YTJの二次選考|どんなことをした?合格基準は?
YTJ(ユースシアタージャパン)のメンバーになるには、選考試験を受ける必要があります。一次試験はウェブで無料で受けられます。これに合格すると、二次選考に進めますが、こちらは対面試験。
YTJの二次選考ってどんなことをするの? と気になる方も多いでしょう。
そこで今回は、
YTJの二次選考の内容や合格基準について解説します。
どんな子なら受かりやすいか、反対にどんな子はYTJにあまり向かないかも記載したので、ぜひご参照ください。
YTJの二次選考の内容
もう2年以上前のことですが、わたしの娘はYTJの選考選考(オーディション)を受けて、晴れてメンバーとなり現在に至ります。
ここでは、YTJの二次選考の選考内容について記憶をたどりながら解説いたします。
ざっくりと言うと、二次選考の内容は、
- 面談
- 歌の披露
- ダンスの疲労
です。
まず二次選考の会場に行くと、さまざまな年齢の子どもがいました。てっきり娘くらい年齢の子どもばかりかなと思いましたが、中学生くらいのお姉さんもいました。二次選考は年齢で区切っているわけではないようです。残念ながら、会場内の様子は撮影禁止。
二次選考の会場につくと、受験番号が記載されたウェアを着用して、YTJのスタッフの指示に従ってストレッチをして準備をします。
会場にはオーディションを受けに来た子どもだけでなく、YTJのメンバーたちもいました。このYTJのメンバーたちはお手本役として来ているようで、ダンスはこのメンバーたちが一緒に踊ってくれます。メンバーに合わせてオーディションに来た子どもたちは体を動かします。その後は、受験する子どものみが音楽に合わせて踊ります。
おそらくこの様子を見て、審査員たちが「YTJのレッスンのレベルについていけるか」をチェックしているのでしょう。
うちの娘の場合は、アナと雪の女王の「雪だるま作ろう」を歌いました。
保護者も交えた面談がある場合もあります。
(オーディションをする子どもの年齢によっては、保護者を交えた面談がない場合もあるかもしれません)
面談では次のようなことを聞かれました。
- 志望動機
- 所属したいスタジオ(最寄りスタジオ)
- 現在やっている習い事
です。とりあえず覚えているのはこのくらい。
特に難しい内容を聞かれた記憶はありません。
YTJ以外にも習い事をしているか、という質問は、実際にメンバーになった際に問題なく活動できるかを確認しているのでしょう。
YTJは発表会が多いため、他の習い事と発表会が重なることもあり得るのです。なるべくYTJの活動に支障が出ない子のほうが採用されやすいのではないかなと感じました。
YTJの合格率は?
残念ながらYTJの選考試験の合格率は公表されているわけではありません。問い合わせても教えてくれないはずです。(少なくとも、わたしは教えてもらえませんでした)
しかし、子どもがYTJの二次選考を受けたのであれば、合格率は気になりますよね。YTJに子どもを通わせている保護者として考察してみます。
男の子のほうが合格しやすい?
女の子よりも男の子のほうが二次選考に合格しやすいのではないかと感じます。
その理由は、YTJのメンバーの男女比率は女の子のほうが多いからです。ミュージカルを演じる上では、男の子役も必要になるため、男の子が少ないと困るでしょう。
そのため、男の子のほうが合格しやすいかと個人的には思います。
年齢が低い方が合格しやすい?
