エイベックスダンスマスターで克服できる?集団行動が苦手な原因と対処法
小学校から高校までは、集団行動が強く求められるため、苦戦をする子やその保護者もいますよね。おとなになっても集団行動はイマイチ好きではない…という方もいるでしょう。
今回は、集団行動が苦手な原因と克服方法を解説します。
克服するのにおすすめの習い事もまとめたので、参考にしてください。
エイベックスダンスマスターで集団行動ができるようになる?
ダンススクールのエイベックスダンスマスター。
こちらは未就学児のレッスンもしていて、幼稚園・保育園でもダンスレッスンをしているほど。子どもだけでなくおとなのレッスンもしている、国内最大級のダンススクールで、スタジオは全国約170か所にあります。
そんなエイベックスダンスマスターに通うことで、集団行動への苦手意識は克服できるのでしょうか。
こちら結論からですが、個人差はあれど、エイベックスダンスマスターで集団行動への苦手意識は克服しやすいと言えます。
…と言うのは、エイベックスダンスマスターのレッスンがグループレッスン(集団レッスン)だからです。
毎回のレッスンで生徒が複数いて、みんなで同じ振り付けを踊るのです。うまくできない子、上手な子など、さまざまな子がいるので、自分だけのペースでレッスンを受けられるわけではありません。
レッスンが終わったら、更衣室でみんなでおしゃべりをすることもあるでしょう。発表会が決まれば、声を掛け合って一緒に練習をすることもあるはずです。ダンス仲間と一緒にいる時間ができるので、自然と集団行動への苦手意識が克服されやすいでしょう。
集団行動が苦手だとダンス教室は辛い?
集団行動が苦手な人にとって、ダンス教室は辛いのでしょうか。
こちらは、もちろん個人差があります。
初めてダンススクールに通った場合、最初のうちは周囲のペースに合わせることに苦戦するかもしれません。
集団行動が苦手ではない人でも、最初は習い事のクラスになじむのに苦労することもありますよね。
元々集団が苦手な方であれば、より苦労を感じることがあるでしょう。
しかし、集団行動が苦手だからといって、ダンススクールは無理ということはありません。
エイベックスダンスマスターのインストラクターは、エイベックスが定めた研修を受けていて、児童心理学なども学んでいます。
そのため、集団行動がちょっと苦手そうな生徒に対しては、サポートもあるでしょう。気にかけてもらえれば、少しずつ子どものペースでなじめそうですよね。
エイベックスダンスマスターは、幼稚園・保育園でのレッスンもしているくらいなので、集団行動がまだできない子、苦手意識がある子への対応にも慣れているかと思います。
集団行動が苦手な原因は?
集団行動が苦手な原因を解説します。
- 集団行動の必要性をそもそも感じていないから
- 大勢がいる場が苦手だから
- 過去にトラウマがあるから
- こだわりが強いから
- できない人に合わせたくないから
- 気を遣いすぎるから
- ひとりが好きだから
集団行動の必要性をそもそも感じていないから
集団行動が苦手な原因1つめは、集団行動の必要性をそもそも感じていないからです。
おとなになると、学校や会社などは集団社会で、ある程度集団行動ができないと苦戦することがあると知っています。社会はひとりではないので、自分の好きなように自由に行動してばかりではいけないとも理解しているので、集団行動の必要性も感じているのです。
しかし、幼い子どもの場合は、集団行動の必要性をそもそも感じていないことがあり、集団行動をせずに、自由気ままに行動をしがちです。
大勢がいる場が苦手だから
集団行動が苦手な原因2つめは、大勢がいる場が苦手だからです。
4人くらいまでのグループに入っての会話は平気でも、それ以上になると苦手…という子は少なくありません。
グループの中に苦手な人がいる…という子もいますよね。
大勢が集まると、ワイワイ・ガヤガヤして少人数のときと比べるとうるさくなりがち。このうるさいのが苦手という子もいて、集団そのものに苦手意識が生まれやすいです。
また集団になると、物事がスムーズに進まないことも…。
たとえば、2人でランチをするというと、特に予約をしなくてもよいですよね。しかし、5人以上だと、お店の席がなくて待たされてしまうこともあるのです。
ダンスの練習もですよね。2人だと、スムーズにできても、5人くらいになると、なにから練習するか決まらなかったり、おしゃべりをしてしまったりと、スムーズに進行しないこともあるのです。
このように、集団になるとデメリットがあるため、苦手意識がある子もいます。
過去にトラウマがあるから
集団行動が苦手な原因3つめは、過去にトラウマがあるからです。
