習い事で子どもの性格は変わる?子どもの性格に応じた習い事を解説
子育てをしていて子どもの性格が気になることもあるかと思います。おとなしい性格だと、これから受験・入学をしてやっていけるかな? クラス替えをして新しい友だちができるかな、と心配になることもあるでしょう。
そこで今回は、習い事で子どもの性格は変わるのか解説します。
子どもの性格別に向いている習い事も記載しました。娘が通うYTJに向いている性格や、YTJで子どもの性格は変わるのかもまとめたので、ご参照ください。
習い事で子どもの性格は変わるのか
子どもは習い事で性格が変わるのでしょうか。
結論から言うと、習い事で性格が変わることがあります。習い事をすることで、子どもは新しい世界を知ります。
たとえば、ピアノを習うとしましょう。ピアノを習うことで、音楽の世界を子どもが知るのです。興味の対象が広がり、子どもの性格がわかることもあるでしょう。
また、ピアノであれば、ピアノの講師やピアノの生徒という新しい人に出会うことになり、子どもがその人たちの影響を受けて性格が変わることもあり得ます。
習い事は、新しい世界・新しい人との出会いがあるため、子どももおとなも性格が変わることがあるのです。
子どもの性格は習い事だけでなく、成長段階でも変わることがあり、今の性格のままおとなになるとは限りません。性格が正反対になる可能性もあり得ます。おとなしい性格だった子が、成長と共に積極的な性格になることもあるのです。
では、次で子どもの性格が変わるきっかけやタイミングを見てみましょう。
子どもの性格が変わるきっかけ・タイミング
子どもの性格が変わるきかっけやタイミングは次のとおりです。
- 習い事
- 合宿などの課外体験
- イベント(修学旅行・職業体験・ボランティアなど)
- 受験
- 入学・転校・クラス替え
- 家庭環境・保護者の声掛け
それぞれ見てみましょう。
習い事
子どもの性格が変わるきっかけは、習い事です。
すでに解説したように、習い事で性格が変わることがあります。みなさんも子ども時代に習い事をした経験はありませんか。あるとしたら講師や友だちの考えが、自分に影響して変わったのではないでしょうか。
習い事で別の学校の友だちと出会い、新しい遊びを覚えた、ということもあるでしょう。
実際にわたしもクラシックバレエを長く習い、性格が変わったと思っています。バレエの先生がよく「所作の美しさは、バレエのレッスンのときではなく、日常から気にしようね」と言ってくださったことがあります。そこから、レッスン以外でも姿勢を気にするようになりました。
外出先でも姿勢をチェックする機会が増えて、身なりを意識する性格に変わったと感じています。長くバレエの仲間と付き合ってきたので、考え方もバレエの人たちの影響を受けて今に至るかと思います。
合宿などの課外体験
子どもの性格は、合宿などの課外体験でも変わることがあります。
具体的な例を挙げると、
- 習い事の合宿
- 部活の合宿
- キャンプ
- 林間学校
などです。
合宿などの課外体験で、はじめての経験をすると、子どもの価値観が変わることがあります。合宿などで知らない子どもに出会うこともあるでしょう。そこで新しい考えを知り、子どもが影響を受けて性格が変わることもあるのです。
合宿で出会った子の振る舞い方を見て、学ぶこともあるはずです。そこから子どもの性格がかわるきっかけにもなります。
イベント
子どもの性格が変わるきかっけやタイミングは、イベントです。
こちらも具体例を挙げてご紹介します。
- 修学旅行
- 職業体験・ボランティア
- 体育祭・学芸会・文化祭
- 海外留学
などです。
【修学旅行】
生まれて初めて保護者と離れて寝泊りすることで、子どもの自立心が芽生えることがあります。他の子どもが自分から布団をたたんでいる様子を見て、「起きたら布団を畳むのが当たり前なんだ」と覚えることがあります。
他の子どもの生活態度を見て、子どもが影響されて、性格が変わることもあります。
修学旅行から帰ってくると、子どもがひとまわり大きくなったような、おとなっぽくなったように感じられるのは、このせいかもしれないですね。
他にも、京都・奈良などの古都や、北海道・沖縄など独自の文化がある地域に修学旅行に行くことで、地元とは異なる文化を学び、子どもがその文化の影響を受けることもあります。
戦争体験者から話を聞くことで、命の大切さを再認識する子どもも多いです。乱暴な言葉を使わずに、思いやりを持つことや、戦争について学ぼうとする姿勢を示すなど、性格が変わることもあります。
【職業体験・ボランティア】
職業体験やボランティアでも、子どもの性格が変わることがあります。
職業体験をして、学生がはじめて働くという経験をすることで、保護者の苦労を知り、「お父さん、お母さん、いつもお仕事お疲れさま」と言うこともあるでしょう。お金を稼ぐことの大変さも学びます。お金の価値を覚えるきかっけにもなり、無駄遣いをやめることもあるでしょう。
職業体験で身近な仕事を知ることで、価値観も変わります。「この仕事ってこんなに大変なんだ」と子どもが知ることもあるのです。子どもがなりたい職業が変わることもあるでしょう。
