てることで、緊張も落ち着くはずです。
日頃から「役柄になりきってね」、「〇〇(役名)として舞台で動いてね」と伝えるとよいでしょう。
舞台上でのコツ|とにかく楽しむ
舞台をとにかく楽しむことも重要です。
楽しんで表情が豊かな子のほうが観客は引き込まれます。なかなか本番を楽しめる子は少ないでしょう。
保護者が当日「あたななら大丈夫よ」と励ますことで少しでも楽しめるようになるはずです。
ハツラツと楽しめるとよいですね。
舞台上でのコツ|目だけでなく顔を動かす
目だけでなく顔を動かすことをおすすめします。
どういうことかわかりにくいかと思うので、解説します。
たとえば横を見るというシーンがあったとします。目を動かすだけでも横は見れますよね。(横目で見るということ)
しかし、会場の奥にいるお客さまには演者の目まで見ることができません。どこを見ているのかな? と思わせてしまうでしょう。
目で見るのではなく、鼻で見るを意識するのがおすすめです。
バレエなどダンスでは「鼻で見る」と先生から指示があることがあります。鼻が目のつもりになって顔を動かすのです。これだと舞台の奥にいるお客さまでも顔の動きがわかりよいのです。
首の可動域が悪いとなかなか鼻で見るができないこともあります。首のストレッチは日頃からしておきましょう。ただし無理にストレッチをすると首を痛めてしまいます。首をゆっくりと回すストレッチで十分です。
舞台上でのコツ|少しゆっくりを心がける
舞台上でのコツは少しゆっくりを心がけることです。
緊張すると早口になってしまいます。動きもセカセカしてしまうことも…。
ひと呼吸置いて、少しゆっくりを心がけるとちょうどいいことも多いのです。
緊張すると早口になってしまう子には、「早くならないようにね」、「ゆっくり落ち着いてね」と伝えるとよいでしょう。
舞台に出るタイミングもひと呼吸置いてからのほうが、落ち着くかもしれません。
舞台上でのコツ|万が一失敗しても顔に出さない
どんなに練習をしても舞台上で失敗してしまうこともあり得ます。
しかし、観客は間違えなのかよくわからないこともあるのです。
「あっ」、「間違えちゃった」と口に出してしまうと、「ああ、あの子は今間違えたんだな」とお客さまに感じ取られてしまいます。
万が一間違えても堂々とする、何もなかったようにするとよいでしょう。
舞台上でのコツ|キョロキョロしない
慣れない舞台で緊張をするとキョロキョロしてしまうことがあります。
目線が泳いでいると客席に緊張が伝わってしまいます。一度視線を決めたらなるべく同じ場所を見るようにしましょう。
幼い子どもの場合は、客席にいる保護者さんを探す子もいます。「ママはどこにいるかな…」と探す子はかわいいですが、なるべく気にせず演じたほうがかっこいいです。
セリフを話すときは客席の奥のほうを見るといいよ、などアドバイスをしてあげてください。
(先生から目線の指示がある場合はそれに従いましょう)
YTJとは
さて、ここまでYTJの舞台について解説してきましたが、そもそもYTJって何なの? という方も多いですよね。最初に書いたようにYTJはユースシアタージャパンの略で、習い事とはちょっと違います。
YTJのホームページによると
魅力的な若者達が多数集まって、社会的に有意義な活動を実施する団体
と記載されています。
参考:YTJ
YTJに所属して活動する、というイメージです。バレエを習う、ダンスを習う、ピアノを習うという習い事とはちょっと違って、YTJに所属して歌やダンスのレッスンなどを受けて活動をするのです。
YTJの舞台ってこんな感じです
YTJには年に数回の公演があります。
独自のショーケース(全員が参加するもの)だけでなく外部の公演に出演することもあり、舞台経験はたくさん積めるかと思います。
地域のイベントに参加することや、アーティストのバックコーラスとして参加することもあり、活動の場はたくさん。
それぞれ舞台が異なるので、一概に言えませんが、プロフェッショナルたちのサポートを受けながら舞台に立つことができるため、レベルの高い舞台に立つことができると言ってよいでしょう。
過去の出演イベントを含め、どんな舞台をしているかはこちらのリンクで確認できます。