集団で集まって会話をしようと思ったら、みんなそれぞれ話していて、入れなかった経験がある…。集団での会話に入ろうとしたら、自分が知らない話で盛り上がっていて、輪に入れなかった。
上記のような経験があると、「集団=怖い」と感じることもあります。
これは、おとなでもありますよね^^;
このような出来事がトラウマとして記憶に残っていると、クラスの打ち上げ、運動会や学芸会、ダンスの発表会などに参加したくない…と思うほど、集団行動に苦手意識を得ることがあります。
こだわりが強いから
集団行動が苦手な原因4つめは、こだわりが強いからです。
こだわりが強い人もいますよね。
集団では好き勝手には行動はできません。こだわりが強い子だと、「今はこれがしたいんだ!」という意思がしっかりとしていて、他人に合わせることにストレスを感じます。
このようにこだわりが強くても、集団行動に苦手意識が芽生えやすいです。
できない人に合わせたくないから
集団行動が苦手な原因5つめは、できない人に合わせたくないからです。
何事にも要領がよく対応でき、人よりできるタイプの子もいます。しかし、全員が自分と同じくらいできるわけではありません。集団社会では、できない人に合わせたり、待ったり、助けたりすることが求められますが、できるタイプの子からすると、「どうしてできない人に合わせないといけないのか…」と思うのです。
世界のトップ起業家も、このようなタイプの人が多いと聞きます。
スティーブジョブズ氏やイーロンマスク氏が、これに該当すると言えます。彼らは非常に能力の高い経営者ですが、スキルがあまりない人に対しては厳しい顔を見せることもあるようです。容赦なく社員を切ることも…。
自分のペースが周囲より速い、なんでもスムーズにできる人からすると、できない人に合わせることが苦痛で、非効率的に感じられて、集団行動を嫌がることもあります。
気を遣いすぎるから
集団行動が苦手な原因6つめは、気を遣いすぎるからです。
集団になるといろいろな人がいますよね。
リーダー気質な子は周りをよく見て、輪に入れていない子はいないか、困っている子はいないか、など気にすることもあるでしょう。
このように、気を遣うことができる子の場合、集団行動をすると、いつも以上に気を遣ってしまい、精神的に疲れやすいのです。
みなさんもあまり仲良くない人たちと一緒にランチやお茶をして、帰ってきてからドッと疲れが出たことはありませんか。それは、ある程度周囲に気を遣っているからです。
ひとりが好きだから
集団行動が苦手な原因7つめは、ひとりが好きだからです。
ひとりが楽、ひとりが好きという子もいます。自分の世界を持っていて、他人には入ってほしくないと思っているのです。このような子は、集団行動をすることで他人が関わってくるので、ストレスに感じたり、ひとりの時間が削られるので嫌だなと感じたりします。
わたしの周囲にもそういう子がいました。
子ども時代に同じバレエスクールの仲間と「みんなで練習をしようよ」と言うと、「わたしはひとりがいい」という子がいて、その子いわくひとりのほうが楽しいとのこと。
ひとりでよく練習できる子だったので、とっても上手で、プロの道に進んでいたほどです。
集団行動が苦手な原因には、さまざまなものがあります。なかには、特性や障害が関わっていることもあるので、保護者として気になって悩んでいる場合は、一度相談をすると気持ちも楽になるかもしれません。
集団行動が苦手なのを克服する方法
集団行動への苦手意識を克服する方法を紹介します。
- 信頼できる子と一緒にいる
- 聞き役から始め、無理に目立とうとしない
- 全員と仲良くしようとしない
- 集団行動に好きなことを加える
- 集団行動を観察する
- 自分の立ち位置を明確にする
信頼できる子と一緒にいる
集団行動への苦手意識を克服する方法1つめは、信頼できる子と一緒にいることです。
信頼できる子、困ったときに助けてくれる子・助けを求められる子を見つけましょう。そして、集団行動をする場合は、なるべくその子と一緒にいることで、安心感が得られます。
「~~ちゃんがいるから大丈夫」と思えれば、集団行動も克服しやすいです。信頼できる子が一緒なら孤立することもないでしょう。
習い事も同様で、信頼できる子と一緒のほうが初めての習い事でも、子どもが安心しやすいと言えます。
聞き役から始め、無理に目立とうとしない
集団行動への苦手意識を克服する方法2つめは、無理に目立とうとしないことです。
集団に埋もれたくないから、目立ちたい! という子もいますよね。気持ちはよくわかります。なにかしら係やリーダーになったり、「みんな~~しよう」と声をかけたりすることで、目立てることもあります。
