バレエ・ヒップホップetcダンスの上達のコツ|復習の方法は?振付はどう覚える?
我が子にダンスを習わせているなら、もっと上達させたい…と思うこともあるでしょう。
あとから入った子の場合は、先に入っている子に比べて遅れを取っていることもあり、はやく身につけさせたいと焦ることもありますよね。
そこで今回はバレエ・ヒップホップなどダンスの上達のコツをまとめました。
自宅での復習方法や振り付けの覚え方を記載したのでぜひご参照ください。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスの上達のコツとは
バレエやヒップホップなどダンス系の習い事で、上達するコツをご紹介します。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスの上達のコツ|レッスンノートを書く
ダンス上達のコツは、レッスンノートを記載することです。
先生から注意されたこと、新しく習った動き(パ)、いつもより上手にできたこと、などをメモをするとよいでしょう。自宅に帰ったときに振り返れるようにしておくとよい復習になります。
習ったことはすぐにメモを取らないと忘れてしまうため、レッスン後なるべく早くメモを取ることをおすすめします。
メモ癖はとてもよいことです。ダンスのレッスンに限らず、学校の授業などでも活かせるでしょう。
幼い子の場合は、親がノートを記載して一緒に復習に活用しましょう。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスの上達のコツ|他人の注意も自分のことのように
他人への注意であっても、自分のことのように受け入れることがバレエやヒップホップなどダンスの上達のカギとなります。
よく「〇〇ちゃん、背筋伸ばしてね」と先生が名指しで注意することがレッスン中にあるかと思います。
このとき「〇〇ちゃん、怒られちゃってるな」ではなく、「〇〇ちゃん、注意されているな…自分は大丈夫かな」と思える子のほうが上達しやすいです。
先生はたまたま名指しをしていますが、ひとりへの注意のほとんどはクラス全体に当てはまることです。
他人事とは思わずに、自分にも当てはまらないか、我が子にも当てはまらないかチェックしてみてください。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスの上達のコツ|先生のお手本を撮影する
先生のお手本を撮影するのもバレエ・ヒップホップなどダンスの上達の近道です。
子どもは目で見て覚えることが多いです。撮影した動画を自宅で見て、自分との違いを見つけて上達していきます。
ただしスタジオに携帯電話の持ち込みを禁止している教室もあります。
お手本を撮影する場合は、先生に許可を得てからにしましょう。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスの上達のコツ|自分(子ども)の踊りを撮影する
ダンスの上達のコツとして自分(子ども)の踊りを撮影することをおすすめします。
ダンススタジオには鏡があり、そこで自分の姿をチェックしながら踊ることがほとんどです。
しかし、子どもはなかなか鏡に写った自分を客観視していないことがあるため、子どもを親が撮影して客観視するとよいでしょう。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスの上達のコツ|バーレッスンの場所を変える
バーレッスンの場所を変えるのもダンスの上達のコツです。
スタジオではバーレッスンの場所がなんとなく決まっているかもしれません。
そうするとおざなりになってしまうことも…。
いつもとは違う場所で踊ると、鏡越しに見える自分も違って見え、上達にもつながるでしょう。
バーレッスンの位置が変わると、前で踊る子も変わります。いつも見ている子とは違う生徒になると、よい刺激にもなるでしょう。「この子はとても上手だから真似してみよう」となるかもしれません。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスの上達のコツ|レッスン中はよく鏡を見る