英語で舞台を行うこともあるため、英語の勉強にもなります。学校や一般的な習い事では体験できないようなことがYTJで経験することができるでしょう。
YTJに入ってできるようになること
YTJに入るとどんなことができるのでしょうか。まとめていきますね。
ダンス、演技、歌
YTJに入ることでダンス、演技、歌などの指導を受けることができます。
各指導者はみなプロフェッショナルです。指導を受けることで歌やダンス、演技が得意な子になるでしょう。
ダンスの基礎となるバレエの指導も受けることができます。
週に1回のレッスンがある
原則としてレッスンは週に1回です。
スタジオは複数あるので、自宅から通いやすい場所を選びましょう。
参考:YTJ
恥ずかしがり屋な性格を克服するかも
YTJでは演技や歌、ダンスの指導があり、レッスンで自分を解放していきます。
恥ずかしがり屋さんが変わることもあります。
我が子の場合は、家ではとても元気。しかし、外では少しおとなしめでした。
家ではわがまま放題で自分の意見を言いますが、家族以外の前ではシャイなことが多いのです。
しかし、YTJに通ったことで、レッスンのときに「先生よろしくお願いします!」とあいさつをするようになりました。レッスン後はお友だちの保護者さんに会うと「〇〇ちゃんのママ、こんにちは!」と自分からあいさつをするように!
年齢的な成長もあるかもしれませんが、YTJに通ったことで性格も変わったかなと思います。
ごあいさつはもともとできる子でしたが、自分から積極的にあいさつをするようになったことは大きな成長です。
社会性が身につく
YTJに通うことで社会性が身についてきた気もします。
舞台という目標に向かって頑張ること、誰かにサポートをしてもらったらお礼を言うこと、レッスン前後で先生にあいさつをすることなど、社会性が身についたように思います。
舞台はひとりでは作れません。みんなで作り上げるものです。周囲の人とコミュニケーションを取る必要もあるので、ずいぶんコミュニケーション能力も上がりました。
我が子をYTJに通わせるのは大変?
よく「YTJに通わせるのって大変?」と聞かれます。同じ学校の保護者さん(ママ友など)にも「うちの子も通わせてみたいけど、YTJって実際どんな感じ?」と聞かれるので、ちょっと本音を最後に書いてみますね。
結論から言うと確かに大変なこともあります。
ときどきレッスンでうまくできなかったのか、我が子が悔しがって帰ってくることがあるのです。
「〇〇ちゃんみたいに上手に踊りたいのに…」と。心が荒れるとまではいきませんが、しょんぼりとしているときは親として励ましています。
しかし、悔しがるのも子どもの成長かなと思っています。もっと上達したい、という気持ちのあらわれだと思っているので、あたたかく見守っています。こういう気持ちがあるからこそ、子どもは上達をするのでしょう。
また、このブログでも紹介したように、レッスンノートを作ったり、動画を撮影したりなど親としてサポートしている部分もあります。
これは確かに大変なこともありますが、特別YTJから指示があってやっているわけではありません。わたしが親として独自にやっていることで、大変ではありつつも楽しくやっています。(趣味に近いものもあります)
子どもの成長記録としても残るので、親として楽しんだもの勝ちかなと。
「ママ友付き合いはある?」と聞かれることもありますが、特別大変なことはありません。お迎えに来た保護者さんに「こんにちは」とあいさつを交わすことはありますが、基本的には子どものためのYTJなので保護者が大変なことはありません。
保護者会があることもないので、働く保護者、忙しい保護者でも通わせることは無理でなないかと思います。
まとめ
保護者として子どもの舞台の成功のためにすることはいろいろありました。動画を撮影したり、一緒に復習したりといろいろフォローをしたことで、舞台終わりは感極まるものがあります。
保護者のフォローは絶対ではありません。YTJから求められているわけではないですが、サポートをするとより子どもが輝けるでしょう。舞台で映えるコツを実践して、より子どもが舞台で輝けるように工夫をしてみてくださいね。