自分の意見が言える子になる方法
みなさんの子どもは自分の意見を言えますか。おとなでもなかなか言えないという人もいますよね。自分の意見が言えないと損をしてしまうこともあり得ます。
そこで今回は、子どもに自分の意見を言えるようにする方法を解説します。
相手に反論する方法(反対意見を言う方法)や自分の意見が言えない原因も記載したので、参考にしてください。
自分の意見が言える子どもにする方法
自分の意見が言える子どもにする方法について解説します。
- 意見を聞く
- 選択肢を与える
- インタビューをして突っ込む
- 子どもの意見を肯定する
- 本をたくさん読む
- 子どもに決定させる
- リアクションをする
- 反対意見を言うときは明るく
- 映画やアニメを考察する
意見を聞く
自分の意見を言えるようにする方法1つめは、子どもの意見を聞くことです。
こまめに子どもに意見を聞く習慣を持ちましょう。
日頃から子どもに「どうしたい?」、「これでいい?」、「ママはこう思うんだけど、〇〇くんはどう思う?」のようにこまめに子どもに相談する、意見を求めることがおすすめです。
「オヤツはなにがいい?」、「オヤツにグミを買おうと思うけど、いいかな?」のように、オヤツやゲーム、オモチャなど子どもが好きなテーマについて聞いてください。好きなことだと、子どもは自分の意見を言いやすくなります。
選択肢を与える
自分の意見を言えるようにする方法2つめは、選択肢を与えることです。
すぐに自分の意見を言えない子もいます。
「オヤツはなにがいい?」と聞いても「うーん…」となる子もいるでしょう。
この場合は選択肢を与えるとよいです。「オヤツはグミがいい? チョコレートがいい?」のように選択肢を与えて、子どもに選ばせてください。
インタビューをして突っ込む
自分の意見を言えるようにする方法3つめは、インタビューをして突っ込むことです。
芸能リポーターになったつもりになって、子どもにインタビューをしてください。たとえば、「オヤツはグミがいい? チョコレートがいい?」と聞いて「チョコレートがいい」と子どもが言ったら「そうなんだ、チョコレートのどこが好きなの?」のように突っ込んで聞いてみましょう。
子どもは好きなことだと、楽しそうに話すことがあるので、どんどん突っ込んでインタビューしてみてください。子どもの意外な一面が見えるかもしれません。
好きなアニメについて聞くのもよいでしょう。
好きなアニメを聞いて、「どのキャラクターが好き?」と聞いてみてください。そして、「なぜそのキャラクターが好きなの?」と突っ込んで質問をして、子どもの意見を聞き出すと、子どもが自分の考えていることを言いやすくなります。
「友だちにするなら、どのキャラクター?」、「学校の先生にするなら、どのキャラクターがいいと思う?」、「きょうだいにするなら、どのキャラクターがいい?」のようにインタビュー内容のバリエーションを増やしてください。
子どもが慣れてきたら、「ママはこのキャラクターが好きだな」と保護者も自分の意見を言いましょう。ここからディベートのように会話が進み、子どもが新たに自分の意見を言うこともあります。「ママが好きなAよりも、Bのほうが強いから好き!」のように、互いに自分の意見を言い合えるとよいですね。
子どもの意見を肯定する
自分の意見を言えるようにする方法4つめは、子どもの意見を肯定することです。
子どもの意見が自分と違うこともあるでしょう。子どもの意見を聞いて、「どうしてそんな意見になるの? わたしはそう思わないけれどな…」と心の中で思うこともありますよね。
子どもが自分の意見を言ったときに、すぐにそれを否定をしてしまうと、「自分の意見は間違っているんだ」と子どもが思ってしまいます…。
おとなでも、せっかく勇気を出して自分の意見を伝えたのに、すぐに否定されてしまっては辛いですよね…。これは子どもでも同じです。否定されていると、だんだん自分の意見を言うのが嫌になってしまいます。自分の意見は悪いと思うことや、意見を伝えることがいけないことと思ってしまうため、子どもの意見は強く否定しないようにしてください。
本をたくさん読む
自分の意見を言えるようにする方法5つめは、たくさん本を読むことです。
絵本や小説には、たくさんのキャラクターが出てきます。そのキャラクターの考え、生き方を知ることで、自分の意見を持てるようになってきます。
伝記を読むと、歴史上の人物の考えに影響されることもあります。うちの娘は、「アメリア・イアハート」に関する伝記を読んでから、ひとりで海外に行ってみたい、誰もやったことがないことをやってみたい、かっこいい女性になりたい、と言うようになりました。