レッスン中にこまめに鏡を見ることはダンス上達への近道になります。
自分が想像している踊りと、実際に踊っている踊りは違うことがほとんどです。
まだダンスに慣れていない子どもの場合は、鏡を見る余裕はあまりなく、先生の後ろ姿、他の生徒の後ろ姿ばかり見てしまうでしょう。
親が「レッスン中は鏡を見てね」とよく伝えると、子どもが鏡を意識するようになります。
踊っている最中に鏡を見る余裕はなくても、ポージングのときに見るだけでも鏡を見るように指導すると、少しずつ鏡を見る癖がついていきます。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスの上達のコツ|他の生徒のよいところを知る
他の生徒のよいところを知ることもダンスの上達のコツとなります。
先生が他の生徒をほめていたとき、どこがよいのかよく見るとよいでしょう。よいところがあれば、真似をして取り入れると上達につながります。
親子で「〇〇ちゃんはここが上手だよね」と話し合うのもよいでしょう。
他の生徒はときにライバルのように感じることもあるかもしれませんが、よいお手本となることも多々あります。いいところはどんどん真似をしましょう。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスの上達のコツ|プロの踊りを研究する
ダンスの上達のコツとしてプロの踊りを研究することをおすすめします。
プロの踊りの研究…というと、とても難しそうに感じるかもしれません。
DVDなどをただ見るだけで十分です。
どんな踊りがプロの踊りなのかを知ることが大切です。
親子で一緒に見て、「ここが素敵だね」と上手なところを列挙するとよいでしょう。
好きなダンサーを見つけるのも上達のカギとなります。どんな人の踊りを目指したいか、目標を持つことも大切です。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスの上達のコツ|発表会に出る
バレエ・ヒップホップなどダンスの上達のコツの1つは、発表会に出ることです。
発表会があると思うと、普段のレッスンにも力が入ります。
発表会前のレッスンでは、振り付けを覚えるなどいつもの内容とは異なるのです。いつもとは違う発表会前の特別なレッスンを受けることで上達への近道となるでしょう。
また、舞台に上がってスポットライトを浴び、拍手をもらう…。この特別な経験をすることで、子どもが「もっと上手になりたい!」と思うことも。自分から練習したがることもあります。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスの上達のコツ|いつもと違う先生のレッスンを受けてみる
いつもとは違う先生のレッスンを受けることもよいでしょう。
新しい先生のレッスンを受けることで、今までとは違った視点で注意を受けることもあります。
これまでの先生であれば、何度も同じ指摘をするのを避けるために、あえて言わない注意点もあるかもしれません。
いつもとは違う先生に習うことで、見えてくる課題もあるでしょう。
今までよくわからなかった動きが、別の先生に教わることでスッと理解できることもあり得ます。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスレッスンノートの書き方やコツ
ダンスの上達のコツとしてレッスンノートを書くことをおすすめしました。ここではそのノートの書き方をまとめていきます。
レッスンノートは子どもが好きなデザインを選ぶ
すでに紹介しましたが、レッスンノートは子どもが好きなデザインのものを選んで、復習を嫌がらないようにしましょう。子どもにノートを選ばせるのもおすすめです。
ノートを長く使うことも考えて流行りのキャラクターではなく、長く親しめる王道キャラクターのほうがよいかもしれません。
レッスンノートは大きなサイズのものを選ぶ
レッスンノートのサイズはあくまで好みでよいですが、おすすめは大きめサイズです。
ポーズの参考となるように写真を貼ることがあるかもしれません。写真が貼れるサイズのノートをおすすめします。写真を貼らなくても、振り付けのイラストを描くことも…。
イラストを描きやすいサイズのノートを選びましょう。