年齢が低い子のほうが、YTJの二次選考に合格しやすいのではないかなと思います。
こちらもあくまで推測にすぎません。
YTJのメンバーは幼い子のほうが少ない傾向にあるため、おそらく幼い子のほうが入りやすいと言えるでしょう。
YTJは年中から入ることができます。YTJキッズという扱いになりますが、早くはじめたほうがメンバーにはなりやすいかもしれません。
YTJに合格しやすい子の特徴
YTJは、合格しやすい子や合格基準を公表しているわけではありませんが、2年以上娘を通わせたうえでわかる、YTJに合格しやすい子の特徴について分析してみます。
物おじしない子
YTJに合格しやすい子は、物おじしない子と言ってよいでしょう。
二次選考(オーディション)の際に、歌やダンスを披露することになります。
このときにモジモジして、まったく何もできないとYTJの審査員に実力を見てもらえないのです。
物おじしない子であれば、審査委員の前でも歌やダンスをしっかりと披露できるはず。
そのため、物おじしない子のほうが合格はしやすいと言えるでしょう。
やる気のある子
YTJに合格しやすい子は、やる気のある子です。
習い事って、子どもの希望ではなく保護者の希望であることも多いですよね。しかし、それだと子どもにまったくやる気が見られないことがあります。
やる気がない子の場合、二次選考でろくに歌やダンスができない可能性が高いです。
- ダンスをやりたい
- 歌をうたいたい
- ミュージカルをやりたい
- YTJに入りたい
などのように、強い意思のある子のほうが二次選考には通りやすいかと思います。
指導をするスタッフもやる気のある子に教えるほうがよいですよね。
やる気がない子に無理に指導をすると、子どものストレスにもなることも。
YTJも、やる気がない子とやる気がある子では、ある子を採用したいはずです。
母子分離できている子
母子分離できている子のほうが、二次選考に受かりやすいと言えます。
二次選考の際に、ギャン泣きだとなにも実力を出せない可能性があります。
まったく保護者から離れられない子の場合、入会後にYTJのレッスンに行くのも困難でしょう。
YTJキッズの年中・年長メンバーでも、もちろんレッスン前に「行きたくない!」、「ママー!」と泣いてしまう子はいます。
完全に母子分離できている必要はありませんが、できていない子よりもできている子のほうが指導しやすいため、合格しやすいと言ってよいでしょう。
歌やダンスが好きな子
歌やダンスが好きな子が、YTJの二次選考に受かりやすいでしょう。
歌やダンスが好きな子であれば、楽しそうに歌ったり、踊ったりするはずです。楽しそうな子を見ると、こちらも気持ちよくなりますよね。
反対にイヤイヤでやっている子であれば、見ている人もソワソワしてしまいます…。
心から歌やダンスの楽しみを感じさせる子のほうが魅力的。
日頃から歌やダンスが好きな子のほうが、YTJの二次選考に受かりやすいでしょう。
姿勢のいい子
姿勢のいい子のほうが、歌や踊りに自信があるように見えます。そのため、YTJの二次選考にも受かりやすいと考えられます。
もちろん姿勢が悪い子が絶対に受からないというわけではありません。
YTJに合格してレッスンを受けてから、姿勢も改善していくはずなので、はじめから姿勢が完成されている必要はないのです。
しかし、姿勢のいい子と姿勢の悪い子を見比べたときに、姿勢がいい子のほうが目を引きませんか。姿勢のよい子のほうが受かりやすいと言えるでしょう。
ハキハキした子
YTJの二次選考には、ハキハキした子のほうが合格しやすいと感じます。
YTJはミュージカル劇団です。舞台上でセリフを口にする際は、客席にいるお客さんにしっかり伝わるように話す必要があります。そのため、YTJのレッスンを受けていると自然とハキハキしてくるのです。
もともとハキハキした子であれば、採用したくなるはず。
反対に二次選考でボソボソと話している子だと、聞き取れないこともあるでしょう。
大きな声で話せる、聞き取りやすく話せる子のほうが合格しやすいと言うことがでいきます。
人の目を見て話せる子
人の目を見て話せる子のほうが合格しやすいと考えられます。
園児や小学校低学年の子であれば、なかなか人の目を見て話せる子はいませんよね…。
そのため、人の目を見て話せない子は不合格になる、というわけではないですが、目を見て話せる子のほうが合格はしやすいはずです。
YTJは、歌・ダンス・英語のスキル面だけでなく、自主性・社会性の獲得も目指しています。
YTJのレッスンでは、スタッフから「人の目を見よう」という指示があることも…。
このような考え方から、はじめから人の目を見て話せる子であれば、合格しやすいと考えられます。
平日にレッスンできる子
スタジオの混雑具合では、土日レッスンが埋まっていて、平日レッスンとなる場合があります。
そのため、平日にレッスンできる子のほうが合格しやすいと言えます。