しかし、集団では必ずしも目立つ必要はなく、サポート役・縁の下の力持ちに徹するのもよいです。目立つ人だけが評価されるわけではなく、臨機応変に対応できる子や調和を大切にする子も評価されます。
無理に目立とうとして、できないことをすれば、集団に迷惑になることもあるでしょう…。目立とうと無理なことをすれば精神的にも疲れるので、無理をせずに、まずは集団に属するだけから始めましょう。
全員と仲良くしようとしない
集団行動への苦手意識を克服する方法3つめは、全員と仲良くしようとしないことです。
やさしい子、真面目な子だと、集団の全員から好かれようとする、全員と仲良くしようとすることがありますが、性格は十人十色。大人数になれば、苦手な子のひとりやふたりいて当然です。
全員と仲良くしようとすると、精神的にも疲れてしまいます。
苦手な子がいたっていいと、子どもに伝えましょう。大切なことは、苦手な子がいてもその子にいじわるをしないことです。苦手だと思う気持ちは仕方ありません。
集団行動に好きなことを加える
集団行動への苦手意識を克服する方法4つめは、集団行動に好きなことを加えることです。
たとえば、子どもがゲームが好きだったら、共闘ゲームを勧めてみるのがおすすめです。これで子どもが好きなゲームと、集団行動である共闘が組み合わさりました。
サッカーが好きなら、サッカーを習わせてチームに所属するのもよいでしょう。
子どもが好きなことを交えながら集団に属させることで、楽しめる可能性があります。
うちの娘はひとりっ子なので、基本的にひとりを苦にしません。YTJの合宿に参加しましたが、最初はちょっと不安がっていました。合宿には知らない子も参加するので、「怖いな…」と言っていたほど。しかし、大好きなYTJのレッスンなので、勇気を出して参加してみたら、とっても楽しかったそう。ミュージカルという好きな要素が加わっているので、保護者から離れて合宿も楽しめたのだと思います。
こちらの記事もご参照ください。
YTJの合宿とは|娘が参加した感想 – 音楽・ダンス教育ママの体験日記 (kyoikumama.com)
集団行動を観察する
集団行動への苦手意識を克服する方法5つめは、集団行動を観察することです。
すぐに集団に参加できなくても大丈夫です。ただ、「集団=怖いもの」、「集団行動=嫌なもの」と認識しないように、集団を観察する工夫をしてみてください。
子どもに「みんな楽しそうにしているね」、「あの子は周りにやさしくしているね」、「あの子気が合いそうだね」と声をかけるのがおすすめです。
集団に加わることはできなくても、集団から一定の距離を置いて観察することで、苦手意識も克服しやすいです。
自分の立ち位置を明確にする
集団行動への苦手意識を克服する方法6つめは、自分の立ち位置を明確にすることです。
集団のリーダーとしてみんなを引っ張っていく、聞き役に徹する、サポート役に徹するなど、その集団で自分はどうふるまうか、自分のなかで考えておくのがおすすめ。
このとき、無理な立ち位置にしないようにしましょう。
【保護者向け】集団行動が苦手な子への対応の注意点
集団行動が苦手な子への対応の注意点を紹介します。
- 人格を否定しない
- 長い目で見守る
- できたことを褒める
人格を否定しない
注意点1つめは、人格を否定しないことです。
「あなたは引っ込み思案だから、みんなと行動ができないのよ」、「いつも暗いからダメなの! みんなと一緒に遊んできなさい」と子どもの性格・人格を否定する発言には気を付けましょう。性格や人格は変えることが困難だからです。
ふと出てしまった保護者の何気ない言葉を、子どもは何年も覚えていることがあります。おとなになっても忘れないことだって…。それが子どものトラウマになることもあるので、子どもの人格を否定することはやらないようにしましょう。
長い目で見守る
注意点2つめは、長い目で見守ることです。
集団になじませたくて焦る気持ちはわかります…でも、すぐに子どもの考えが変わって集団になじめるようになるわけではありません。
集団が苦手な子が、集団になじむまでは長い時間がかかります。
「まだクラスになじめない」、「まだひとりで行動している」と毎回感じていると、保護者にもストレスがかかります。長い目で見守るつもりでいましょう。
できたことを褒める
注意点3つめは、できたことを褒めることです。
小さなことでよいので、子どもがなにかできたら、褒めてください。たくさん褒められると、誰だって嬉しいですよね。自己肯定感もアップします。
自分から話しかけた、嫌がらずグループレッスンに参加できた、など子どもに変化があったら、褒めてあげましょう。
集団行動をするメリット
集団行動をするメリットを紹介します。
- 困ったときに助けてもらえる