ただし、あまりにもノートのサイズが大きすぎると、レッスンに持っていくのに不向きになります。
カバンに入るサイズのノートを選びましょう。
レッスンでできなかったことを書き出す
レッスンでできなかったことをノートに書きだしましょう。
こちらは箇条書きで問題ありません。
このとき親が「ここができていなかったね」と言って書くのではなく、
「今日のレッスンでできなかったことはある?」と聞いて、子どもに挙げさせましょう。
子どもの年齢によっては自分でノートを書かせることもおすすめします。
レッスンでできたことを書き出す
レッスンでできたことを書き出しましょう。
できなかったことばかりを書くと、子どもの気持ちも落ち込みます。モチベーションが下がることもあるでしょう。
レッスンで「今日はこれがよくできたぞ」ということを記載してください。レッスン中に先生に褒められたこと、自分のなかでいつもよりできたぞ! と自信が持てたことなどです。
バレエであれば「今日はピルエットがよく回れた」、「いつもより足が上がった」など、その日の感想でもよいので、記載してください。
「次のレッスンでも上手にできるといいね」と伝えて、子どもに自信をつけさせましょう。子どもが自分の強みを理解すると、よりレッスンが楽しくなるはずです。
先生から注意されたことを書く
先生から注意されたことを箇条書きでノートに書いてください。
- 姿勢をよく
- 肩幅に足を広げて
- かかとを上げて
- 音に遅れない
など先生から指摘を受けたことをメモしておいて、復習に役立てましょう。
次回のレッスン前にノートを開いて、「今日はこれを気を付けよう」と子どもに意識させると上達につながります。
次のレッスンまでにやることを書く
次のレッスンまでにやっておくことを書きましょう。
- ここまで振り付けを覚えておく
- スプリットができるようにお風呂上りにストレッチをする
など、おうちでの練習や復習をすることをメモしておきましょう。
必要に応じて、担当の先生に「次回まで何を家でやらせればよいですか」と聞いてみてください。
新しく学んだことを書く
レッスンで習った新しい情報をノートに記載してください。
新しい動き(パ)があれば、記載しましょう。
自分流の書き方で問題ありません。
たとえばバレエのルティレ。
- 脚を膝につける
- 三角形を作るような感じ
- 関節を横に開く
などメモを取って、イラストを添えておくとよいでしょう。
次のレッスンで「なんだっけ?」とならないようにメモを取ってください。
【バレエ・ヒップホップ】ダンスの振り付けの覚え方のコツ
さて、ここからはダンスの振り付けの覚え方のコツをご紹介します。
振付の覚え方はひとそれぞれ
まず、ダンスの振り付けの覚え方は人それぞれだということをご理解ください。
振り付けを言葉にして覚える子もいます。
(右手、右足、ジャンプ、回る…など呪文のようにして覚えていく子)
体で覚えるタイプの子もいます。
子どもの場合は体で覚える子のほうが多く、頭で覚える前に体が勝手に動くこともあるほどです。
お手本の動画を作る
子どもたちは目で覚えて、体を動かして真似をしながらアウトプットしていくことが多いです。
何度もお手本の振り付けを見て、体を動かすうちに自然と覚えてしまいます。
振り付けを覚える近道として、お手本の動画を撮影しましょう。
先生の許可が出た場合は、先生に振り付けを踊ってもらいそれを撮影して自宅で動画を観ながら復習をします。
反復練習
子どもは体で自然と覚えることがほとんどなので、反復練習させましょう。
お手本の動画を何度も見る、曲を何度もかけることで、子どもが反復して踊るようになります。
何度も繰り返すことで体に振り付けがしみこむのです。
振り付けを声に出す
振り付けを声に出すのもよいでしょう。
右足を出すときは「みーぎ!」と音楽に合わせて振り付けを口づさみましょう。
これはダンスの先生も振り付け指導で行っていることが多いです。
(※童謡の「むすんでひらいて」のようなイメージ)
この方法だと耳から言葉として振り付けを覚えられるメリットがあります。
【バレエ・ヒップホップ】上達する家での練習方法は?
せっかく習っているなら、他の子よりも上達させたい!
発表会では我が子をセンターで踊らせたい!