どうしてもYTJに合格したいのであれば、ある程度スケジュールを空けておくことのがおすすめです。
周囲をよく見ることができる子
YTJの二次選考に合格しやすい子は、周囲をよく見ることができる子かと思います。
ミュージカルはひとりでできるわけではありません。メンバーに合わせて歌やダンスを披露します。そのため、日頃のレッスンでは周囲のメンバーをよく見る必要があるのです。
二次選考ではお手本として来ているYTJのメンバーの動きをよく見るようにしましょう。
きちんとお手本を見ているか、真剣に真似をしようとしているかどうか、選考でチェックしているはずです。
YTJをおすすめしない子の特徴
ここからはYTJに不向きな子、おすすめしない子を記載しますが、子どもの可能性は無限大です。YTJに不向きそうな子でも、実際に入ってみると楽しめる可能性もあります。不向きそうに見えても、一度選考試験を受けてみるのもよいかもしれません。
内向的すぎる子
内向的すぎる子はYTJにはあまり向かない可能性があります。
人前に出るのを極端に嫌うような子であれば、YTJの発表会は大きなストレスになるかもしれません。
しかし、最初に書いたように可能性は無限大。
保護者さんが「内向的な子どもの性格を変えたい」と感じてYTJに入れることもあります。
わたしもそのひとり。うちの娘は、親の前ではとても元気ですが、知らない人の前や慣れていない人の前では、ちょっとおとなしめ。「あれ、いつもより声が小さいな」と思うことがよくありました。
YTJに入ってよい方向に変わってほしいなと思い選考試験を受けさせたのです。
たくさん習い事をやっている子
YTJではすでにたくさんの習い事をしている子には向いていない可能性があります。
YTJは発表会が年に3回ほどあります。地元のイベントに出ることもあり、本番が多いのです。
本番前はリハーサル練習をすることもあって、レッスン頻度が高くなります。
他にも習い事を多くしていると、YTJと両立ができない可能性もあるのです。
発表会がバッティングしてしまうこともあり得るでしょう。
最初に書いたように、YTJの二次選考で「今どんな習い事をしているか」という質問がありました。
事前にYTJと両立できるか審査されているはずなので、あまりにもたくさん習い事をしている子は合格しにくいかもしれません。
体力のない子・病気がちな子
体力があまりない子、病気がちな子は、レッスンについていくのに大変かもしれません。
大きな声で歌って、体全体で踊るため、体力がない子、病気がちな子には合わない可能性があるのです。
YTJはレッスンを休んではいけないわけではありません。
体調不良で休む子もいます。しかし、あまりにも頻繁に休んでしまうと、他のメンバーについていけなくなることがあります。
クラスのレッスンについていけないと子どもなりにストレスですよね。
そのまま辞めてしまう子もいるでしょう。
YTJは初心者でも合格する?
YTJを受けようとしている方からすると、ダンス・歌・英語初心者でも合格するのか気になりますよね。
結論から言うと、ダンス・英語・歌の初心者でも十分合格する余地はあります。
その理由はYTJの公式ホームページの内容です。こちらをご覧ください!
黄緑のアンダーラインを書いた部分をご覧ください!
子どもが未経験者の場合は、姿勢や情熱をチェックして総合的に判断してもらえます。
言い方をかえると、ダンスや歌、英語が今はできなくても、気持ちや態度がよければ合格する可能性があるということです。
未経験も積極的に応募してください、とあるので、未経験者を採用していないわけではありません!
十分活躍できるはずなので、ダンスや歌がはじめての子でも受けさせてみませんか。
YTJに合格するためにやるべきこと
未経験でも合格できる可能性のあるYTJ。
我が子を絶対に合格させたい! と思う保護者さんの場合、選考試験までに合格できるようになにか対処をしたいですよね。
YTJに娘を入れているわたしが考える、合格するためにやるべきことをまとめます。
これをすれば絶対に合格できる! というわけではありませんが、参考にしてみてください。
YTJの二次選考に合格するために|1曲歌を練習しておく
YTJの二次選考では、歌を披露しました。
うちの子の場合、1曲フルで歌うことはなく、「はい、いいですよ、ありがとうございます」と途中で切られましたが、合格したいのであれば、1曲持ち歌を練習しておくとよいでしょう。
歌についてですが、どんなものでもOKです。
洋楽である必要はありません。
年齢にふさわしい歌のほうがよいのかなと個人的には思います。
極端な例ですが、小学校高学年でアンパンマンの歌は幼すぎるかもしれません。
反対に、年中の園児にもかかわらず、おとなの恋愛の歌は難しすぎ…。
小学生であれば学校の音楽の授業で習った歌もよいでしょう。
歌はとくに指定がないはずなので、あらかじめ用意しておいてくださいね。