学校のイベントなどでボランティアを経験することで、人にやさしくなることもあります。病院への慰問や災害ボランティアをすることで、他人への思いやりが増す子どもも多いようです。
【体育祭・文化祭・学芸会】
学校のイベントである体育祭・文化祭・学芸会に参加することで、子どもの性格が変わることも。学校のイベントでは、クラスのみんなが力を合わせる必要があります。チームワークをよくするために、子どもが率先してリーダーシップを取ることもあるでしょう。人の意見に耳を傾ける大切さを学び、性格が変わることもあります。
【海外留学】
海外留学でも性格が変わります。留学から帰国した友だちが、積極的になったなと感じた経験がある方も多いかもしれません。欧米は、日本と比べると自主性が求められる文化で、積極的に意見を言う、自分の考えを持つ必要があります。
また、日本とは異なる文化に触れることで、価値観が変わり、子どもの性格が変わることもあります。
受験
受験やテストでも子どもの性格が変わります。
受験であれば、志望校を目指して努力をします。自分で時間管理をして、合格できるようにスケジューリングする子どももいて、自己管理ができるしっかりした性格になることも少なくはありません。
また、浪人を経験して性格が変わることもあります。挫折せずに、自分を信じて努力し続けることの大切さを学び、我慢強い・忍耐強い性格になることもあるでしょう。
入学・転校・クラス替え
入学や転校・クラス替えでも子どもの性格が変わります。入学や転校で新しいクラスメートに出会うことで、その子どもの考えが影響して性格が変わることもあります。
また、入学や転校では、新しい環境に子どもが飛び込む必要があり、自然と子どもの性格が積極的になりやすいことがあります。入学や転校・クラス替えを何度か経験することで、友だちの作り方を学び、子どもの性格も変わる可能性もあるでしょう。
家庭環境・保護者の声掛け
ここまでさまざまな子どもの性格が変わるタイミングやきっかけを記載しましたが、子どもの性格や変わる大きなきっかけと言えるのが、家庭環境や保護者の声掛けです。
子どもの性格は保護者の影響も大きいと言えます。
【気を付けたい子どもへの声掛け】
子どもの考えや人格を否定した声かけをしていると、子どもが「自分はダメなんだ」と思い込み、ネガティブな性格になることがあります。
子どもを叱る際にも、子どもの行為のみを叱り、人格や性格は否定しないようにしましょう。
子どもを積極的に褒めることで、自己肯定感のある子どもに成長します。自信に満ち溢れた性格になれるので、積極的に子どもを褒めましょう。
子どもの性格は親から遺伝するって本当?
子どもの性格は親から遺伝するものなのでしょうか、気になりませんか。
結論から言うと、子どもの性格に遺伝はあまり関係はありません。子どもの性格を決めるのは、環境が大きいと言えます。なおかつ、子どもの性格は生まれ持った性格はありますが、さまざまな経験をすることで性格が変わることもあります。
先述したように、現在の子どもの性格も今後変わる可能性があるので、見守りましょう。
なお、性格には次の5つの要素があります。
- 協調性
- 外向性
- 開放性
- 神経質
- 誠実性
これらの要素がどれくらい強いか・弱いかが性格となります。
一般的に遺伝による要素は30%から40%。残りの60%から70%は、環境の影響が強いのです。そのため、親子でも性格が違って感じることがあります。
子どもの性格に合った習い事とは
子どもの性格に合った習い事を見てみましょう。
明るい子・積極的な子・すぐに友だちを作れる子
明るい子・積極的な子・すぐに友だちを作れる子に向いている習い事は次のとおりです。
- ダンス
- サッカー
- 野球
- バスケットボール
- 英会話
- ミュージカル
明るい子や積極的な子、友だち作りが得意な子におすすめなのが、チームスポーツや集団パフォーマンス系の習い事です。
英会話もおすすめです。英会話スクールでは、嫌でも講師と話す必要があり、おとなしい子だと難しいこともあります。恥ずかしがって、子どもがなかなかしゃべらないこともあるでしょう。
特に外国人講師の場合は、子どもが特に緊張してしまうこともあります。引っ込み思案な子どもにはあまり合わないかもしれません…。
1つのことを続けることができる子・黙々と努力する子
1つのことを長く続けることができる集中力のある子や、黙々と努力ができる子には次の習い事がおすすめです。
- ピアノ・バイオリン
- プログラミング
- クラシックバレエ
- 習字・書道
- 囲碁・将棋
ピアノ・バイオリンはできない箇所があれば、何度もその場所を練習する必要があります。そうすることで上達するのです。このことから、黙々と努力できる子に向いています。
プログラミングも1つのことを実行するために、試行錯誤することがあり、1つのことを長くできる集中力のある子に向いています。
クラシックバレエは、プロのダンサーやコンクール入賞を目指す場合は、週4日以上通うことも少なくはありません。(週6日でレッスンを受ける子もいるほど!)