- 人とのつながり・絆が生まれる
- 協調性・社会性が身につきやすい
- コミュニケーション能力が向上する
- 孤独感が薄らぐ
- 空気が読めるようになる
- 将来役立ちやすい
困ったときに助けてもらえる
メリット1つめは、困ったときに助けてもらえることです。
ひとりでいると、困ったときに助けてくれる人はいませんが、集団であれば助けてもらえる可能性があります。
また、自分から「手伝って」、「助けて」と言う力も身につくでしょう。
反対に、困っている子を助ける力も得られ、やさしい子にもなるはずです。
(集団が苦手な子がやさしくない、というわけではありません)
人とのつながり・絆が生まれる
メリット2つめは、人とのつながり・絆が生まれることです。
ダンスグループで一緒にコンテストや大会に出て、結果を出せば、仲間との絆が生まれます。そこから親友になる子もいるでしょう。
集団に属することで、人とのつながりができ、友だちも増えます。
協調性・社会性が身につきやすい
メリット3つめは、協調性・社会性が身につきやすいことです。
グループで行動をしているときに、自分勝手なことはできません。自分勝手な行動をすると、周囲の迷惑になることもあるからです。集団に属することで、自然と協調性が育まれるでしょう。
また、集団=「小さな社会」なので、社会性も身につきます。やさしくしてもらったら、「ありがとう」と言う、など基本的なことも集団で学べます。
コミュニケーション能力が向上する
メリット4つめは、コミュニケーション能力が向上することです。
集団の中には、コミュニケーション能力がある子もいるでしょう。その子たちの行動や言動から、自分はどうふるまえばいいのか学べ、自信のコミュニケーション能力もアップします。
また、集団に属していると、みんなで話し合いをする必要もあるので、コミュニケーションは欠かせません。集団の中のいろいろな子と接することで、コミュニケーション能力も磨かれていくのです。
孤独感が薄らぐ
メリット5つめは、孤独感が薄らぐことです。
ひとりでいるのが平気な子もたくさんいますが、ときに孤独感を得ることも…。集団がうらやましいなと思うこともあるでしょう。
集団に属することで、周囲とのつながりが生まれ、孤独感が薄らぎます。
空気が読めるようになる
メリット6つめは、空気が読めるようになることです。
集団にはさまざまな子がいるので、空気を読む力も大切。みんなで真剣な話をしているときに、ずっとふざけていたら、反感を買ってしまうこともあり得ます。
集団に属していると、「今はなにをすべきか」と子どもが考えて行動もします。忖度することもありますが、空気を読む力が得られるのは大きなメリットです。
将来役立ちやすい
メリット7つめは、将来役立ちやすいことです。
集団生活は必須ではありませんが、一般的に学校=集団生活です。社会人になっても、会社に属する場合は、集団行動になる可能性が高いです。
(ノマド、リモートワークという選択肢もありますが)
集団行動が苦手ではないほうが、社会人としての研修や出張、会議、飲み会などでも苦手意識なく参加しやすいので、将来にも役立つと言えます。
無理に集団行動をしなくてもいい!
ここまで、集団行動への苦手意識を克服する方法や、集団行動をするメリットを紹介しましたが、集団行動は必須ではありません。
たしかに社会で生活していると、集団行動を求められるシーンは多いです。
しかし、いろいろな特性を持つ子もいるので、無理に集団行動をする必要はありません。
集団行動がどうしても苦手な場合は、その子の性格や特性に合った行動の仕方もあります。無理をし過ぎないことをおすすめします。
集団行動が身につく習い事
集団行動が身につく習い事を紹介します。
- ダンス
- 新体操
- チームスポーツ
- ボーイスカウト
- ボランティア活動
ダンス
集団行動への苦手意識を克服するのにおすすめの習い事1つめは、ダンスです。
バレエ、ヒップホップダンス、ジャズダンス、Kポップダンス、チアダンスなど、一般的にダンスはグループで踊るため、集団行動が欠かせません。
自分だけ目立とうと勝手な振りにアドリブを入れたら、仲間に迷惑がかかります。ダンスは協調性がとても大切で、みんなで動きをそろえる必要があるのです。
ダンススクールに通えば、踊りながら楽しく集団行動ができるので、克服にもつながるはず。
新体操
集団行動への苦手意識を克服するのにおすすめの習い事2つめは、新体操です。
やや珍しい習い事ですが、わたしの自宅の隣駅には新体操スクールがあります。
学生時代の後輩が新体操の日本代表として活躍していましたが、彼女は礼儀正しく、なんにでも順応できるスーパーウーマンで、一度新体操のレッスンを見に行かせてもらったところ、みんなでそろえるのに何度も繰り返して練習をしていました。