また自分の意見を言うには、語彙力が必要です。読書量を増やすことで語彙力が身に付き、自分の意見をより細かく伝えられるようになるでしょう。
さらに、読書をすれば読解力も身につくため、他人の気持ちを汲み取る力も備わります。相手と意見が対立したときも、相手の気持ちを尊重しながら自分の意見を言える子どもになるでしょう。
子どもに決定させる
自分の意見を言えるようにする方法6つめは、子どもに決定させることです。
自分の意見を言ったら、それには責任を持たなければいけません。
「やっぱりさっきのはナシ!」と頻繁に取り消していては、無責任です。
大切なことも、可能な範囲で子どもに選択をさせましょう。
- ランドセルの色
- 習字セットのデザイン
- 家庭科エプロンのデザイン
上記のように、学校で長く使用するものについて「どれがいい?」と聞いてみてください。長く使うものであれば、子どもも責任を持って自分で選ぶでしょう。
途中で子どもが「やっぱりこれは嫌だ」と言い出しても、「自分で選んだから最後まで使ってね」と伝えてください。
習い事も同じです。体験レッスンに何か所か参加させて、「どこがよかった?」、「本当に習いたい?」と子どもに聞くとよいでしょう。自分が選んだ習い事であれば、長く続くはずです。
リアクションをする
自分の意見を言えるようにする方法7つめは、リアクションをすることです。
自分の意見を言うのには、勇気が必要です。子どもも頑張って自分の意見を言ったはず。意見を言おうとしても躊躇(ちゅうちょ)してしまうこともあるでしょう。
子どもに自信を持たせるためにも、リアクションをしてください。
「なるほど、そんな意見があるんだね!」、「そんな風に思っているんだ、すごいね」、「へえ、面白い考えだね」のように、子どもの意見に感心することが重要です。
おとなである保護者から好反応が得られたら、子どもの自信につながります。もっと自分の意見を積極的に伝えよう! と子どもが思うこともあるでしょう。
リアクションはやや大げさがおすすめです。
反対意見を言うときは明るく
自分の意見を言えるようにする方法8つめは、反対意見を言うときは明るくすることです。
子どもの意見に対して、反対意見を言うこともありますよね。家でディベートのようになることもあるでしょう。そのときに子どもは反対意見を伝えられると、「自分が間違っているのかな」、「ボクが悪いのかな」、「わたしの意見は言わない方がいいのかな」と思ってしまうのです…。
反対意見を言うときは、明るく伝えましょう。暗いトーン、真剣な表情だと、子どもが重く受け止めてしまうので、明るくさらっと伝えるのがよいです。
映画やアニメを考察する
自分の意見を言えるようにする方法9つめは、映画やアニメを考察することです。
映画やアニメが好きな子どもの場合は、一緒にアニメなどを見て「なんで主人公はあんな風に発言したのかな」、「今回の犯人は誰だと思う?」、「どうしてあの子はいじわるをしたんだろうね?」と子どもに話しかけて、意見を言わせましょう。
ある程度子どもが大きくなったら「この作品ってなにを伝えたかったんだろうね」と聞くのもおすすめです。特にスタジオジブリ作品は、さまざまな受け取り方ができるので、意見を聞きやすいですよ。
自分の意見が言えない子どもの原因とは
子どもが自分の意見を言えない原因は次のとおりです。
- 自分の意見を持っていない
- 自分の意見をどう表現したらいいかわからない
- 自分の意見を言うのが恥ずかしい・怖い
- 自分の意見を言ってはいけないと思っている
- 自分の意見を言うのがかっこ悪いと思っている
自分の意見を持っていない
理由1つめは、自分の意見を持っていないことです。
「チョコレートとグミ、オヤツはどっちがいい?」と聞かれて、子どもはどっちでもよいと思っていると、自分の意見が言えません。
子どもがもともと関心のないテーマだと、自分の意見を特に持っていないこともあり得ます。
また、保護者が日ごろから過干渉・過保護だと、子どもに選択肢が与えられず、自分の意見や希望を持たないこともあります。日ごろから「どうしたい?」と自分で選択させるようにしましょう。
自分の意見をどう表現したらいいかわからない
理由2つめは、どう表現したらいいかわからないからです。
自分の意見を持っていても、言葉で表現するのが難しくて子どもが黙ってしまうことがあります。それだけ子どもが複雑な考えを持つようになっている、つまり成長している証拠です。
思考に語彙力が追い付いていない状態とも言えます。この場合は、成長とともに自分の気持ちを表現できるようになってくるでしょう。