バレエは基礎となるポジションを正確にできるように、何度も繰り返して練習をします。1回のレッスン時間も長いだけでなく、レッスン以外でもストレッチが必要になることもあるため、黙々と努力できる子どもに向いています。
習字や書道も、黙々と努力できる子に向いています。習字や書道のレッスン中は、正座をして精神を集中させてから文字を書くため、集中力のある子どもに向いているのです。
囲碁・将棋も、1つのことを長く続けることができる子や、黙々と努力ができる子どもに向きの習い事。囲碁や将棋は先の手を考えながら自分の手を決めます。集中力がある子どもに向いているのです。
引っ込み思案な子ども・おとなしい子ども
引っ込み思案な子ども・おとなしい子どもに向いている習い事は、次のとおりです。
- ピアノ・バイオリン
- 習字・書道
- スイミング
- プログラミング
ピアノやバイオリンは、講師との会話数はそこまで多くないので、引っ込み思案な子どもや、おとなしい子どもに向いています。また基本的に個人レッスンなので、友だち作りが苦手なおとなしい子どもにもぴったりです。
習字・書道もおしゃべりをしながら習うものではないため、引っ込み思案な子どもやおとなしい子ども向きです。
スイミングも泳いでいるときは基本的にひとり。泳ぎながらおしゃべりをすることはありません。(レッスン前後で生徒同士がじゃれ合うことはもちろんありますが…^^)そのため、おとなしい子どもでも楽しみやすい習い事です。
プログラミングも、講師の説明を聞きながら自分のパソコンに向かって黙々と入力をしていきます。わからないところは講師に質問はしますが、基本的にはあまりおしゃべりをしながら授業を受けないため、おとなしい子やひっこみ思案な子ども向きの習い事です。
YTJはどんな性格の子に向いているのか
さて、ここからはわたしの娘が通うYTJについて記載していきます。興味のある方はぜひ読み進めてください^^
まず、YTJがなにかについて解説します。
【YTJとは】
YTJとは、ミュージカル劇団で、若手が中心となってパフォーマンスしています。年中から28歳までが所属し、スタジオも日本各地にある劇団です。
最大の特徴は、英語でのパフォーマンスです。英語で歌をうたうのが魅力の劇団なので、歌やダンスのレッスンとともに、英語のレッスンも受けることができます。
ただし、この英語のレッスンはいわゆる英会話スクールとは異なります。あくまでミュージカルに必要な英語を学ぶため、英会話スクールのようなレッスンを受けたい方にはおすすめしません。
ではYTJに向いている子どもの性格について見ていきましょう。
ちなみに向いている性格は、YTJが公表しているわけではありません。あくまで娘をYTJに通わせている保護者による分析なので、参考程度に考えてくださいね。
YTJに向いている子どもの性格
YTJに向いている子どもの性格は次のとおりです。
- 歌やダンスが好きな子
- 注目されるのが好きな子
- 明るい子
- ハキハキした子
- 友だち作りが得意な子
- 積極的な子
- 自分で物事を考えて行動できる子
上記のような性格の子どもに向いているでしょう。
YTJはミュージカル劇団なので、歌やダンスが好きな子どもに向いています。家族の前でよく歌ったり踊ったりするのが好きな子ども、テレビ番組を観ながら踊る子に向いています。
また、注目されるのが好きな子どもにもYTJは向いています。写真やビデオにおさまるのが好きな子であれば、注目されるのが好きな子と言え、YTJでのレッスンを楽しめるでしょう。
明るい子やハキハキした子にも向いています。舞台では大きな声でセリフを話すため、大きな声を出せる子どもである必要があり、明るい子のほうが向いていると言えるのです。YTJではあいさつを大切にしているので、ハキハキとごあいさつできる子も歓迎されるはず。
ミュージカルはひとりでできるものではありません。演者が複数いて、みんなで協力することで舞台を成功させられます。そのため、友だち作りが得意な子、積極的な子向きと言えるでしょう。
さらに、YTJでは、メンバーに自主性を求めています。一般的な習い事とは違い、YTJはスタッフがメンバーになんでも与えるわけではありません。YTJと対等な関係を結び、自主性を求めるため、自分で物事を考えられる子ども、人に言われなくも自分で行動できる子どもが向いています。
YTJに向いている子どもについて解説しましたが、YTJとの相性は、選考試験を受けてYTJのスタッフの方が適正を見てくれます。YTJは誰でも入れるのではなく、オーディション制なので、子どもに合うか不安な方はまず選考試験を受けてみましょう。
YTJで子どもの性格はわかる?