新体操はソロもありますが、グループでも演技をするので、集団行動への苦手意識も克服できるでしょう。
チームスポーツ
集団行動への苦手意識を克服するのにおすすめの習い事3つめは、チームスポーツです。
集団でするスポーツがおすすめです。具体例を挙げると、野球・サッカー・バスケットボール・バレーボールなど。
チームスポーツは、当然ですが集団で行動をします。
みんなで話し合って作戦を立てて、試合中も声を掛け合い、仲間をサポートすることもあるのです。練習中だけではありません。試合に行くときは、みんなで競技場まで出かけるので、このときも集団行動です。
このようにチームスポーツでは集団行動は欠かせないため、克服しやすいでしょう。
ボーイスカウト
集団行動を克服するのにおすすめの習い事4つめは、ボーイスカウトです。
ボーイスカウトでは、キャンプもあります。ボーイスカウトは地域ごとに団を作っていて、その団で活動をします。いわゆる縦割りになっているので、年上や年下の団員と活動することになります。
年下の団員には、やさしくサポートすることもあるでしょう。年上の団員がリーダーシップを発揮する姿を見て、自分もああなりたい! と思うことも。
ボーイスカウトに入れば、集団行動をすることになり、自然と克服しやすいです。精神的にも成長できるでしょう。
ボランティア活動
集団行動を克服するのにおすすめの習い事5つめは、ボランティア活動です。
ボランティアは習い事ではありませんが、基本的に複数人でするものなので、集団行動が求められます。
ボランティアは、お金こそもらえませんが、感謝される活動です。
地域の清掃ボランティアであれば、きれいにする、という目標があるので、達成できたら気持ちがいいし、お礼も言われるでしょう。この気持ちよさで、もっとやってみたいと思う子もいます。
おすすめの習い事を紹介しましたが、無理に習わせると子どもの苦痛にもなります。子どもがやりたいと言ったもの、相性がいいもの、好きそうなものを習わせてくださいね。
YTJで集団行動は身につく?
ミュージカル劇団のYTJ(ユースシアタージャパン)では、集団行動は身につくのでしょうか。
こちら、結論からですが、YTJで集団行動への苦手意識は克服しやすいです。
YTJは劇団で、基本的にレッスンもグループなので、集団行動をしなければいけません。
また、社会性・協調性も大切にしている劇団のため、自分勝手な行動をしている子がいると、レッスンは進みません。今はなにをしたらいいのか、なにをしてはいけないのかを子どもが考えるため、YTJに入れば集団行動ができるようになるでしょう。
しかし、YTJに入ったらすぐに集団行動できるようになる、というわけではありません。先述したように、克服までは時間がかかります。少しずつ、集団になれていく、というイメージです。
現在YTJでは新規メンバーを募集しています。オーディションに合格しないとメンバーにはなれませんが、英語・歌・ダンス・演技のレッスンが受けられるチャンスです。
YTJは企業の協賛金や地域の助成金、公演の売上などから、レッスン代は最低限。チケットノルマもないので、金銭的な負担は少なく活動できます。
興味がある方はこちらをチェックしてくださいね。
ダンス・歌・英語を一緒に学ぶ!2024年1月活動開始新メンバー募集 | ユースシアタージャパン (ytj-studio.jp)
まとめ
集団行動が苦手な原因や対処法を解説しました。
苦手な原因は次のとおりです。
- 集団行動の必要性をそもそも感じていないから
- 大勢がいる場が苦手だから
- 過去にトラウマがあるから
- こだわりが強いから
- できない人に合わせたくないから
- 気を遣いすぎるから
- ひとりが好きだから
集団行動への苦手意識を克服する方法は、次のとおり。
- 信頼できる子と一緒にいる
- 聞き役から始め、無理に目立とうとしない
- 全員と仲良くしようとしない
- 集団行動に好きなことを加える
- 集団行動を観察する
- 自分の立ち位置を明確にする
集団行動が苦手な子への対応で注意することは、次の3つです。
- 人格を否定しない
- 長い目で見守る
- できたことを褒める
集団行動をするメリットは次のとおり。
- 困ったときに助けてもらえる
- 人とのつながり・絆が生まれる
- 協調性・社会性が身につきやすい
- コミュニケーション能力が向上する
- 孤独感が薄らぐ
- 空気が読めるようになる
- 将来役立ちやすい
集団行動への苦手意識を克服しやすい習い事は次のとおり。
- ダンス
- 新体操
- チームスポーツ
- ボーイスカウト
- ボランティア活動