そう考える親も多いですよね。そのためには自宅での練習も必要です。
ここでは自宅で練習するコツをご紹介します。
バレエ・ヒップホップの家での練習方法|ポージングの研究
自宅でポージングの研究をしましょう。
バレエもヒップホップもポーズを取って静止することがあります。
観客からよく見られる部分なため、ポーズがきれいだと上手に見えるのです。
ピタっと止まれるかどうか、ポーズがきれいかどうか、自宅でチェックしましょう。
バレエ・ヒップホップの家での練習方法|ストレッチ
ストレッチも重要です。
子どもはおとなと比べて体が素直で柔らかいので、幼い時期にストレッチをさせておくとよいでしょう。
柔軟性があるほど、美しいダンスを踊れるようになります。
ストレッチは怪我予防にもつながるので、お風呂上りなどに軽くストレッチをさせましょう。
ただし、無理のない範囲で行ってくださいね。
バレエ・ヒップホップの家での練習方法|発表会の曲などを何度もかける
発表会の曲、レッスンの曲などを家で何度もかけることもおすすめの練習方法です。
自宅で踊るスペースがないこともありますよね。せめて曲をかけて、音のタイミングを体にしみこませましょう。
音楽が流れると「ここで足を上げる」など振り付けを子どもがイメージします。
自宅で体を動かせなくても、音楽を聴いて振り付けを連想するだけでもよい復習となっておすすめです。
バレエ・ヒップホップの家での練習方法|苦手なところを重点的に
なかなか自宅で踊る時間がない場合は、せめて苦手なところを重点的に復習しましょう。
あれこれ復習しても身につかないこともあります…。
1つの苦手事項に絞って1つ1つ確実に苦手を克服するのもよいでしょう。
苦手なところができるようになったら、しっかりとほめてあげてください。子どもの自信につなげましょう。
バレエ・ヒップホップの家での練習方法|曲のスピードを変える
まだ振り付けを覚えていない場合は、発表会やレッスンの曲をゆっくりと再生して、スローテンポで踊らせてください。徐々にスピードをはやくしていくとよいでしょう。
振り付けを覚えたら、やや早いテンポで練習させてみてください。
そのあと、通常テンポに戻すと、通常テンポがゆっくりに感じられ踊りにも余裕が持てます。
バレエ・ヒップホップの家での練習方法|動画で踊りを撮影する
自宅で練習するときは、スマホなどで動画を撮影しましょう。
動画を振り返って、できているところ、できていないところを客観視すると上達しやすくなります。
「もう少しこうするともっと上手に見えるよ」と前向きな指摘をすると子どものやる気が持続するはずです。
子どもは撮影されるのが好きな子が多いです。
モチベーションが上がるように、ほめながら撮影しましょう。
バレエ・ヒップホップの家での練習方法|リズム感を鍛える
ダンスで重要なことはリズム感です。
自宅で曲をかけて練習するときは、親が手拍子をしたり、メトロノームを使ったりして、リズムを感じさせましょう。
メトロノームは楽器屋さんで売られていますが、スマホアプリもあります。探してみてくださいね。
ダンスに自宅練習・復習って本当に必要?
ここまで復習や自宅での練習方法について解説してきました。
それって本当に必要? そこまでしなくてもいいのでは…と思う方もいらっしゃるでしょう。
ダンスレッスンは集団なことが多く、周囲についていけないと自信を失うことがあります。
「もうレッスンに行きたくない…」と言い出すこともあるかもしれません。
自宅練習や復習は必須ではありませんが、周囲の子と比べて遅れを取らないようにするためには、ある程度の復習をおすすめします。
しかし、あまりに厳しく復習をさせてしまうと子どもがダンスを嫌いになることも…。楽しくおうちで踊るくらいの復習がよいでしょう。無理をしない範囲で楽しく踊りましょう。
まとめ
バレエやヒップホップなどダンスの上達には復習や自宅練習が欠かせません。そのためにはまずレッスンノートを作りましょう。レッスンの動画撮影、先生のお手本撮影をして、自宅で振り返ってみてください。
スタジオではなるべく鏡を見て、自分の踊りを客観視します。上手なお友だちを観察してどこがいいのか理解をし、いいところはどんどん真似をしましょう。
プロの踊りのDVDなどを借りて、目標を持つことも重要です。