子どもの気持ちを保護者が代弁するのがおすすめです。
「映画を見たら、胸のあたりがきゅっとして苦しくなって涙が出たんだね?」、「心がじんわりしたのかな?」のように、子どもに聞いてみましょう。
自分の意見を言うのが恥ずかしい・怖い
理由3つめは、恥ずかしい・怖いからです。
自分の意見を言って笑われたらどうしよう、と思う子もいます。自分の意見を言うことが、まるで心の中を見透かされてしまうような感覚で恥ずかしくて言えない子もいるのです。
また、過去に自分の意見を言って笑われた過去があると、子どもが自分の意見を言えないこともあります。自分の意見を言うことは恥ずかしいことではない、自分自身を否定されるわけではないということを伝えましょう。
子どもが自分の意見を言ったときに、茶化す、笑うのはNGです。
自分の意見を言ってはいけないと思っている
理由4つめは、意見を言ってはいけないと思っているからです。
たとえば、子どもに「今日のごはんはどうだった? おいしかった?」と聞かれて、「おいしくなかった」と答えにくいですよね。久しぶりに会った親戚のおばさんが「おばちゃんのこと誰だかわかる? 覚えてる?」と聞かれてなかなか「わかりません」とは言えないですよね。
子どもも気を使います。おとなが思っている以上に、子どもはおとなっぽいこともあるのです。状況を読んで、あえて自分の意見を言わないこともあります。
特にやさしい子、引っ込み思案な子にこのような傾向があります。
過去に自分の意見を言って怒られた経験がある子もいるでしょう。
「怒らないから、正直に言いなさい!」と言われて、実際に怒られてしまった経験があると、自分の意見を正直に言っても怒られる、とインプットされてしまいます。
相手と違う意見を持っていてもいい、他の人と違う意見を伝えてもいい、間違っていても恥ずかしいことではない、と子どもに伝えてください。
自分の意見を言うのがかっこ悪いと思っている
理由5つめは、かっこ悪いと思っているからです。
思春期や反抗期になると、自分の意見をあまり言わずに「別に…」、「なんでもいいよ」と言うことがあります。
「~したい」と自分の意見や希望を言うことは、子どもっぽくて甘えているように感じられるため、小学校高学年から高校生までの時期で、自分の意見を言わなくなる子もいます。
わがままっぽい、自己中っぽいからあえて自分の意見を言わない子も出てくるでしょう。
自分の意見が言える子になるメリット
自分の意見を言えるメリットについて解説します。
- 自分らしくいられる
- 無理をしなくなる
- 信頼関係が深まる
- 人間関係が楽になる
自分らしくいられる
メリット1つめは、自分らしくいられることです。
自分の意見を友だちや先生に言うことで、「この子はこんな風に考えているのか」と理解してもらえます。自分の意見が言えれば、無理に周りに合わせる必要はないので、子どもが自分らしくいられます。
おとなも、自分を出せずに偽りのままでいると、辛いですよね…。「本当はこう思っているのに…」と苦痛になることもあるでしょう。自分の意見を言うことで、学校でも自分らしくいられるので、毎日の生活が楽になります。
無理をしなくなる
メリット2つめは、無理をしなくなることです。
嫌なことは嫌だ、と言えるようになります。相手は嫌がらせのつもりはなくても、いじられて嫌な気持ちになることもありますよね。そのときに「嫌だから、そのあだ名はやめて」と自分の気持ちを言うことで、我慢をしなくなります。
また、「これはひとりではできないから、手伝って」、「今、ちょっと辛いよ」、「この問題がわからない」のようにヘルプや困ったが出せるようになるため、無理をしなくなります。
信頼関係が深まる
メリット3つめは、信頼関係が深まることです。
なにを考えているかわからない人よりも、どんな趣味なのか・どんな考えを持っている人かわかる人のほうが、一般的に信頼できますよね。
自分の意見を言えたほうが相手に考えが伝わるため、信頼関係が築きやすいです。信用も得やすいので、リーダーを任されることもあるでしょう。
人間関係が楽になる
メリット4つめは、人間関係が楽になることです。
特に自分と同じ意見や考えを持っている人が集まりやすく、交友関係が楽になります。価値観が似た子が集まりやすく、親友もできるでしょう。
嫌なことに嫌だよ、と言えるようになるので、苦手な友だちと距離を取ることもできるのです。
このように自分の意見を言うメリットはたくさん。集団社会で生き抜くためにも、自分の意見は言えたほうがよいでしょう。
自分の意見が言える子は自己中?わがまま?