二次選考では時間の都合上、途中で歌を切られる可能性があるので、サビから歌い出すのもよいかもしれません。得意な部分を審査員に聞いたもらえるように工夫しましょう。
YTJの二次選考に合格するために|受付できちんとあいさつをする
二次選考会場では到着すると受付をしますが、その受付スタッフもおそらくYTJの人です。
きっとこのときもある程度、子どもの対応を見ているはず。
実際、YTJに入るとスタジオの受付でしっかりとあいさつをさせられます。できないとやり直し。保護者と一緒にあいさつをしていたら「今度はひとりでごあいさつしてみよう」となるほどです。
二次選考に受かるためにも、受付で子どもにしっかりあいさつさせましょう。
YTJの二次選考に合格するために|ストレッチからきちんとする
娘のYTJの二次選考の際は、ストレッチをするところから始まりました。
このストレッチもテストのうちではないかと思います。
ストレッチをおろそかにせず、真剣にまじめにやっている子のほうが印象がいいですよね。
二次選考に合格するためには、ストレッチも手を抜かずにしっかりとやりましょう。
YTJの二次選考に合格するために|回答を用意しておく
YTJの二次選考で聞かれそうな質問の回答をあらかじめ用意しておきましょう。
二次選考で審査員が毎回同じ質問をしているわけではないと思いますが、
わたしの娘のときは「なぜYTJに応募したのか」という質問がありました。
わたしは質問の答えを用意していなかったので、二次選考当日は心臓がバクバク。
一言一句セリフを考えて、暗記する必要はありませんが、ある程度答えを用意しておいたほうが安心です。
緊張しやすい保護者さんには特におすすめです。
YTJの二次選考に合格するために|選考の練習を子どもとする
なにがなんでも受かりたい! そんな保護者さんには、選考の練習をすることをおすすめします。
- 姿勢をよくする
- 人の目を見て話す
- あいさつをする
- 簡単なステップを覚える
- 大きな声で歌う
- 歌やダンスのときは下を向かない
など意識させるとよいでしょう。
YTJの二次選考に合格するために|自己紹介ができるようにする
年中・年長・小学校低学年の子の場合は、はじめての場所に行くと緊張してしまうこともあるかと思います。
自己紹介したいのに、モジモジしてしまうこともあるでしょう。
幼い子の場合は、しっかりと自己紹介ができなくてもいいですが、
自分の名前を自分で言えるように練習しておくと安心です。
YTJの二次選考に合格するために|YTJがどんなところか子どもに理解させる
子どもにYTJはどんなところか、事前に伝えておきましょう。
幼い子の場合、よくわからず二次試験会場に行くこともあります。びっくりしてオロオロしてしまうことも。
二次選考の当日は、なにをしにいくのか伝えておいてください。
そして、YTJがどんなところかも伝えておきましょう。
なにもわからないまま二次選考会場に行くと子どもが不安になることがあるので、ご注意ください。
こちらの記事もご参照ください。
ユースシアタージャパン(YTJ)書類審査に合格!二次選考行ってきました – 音楽・ダンス教育ママの体験日記 (kyoikumama.com)
YTJはいつでも新規メンバーを募集しているわけではありません
YTJはいつでも新規メンバーを募集しているわけではありません。
新規メンバー募集ページはこちらです。
ミュージカルメンバー募集!メンバー選考試験(オーディション)のご案内 | Youth Theatre Japan (ytj.gr.jp)
時期によっては、新規メンバーを募集していないことがありますが、
その際は募集が再会したときにお知らせが届くように設定することができます。
メンバー選考ページの右上に「YTJからのお知らせサービス」というボタンがあります。
こちらをクリックして、
- 名前
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これらを入力してください。
そうすると、募集時期にYTJから連絡がきます。
いつでも募集があるわけではないので、募集開始されたら早めに応募することをおすすめします。
ここでも記載しましたが、早い時期のほうがメンバーにはなりやすいはず。
ぜひ応募してみませんか。
まとめ
YTJの二次選考に合格しやすい子の特徴は、物おじしない子、ハキハキした子、あいさつができる子、歌やダンスが好きな子、母子分離ができている子などです。
内向的すぎる子、すでに習い事をたくさんしている子などはYTJに向かないかもしれませんが、子どもはたくさんんの可能性を秘めているので、ぜひ受験してみませんか。
二次選考に合格するためには、質問の回答を事前に用意しておく、持ち歌を用意しておく、二次選考当日は受付でしっかりあいさつをする、子どもが自己紹介できるようにしておく、などです。
なお、新規スタジオであれば合格しやすいかもしれません。
ぜひ受験をして、メンバーになれるといいですね。