最後にYTJで子どもの性格はわかるのか、解説します。
わたしの娘は、YTJに通ったことでずいぶん性格や考え方が変わったように感じています。親として娘が変わったなと思うことを記載します。
YTJの発表会を通じて仲間想いになった
娘はYTJのメンバーショーケース(いわゆる発表会)を経験して、YTJのメンバーとの絆が深まりました。とても仲も想いになったと感じます。娘以外のメンバーも同様で、とても思いやりが強くなりました。
メンバーショーケースの練習で、お互いに「ここはこうするといいよ」とアドバイスすることがあるようで、振り付けレッスンのサポートをしてくれる仲間もいました。
以前は、ショーケースでセリフが飛んでしまった子のフォローをしたメンバーもいました。
大切な仲間が困っていたら、手を差し伸べるということをYTJで学んだようで、娘もとても仲間想いになりました。
わたしとの生活でも感じた変化があります。最近、娘と買い物をしていてレジでお会計をしている間に、娘がカゴを持って移動をして、エコバックに詰め込みをしてくれていたのです。
「袋詰めお願いね」とわたしからお願いしたわけではなく、娘がわたしの状況を見て、手伝おうと判断してくれたようです。成長もあるかもしれませんが、YTJの影響もあったかと思います。
合宿を経験して自立した
2022年の春に、YTJの合宿に娘が参加。このとき、合宿ははじめての参加でした。
くわしくはこちらをご覧ください。
YTJの合宿とは|娘が参加した感想 – 音楽・ダンス教育ママの体験日記 (kyoikumama.com)
娘は、今まで家族と離れて寝泊りをしたことはありませんでした。
(祖父母宅にお泊りしたことはありますが)
正直言うと、わたしはかなり心配で「本当にうちの子大丈夫かな、泣かないかな? ひとりで眠れるかな?」と思っていて、もしかするとYTJから我が家に連絡があるのでは…とも思っていました。
「娘さんが大泣きしているので、引き取りに来てください」的な連絡があるんじゃないか…なんて笑
しかし、そんな連絡はありませんでした。
帰りのバスで戻る娘をお迎えに行くと、とっても元気な様子でした。
そしてその日はずっと合宿の話。これだけでもずいぶんおとなになったように感じたのですが、それだけではありません。
その日の帰りは自分でご飯をよそり、翌朝もひとりで起床していました。
みんなの行動を真似たみたいです。合宿では年上のお姉さんたちと仲良くなれたようで、ひとりっ子でも年齢差のある子とも仲良くなれるようになったようです。
性格も積極的になり、なんでも保護者がいないとダメな側面はかなりなくなったかと思います。
子どもの性格を変えたいと考える方も、YTJがよいかもしれません。
まとめ
今回は、習い事で子どもの性格は変わるのかどうか解説しました。
習い事でも子どもの性格が変わることがあります。また子どもの性格は、遺伝だけで決まるわけではなく環境要因が大きいです。
子どもの性格が変わるきかっけは次のとおり。
- 習い事
- 合宿などの課外体験
- イベント(修学旅行・職業体験・ボランティアなど)
- 受験
- 入学・転校・クラス替え
- 家庭環境・保護者の声掛け
家庭環境・保護者の声掛けは大きいです。小さな子どもの場合は、褒め方・叱り方も気を付けたいですね。
YTJに向いている子どもの性格は次のとおり。
- 歌やダンスが好きな子
- 注目されるのが好きな子
- 明るい子
- ハキハキした子
- 友だち作りが得意な子
- 積極的な子
- 自分で物事を考えて行動できる子
YTJに参加することで、子どもの性格が変わることもあります。
興味のある方は、YTJの選考試験を受けてみましょう。
2022年8月現在では、新規メンバーの募集はしていませんが、また募集があったらこちらのブログでお知らせしますね。