自分の意見を言える子は自己中・わがままと判断はされないのか心配なこともありますよね。
こちら結論からですが、自分の意見を言うことは自己中でもわがままでもありません。
ただし、現状ではどうすることもできない意見を言うと、自己中・わがままと思われてしまいます。
たとえば、子どもがAというお店に行きたがって、連れて行ったとします。しかし、定休日で子どもがお買い物をできなかったときに、「やだー、ここでお買い物したい!」と子どもが言うこともあるでしょう。これは子どもの自分の意見です。しかし、定休日なのでどうすることもできませんよね。現状ではどうすることもできない意見は、自己中やわがままと認定されてしまいます。
「行きたかったな、明日また連れて行って」であれば、自己中やわがままとはなりません。
子どもがわがままな発言をしたら、「今はどうすることもできないよ」と保護者は感情的にならずに、冷静に伝えましょう。自分の意見を伝えることと、わがままの違いを明確にすることは、なかなか難しいですが、逐一指摘をして、子どもが経験を積むことで意見を言うこととわがままの違いを理解させましょう。
相手と違う意見を伝える方法
相手と違う意見を伝えるって勇気が必要ですよね。おとなでも苦手な方はいるでしょう。
ここでは、相手と違う意見を伝える方法を紹介します。
- 相手の意見を一旦認める
- 「~と思うけど、どう?」と相手に問いかける
- ゆっくり落ち着いて話す
- 結論から話す
- なぜそう思うかきちんと話す
相手の意見を一旦認める
反対意見を言うコツ1つめは、相手の意見を一旦認めることです。
「うん、そうだね。でもわたしは~と思うんだ」、「そんな風に考えているんだね、でもボクはこう思う」のように、一度相手の意見を認めてから自分の意見を言うとよいでしょう。
間髪入れずに「でも…」、「違うよ!」と否定から入ると、否定された相手はよい気分にはなりません。対立してトラブルになってしまうこともあるでしょう。人それぞれ意見や考えは違うので、相手の意見も認めることが大切です。
保護者も、子どもの意見に反対するときは、「そんな風に感じたんだね、でもパパはこう思うよ」と一度子どもの意見を認めてから自分の意見を伝えましょう。保護者がお手本となってくださいね。
「~と思うけど、どう?」と相手に問いかける
反対意見を言うコツ2つめは、相手に問いかけることです。
次のような流れです。
- 「うん、そうだね」と子どもの意見を認める
- 「でもパパはこう思うんだ」と反対意見を述べる
- 「パパはこう思ったけど、〇〇くんはどう思う?」と子どもに問いかける
子どもにその反対意見に対してどう思うか聞くことで、反対意見を押し通すことなく子どもと意見交換ができます。
反対意見に対して、子どもがさらに自分の意見を言うこともあります。議論が深まるので、ディベートの練習にもなりおすすめです。
ゆっくり落ち着いて話す
反対意見を言うコツ3つめは、ゆっくり落ち着いて話すことです。
反対意見を言われる側は、あまりいい気がしません。人によっては、感情的になってしまうこともあるでしょう。相手とトラブルにならないためにも落ち着いて冷静に話すことが大切です。
ゆっくりと落ち着いて話す、論理的に話す、感情的にならないことを意識してください。いつもよりも、かなりゆっくりとしたスピードで話すのがおすすめです。
決して早口で論破するようなことはやめましょう。話し合って自分の意見を素直に伝えることが大切であり、論破することは目的ではないからです。
結論から話す
反対意見を言うコツ4つめは、結論から話すことです。
反対意見はクドクドと長くならないようにしましょう。長くなると、まるでお説教のようになってしまうためです。
ディベートや討論でも、最初に結論や言いたいことを伝えるの大切です。
なぜそう思うかきちんと話す
反対意見を言うコツ5つめは、理由を話すことです。
反対意見を伝えて、なぜその反対意見になるのか、理由をきちんと伝えましょう。
たとえば、「明日、この半袖のワンピースを着たい!」と子どもが言って、反対をするときは、まず子どもの意見を認めることからなので、「そうだね、そのワンピース、気に入っているもんね。でもね…」と始めます。そして「半袖ではなくて、明日は長袖にしようね」と保護者の意見を伝えてください。そして、その理由を説明しましょう。
「明日は気温が低くて、半袖だと寒いから長袖にしようね」のように理由をつけると、子どもが納得します。子どもにも反対意見を言うときは、必ずなぜそう思うのかも伝えようと教えてください。
YTJで自分の意見が言える子になる?
最後にYTJについてです。
わたしの娘は、YTJ(ユースシアタージャパン)というミュージカル劇団に所属しています。
ミュージカル劇団なので、歌、ダンス、演技が学べます。さらに、YTJは英語パフォーマンスをする劇団のため、英語レッスン(発音、英語の歌、歌詞の理解など)があるのが特徴。
くわしくはこちらをご覧ください。
国際的に活躍する若者を輩出するユースシアター(劇団)-ユースシアタージャパン(YTJ)
YTJに入ると、自分の意見が言えるのでしょうか。
結論からですが、人それぞれにはなりますが、自分の意見が言えるようになる子が多いです。
YTJのレッスンでは、グループに分かれることもあります。そのときにグループで目標を立てて練習をするようで、そのときにみんなで意見を出し合うそうです。(すみません、わたしは保護者で直接YTJのレッスンを受けているわけではないので、あくまで娘からの伝聞です…)
「もっとここを練習しよう」、「どうしたら上手になるかな」、「もっとお客さまを楽しませるためにはどうしたらいいんだろう?」と話し合うシーンがあるそうです。
実際にうちの娘は、YTJに入ってからきちんと発言ができるようになりました。
学校生活でも自分の意見を出して、リーダーシップを発揮することもあるようで、運動会のダンスでリーダーをやったことがあったほど。
YTJの友だちと自主練をしている様子を見たことがありますが、そのときもみんなで意見を出し合ている姿を見ました。
個人差もありますが、YTJに入って自分の意見が言えるようになる子は多いと思います。
自主性を大切にしている劇団なので、YTJの先生に言われる前に「みんなでここを練習しよう」と言うこともあるようです。
下の動画はYTJのプロム(卒業イベント)です。
(55) 【公演実施レポート】The PROM 2021<関西公演>|卒業 そして、その先へ… – YouTube
動画内では中学3年生のメンバーがサポートをしてくれた保護者に対して感謝の気持ちを伝えています。こんなことを言われたら、保護者は泣きますよね。なかなか恥ずかしくて保護者に伝えられない言葉もありますが、自分たちが感じたこと、思ったことを素直に表現できる子が多いのがYTJのよいところです。
まとめ
自分の意見を言える子にする方法を記載しました。
子どもに自分の意見を言えるようにする方法は次のとおり。
- 意見を聞く
- 選択肢を与える
- インタビューをして突っ込む
- 子どもの意見を肯定する
- 本をたくさん読む
- 子どもに決定させる
- リアクションをする
- 反対意見を言うときは明るく
- 映画やアニメを考察する
自分の意見を言うメリットは、主に次の4つです。
- 自分らしくいられる
- 無理をしなくなる
- 信頼関係が深まる
- 人間関係が楽になる
自分の意見を言わないと損をしてしまうことも…。
子どものうちから、自分の考えや意見を言えるようにしましょう。
自分の意見が言えない理由は次のとおり。
- 自分の意見を持っていない
- 自分の意見をどう表現したらいいかわからない
- 自分の意見を言うのが恥ずかしい・怖い
- 自分の意見を言ってはいけないと思っている
- 自分の意見を言うのがかっこ悪いと思っている
相手とは反対の意見を言うときのコツは、次の5つです。
- 相手の意見を一旦認める
- 「~と思うけど、どう?」と相手に問いかける
- ゆっくり落ち着いて話す
- 結論から話す
- なぜそう思うかきちんと話す
自分の意見を言うことは、わがままでも自己中でもありません。集団生活ではとても大切なことです。